武昭がシャルロットの正体を知った次の日の朝……
「ん……もう朝か……シャルロットはまだ寝てるか……なら……」
武昭は軽く着替えると部屋を出てある所に向かった。
武昭が向かった所はアリーナの外周部だった。
「確か……あっ、織斑先生……」
「ん?誰かと思えば村雨か」
武昭が誰かを探してるとジャージ姿の千冬がいた。
「どうしたんだ?こんな朝早くに?」
「えぇ、少し体を動かそうと思って……」
「そうか、なら一緒に走るぞ」
千冬が走り出すと武昭もその後をついていった。
その後、2人は外周部を何周かしていたが……
「そうだ……織斑先生に……聞きたい事があるんですけど……」
「ん?なんだ?」
「まぁ、何となくわかってるとは……思うんですけど……
武昭の言葉を聞いた千冬は速度を落として並走する様にした。
「村雨がそう言うという事は……何かあったみたいだな」
「はい……実は……」
武昭は千冬にシャルロットの経緯を話した。
「なるほど……その様な事があったのか……」
「はい、それと……気になった事があるんですけど……俺とシャルル……シャルロットは……
「ふぅ、そこまで気付くはな……あぁ、だが、それは
「え?織斑先生じゃないって事は……もしかして……〔ニャハハ!そう!私だよー!〕うわっ!?」
武昭が誰か心当たりがあったので考えてると束から通信が入ってきた。
「やっぱり束さんでしたか……それで束さん……俺とシャルロットが出会ったのは……小さい頃じゃないですか?」
〔ん?私が調べた結果、あの娘とタッ君は5〜6歳位に会ってるみたいだね……〕
「そんな小さな時に……だったら、あの時に一瞬浮かんだ映像は……」
「村雨、どういう事だ?」
千冬が武昭に言葉の意味を聞くと武昭は以前に合った事を説明した。
「なるほど……そうだったのか……だが、その様に食べ物を食べただけで記憶を思い出す事などあるのか?」
〔うん、有り得ない事じゃないよちーちゃん、人間の五感の中で唯一嗅覚の匂いだけが脳の中の海馬に刺激を直接与える事が出来るからね〕
束の説明を聞いた千冬と武昭はなるほどといった表情になった。
「それで村雨……お前はどうするつもりだ?」
「織斑先生……俺が出来る事は何か分かりません……けど……俺が何かをする事でシャルロットを助けられるなら……俺は……」
「そうか、村雨お前の覚悟は分かった……だから放課後にデュノアを連れて指導室に来い(全く……やっぱり武昭は
「はい、分かりました……それでは失礼します……」
千冬に言われた武昭は、その場を離れた。
その後、千冬は束に携帯で連絡した。
「束……悪いがお前にも手伝ってもらうぞ」
〔うん、構わないよ。ねぇちーちゃん、タッくんは小さい頃から全然変わんないね……〕
「そうだな……それに私には武昭の中に
〔あの人達か……そうだね私達が、ちゃんと……〕
千冬と束は武昭を見て誰かの事を思い出していた。