転生者は友が多い   作:北方守護

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第56話 臨海学校の準備

武昭が謎の少女との(覚えてないが)話を終えた数日後の日曜日……

駅前にある噴水の前で私服の武昭が立っていた。

 

「うーん、ちょっと来るのが早かったかな?……」

 

「あれ?武昭?なんで約束の時間より早く来てるの?」

武昭が待っていると私服姿のシャルロットが来た。

 

「いや、ここに来る前に()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ちょっとした用事って?……あっ、右腕が……」

シャルロットが武昭を見ると右腕が無く服の袖が靡いていた。

 

「それって……」

 

「あぁ、ちょっと調子が悪くなってたから()()()()()調()()()()()()()()()()()()

武昭はここに来る前に会った兎の事を思い出して苦笑いしていた。

 

「それじゃ、今日は買い物に付き合ってくれなくても……」

 

「気にするな、俺も買い物をしたかったし、それに」

 

「あっ……えっと、その……」

 

()()()()()()がそうしてくれた方が俺も歩きやすいんだよ」

 

「そ、そうなんだ……じゃあ、このままで行こうか……(武昭の手って暖かいな……)」

シャルロットが気まずそうな表情をしてると武昭が左手で右手を握ってきたので照れて慌てていると理由を聞いて納得したが頬は赤かった。

 

その後、2人が手を繋いだまま目的地を向かっている後ろの方で……

 

「むぅ〜……シャルルん羨ましいなぁ〜」

 

「今度は私から誘って、あれ以上の……////

 

「この辺で買い物をするとなったら2人は必ず……」

物陰に隠れながら本音、簪、鈴が武昭とシャルロットを追跡していた。

 

更に、その後ろの方では……

 

「全く……あれじゃあの子達は直ぐにバレるじゃない」

楯無が前に居る皆を見なが尾行していた。


その後、皆は学園から1番近い所にあるショッピングモール【レゾナンス】に来ていた。

 

「さてと、それでシャルロットは何を買いに来たんだ?」

 

「えっとね、その……臨海学校で着る水着を買いに来たんだ」

 

「水着か……案内板だと……向こうだな行くぞ」

2人は案内板を見て水着売り場に到着した。

 

「うん、それでちょっと聞きたい事があるんだけど……武昭はどんな水着が良いのかな?(ウワァ!僕はなんて事を聞いてるんだろ!?」

 

「水着の好みか?うーん……あまり露出が無くて定番の奴……かな?」

 

「そ、そうなんだ……定番の奴って言うとビキニとかワンピースって事?」

 

「あぁ、シャルロットなら可愛いから定番の奴でも似合うと思ったんだ……それは()()()()()()()()()()()()()()

 

「フェッ!?なんで皆が居るの!?それに武昭は気づいてたの!?」

武昭が物陰に声を掛けると後をつけてた皆が姿を見せてシャルロットは驚いた。

 

「ん?あぁ、学園からついてきてたぞ。まぁ特に危険を感じなかったし何処となく覚えがあった気配だったから、そのままにしてたんだ」

 

「そうだったんだ……(せっかく、武昭と2人きりだったのに……)」

 

「武昭も気づいてたんだったら声を掛けてくれれば良かったのに(そう簡単に2人きりにはさせないから)」

武昭が事情を説明してる中、シャルロットと鈴が話していたが2人は心の中でも会話をしていた。

 

「ん?どうかしたのか?2人とも」

 

「あきっち〜 2人は何か話したい事があるみたいだから私とカンちゃんの水着を選んでくれる〜?」

 

「俺は構わないけど、簪はそれでいいのか?」

 

「うん……私も、武昭が選んだ奴なら……構わないよ……」

 

「そっか、じゃあ水着を探しに行くか」

 

「「ちょっと!抜け駆けしないでよ(するんじゃないわよ)!!」」

鈴とシャルロットが睨み合ってると本音と簪が武昭を連れて行こうとしたので鈴とシャルロットもその後を追いかけた。

 

それから離れた所で……

 

「皆、羨ましいなぁ……武昭君と買い物が出来て……今度、お願いしてみようかしら……」

楯無が武昭たちの様子を見て羨ましがっていた。

 

「けど……一応、簪ちゃんや本音ちゃんも暗部の関係者なんだけど……さすが村雨流の後継者といった所かしらね……」

楯無が扇子を開くと【驚愕】と面に書かれていた。


水着売り場で……

 

「それにしても女性用は沢山あるけど、男性用は少ないんだな」

 

「それはそうよ、今のこのご時世だったら、あっ、コレにしようかしら」

 

「確か、それってタンキニって奴だったか?色もオレンジで鈴の活発なイメージに合ってるな」

 

「そ、そうなんだ……じゃあ試着してくるから少し待っててね(エヘヘ、武昭に合ってるって言われちゃった)」

鈴は自分が選んだ水着を持って試着室に入るがその顔は喜んでいた。

 

「あっ、そうだ。鈴、少し時間が掛かる様ならトイレに行って来ても良いか?」

 

[えぇ、良いわよ、私は終わったら……で待ってるから]

 

「うん、分かったよ、それじゃ」

武昭は鈴と合流場所を話すと、その場を離れた。

 

トイレを終えた武昭が鈴の所に戻る途中水着を選んでるシャルロットに会った。

 

「なんだ、シャルロットはここで選んでたのか?」

 

「うん、そうだよ、ねぇ武昭はどっちが良いと思う?」

シャルロットは2着の水着を武昭に見せた。 (1着は原作の物でもう1着は皆さんの自由に考えてください)

 

「うーん……シャルロットなら右手の方だな。何処と無く専用機のカラーリングと似てるから似合うと思うぞ」

 

「そうなんだ……じゃあコッチにするね(武昭って正直に褒めてくれるから嬉しいな)」

シャルロットは武昭が選んだ水着を持って更衣室に向かった。

 

少しすると水着を着たシャルロットが試着室のカーテンを開けて武昭に見せた。

 

「ど、どうかな?武昭」

 

「うん、シャルロットのイメージに合ってて似合ってるぞ」

 

「そうなんだ、じゃあ僕はコレにするから」

シャルロットはカーテンを閉めると水着を脱いでレジに向かった。

 

その後武昭が鈴の所に戻ると試着室にいた鈴に呼ばれた。

 

「武昭、どう?似合ってるかしら?」

 

「あぁ、やっぱり鈴の活発なイメージと合ってるな」

 

「そう、ありがとう、じゃあコレにするわ」

鈴もシャルロットと同じ様に水着を脱いでレジに向かった。

 

武昭は2人がレジから戻ってくるまで近くのベンチに座っていた。

 

「女性の買い物は時間が掛かるって言うけど、もうそろそろかな?……」

 

「ちょっと、そこの“コレ“を片付けておきなさいよ」

声がしたので近くにいた女性が自分の手にした水着を武昭にしまわせようとしていた。

 

「断ります、俺はあんたの知り合いじゃないし、そんな事をする理由はありません」

 

「はぁ!?あんた分かってるの!?あんたら男なんか私達女の言う事を聞いてうるせぇよえ?」

 

「テメェは何を勘違いしてやがるんだ?ISが女性にしか動かせないからって、テメェが偉くなった訳じゃねぇだろ?」

 

 「は?な、何を言ってるのよ、アンタなんかが……」 

 

「それに、テメェはISを持ってねえだろうが ゴチャゴチャ抜かしてんじゃねぇ!!」 

武昭の怒号を聞いた女性は青い顔をして体を震わせながらその場から走り去って行った。

 

「チッ、ムカつく奴だぜ」

 

「武昭、何かあったの?」

武昭がイラついていると買い物を終えた鈴とシャルロットが来ていた。

 

「ん?2人とも買い物を終えたのか、あぁ、ちょっとムカつく奴がいてな」

 

「あぁ、さっき武昭の声がしたと思ったら、そう言う事だったのね」

 

「けど大丈夫だったの?」

 

「特に問題は無いよ……()()()()()()()()()()()()()()()()そうですよね?」

武昭が誰かに声を掛けると柱の影から千冬と麻耶が姿を見せた。

 

「織斑先生に山田先生!?」

 

「お2人も来てたんですか?」

 

「えぇ、私達も臨海学校の買い物に来たんですよ。」

 

「それよりも私達が居た事に気づいていたみたいだな()()は」

 

「織斑先生「今は昔の呼び方で構わないぞ、プライベートだからな」わかりました()()()()

 

「あぁ、それでこれからお前達はどうするんだ?」

 

「あとは本音と簪が一緒に来たんで2人の買い物が「お待たせ皆」「待たせてごめんねぇ〜」いやそんなに待ってないよ」

武昭が千冬とこれからの予定を話してると簪と本音が買い物を終えて戻ってきた。

 

その後、武昭達は千冬達と別れて学園に帰り千冬達は買い物をしていた。

 

そんな中……

 

「それで……武昭の本心はどうだった?()

 

「うん……やっぱりたっくんは昔のままだよ……私達が知っているあの時の……」

千冬が柱にもたれて独り言の様に話してると何処からとも無く束が姿を見せて喜んでいた。

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