武昭とラウラがいる場所から離れた所ではシャルルと箒が戦っていた。
「くっ!やはり私とデュノアでは相性が悪いな!!」
「そうは言うけど、訓練機でここまで堪えてる箒もすごいよ!!」
シャルルが自身の武装のマシンガンで攻撃するが箒は武装の刀で弾丸を時には払い時には避けていた。
「私には目的があるからこんな所で負ける訳にはいかないのだ!!」
「その目的って男性操縦者の誰かと付き合えるって噂かな!?」
シャルルは武装を刀に変えると箒に接近して鍔迫り合いをすると箒だけに聞こえる声で理由を聞いた。
「なっ!?そ、それはその……」
「箒がそんな反応するって事は当たりみたいだね……それで箒は
「!?そ、それは……それの何が悪いっ!!」
「別に悪くないよ!只、僕は手伝える事があるなら手伝いたいだけだよ!!」
シャルルに理由を当てられた箒は照れながら向かって来るがシャルルはちゃんと対応していた。
「だから、武昭の方に行きたいから早めに終わらせてもらうよ!!」
シャルルは箒から距離を取ると両手に武装のマシンガンを出して箒を攻撃して箒の機体のSEをすると箒を脱落させた。
「ふう、やはり訓練機ではここが精一杯という所か……それにしても……」
「ふぅ……それで俺に勝とうなんて、よく言えたもんだな……」
「チッ!黙れぇ!!」
箒は地面に降りると武昭とラウラに視線を向けるがラウラが武昭に攻撃をしていたが武昭は特に問題なく避けたり受けたりしていた。
「私が知っている武昭は、まだ小さい頃だったが……成長を加味しても腕が上がっている……」
箒は武昭の動きを見て昔を思い出しながらも感心していた。
そんな中……
「ハァハァハァ……何故だ……何故、この私が貴様如きに……」
「確かにラウラは今年の一年生の中でも実力は上の方だろうし、さすがにドイツの代表候補生だけはあるよ……けど、世界は広いんだからラウラよりも強い奴もいるんだ……」
武昭はラウラを見たが、その表情はどこか悲しそうだった。
「貴様……ならば、貴様は私よりも強いと言うのかぁ!!」
「俺が強い?……それは無い、俺は強くない……俺は弱いよ……」
「何だとっ!?自分を弱いと言ってる奴が何故こんな事が出来ているんだ!!」
ラウラは武昭に色々と攻め込むが自身の攻撃が通らない事に苛立っていた。
「簡単だ……それは俺が【弱さ】を知ってるからだ……」
「ハァ?何を訳の分からない事を言っているっ!!弱さなど私には必要無い!!だからこそ私はこれ程の力を手にしたんだ!!」
「そうか……ラウラはそう考えてるのか……どう思おうが俺は構わない……けど、少し言わせてもらうなら、人は弱さを知るからこそ強くなる事が出来る……それに力を手にしても使い方を違えれば自分も人も傷付く事になるんだ……」
「そうか、では!私のこの使い方は正しい使い方だ!お前を倒すためなのだからな!!」
ラウラは武昭に接近すると右手を前に出して武昭の動きを止めた。
「っ!コレは……なるほどラウラの機体の第三世代兵器って事か……」
「そうだ!コレが私の第三世代兵器
ラウラは肩部にあった武装のレールカノンを武昭に向けた。
「ふん、所詮は私の方が上だった訳だな……さぁ!喰らえ!!」
「そうだ、言い忘れた事があったな」
「ほう、負け犬の遠吠えという物か、いいだろう話すが良い!!」
「ラウラ……この試合は……
「それが最後の……「僕がいる事を忘れてないかな?)何っ!?」
ラウラが武昭に攻撃しようとした時に武昭が口を開いたので話を聞いているとラウラの背後にシャルルがいた。
「くっ!だが第二世代機の装備でこの私の防御を抜く事など出来る訳が……!!」
「うん、普通じゃ無理だよね……けど僕の
ラウラはシャルルの右腕を見て、それが何か気づいた。
「そうだよ、この
「それを使わせると思うのかっ!!何っ!?」
ラウラがシャルルにAICを使おうとするがその瞬間両手足を何かで縛られた。
「村雨流索縄術
「くっ!貴様!この様な事をして勝っても良いと思ってるのか!?」
「は?何を言ってるんだ?コレは
「分かったよ!武昭!!行くよ!ボーデヴィッヒさん!!」
シャルルは武昭の言葉を聞くと同時にラウラの腹部に灰色の鱗殻を打ち込んだ。
「グワァ!?(くっ!このまま私が負けるのか!?……また、私は役立たずと呼ばれるのか?……)」
ラウラはシャルルの攻撃を喰らいながら過去の事を思い出していた。
村雨流索縄術 蛇絡縛 鞭や縄などを使い相手の両手足を束縛して動けなくさせる。