自己紹介がすみ最初の授業が始まった。
そして休み時間になって……
「おい!武昭!お前今までどこにいたんだよ!?」
一夏が武昭の席に来ていた。
〔えっと……何を言ってるか分からないんだけど……
「な……何言ってんだよ武昭?……俺だよ、お前の幼馴染だった……一夏だよ織斑一夏!!」
〔あぁ、お前が最初の男性操縦者だった織斑一夏か……まぁ学園に2人しかいない男子だ仲良くしようぜ〕
「そ、そうだな……よろしくな……なぁ武昭、本当に俺の事を覚えてないのか?……」
〔さっきも言ったけどお前なんか知らないぞ?〕
「そんな……そうだ!」
一夏は武昭の席から離れると教室内を見回して1人の女生徒を連れて戻って来た。
「お、おい!手を離せ!!一夏!!」
「あぁ、悪いな箒 けど、箒も覚えてるだろ?武昭の事を」
「確かに名前を聞いた時は驚いたがな……武昭、私の名前は篠ノ之箒だ……覚えているか?」
〔篠ノ之箒……いや
「そうか……私の事は名前で呼んでくれ……その代わり私も武昭と呼ばせてもらうぞ……(本当に私の事も覚えていないのだな……)」
2人は握手をしたが箒と一夏は何処か悲しそうな表情をしていた。
そうこうしてるとチャイムが鳴ったので皆は席に座った。
そして、授業中に……
「えっと、ここまで進んでますけど誰か分からない所がある人はいますか?」
(一体……何をしてるんだ?……)
「お、織斑君?何か分からない事があるなら私が教えてあげますよ?何たって先生なんですから」
麻耶が一夏を見ると青い顔をしていたので理由を聞いた。
そして、出た答えが……
「あの……全部わかりません……」
それを聞いた麻耶を含めたクラスの大半の人数が動きが止まった。
そんな中、教室の後ろにいた千冬が頭を抑えながら一夏にある事を尋ねた。
「おい織斑、入学前にお前に渡した参考書はどうした?」
「え?参考書って……」
「学園に入学が決まってから家に送られた筈だ、確か表紙に【必読】と書かれてあった物だ」
「必読って……あ……その……古い電話帳と間違ってゴミに出しパン!!うぐぉぉ!?」
一夏の答えを聞いた千冬は出席簿で頭を叩き、その痛みで一夏は悶えていた。
「ハァ……仕方ない再発行するから1週間で内容を覚える様に」
「なっ!?1週間って、そんなの、「やるんだ?分かったな?」は、はい……分かりました……」
反論しようとしたら一夏は千冬に睨まれ渋々了承しだが何処か納得してない感じだったので千冬が教壇に向かった。
「いいか、今皆が習っているのは一歩間違えれば人の命を奪う事が出来る事が可能な代物だ……
だからこそ、ちゃんと使える様にならなければならないんだ……」
千冬の言葉を聞いた生徒と山田先生は気を引き締めていた。
「それと今思い出したのだが、このクラスのクラス代表を決めねばならない、立候補でも他薦でも構わないが……」
「はいはーい!それなら私は織斑君にします!!」
「へぇ……織斑って……まさか俺か!?」
1人の女生徒の意見に他の生徒たちも一夏を推薦し始めた。
「ちょ、ちょっと待てよ!俺はそんなの……だったら俺は!「あぁ言い忘れていたが村雨は身体が不自由だから代表にする事は無理だ」ぐっ!?(千冬姉に潰された!……けど考えたら、そうだよな……)」
「皆さん!お待ちになってください!!」
一夏が武昭の事を考えてると金髪をカールにした西欧系の少女が声を荒げて立ち上がった。
「クラス代表とは、その名前の通り皆さんの代表になる方です……物珍しい男性操縦者というだけで決めてよろしいのでですか?
ここは主席合格でイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットがするべきではないでしょうか?」
「なぁ、ちょっと良いか?聞きたい事があるんだけど」
「何ですか?私に答えられる事なら出来る限り答えてあげますが」
「代表候補生ってなんだ?」
一夏の答えを聞いた大半の生徒と山田先生はコケており千冬は頭を抑えていた。
「あ、あ、貴方……そんな事も知らないんですの?」
〔ハァ……一夏、代表候補生っていうのはその国の国家代表の候補生の事だ、字面からも分かるだろ?言わばエリートって奴だな〕
「そう!私はエリートなのですわ!!」
セシリアはそう言うと自信ありげに胸を張った。