転生者は友が多い   作:北方守護

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第19話  幼馴染3人

鈴が学園に来てから数日経ったある日のアリーナで、一夏が、箒、セシリア、武昭と訓練をしていた。

 

「ハァハァハァ……まだやるのか?……」

〔いや、少し休憩だ。SEの補給もしないとダメだからな……〕

アリーナのピットに一夏が戻ってくると武昭と箒が待機していて、少しするとセシリアも来た。

 

 

「ふぅー 結構キツイ物だな。SEが無くなるギリギリまで模擬戦をするなんて……」

〔まぁ、コレは一夏がISに慣れる為の訓練でもあるからな……セシリアから見てどうだ?〕

「そうですわね……ですが専用機を手にしてコレだけ短い期間にしては上達してます」

〔そうか……そういや一夏は代表決定戦の時に機体を受け取ったみたいだけど、その機体が無い時は何をしてたんだ?〕

「あぁ、その時は私が剣道を放課後に教えていたんだ」

〔まぁ、ISを操縦するには装着者の身体能力もある程度は必要だからな……それで、それ以外は何をしてたんだ?〕

「あぁ……その……だな……」

「いや、剣道以外は何もしてなかったぞ」

箒がどこか言いづらそうにしていると一夏がその時の事情を話したが、それを聞いた武昭は、ん?とした表情になっていた。

 

 

〔えっと……そうかそうか、剣道は放課後だけで寮に帰ったら必要な知識を教えてもらってたんだな〕

「いや、本当に剣道だけだったぞ」

〔うーん一夏、箒、ちょっと待っててくれ。セシリア、こっちに来てくれるか?〕

武昭はセシリアを連れて一夏と箒から少し離れた場所に向かった。

 

 

〔なぁ、セシリア……あれって……本当だと思うか?〕

「信じたくはありませんが本当だと思います……そうでなければ初期化等が終わってない機体で出場したりはしませんわ……」

2人は小声で話していた。

 

 

その後、アリーナの使用時間が来たので皆で片付けをして武昭と一夏が更衣室で着替えをしてるとドアが開いて鈴が入って来た。

 

 

「ヤッホー 武昭、一夏」

「おぉ鈴、どうしたんだ?」

「一夏が訓練をしてるって聞いたから来たのよ。はい温め(ぬるめ)のスポーツドリンク」

「おっ、サンキュー」

「ねぇ武昭、ちょっと一夏と話したい事があるから2人きりにしてくれない?」

〔あぁ、構わないけど……一夏、話が終わったらシャワー浴びて汗を流しておくんだぞ〕

「分かったよ、じゃあな」

武昭が出て行くと鈴と一夏が話し始めた。

 

 

「私は変に誤魔化すのが苦手だから単刀直入に聞くけど……武(・)昭(・)が(・)あ(・)ん(・)な(・)風(・)に(・)な(・)っ(・)た(・)の(・)は(・)一(・)夏(・)の(・)せ(・)い(・)な(・)の(・)?(・)」

「鈴……あぁ、俺が原因だと言われればそうだよ……けど…「言わなくても……武昭が自分からしたんでしょ?」……鈴の言う通りだ……」

一夏の言葉を聞いた鈴は何処か納得した様な表情を見せた。

 

 

「ハァ……それで武昭の様子はどうなの?」

「全然だよ……千冬姉からは無理に思い出さそうとすると、どうなるか分からないって言われてるし……」

「そうなんだ……」

「おい!帰ってくるのが遅いと思ったら何で違うクラスの生徒が居るんだ!」

2人が話してると箒が入ってきて鈴を見て怒っていた。

 

 

「箒、鈴は武昭の事で俺と話したかったから、ここに来たんだよ」

「何?そうだったのか……」

「ねぇ、箒も武昭の幼馴染なのよね?どうだったか覚えてる範囲で教えてくれない?」

「うむ……幼馴染と言うが私は……」

箒が鈴に武昭の事を話し出すと途中で一夏も話に入ってきた。

 

その頃……

 

「私は……入らない方が良いですわね……」

外にいたセシリアが状況を把握して空気を呼んでその場を離れた。

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