原作を半分無視して進めるダンボール戦機   作:ノヴゴロト

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秒殺の女帝

 いよいよアングラビシダスも最後の試合が始まろうとしていた。

 

相手は瞬殺の女帝のリンだ、全力でいかないと絶対に負ける……これは絶対に負けられない戦いだ

 

 

『これより決勝戦を行います。選手はステージに上がって下さい』

 

 

遂にアナウンスがなった。俺は一緒にいたカズと別れ、ステージに上がる

 

 

『これよりアングラビシダス決勝戦を行う!戦うのはこの二人だ!!』

 

『白いジョーカーを使い、あの大鎌で敵を切り裂く白い死神、山野バン!!』

 

『そして全てのバトルを瞬殺で終わらせた超絶テクニックのLBXプレイヤー、海道リン!!』

 

『この戦いの勝者にはLBX世界大会、『アルテミス』の特別出場枠が与えられる』

 

『さあ、果たして勝つのはどっちだ!』

 

 

レックスと司会の言葉で会場は今日一番盛り上がった。

 

 

「……バン君、約束どうり私が勝ったら君とプラチナカプセルの二つを貰う」

 

「分かってるさ……9年前に約束したもんな」

 

「でも、もし君が勝ったら君の父親の居場所を教えよう」

 

 

原作どうり、勝ったら父ートの居場所を教えてくれるみたいだ。……負けた時の損失は大きいが

 

 

「本当だね?いくぞ!」

 

 

『それではこれより決勝戦を行います!』

 

 

 

   バトルスタート!

 

 

 

決勝戦のジオラマは原作どうり『城砦』だ。ただし、LBXは全く違うが

 

 

「いくよ、バン君!」

 

 

ジ·エンプレスは武器をティターニアからマシンガンに切り替えて攻撃してきた。

 

 

「いきなり銃撃戦かよ!」

 

 

これに応戦するようにジョーカーも大鎌からこの時の為に取っておいたオートマシンガンに変えた。

 

 

両者とも一発も銃弾が当たらないまま銃撃戦は続いたが、ジョーカーとジ·エンプレスのマシンガンの銃弾は空になったので、再びそれぞれのメイン装備に持ち変えて、城砦内で接近戦を始めた。

 

 

「なかなかやるね……」

 

 

パワー勝負では勝ち目がないので、ジョーカーは高速移動しながら戦う……しかし、ジ·エンプレスはジョーカーのスピードほど出ないもの、それに近いスピードでついていく。

 

 

「どう?もう諦めない?」

 

「ここで諦めたら男が廃るよ……」

 

 

そこから更に戦闘は激しくなり、第三者の目では追い付けないくらいのスピードになっていた。

 

だが、ジョーカーが城砦の上に止まったとき、ジ·エンプレスは動いた。

 

 

「いくわよ、必殺ファンクション!」

 

 

 

   アタックファンクション!

 

    インパクトカイザー!

 

 

ジ·エンプレスはティターニアを地面に振り下ろし、地面から出たマグマがジョーカーを襲う。

 

しかし、それを得意のスピードで上に飛んで避けた

 

 

「お返しだ、必殺ファンクション!」

 

 

 

   アタックファンクション!

 

     ボルトスパイク!

 

 

ジョーカーは上空から電気の釘をジ·エンプレスのに向かって打ち込むが、ジャンプして避けられてしまった。

 

 

「避けられた!?」

 

 

この技はこれまで一回も避けられたことがなかったのに

 

 

「バン君の使うアタックファンクションは全部知っているわ……」

 

「……これは長い戦いになりそうだな」

 

 

そうしてまた戦闘は再開する。だが、そろは更にヒートアップしており、遂にバンのCCMの入力速度が今までで一番高性能のジョーカーのCPUに追い付かなくなっていた。

 

しかし、それはリンも同じだった。僅かにだがジ·エンプレスの反応が鈍くなっている気がした

 

 

(それに賭けるしかない……!)

 

 

ジョーカーはCPUが追い付かなくなるくらいに細かくステップすることでジ·エンプレスを撹乱させることに成功した

 

 

「今だ!」

 

 

ジョーカーの大鎌の先端がジ·エンプレスの装甲を捉えた

 

そしてそのまま僅かにだが、ジ·エンプレスの右肩の装甲にダメージを与えることが出来た。

 

しかし、それはジ·エンプレスも同じだった。ティターニアがジョーカーの左肩をかすった。

 

 

「これでおあいこね……」

 

「……まだそうとは決まった訳じゃないよ」

 

 

しかし、バンの言葉とは裏腹に両者ともダメージを与えながら受けるのを繰り返し、二機ともゲージは危険地帯に入った。

 

既に両者とも装甲は傷がいくつもついており、カーボンの装甲を使っているジョーカーの装甲も傷だらけで、コアパーツからはルシファーと戦った時ほどではないが、二機とも微かに煙が出ていた。

 

それを瓦解しようとジ·エンプレスが必殺ファンクションを繰り出そうとした

 

 

「この一撃で終わらせるわ、必殺ファンクション!」

 

 

ジ·エンプレスがインパクトカイザーを繰り出そうとする。しかし、ジ·エンプレスの右腕がバチバチと火花がとんだ。

 

バンはこの時を狙っていたのだ。このときまでずっとしつこくリンにばれない程度に右腕を集中攻撃していたのが結果として帰ってきた。

 

 

そしてジ·エンプレスは膝をつき、動かなくなった

 

 

「どうして?、なんで動かないの!?」

 

 

そしてリンのCCMから音声が鳴った

 

 

『System Error……』

 

 

それを見た司会者が決断を下した

 

 

『ジ·エンプレス機能停止、バトル続行不可能とみなします!』

 

『よって勝者……』

 

『山野バン!』

 

 

司会者からの決断で俺の勝利が決定された

 

 

「……何とかなったか……」

 

 

原作を知っていたらこその一か八かの勝負に出たが、原作を知らなかったら多分負けていただろう……

 

 

「どうやら決着のようだな……」

 

 

俺とリンの間にいたレックスが二人を二人を見て言った

 

 

「アングラビシダスの優勝者は山野バン!アルテミスの出場権は彼の手に!!」

 

 

その時、会場はワアァァア!と歓迎の声が響き渡った。

 

そしてリンがステージから降りようとしたときにバンの前で止まった

 

 

「ポイント579-934」ボソッ

 

「それは……」

 

「バン君が欲しがっていた情報よ……」

 

 

リンはバンの横を通り過ぎるが、その時にズボンのポケットに折り畳まれた紙をねじ込まれた

 

 

「これは私の気持ち……」

 

 

去り際にこう話していた気がした……

 

 

その後、入れ替わるようにカズがやってきた

 

 

「バン、すげぇバトルだったぜ!」

 

「ありがとうカズ……」

 

 

しかし、その隣にはアミの姿はなかった……

 

 

 

 

 

 

 

その後原作どうりレックス達にリンが言ってた暗号を言い、とりあえず今日は疲れたのでそのまま家に帰った。

 

 

「そうだ、そいえばリンに紙をねじ込まれたっけ……」

 

 

その紙を開くとそこにはリンのCCMのアドレスと短い文章が書かれていた。

 

             

『病院で 初めて抱いた 君の身を 今も思えば 身が焦がれる』

 

 

……まさか和歌で口説かれるとは思わなかった

 

 




地味に和歌を思い付くの大変だった……
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