バカと双子と二刀流   作:ペンギン太郎

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原作だと明久だけが女装しましたが今回は秀吉も含めてみました。
ではどうぞ


第八問 報復&変貌

優子に関節技を仕掛けられ、外れた関節を戻してる間に、化粧を施し見事に女装をしている明久と秀吉が来た。

俺の思ったとおり、女装した明久もそうだが秀吉のメイド姿もなかなか━━はっ!このまま見つめると今後ろにいる優子に殺られるからひとまず落ち着いてっと

 

「斗真よ、準備できたのじゃが。何故お主はボロボロになっておるのじゃ?」

 

「何でもないよ。ちょっと優子にお仕置きをされただけだから気にするな」

 

「全く、お主は・・・・・・」

 

俺の話を聞いて秀吉は呆れるが。それは別にいいとしてだ。

 

「それよりも秀吉。明久と一緒に目の前にいるアイツらに近づいて、大声で叫んでくれ。後は俺達が殺るから」

 

「うむ。任せるのじゃ」

 

「うぅぅぅぅ。何で僕まで」

 

「別によいではないか明久、お主も中々似合っておるじゃろう」

 

「そういうことだ。と言うわけでさっさと行ってこいアキちゃん」

 

「お願いだからその呼び方はやめてぇぇぇ‼」

 

そして女装した二人は俺の指示通り常夏コンビへと進みはじめた。

 

「しかし明久もそうだが、秀吉もなかなかだな」

 

「そりゃそうさ。秀吉は優子より女らしいから女装して更に魅力を増すのは当然だ」

 

「斗真?」

 

「すいません。言い過ぎました」

 

俺はすぐさま優子に土下座し、ご主人様が従者に跪くという奇妙な光景になってしまった。

 

「お前、本当彼女には弱いな」

 

「うるさい、妻に尻を敷かれてる駄目夫が」

 

「俺は独身だぁ!」

 

「二人ともここは御静かに願います」

 

アランに注意され、明久達を見守ると

 

「くたばれぇぇぇ‼」

 

「ごばぁぁっ‼」

 

明久は常夏コンビに近づき夏川の方にバックドロップを仕掛けた。

 

「き、貴様はFクラスの吉井・・・・・・!まさか女装趣味が・・・・・・!」

 

チッ!仕留め損なったか。だが

 

「きゃああ、この人私のお尻を触りました!」

 

今度は女装した秀吉が常村の近くにて大声で叫び、皆の視線が常夏コンビに向いていく。

 

「よし、行くぜ斗真!」

 

「おう!」

 

俺と雄二は痴漢撃退という名目を得てすぐさまアイツらに攻撃する為に接近し

 

「こ、この人私の胸を触りました!」

 

「ちょっと待て!バックドロップする為に当ててきたのはそっちだし、だいたいお前は男だとーぐぶぁっ‼」

 

「こんな公衆の面前で痴漢とは、ゲス野郎が‼」

 

雄二が夏川にパンチを

 

「何を見ていたんだ!?明らかに被害者はこっーぐばぁっ‼」

 

「くたばってろ、変態が!」

 

俺は常村にドロップキックを仕掛け、蹴られた常村はソファーに頭を打ち付ける。

 

「黙れ!たった今、このウエイトレスの胸を揉みしだいてただろうが!俺の目は節穴ではないぞ‼」

 

本当は節穴だが、この際それは置いておくか。

 

「ウエイトレス、そっちで倒れてる男は任せたぞ」

 

「あっ、はい、わかりました」

 

雄二がウエイトレス姿の明久に夏川の処理を任せる。

 

「さて、先輩方。あなた達には先程喫茶店でも迷惑を被りましたからね。取り合えず事情聴取はさせて貰いますので教室にご同行願いますよ」

 

俺がそう言いながら近づいていくと

 

「くっ!行くぞ夏川!」

 

「こ、これ外れねえじゃねえか!畜生、覚えてろ変態めっ‼」

 

状況が不利と判断した常村は先程明久が頭に女性下着のブラを着けた夏川を連れ逃げていく。

 

「逃がすか!追うぞアキちゃん!」

 

「了解、でもその呼び方は勘弁して!」

 

「斗真、お前はそのまま会計を済まして三回戦へ行け!」

 

「OK。後は任せたぞ」

 

雄二とアキちゃんは常夏コンビを追うため教室を出ていき、残ったら俺は会計を済ませる為レジに向かうと

 

「・・・・・・お会計は、野口英世を一枚か、坂本雄二の一名をどちらかとなります。」

 

「じゃあ坂本雄二を一名で」

 

「・・・・・・ありがとうございます」

 

悪いな雄二。ここは俺達の為に幸せ(犠牲)になってくれ。しかしいくら何でも安すぎる気がするがまあよしとするか。

 

「ご苦労さん。悪いな秀吉、こんな事させてしまって」

 

「ワシは別に構わぬぞい。これであやつ等の言った事がデマだと分かってくれればよいのじゃが」

 

「だといいけどな。ひとまず俺は三回戦に行ってくるから、秀吉は教室に戻っててくれないか?」

 

「了解じゃ」

 

「それじゃあ斗真。僕達は試合会場へと行きましょか」

 

「ああ。じゃあ優子、また後でな」

 

「斗真、さっきの約束忘れないでよね」

 

「わかってるって」

 

メイド喫茶を後にし、俺とアランはそのまま三回戦へと向かっていった。

 

 

 

 

「しかし三回戦が相手側の不戦敗で進めれるとはな。何があったんだ?」

 

「何でも向こうからは食中毒が出たみたいだけど・・・・・・どうしたの斗真?」

 

「いや、何でもない」

 

まさかウチから出たんじゃないよね。っと密かに願う俺。

 

「まあ取り合えず、こっちは喫茶店の立て直しをしないからアラン、また後でな」

 

「うん。それじゃあ、四回戦で会おうか」

 

アランと別れ、途中明久達と合流し教室に戻るが依然として客が来てないままであった。

因みに明久達も相手側が食中毒で棄権した為、四回戦に進出できたとか。

 

「どうだ秀吉、あれ以降お客さんは来てくれたか?」

 

「それが、全くじゃな」

 

やはりアイツらに悪評を流されたのが結構響いてるみたいか。

 

「参ったなあ。これじゃあどうすればお客さんが戻って来てくれるかな」

 

「だったら、何かこうインパクトに残る事をするしかないみたいだね」

 

「そうは言うけどさ明久。一体どうしろって言うんだ?」

 

「えっ?えーっと・・・・・・」

 

「まぁ俺達で考えてもどうにもならんし、雄二に頼るしかないな。雄二、何かいいアイディアはないか?」

 

「任せておけ。中華とコレでは安直すぎる発想だが、効果は絶大な筈だ」

 

そう言いながら雄二が取り出したのは刺繍の入った見事な水色と白のチャイナドレスだった。

ところで雄二、そんなもん何処で手に入れてるの?

 

「ほう。若干裾が短い気もするが、これなら確かにインパクトはあるじゃろうな。しかし雄二よ、何故お主はこれを持っておるのじゃ?」

 

「まさか、奥さんに着て貰う為に用意したとか?」

 

「んなワケあるか‼コレをウチのクラスの女子に着せて宣伝するに決まってるだろうが‼」

 

俺の言葉に顔を赤らめる雄二。反応からして一応霧島さんに着てほしいみたいだな。

 

「ということで、明久・・・・・・コレを着ろ」

 

「ちょっ・・・・・・お願い、許して!メイド服の上にチャイナ服まで着てしまったら、きっと僕はホンモノだと認識されちゃう!」

 

よく言うよ、お前だって秀吉を女扱いしてるくせに。まぁ俺もたまに秀吉をからかう時に女扱いしてるけど

 

「冗談だ。コレを秀吉と姫路と島田に着て貰う」

 

「あ、何だ良かったあ~」

 

「ワシが着るのは冗談ではないかのぅ・・・・・・?」

 

「大丈夫だ秀吉。お前なら明久と違ってより一層女らしく見えるから問題ない。それに今は少しでもお客さんを呼んで売上げを伸ばさないといけないからここは頼む」

 

「そ、そうか。わかったのじゃ」

 

「すまんな秀吉」

 

秀吉は俺の頼みを聞き入れてくれるなんてホント優しいな。その半分でも優子にあったらいいのに

 

PiPiPiPi

 

ん?メール?誰からだろう?

 

Pi

 

『今余計な事考えてなかったかしら?from優子』

 

ちょっと待て優子!お前はエスパーか!?

 

俺が優子にどう返信しようか考えていると

 

「たっだいま~!ってなんだ。アキってば、メイド服脱いじゃったんだ」

 

「あ・・・・・・残念です・・・・・・可愛かったのに・・・・・・」

 

「お兄ちゃん。葉月もう一回見たいな~」

 

女子三人が戻ってきて、明久が女装を解いて残念な顔をしている。

 

「あはは、残念ながら、ただで人のコスプレ見られるほど世の中は甘くないよ?」

 

明久はにこやかに笑いかけて断る。あれは明久からしたらさぞかし嫌だったろうな。

 

「そういうことだ。姫路に島田、クラスの売上げの為に一肌脱いで貰うぞ」

 

まるで獲物を逃がさないように、片手にチャイナ服を持ってる雄二。霧島さんが見たら雄二が狩られる気がするが今は止しとくか

 

「な、何だか二人とも目が怖いんですよ・・・・・・?」

 

「凄く邪悪な気配を感じるんだけど・・・・・・」

 

女子二人は若干引いてるが、それでも明久達は二人に着せようと接近する。

 

「やれ、明久」

 

「オーケー!へっへっへ、大人しくこのチャイナ服に着替えー

 

ドゴ!バキ!ゴス!

 

痛ぁ!マジすんませんした!自分チョーシくれてました!」

 

明久は島田さんに瞬殺された。

 

「弱いな、お前・・・・・・」

 

「普通に頼めばいいのに何で悪役染みた行動をするんだよ」

 

明久を一瞬でボコる島田さんも逆に凄い気がする。

 

「どうしてまた、そんなことを言い出すの?前に須川はチャイナドレスを着たりすることはない、って言ってたと思うけど」

 

島田さんは渋い顔をしている。まあいきなりチャイナドレスを着てくれなんて言われて了承する訳ないか。

 

「店の宣伝の為と、明久の趣味だ。明久はチャイナドレスが好きだよな?」

 

明久の奴、チャイナドレスが好きだったのか?

初耳だけどまさか雄二が島田さん達に着て貰う為に咄嗟に嘘付いてるんじゃ

 

「大好ー愛してる」

 

「・・・・・・お前は本当に嘘をつけないヤツだな」

 

明久はガチでチャイナドレスが好きだった。

 

「し、仕方ないわね。店の売上げの為に、仕方なく着てあげるわ」

 

「そ、そうですね!お店の為ですしね!」

 

女子二人はそれぞれ服を手に取ってくれた。明久が好きって言ってたのに反応したかあっさりOKしてくれたよ。

 

「お兄ちゃん。葉月の分は?」

 

「えっ?葉月ちゃんも手伝ってくれるの?」

 

「お手伝い・・・・・・?あ、うん!手伝うからあのふく葉月に頂戴!」

 

なんて優しい子なんだ。島田さんの妹とは思えないくらい優しいな。

 

「ごめんね葉月ちゃん。気持ちは嬉しいんだけど、葉月ちゃんの分はー」

 

「・・・・・・・・・・‼(チクチクチクチク)」

 

するとムッツリーニが葉月ちゃんの為にチャイナドレスを縫っていた。

 

「ムッツリーニ、いつの間にいたんだ?」

 

「・・・・・・・・・・俺の嗅覚を舐めるな」

 

何だろう。ムッツリーニは格好いいこと言ってる筈が、凄く格好悪い気がする。

 

「それじゃ、三回戦が終わってから着替えますね」

 

「イヤ、今すぐ着替えて貰いたい。」

 

「「え?」」

 

「店の宣伝の為だ。そのまま召喚大会に出てくれ」

 

成程。召喚大会は三回戦から一般公開されるから人が集まる場所で宣伝する為か。そうした方がより一層集客が見込めるからな。

 

「こ、これを着て出場しろと言うの・・・・・・?」

 

「流石に恥ずかしいです・・・・・・」

 

二人は困った顔をしてるか。そりゃあメディアが集まってる中でチャイナドレスを着て出場するのは二人にとっては恥ずかしいのは当たり前か。でも姫路さんの転校が掛かってる以上、惜しむ隙はないから正直なとこ着てほしいんだが。

 

「二人とも、お願いだ」

 

すると明久が頭を下げ、二人にチャイナドレスを着て出場するようお願いする。

明久の奴、こういったところで頭を下げるなんて自身の好みも兼ねてるが余程姫路さんに転校して欲しくないみたいだな。

 

「明久・・・・・・お前は本当にーチャイナが好きなんだな」

 

「俺からも頼む。二人にはこのクラスの命運が掛かってるから」

 

「もしかして吉井君、私の事情を知ってー」

 

「仕方ないわね。クラスの設備の為だし、協力してあげるわ。ねえ、瑞希」

 

「あっ。は、はいっ!これくらいお安い御用です!」

 

どうやら二人は快諾してくれたみたいだ。

 

「それならスグに着替えて会場に向かってくれ。大会では自分達がFクラスであることを強調するんだぞ」

 

二人がFクラスであることを一般客が知れば、喫茶店の宣伝とFクラスのレベルがPRされるから正に一石二鳥だ。雄二の奴考えたな。

 

「オッケー。任せておいて。行くわよ瑞希」

 

「はいっ」

 

チャイナドレスに着替える為、教室を出る二人。後は任せて大丈夫だろう。

 

「・・・・・・できた」

 

「わ、このお兄さん。凄いです!」

 

ムッツリーニの方も葉月ちゃんのチャイナドレスを完成させたか。本当アイツは下心が絡むと物凄い才能を発揮させるなんて凄いよまったく。

 

「ふむ。それでは着替えるとするかの」

 

「ちょっと待て秀吉。着替えるならここじゃなく男子更衣室で着替えてくれ」

 

「何言ってるんだよ斗真。秀吉は女の子だから女子更衣室に決まってるでしょ!」

 

「・・・・斗真よ、明久はワシを女子として見てるようじゃが」

 

「仕方ないだろ。まあ秀吉は秀吉だし気にするな」

 

「斗真の言う通りだよ。秀吉は性別が『秀吉』だから問題ないって」

 

「明久、・・・・・・俺はそういう意味で言ってないけど」

 

「えっ?」

 

「んしょ、んしょ・・・・・・」

 

「・・・・・・・・‼(ボタボタボタ)」

 

「って葉月ちゃん!何でここで着替えてるの!?君はお姉さんと同じ女子更衣室で着替えてきて!」

 

因みにムッツリーニは大量に鼻血を出してる筈が何故か幸せそうな顔をしていたのだった。




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