転生者は友が多い   作:北方守護

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第11話 ISの授業。

クラス代表決定戦から少し経った、ある日のグラウンドで1組が実習を行っていた。

 

ISスーツを着た生徒達が整列してる前でジャージ姿の千冬と麻耶が立っていた。

 

「それでは実習を開始する。まずはISの基本とも言える飛行操縦の実践からだ。織斑、オルコット、村雨前に出て機体を展開するんだ」

千冬の指示を受けた3人は、それぞれ機体を展開したがセシリアと武昭が機体展開を終えているのに対して一夏だけは、まだ出来ていなかった。

 

「早くしろ織斑 熟練した操縦者ならば1秒と掛からず展開出来るぞ」

 

「そんな事言われても……アァーッ!白式展開!!」

一夏が声を上げながら機体を展開した。

 

「まだ慣れていないから時間が掛かるのは分かるが、出来る事なら声を上げない様に展開しろ。それでは飛べ。順番は誰からでも構わないが飛んだ者は後の者が来るまで待機しているんだ」

 

「それでは私から上がらせていただきますわ」

 

「ふぇ〜 やっぱり代表候補生だけはあるんだなぁ……」

 

〔じゃあ次は俺が行く……〕

 

「お、おいっ、待てよ……って武昭の機体も早いなぁ……」

 

「コラ 見てる暇があるなら早く上がるんだ」

セシリアと武昭を見てた一夏は千冬に言われて飛んだが速度が遅く何処かフラフラしていた。

 

「何をしているんだ。スペック上では白式が一番速いんだぞ」

 

「そんな事言われても……教科書に書いてあった【自分の前方に角錐を展開させるイメージ】って奴がどうもピンと来ないんだよな……」

一夏が悩んでるとセシリアが話しかけてきた。

 

「一夏さん、イメージはあくまでイメージですので自分がやりやすい様に考えた方が良いですわ」

 

「そう言うものなんだ……武昭はどうやってるんだ?」

 

〔うーん……俺の場合は……さぁ?頭の中で【飛ぶ】って考えてるだけだからなぁ……〕

 

「え?その様にして飛んでいるのですか?」

 

「セシリアの場合は違うのか?」

 

「えぇ、私は色々と計算して飛んでいますので……良かったらお教えしますが……」

 

[おいっ!一夏!!とっとと降りて来ないか!]バシンッ!

 

[篠ノ之、お前は何をしているんだ……]

誰かの声が聞こえたので地上を見ると麻耶からインカムを取り上げた箒が千冬に出席簿で頭を叩かれていた。

 

「こんな上にいるのに結構ハッキリと見える物なんだな……」

 

「えぇ、本来は宇宙活動用に作られた物ですから……」

 

〔けど、これでも機能に制限は掛けられてるんだ〕

 

[よし、今度は、そのまま急降下して緊急停止をしてみろ。地上10㎝の場所で停止する様に]

3人が話してると千冬からの指示が出たのでセシリアから降下して行った。

 

「それでは、私から行かせてもらいますわ」

 

「へぇ、ああやるのか……次はどっちにする?」

 

〔んじゃ俺が行くよ……〕

セシリアが指示通りに出来たのを見ると次は武昭が行った。

 

 

武昭は指示に地上10㎝の所で停止した。

 

「ふむ、よく出来たな」

 

〔ありがとうございます〕

 

「さてと最後は織斑だが……村雨……1つ聞きたいが……あの速度をどう思う?」

武昭の停止に意見を言っていた千冬が一夏を見ると物凄い速度が出ていた。

 

〔うーん……余程の操縦者なら先生の指示通りに出来ると思いますけど……今の一夏じゃ……ドゴォーン!やっぱり無理でしたね……〕

武昭が状況を見てると猛スピードで降りてきた一夏が停止出来なく、そのままグラウンドに突っ込んで大穴を開けていた。

 

それを見て箒が一夏を心配して駆け寄ったがセシリアがISを纏っていてケガをする事は無いと言ったので軽く言い合いをしていた。

 

「はぁ……アイツらは……おいっ!授業中に何をしてるんだ!!篠ノ之は列に戻り織斑とオルコットはこっちに来るんだ!!」

それを見ていた千冬の一声でそれぞれの位置についた。

 

「では次は武装展開訓練を行う。最初は織斑からだ」

 

「はいっ!……雪片弐型!展開!!」

 

「ふむ1秒強か……初心者にしては早い方だが……まだ遅いな0.5秒で出せる様にしろ」

 

「分かりました……」

 

「次はオルコットだ。武装を展開するんだ」

 

「はい、分かりました」

セシリアが自身の武装【スターライトmk-III】を展開したが銃口が横にいる武昭の方を向いていた。

 

「さすが代表候補生だな……だが、その体勢はやめるんだ……()()()にやられたく無ければな」

 

「え?それは、どういう……ヒッ!?」

セシリアが千冬の言葉を聞いて横を見ると武昭が自身の武装の斧の刃をセシリアの首元に当てていた。

 

「オルコット そんな体勢では何か手違いが起こるかもしれないから ちゃんと真正面に武装を出せる様にしろ」

 

「ですが、これは私のイメージを纏める為に必要でして……」

 

「直せ」

 

「はい、分かりました……」

千冬の迫力にセシリアは意見する事をやめた。

 

「それではオルコットには、そのまま近接武装を展開してもらおう」

 

「え?あ、はい、分かりました……あぁ!インターセプター!!」

セシリアは千冬の指示に従ったが展開が上手く行かず強い口調で武装の名を叫んで展開した。

 

「展開させるまでに時間が掛かり過ぎだな……そんな事では接近戦に持ち込まれた時にやられるぞ」

 

「そ、そんな風にさせな「だが、決定戦の時には間合いに入られていたみたいだが?」はい、分かりました……」

 

「次は村雨だが……もう展開はしていたな。それ以外の……例えば遠距離武装は無いのか?」

 

〔いえ、ありますと言うか……もう出してます こうすると……〕

武昭が自分の武装の持ち方を変えると持ち手の部分が砲身になり刃の部分がグリップ状に変化した。

(仮面ライダーオーズのメダガブリューの様な物です)

 

「なるほど、それは使う場面で変えれると言う事か ん?そろそろ時間だなそれでは、これで今日の実習を終える。織斑は次の授業までにあの穴を埋めておく様に」

千冬からの指示を受けた一夏は自分1人でやるのかと途方に暮れていた。

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