「さっきのバトル、楽しかったなー!」
(そいえば今日だったっけ、あの女の人にAX-00を貰うの)
バンが河川敷をブラブラ歩いていると白い白衣を着た女の人がやって来た。
「バン君…山野バン君…」
バンが声が聞こえた方に振り向くとその人はアタッシュケースを持ってこちらに来て河川敷の物陰につれてこられた。
「私は貴方にこれを届けに来た」
「これは?(知らないフリ)」
「これが世界を救う鍵になる」
「はぁ…」
「この中には希望と絶望の両方が詰まっているの。今は詳しい話は出来ないけども…!」
土手の方から声が聞こえてきた。その声に弾かれるようにその女性と共に身を隠す。
「もう追っ手が…あれは私が引き付けるから貴方はそれを持って逃げなさい」
「はぁ…わかりましたこれを守ればいいんですね?」
「そうよ、じゃあまた縁が会ったらまた会いましょう」
『あ、見つけたっす!』
『逃がすんじゃないよ!』
女性が身を出して土手へ駆け上がり橋の向こうへ走り出した。そしてそれを追う足音が聞こえ、だんだんその音が遠ざかっていく。
(確か原作の時はアタッシュケースを抱えていたけどこれの中身知っているから中身だけカバンに詰めて帰ればバレない気が…)
バンはその場でアタッシュケースを開き、急いでAX-00をカバンに入れてから出来るだけ違和感がないように早歩きで家に帰った。
◆
特に何事もなく家に帰ったが、恐らくあの三人組が家の壁をレーザーで切って入ってくると思うので今のうちにAX-00のコアスケルトンに愛機のジョーカーのアーマーフレームを着けて前にガチャポンで出てく来た『ジョーカーズゾウル』を持たせておく。ついでにCCMもアタッシュケースに入っていた物を使わせてもらう
(さすがにコアパーツをいじる暇はないかな…)
その後も部屋でマシンを軽くチューニングしていると下のリビングから「ビー…」という音が聞こえてきた。
(やべっ、もうイノベーターの刺客がきたのか…!)
急いで階段を下りるとすでにちゃぶ台の上に三体の『デクー』が立っていた。
(まじか…来るの早すぎだろ、何でばれたんだ……まさかユーザー認証の時に名前でバレたからか…?)
「とにかくこいつらを倒さないと…」
バンは扉の影でバレないようにCCMを起動さた。
「いけ、ジョーカー!」
音を立てないように一番手前にいたデクーに近付く。そして一定の距離に近付くと一気に加速し、デクーの首を刈り取った。
「まず一体目…!」
仲間がやられたのに気付いた二体のデクーはあわててジョーカーに銃を向ける。
しかし、既にもう一体との間合いに入ったジョーカーは鎌を斜めに走らせデクーの正面装甲を真っ二つになった後、爆発した。
残り一体になった所でデクーはジョーカーを捉え、銃で攻撃した。当然ジョーカーは跳んで避けるが、運悪くバンの母さんのお気に入りの洋酒が被害を受けた。
「あいつ…!よくもやったな!」
後で怒られるのは確実になってしまったバンは更に被害を増やさないために一直線にデクーに向かい、鎌を上から下に振り下ろし、真っ二つにした。
「ふぅ……とりあえずリビングを何とかするか…」
バンが一息ついて部屋の証拠隠滅に取りかかろうとしたところでドアの音がなった。母さんが帰ってきたのだ。
「ただいまー……てバン、あなたまさか……!」
「母さん、これには深いわけが……」
「黙りなさい!バン、こんなところでLBXを動かして…」
その後も母さんの説教は続き、夕飯は抜きでデクーに割られたお酒もおこづかいから天引きされるはめになった…
バンがジョーカーを使っている理由はただ単に自分がジョーカーが好きだけです。