楯無が学園長室が出たのを確認すると学園長が口を開いた。
「さて……これから話す事は、ここにいる者達だけの秘密とさせていただきます。
それでは織斑先生、お願いします」
「はい分かりました……それで、これから何を行うかは
〔ヤッホーい!やっと束さんの出番だねぇー!!〕
千冬が何かを操作して空間ディスプレイを出すと、そこには束が映し出された。
「えっ!?束さんって……もしかして、篠ノ之博士ですか!?」
〔フッフーン、やっぱり束さんの名前は知られてるんだねぇ!!〕
「束、自画自賛はいいから、調査結果を教えろ〕
〔ブゥー!分かったよちーちゃん。それで私が詳しく調べたんだけど、どうやら反乱分子の中心人物はコイツだね〕
束が何かをするとディスプレイの一部に何者かの顔写真とデータが浮かんだ。
そこにはパーマのかかった緑色の髪以外の何処となく特徴の無い女性が写っていた。
〔コイツの名前はクレール・ヴェール。数年前にデュノア社に入社してから、今まで裏工作をしてたみたいだね〕
「なるほど……コイツを何とかすればシャルロットは安全に学園生活を過ごせるって訳ですか?」
〔うん、たっ君の言う通りだね……けどコイツは上手くやってるから私でも情報を得るのが難しいだよね〕
「お前がそんな風に言うとは……かなりの相手と言う事か」
〔そうだよ、けど向こうは今はまだ手を出す事は無いみたいだから暫くは普通に過ごしてて良いからねぇーバイビー〕
束が通信を切ると学園長が口を開いた。
「やれやれ、織斑先生から聞いてはいましたが自由な人ですね……この様な事情ですのでデュノアさんは今まで通りにしてください」
「は、はいっ!分かりました!!」
「それでは、話は終わったから教室に戻って授業を受けるんだ。山田先生には事情を話してるから問題は無い」
千冬からそう言われた2人は学園長室を出て教室に向かい、千冬も学園長室を出た。
学園長室を出た千冬は学生寮の寮長室で束と通信をしていた。
「それで束……お前が調べて分かった……
〔うん良いよ……どうやらそのデュノア社にいるのはモンドグロッソで
2人は話していたが、その表情は憤怒しており千冬が握った拳からは流血していた。
「それでも構わない……やっと奴らの尻尾が掴めたのだからな……」
〔ちーちゃん……悪いけどその時は私にも残しておいてくれるかな?〕
「当たり前だ……そいつらは私達にとっての逆鱗に触れたのだからな」
〔そいつらには死んだ方が楽だって思わせてあげないとね……〕
2人は話していたがその時間だけは何故か学園の生徒達の体が震えていた。
ちなみに、この小説では亡国企業とは違う組織がいます。