シャルルとラウラが学園に来て2〜3日経った頃……
アリーナでは一夏と箒、セシリア、シャルルと特訓をしていた。
「えっとね一夏が負けるのは射撃武器の特徴とかを理解してないからだよ」
「だって俺の装備はコレだけだからこそ必要ないだろ?」
一夏はシャルルに自分の武装を見せた。
一方……
「くそ、なんで私じゃダメなんだ?……」
「わたくしの方が詳しく教える事が出来ますのに……」
離れた場所から2人を見ていた箒とセシリアが歯軋りをしていた。
「あんたらの教え方じゃ、あの一夏にわかる訳無いでしょ」
「スズの言う通りだな……」
箒達の所に特訓を休憩した武昭と鈴が来た。
「だって、箒の教え方は【ズドン】や【ドバン】って擬音が多いし……」
「セシリアの教え方は細か過ぎるんだよ……大体、一夏は……学園に入るまでISの勉強自体してなかったみたいだからな……」
「確かには武昭さんの言う通りですわ……」
「ん?そういえば武昭はどこでISの知識を習ったんだ?一夏と同じならば勉強をしてないと思うのだが?」
「あぁ……(束さんからは箒に言うなって……)……まぁ、それはちょっとした秘密って事で……ん?何か騒がしいな……」
アリーナにいた他の生徒達が何かを見て騒いでいたのでアリーナを確認すると自身の機体を展開したラウラがピット入口にいた。
そんな中、ラウラが一夏に通信を入れた。
〔おい、お前も専用機持ちだな、ならば私と戦え〕
「断る、大体なんでそんな事をしなくちゃならないんだよ」
〔それは貴様さえいなければ教官が
「モンドグロッソの二連覇?……ふざけるな!!」
「一夏!?急にどうしたの!!」
「確かに千冬姉が決勝戦を辞退したのは俺の責任だよ……けどな、そうする事になったのは……嫌、もう終わった事だから俺は何も言わない……」
〔ふん、ならば戦わざるを得ない様にしてやろう!!〕
ラウラが一夏に砲撃をしたが……
〔おい……ラウラとか言ったな……お前何をしてるんだ?〕
武装を変えた武昭が砲撃を防いでいた。
〔ほう、もう1人の男性操縦者か……貴様には関係の無い事だ……だが邪魔をする……なっ!?」
「俺は何をしてるか……聞いたんだが?」
ラウラは武昭が自身の横にいつのまにかいた事に驚いていた。
「くっ!面白い!邪魔をするなら貴様から!!」
〔おい!そこの生徒何をしている!!クラス名と名前を言え!!〕
「ふん、興が削がれた今日はここまでにしておいてやろう……」
ラウラが武昭に向かおうとした時にアリーナ管理担当の教員から放送が入ったのでラウラは機体を収納してその場を離れた。
「チッ……あの銀髪チビが……おい一夏大丈夫か?」
「あぁ、俺の方は大丈夫だけど……武昭の方は……」
「問題はねぇよ……それよりもアリーナの閉館時間だから練習はここまでにするぞ……」
「じゃあ、僕も一緒に戻るよ」
武昭は機体を収納すると更衣室に戻ったのでシャルルも一緒に向かった。
一方……
「ねぇ箒……なんで一夏があんなに声を荒げたりしたの?」
鈴が箒に話しかけていた。
「それは私も分からないが……モンドグロッソと言えば……第二回の決勝戦が何か関係してると思うのだが……」
「確か、それは織斑先生が決勝戦を辞退したのでしたね……」
「ねぇ、セシリア……その時のモンドグロッソってドイツで開催したのよね?」
鈴はある事をセシリアに尋ねた。
「えぇ、開催はドイツで行われましたが……それに一夏さんとラウラさんが関係してると……鈴さんは考えてるのですか?」
「そうよ…それともう1つ関係してる事があるのよ……ある意味私と箒も関係してると言えば関係してるのよ……」
「ん?私と鈴が関係している事とは……まさか!?」
鈴の言葉に箒がある事に気づいた。
「箒さん?何が関係してると言うんですの?」
「あぁ、それは……
「武昭さんの事?どう言う事ですか?」
「セシリア、武昭がこの学園に来た時一夏がなんと言ったか覚えているか?」
「えぇ、確か、「何処に居たんだよ」と言って……もしかして……」
「えぇセシリアの考えてる通りよ……私が最後に武昭に会ったのは……第2回モンドグロッソの前なのよ……」
「では……その時に武昭さんが行方不明になったと言うのですか?」
セシリアの言葉に鈴は黙ってうなづいた。
「私がドイツから一夏が戻ってきた時に武昭の事を聞いたら「悪いが、その事は話したくないって」そう言われたの……」
「ふむ……ならば武昭はドイツで行方不明になり、その時に記憶喪失になったと言う事か……」
「一体、何がドイツであったのでしょうか?……」
「分からないわよ……」
3人は、そのまま話していた。