転生者は友が多い   作:北方守護

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第44話 相手。

シャルロットに肩を借りながらアリーナを出た武昭は生徒会室に来ていた。

 

「すみません楯無さん……用事も無いのに来たりして……」

 

「別に私は構わないわよ、シャルロットちゃんの事を知ってる人がいる所の方が良いだろうし」

 

「あ、ありがとうございます更識さん。それよりも武昭、大丈夫?」

シャルロットはソファで横になってる武昭に声をかけた。

 

「あぁ……大丈夫だ……()()()()()()()()()()()()()()()()」 

 

「ふーん、骨にヒビが入ってるだけなんだ……」

 

「それ位なら、少し休んでいれば良いわね……」

 

 

「ハアッ!?」「ええっ!?」

武昭の言葉を聞いたシャルロットと楯無は普通に受け入れたが少し考えて変な事に気付くと大声を上げた。

 

「武昭!骨にヒビが入ってるって大丈夫じゃ無いよ!!」

 

「こんな所よりも医務室に行った方が良いわよ!!」

 

「いやー……なんとなくですけど、今は()()()()()()()()()()()()()()

武昭の言葉に2人が頭を捻っていると何処からともなく音が聞こえた。

 

「何の音?……」

 

「もしかしたら……()()()()()()()()()()()

楯無がシャルロットに見せたのは今回のトーナメントの参加条件が書かれた物であり、そこには……

 

「えっと、今回のトーナメントはタッグ戦とする……えぇっ!?

 

「楯無さん、コレ俺も聞いてないんですけど……」

 

「それはそうよ、コレが決まったのは今さっきなんだから、それで武昭君は誰と組むのかしら?」

 

「俺ですか?そうですね……同じ男性操縦者って事で一夏とでも「ねぇ!僕と組もうよ!!」え?」

武昭が楯無の問いに答えようとした時、シャルロットが話に入ってきた。

 

「だって、僕の事を知ってるのはここにいる武昭と楯無さん以外なら織斑先生、学園長だよね?だったら正体がバレない為にも武昭と組んだ方が都合が良いでしょ?」

 

「まぁ、それはそうだけど……「楯無さん、ここに名前を書いたら良いんですか?」 「そうそう、そこに書いて誰か先生に渡せばOKよ」って、もう書いてるし……」

武昭がシャルロットの事情を考えてると楯無に分からない所を聞いているシャルロットの姿を見て何となく納得した。

暫くして麻耶が生徒会室に用事を頼みに来たついでにシャルルが書類を書いたのでタッグが決まった。

 

その後、2人が組んだ事を聞いた皆の反応……

 

一夏の場合……

「ズルいぞ!だったら俺は誰と組んだら良いんだよ!!」

 

箒の場合……

「このまま武昭達のコンビが優勝してくれたら、あの噂も無くなるか……だったらその方が良いかもしれないな……」

 

鈴の場合……

「武昭!今回は先生に止められたから無理だけど、次にこんな事があったら私と組みなさいよ!!」

 

セシリアの場合……

「一夏さんと組んでたら私が優勝してましたのに……」

 

簪の場合……

「デュノアさん、ズルい……分かった、私が優勝して……そして……

 

本音の場合……

「あきっちとデュッチーが組んだんだぁ〜 だったら私はカンちゃんと組んで、あきっちと〜

色々と言われた。

 

ちなみに、

シャルロットの場合……

(うん!武昭と組んで優勝して、そのまま……うん!絶対に優勝しないと!!

 

武昭の場合……

(ん?何だ、今変な感じかした様な……まぁ気のせいか……)

武昭が寮の部屋で予習してると何かを感じたが構わず予習を進めた。

 

 

 




アリーナで騒ぎがあった後の医務室にて……

鈴とセシリアが治療を受けて休んでると一夏と箒が来た。

「大丈夫か!?セシリア!鈴!!」

「えぇ、何とか大丈夫ですわ……」

「私も武昭が助けてくれたから……そう言えば武昭ってどこにいるの?」
鈴が室内を見回してると座ってた本音が話し出した。

「うん……あきっちならラウラウとの騒ぎが終わった後にデュッチーと何処かに行ったみたいだよ〜……」

「そうなんだ……(あの時の武昭は一体?……)ん?ねぇ、何か音がしない?」
本音の言葉を聞いた鈴が何かを考えてると何かが聞こえた気がしたので皆が耳をすませると段々音が大きくなっていった。

「お、おい一夏、何か音がこっちに迫ってきてるぞ」

「あぁ箒の言う通りだな……ってドゴォン!!な、何だぁ!?」
箒が何かを感じて一夏に尋ねると医務室の扉が外から押し倒されて室内に多数の女生徒達が入ってきて何かを見せた。

それには今回はタッグトーナメントなので2人組での参加が必須との旨が書かれていた。

『織斑君!!私と組んでください!!』

「えっと、その……あっ!俺は武昭と組むからそれじゃ!!」
一夏は女子達からコンビを組む様に言われたが逃げる様に医務室を出て行き女生徒達も、それを見て出て行った。

残された皆がポカンとしてると簪が医務室に来た。

「えっと……アレ?武昭は……いないの?」

「あっ、カンちゃん、うんあきっちはいないよ〜……ってもしかしてコンビのお願い?」
本音は簪の手にある物を見て来た理由を聞くと簪は顔を赤くして無言でうなづいた。

「ダメだよ〜あきっちと組むのは私なんだからぁ〜」

「ちょっと待ちなさいよ!私が武昭と組むのが良いんだから!!」

「では私は一夏さんと組んで出る事にしますわ」

「待て、幼馴染である私が一夏と組むのが良いんだ」

「それはダメですよ、2人の機体には多大なダメージがあるのでトーナメントへの出場は先生としても学園としても許可は出来ません」
本音と簪、鈴、セシリアと箒のそれぞれが言い合いをしていると麻耶が医務室に入ってきた。

「これ位なら問題ありません!!」

「凰さんが出場したいのは私も分かりますが、今の状況で出場しても色々と悪くなるだけです、ですから今回は諦めてください」

「はい……わかりました……」

「それと布仏さんと更識さんは言い辛いんですけど……村雨君はデュノア君とタッグを組むみたいですよ」
麻耶の言葉を聞いた本音と簪は「え?」と言った表情を見せた。

「医務室に来る前に生徒会室に寄ったら村雨君とデュノア君がいて、その場で参加プリントを貰いましたから」
麻耶がそこにいた皆にプリントを見せると武昭とシャルルの名前が書いてあった。

「そっか、武昭はデュノア君と組んだんだ……ねぇ、本音……」

「うん、私も同じ事を考えていたよ〜カンちゃん…山田先生、コレを受け取ってください」
本音と簪はその場でプリントを書くと麻耶に渡しそれを受け取った麻耶は医務室を出て行った。

「ちょっと待て……今、ここにいるメンバーでまた決まっていないのは私だけでは無いか!こうしてはおれん!!」
箒は自分の状況を確認すると慌てて医務室を出て行った。


ちなみに……

「廊下を走るな!篠ノ之!!」

「ハグッ!?」
千冬に見つかった箒は出席簿で頭をたたかれていた。
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