原作を半分無視して進めるダンボール戦機   作:ノヴゴロト

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黒い戦士と白い死神

 

郷田と戦ってから次の日、学校でアミ達と話をしていたらカズが隣のクラスから来た。

 

 

「あ、カズ」

 

「ようバン、今日の放課後キタジマに行かないか?」

 

「いいけど…アキレスの調整は終ったの?」

 

「もちろんバッチリだぜ、俺のアキレスを見せてやるよ」

 

 

そう言い、カズがポケットからアキレスを出した。

 

そのアキレスは白いカラーが黒に染められ、赤色はそのままだったが、青かった所も灰色に変えられていた。

 

 

(て言うかまんまアキレスディードじゃん)

 

「へ、へえ、思いきったカラーリングに変えたんだね」

 

「それだけじゃねえぜ」

 

 

カズがアキレスの後ろ側を見せる。デフォルトのアキレスは赤いマントを付けていたが、この黒いアキレスはマントが取り外された代わりに背中にホバーを付けていた。

 

 

「クイーンのホバーをアキレスの背中に付けて浮くことも出来るようになったんだ!これならお前のジョーカーにも勝てる自信があるんだぜ」

 

(マジか…ていうかこれワンチャンハンターやフェンリルの出番無しになるんじゃ…)

 

 

少なくともハンターが登場する可能性はかなり下がってしまう。

 

 

そう考えている間にチャイムがなってしまった。

 

 

「バン、先生が来たわよ!」

 

「ごめん、すぐ戻るから!」

 

 

(取り敢えずは宇崎拓也とレックスとファーストコンタクトするのが当分の優先か…)

 

 

授業中、よく考えたら原作ではまだカズがエジプトと出会っていた日だと思い出したが、額に先生のチョークの一撃をくらってしまった。

 

 

 

 

 

──放課後──

 

学校が終わってからそのままキタジマに行き、店の中にあるジオラマで最初にカズと戦う事となった。    

 

ジオラマはいつも使っている『草原』だ。

 

 

 

   バトルスタート!

 

 

始まったのと同時にアキレスがホバーで浮くと思っていたらそのまま飛んできた。

 

 

「うおっ、カズホバーの出力を弄ったな!?」

 

(でもあのホバーかなりバッテリーを食うはず……ここは銃で持久戦をするか……)

 

 

そこから二人は銃弾をお互いに当てることが出来ないまま戦闘をしていたが、とうとうアキレスが宙から降りてきた。

 

ジョーカーはそこを狙い、着地したアキレスの隙を狙って大鎌で攻撃し、アキレスはブレイクオーバーした。

 

 

「やっぱホバーはバッテリーを食うなぁ…」

 

「あくまでホバーは緊急用に取っておいてバッテリーを温存した方がいいんじゃない?」

 

「まぁ、結局そうなっちまうんだよなぁ…」

 

 

その後も三人で遊んでいたが、入り口から青みがかかった髪の男が入ってきた。

 

 

(レックス!?まだ一日早い筈だぞ!?)

 

 

バンはレックスをバレない程度に様子を見ていたが、どうやら俺達に用があるらしく、こちらに近付いてきた。

 

 

「バン、久しぶりだな」

 

「あ、檜山さんこんにちは」

 

「えっと…どなたですか?」

 

「あ、檜山さんじゃないですか!」

 

 

カウンターにいた店長が反応した。

 

 

「相変わらずここは賑やかですね」

 

 

レックスが微笑ましそうに周りを見る。

 

 

「店長、この人って誰ですか?」

 

「あれ、アミ知らないの?最近できた喫茶店のマスターだよ」

 

「へぇ…って何でバンがそんなこと知ってるんだよ」

 

 

半年位前にできたお店で、看板に『ブルーキャッツ』と書かれていたからたまにコーヒーを飲みに行くし、アングラビシダスの会場にもなっているからよくお世話になっているのだ。

 

 

「バンはたまにうちでコーヒーや軽食をに頼んでいるからな」

 

 

前世でよくコーヒーを飲んでいたので今でもたまに飲みたくなるのだ。

 

 

「よかったらうちに来ないか?良いものがあるんだ」

 

 

恐らくハンターの事だろう。

 

 

「そうなんですか?なら行きます」

 

 

「たまにはそういう所に行くのも良いかもね」

 

 

そういうことでバン俺達はレックスと一緒にブルーキャッツに向かった。

 

 

 

──ブルーキャッツ──

 

 

「ようこそ、ブルーキャッツへ…といってもバンは違うがな」

 

 

するとカウンター席に座っていた金髪のスーツを着た男がバン達に話しかけてきた。

 

 

「君が山野バン君だね」

 

「そうですけど……どなたですか?」

 

「俺は宇崎拓也だ。優秀なLBXプレイヤーの君達にぜひ見てもらいたいものがあるんだ」

 

「宇崎……もしかしてタイニーオービットの人ですか?」

 

「!……そうだ。俺の兄が社長だ」

 

 

宇崎の言葉に二人が反応した。

 

 

「「えー!?」」

 

 

二人はあまりの驚きに目を見開いていたが、カウンターに立っているレックスが原作どうり三人に聞いてきた。

 

 

「すまないが君達のLBXを見せてくれないか?」

 

「えっ、いいですけど…」

 

 

そして三人がレックスにLBXを見せると小さな声で呟いた。

 

 

「これは……すごいコアスケルトンだ……」

 

「触ってもいいか?」

 

「いいですけど……」

 

 

レックスがジョーカーを手に取ると驚いた顔をしていた。

 

 

「こいつはすげえLBXだな……コアスケルトンはもちろんのこと、このアーマーフレームも恐らく二つの素材をくっつけて装甲は普通のより硬く作られているのにしっかり粘り強さも兼ね備えている……しかも今までのLBXの中でもトップクラスの軽さだ……」

 

 

正直驚いた。コアスケルトンはもとろん、アーマーフレームも見ただけで理解したのだ。アーマーフレームに関しては今までで気付かれたのは店長とバトルした時ぐらいでアミやカズは全く気付いていた様子はない。それくらいレックスは細かい所までよく見ていたのだ。

 

 

「えっ、見ただけでわかるんですか?」

 

「もちろんだ。このジョーカーは市販のカラーリングではあるが、塗装も綺麗だ……外見は普通だが、中身はバケモノクラスのLBXだな」

 

 

レックスはそのあとすぐにLBXをバンに返した。

 

 

「LBXは好きか?」

 

「好きだよ。じゃなければこんなことしませんよ」

 

「そうか…」

 

 

レックスは微笑んだ。

 

 

(だってせっかくこんな面白い世界に来たんだ……楽しまなきゃ損だよ……)

 

 




私は個人的にはアキレスよりアキレスディードの方が好きなんですけど、皆さんはどっちが好きですか?
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