転生者は友が多い   作:北方守護

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第15話 食堂にて

武昭、一夏が鈴と再会した日の授業中……

 

(ううん……あの鈴音とか言う少女は一夏とは、どんな関係なんだ?……)

箒は3人の関係について考えていた。

 

「(あの様子から彼女は武昭の事を想っているだろう……だが聞こうとしても武昭……)ハグッ!?」パァン!

 

「篠ノ之、授業中に考え事とは……まぁ、ちょうどいい、この問題を答えてみろ」

箒が考えていると頭に痛みが来たので千冬に出席簿で叩かれていた。

 

「えっと、その……分かりません……」

 

「授業中は授業に集中しろ」

 

「はい、わかりました……(くっ、私がこうなったのも一夏のせいだ!)」

箒は一夏に八つ当たりをしていた。

 

一方……

 

「あの方と一夏さんは仲が良いみたいですが……何かあったみたいですね……ならば、一夏さんをデートにでも誘って……」

 

「ほう……授業中に楽しそうな事を考えてるみたいだな……」

 

 「お、お、お、織斑……先生……あの、その……」 

 

「授業中に変な事を考えてるな!」パァン!

 

「うぐっ!?」

セシリアも箒と同じ様に千冬に出席簿で頭を殴られていた。

 

そして……

 

(うーん……あの子とあきっちが幼馴染って事は……私達の後に出会ってるんだよねぇ……)

本音も武昭と鈴の関係をついて考えていた。

 

(けど……今のあきっちに会わして良いのかなぁ……?やっぱりお嬢様達に聞いた方が……ん?)

本音が考え事をしてると机に一枚のメモが置かれたので見ると千冬からだった。

 

「あっ!お、織斑先生……あの、その……」

 

「授業中は授業に集中するんだ……」トントン

 

「はい、分かりません……(なんで怒られなかったんだろう……?コレって……)」

本音は千冬が離れたのを確認すると置かれたメモを見た。

 

それには……

 

【布仏、お前が武昭の事を考えてるのは分かっている。

その事に関しては後で更識達でどうするか決めろ。

もし、分からない時は私が相談に乗る。】

と書かれていた。

 

(織斑先生……うん、考えてる暇があるならお嬢様達に話した方が早いよね……お昼休みに生徒会室に行かないと……)

メモを読んだ本音はどこか決意した表情を浮かべていた。


お昼休みになって……

 

「待ってたわよ!一夏!武昭!……ってアレ?一夏、武昭は?」

食堂に行くと鈴がラーメンを載せたお盆を持って待っていたが武昭がいない事に気付いた。

 

「鈴、そこにいると他の人の迷惑になるし、ラーメンが伸びるぞ」

 

「わ、分かってるわよ……それよりも、武昭は……」

 

「武昭ならば布仏と一緒に生徒会室に向かったぞ」

 

「えぇ、武昭さんは生徒会役員ですからね」

鈴の疑問に箒とセシリアが答えた。

 

「えっ、そうなんだ……」

 

「それよりも、早く席を取らないと時間が無くなるぞ」

一夏に言われた鈴はどこか観念した様な表情で空いている席に向かった。

 

その後、注文したメニューを受け取った一夏は鈴が取った席に座り近くのテーブルに箒とセシリアが座っていた。

 

「ありがとうな鈴」

 

「別にこれぐらい構わないわよ……それよりも一夏……なんで……武昭はあんな風になったのよ?」

 

「それは俺にも分からないよ……()()()()()()()()()()()()()()()()()、ここで再会した時にはもう……」

 

「そうだったんだ……じゃあ、私の事も覚えてないのは……」

 

「俺の事も箒の事も覚えて無かったんだ、箒」

一夏に言われた箒は隣に座った。

 

「初めて会うな、私は篠ノ之箒。一夏と武昭の幼馴染だ」

 

「え?私は会った事無いけど……」

 

「箒が転校した後に鈴が転校してきたからだな……だから箒がファースト幼馴染で鈴がセカンド幼馴染なんだ」

 

「そう、宜しくね篠ノ之さん。私の事は鈴で良いわよ」

 

「そうか、なら私の事も箒と呼んでくれ」

 

「では私も自己紹介を……イギリスの代表候補生のセシリア・オルコットですわ、セシリアと呼んでください」

 

「そう、宜しくねセシリア……それで、ちょっと女の子同士で話したい事があるんだけど……」

鈴は箒とセシリアを連れて一夏から少し離れた場所に向かった。

 

「聞きたいんだけど……2人は……一夏の事想ってるのよね?隠さなくて良いわよ、私は武昭の事を想ってるから大丈夫よ」

 

「そうか、なら私も正直に言おう。鈴の考えてる通り私は一夏の事を想っている」

 

「私もですわ。クラス代表決定戦の時に……」

鈴の言葉に箒は正直に話しセシリアは軽く頬を染めた。

 

話を終えた3人は一夏のいる所に戻った。

 

「それよりも鈴こそ、何してたんだ?おじさん達は元気か?また店をやるのか?」

 

「ち、ちょっと、そんな急に言われても答えられないわよ」

 

「それもそうか、悪かったな」

 

「別に良いわよ……私はね……」

その後、鈴は中国であった事を一夏に話しながらも昼食を終えた。

 

その帰り……

 

「武昭……アンタが私の事を忘れてても……私は覚えてるから……だから……()()()()()()()

鈴は何かを思い出しながら戻っていた。

 

 

 

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