バカと双子と二刀流   作:ペンギン太郎

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今回斗真は二人からあるものを受けとります。ではどうぞ


放課後デート

映画館

 

「なぁ二人とも。折角映画館に来たんだがこの中だったらどれが見たいんだ?」

 

「ワシは何でも構わぬぞい」

 

「アタシも秀吉と同意見ね」

 

「そうか、じゃあ単純に恋愛系のやつを」

 

『僕の食費がぁぁぁ!』

 

「明久、まさか払えないっていうんじゃないだろうな」

 

俺達はAクラス戦の後映画館に来ている。理由は明久が島田さんと姫路さんというFクラスにいる美少女二人と放課後デートする際、姫路さんから一緒に来ないかと誘われたので、俺も秀吉と優子という美少女姉妹「ワシは男じゃ!」を連れ、ここに来ているのだ。

 

「うぅぅ、いくら何でも映画代だけならまだしもそれに加えてポップコーンにジュースなんてそんな高い物まで払えないよ」

 

「普通の値段だろうが。もし足らなかったらいくらか貸してやるけど、二人から誘われたんだからカッコ悪いとこ見せるなよ」

 

「ありがとう。斗真」

 

「まったくお主はー」

 

「お前らはいいよな・・・・・・」

 

「おっ、雄二、来てたんだ・・・・・・。何してるの雄二?」

 

今俺達の目の前には手枷を嵌められた雄二がおり、手枷についている鎖を霧島さんが握っている。

 

「男とは・・・・・・無力だ・・・・・・」

 

「一応聞いておくが、それはお前の趣味なのか?」

 

「・・・・・・そうなの?」

 

「んなわけあるか‼これはどうみたってそこにいる翔子の仕業に決まってるだろうが‼」

 

「・・・・・・雄二、どれが見たい?」

 

「・・・・・・早く、自由になりたい」

 

どうやら雄二の奴、霧島さんに追い詰めらてるみたいだな。

 

「・・・・・・雄二、さっき東條が言ってた映画を見よう」

 

「待て!それは四時間もあるぞ!」

 

どうやら霧島さんは俺が薦めたやつを見るつもりだな。

 

「・・・・・・二回見る」

 

「一日の授業より長いじゃねえか‼」

 

あのっ、霧島さん。いくら何でもそれはやり過ぎな気がしますけど。

 

「・・・・・・嫌なら、寝ててもいい」

 

「それは気絶っていうやつじゃー」

 

雄二が反論をする直前、霧島さんがスタンガンを取りだし雄二を気絶させるとそのまま雄二を引きずり受付へ行く。

 

「学生分、2枚、2回分」

 

「はい。学生1枚、気絶した学生1枚、2回分ですね」

 

「「・・・・・・」」

 

霧島さんの行動を見て呆然とする俺と明久

 

なんだろう。今の俺は霧島さんに親切心で言ったつもりが雄二に対する罪悪感が沸いてきた。

 

「仲の良いカップルですね~」

 

「本当そうよね~」

 

「普通仲の良いカップルはあんなことしないのじゃが・・・・・・」

 

「代表・・・・・・」

 

霧島さんと雄二のやりとりを見て、姫路さん達は羨ましいそうに見てるのに対し、呆れる木下姉弟

 

「明久、俺達は普通のやつにするか」

 

「・・・・・・そうだね」

 

その後俺達六人は今話題の恋愛映画を見ることに

雄二、この件に関しての詫びはするから達者でな。

 

 

 

観賞後

 

 

「それじゃ、次は島田さんリクエストのクレープを食べに行くか」

 

「アキ、さっきの映画代は東條が払ってくれたんだから今度はちゃんと払ってよね」

 

「うぅ、僕の食費がぁぁぁ」

 

「あのっ、吉井君、大丈夫ですか?」

 

「ったく、このバカが、これに懲りて仕送りを好き勝手に使うんじゃないぞ」

 

「だってぇ、面白い作品があるのに・・・・・・」

 

「まだわかってないのかよお前は」

 

「斗真、吉井君に苦労してるのね」

 

「そうしゃぞ姉上。あやつは斗真にこれでもかと言われとるにも関わらず全然懲りないからのう」

 

「なるほどね。ねぇ秀吉ちょっといいかしら」

 

「うむ、何じゃ?」

 

(このあとのことなんだけど・・・・・・ひそひそ)

 

(・・・・・・わかったのじゃ)

 

優子は秀吉に何か話をしてるみたいだが今はクレープを食べるために前に島田さんが言ってた『ラ・ぺディス』にむかうとするか。

 

 

 

 

 

そして時刻は夕方となり、俺と木下姉弟はというと

 

 

「はあっ、今日はアランと戦ってこれでもかというほど疲れてるのに、そこから二人だけじゃなくあのバカの分までデート代支払わないけない羽目になるなんてな。痛い出費だよ」

 

「斗真。そう落ち込むでない。明久はおそらくお主にはしばらくは頭が上がらんじゃろうからよいではないか」

 

「確かにね、もうこれに懲りて吉井君も少しは改善してくれるといいけど」

 

明久達と別れた後、俺は秀吉と優子と一緒に帰宅している最中である。

 

「でもあの明久だからな。どうせすぐに忘れていつもどおりになるのがオチだし、せめて何かご褒美が欲しいよまったく」

 

「「・・・・・・」」

 

「んっ?、どうしたんだ二人共」

 

「ねえ秀吉、さっきの話についてなんだけど」

 

「・・・・そうじゃな」

 

「何だ?話って?」

 

「えっとね。秀吉!」

 

「うむっ!」

 

ガシッ

 

「えっ?どうしたの二人とも?俺の腕を掴んで一体何をする気なんだ?」

 

「斗真、ちょっと目を摘むって」

 

「お、おう」

 

「秀吉。わかってるよね」

 

「うむ。覚悟はしておるぞい」

 

優子に言われ、俺はそのまま目を摘むると

 

 

 

チュッ×2

 

 

 

「・・・・はい?」

 

何だ、頬っぺに何か柔らかい感触が

 

「えっとね、今回のデートと試召戦争の時似合っていて可愛いって言ってくれたお礼よ」

 

「ワシは男じゃから、同じ男であるお主にキスするのは違和感あるんじゃが・・・・・・」

 

目を開けると二人は顔を赤くしていて今にでも爆発しそうなくらいだな。

 

え~っと、つまり、俺は

 

 

 

 

 

 

二人にキスして貰ったってことー‼

 

 

マジかよ、今まで付き合ってきて弁当作ってもらったりといろいろあったけど、まさか二人からキスして貰うなんて最高じゃねぇか‼

 

その後俺は二人に腕を組まれたまま夕陽を背景に帰宅するのであった。




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