束が新企業を作ると決定してから数日経った放課後のアリーナの1つで……
「あら?セシリアじゃないの、あんたも訓練しに来たの?」
「えぇ、鈴さんと同じですわ」
他の生徒達が訓練している所から離れた場所で互いに機体を展開したセシリアと鈴がいた。
「セシリア、あんたがここに来たって事は
「い、いえ、私はトーナメントで不甲斐ない結果を出さない為ですわ!それよりも鈴さんが居るのも同じ理由ではありませんか!?」
セシリアは鈴の話を聞いて頬を染めながら反論した。
2人が話してる噂とは今度のトーナメントで優勝した人物は
「いいえ、私は違うわよ?勿論、その噂は聞いてるけど何か変な感じがするのよ」
「変な感じですか?」
「そうよ、男性操縦者の誰かと付き合えるって話だけど……
「その時は、誰も付き合えなくなるのでは無いですか?」
「それならそれで良いけど……大体、
「それは……あら?そう言えば私もクラスメイトの方から聞いただけですわ……」
セシリアの言葉を聞いた鈴は呆れた表情をしながらため息をついた。
「セシリアは知らないだろうけど、私が中学生の時に今回と似た様な事があったのよ……」
「その時はどうなったんですか?」
「ん?私の同級生に、それとなく聞いてみたらちょっとした行き違いだったみたいよ」
鈴は肩をすくめてやれやれと言った表情を見せた。
「では鈴さんは、何の為に特訓をするんですの?」
「それは中国の代表候補生として恥ずかしい姿を見せない様によ それに……事情はどうあれ優勝すれば……武昭と……」
「結局鈴さんも私と同じ様な考えではありませんか!!」
「なっ!私は昔からの思いを伝える良い機会と思っただけよ!!……まぁこんな事をしてる暇があるなら私の訓練に付き合ってくれない?」
「えぇ、構いませんわ、訓練とは言え私の勝ちは決まってますから」
「それはやってみないと分からないわよ?ならやりましょ?」
鈴の言葉にセシリアが構えた時だった……
2人の近くに何者からか砲撃が来たので相手を確認すると自分の専用機を展開したラウラがピットの入口に立っていた。
「セシリア、アイツって1組に来た転入生?」
「えぇ、ドイツから来たラウラ・ボーデウィッヒさんですわ」
「そう……で、何でそのドイツさんは私達にこんな事をしたのかしら?」
「フン、中国とイギリスの候補生か……来る前にドイツで様々な情報を見てきたがそれ以下の実力みたいだな」
2人はラウラの言葉の真意に気づいた。
「セシリア、コレって私達に喧嘩を売ってるって事よね?」
「えぇ、同じ欧州諸国の一員として恥ずかしい事ですが、そうみたいです」
「それでアンタは私と模擬戦をしたいって事で良いのかしら?」
「鈴さん、お待ちくださいな、彼女はこの私に相手を頼んできてるんですのよ?」
「ハハハ、お前らは何を言っているんだ?大体
ラウラの言葉を聞いた2人は何かのスイッチが入ったみたいだった。
「ねぇ、セシリア……私、今さぁコイツの口から凄くムカつく事を聞いたんだけど……」
「安心してください、鈴さん……聞き間違いなどではありませんわ……私も聞きましたから……」
鈴は双天牙月をセシリアはスターライトをそれぞれラウラに向けた。
「ほう、面白い……お前達に見せてやろう私の実力を!!」
ラウラが2人向かうと同時に模擬戦が始まった。
アリーナで模擬戦が始まったのと時間は前後して……
「うーんと今日使えるアリーナは……第3アリーナだったか」
「あきっち〜どこに行くのぉ〜?」
武昭がアリーナに向かってると本音が声をかけた。
「ん?本音か、あぁ、ちょっとトレーニングしようと思ってな」
「そうなんだぁ〜……あれ?何か慌ててる人がいるけど、どうしたのかなぁ?ねぇ何かあったの?」
2人が話してると生徒達が慌てていたので本音が事情を聞くと1人の生徒が足を止めて説明した。
「第3アリーナでイギリスと中国の候補生の子がドイツの候補生の子と訓練してるんだけどドイツの子が2人を圧倒してるの!!……ひっ!?」
「どうしたの……あきっち!?」
説明をした子が何かに怯えたので本音が武昭を見ると雰囲気が変わっていた。
「ふーん……そう言う奴がいるから
「あ、あきっち?……アッ!待って!!」
本音が武昭に声をかけると同時に武昭は第3アリーナに向かって走り出したので追いかけようとした。
2人がいなくなった後……
「ハァハァハァ、あの子ってもう1人の男性操縦者の子だよね……」
事情を話した子は武昭の雰囲気を思い出して震えていた。
その結果……
「アッ……寮に行って着替えないと……」
その生徒は