セシリアは胸を張りながら話を続けた。
「そちらの方が先ほど言った通りわたくしはエリートなのです、だからこそ入試でも唯一人!わたくしだけが試験官の方を倒す事が出来たのです!」
「ん?試験官を倒したって言うのなら俺も倒したけどな」
一夏の言葉にセシリアが反応した。
「ま、まさか……貴方も倒したと言うのですか?……新入生では、わたくしだけと聞きましたが……」
「それって女子だけって事じゃないかなー?」
1人の生徒の言葉に皆は納得した様な表情をしていた。
〔なぁ一夏、本当に試験官の先生を倒したのか?〕
「あぁ……倒したって言うか、先生が勝手に壁に突っ込んで行ったんだけど……」
「そうですか……ならば、わたくしと決闘しなさい!」
セシリアがプルプルしながら一夏に人さし指を突き付けた。
「んな!?なんで、そんな事しなきゃダメなんだよ!」
「このわたくしに恥をかかせたのです!その責任を取ってもらいます!!」
〔んー恥をかいたも何もオルコットさんが勝手に自慢して自爆した結果だと思うけどな……〕
セシリアの話を聞いていた武昭は呆れた顔をしていた。
「何ですって?」
〔それに、その試験について聞きたい事があるんだけど……良いかな?〕
「えぇ、わたくしに答えられる事だけなら構いませんわ」
〔そうか、じゃあオルコットさんは受験のときには何を使って先生と戦ったんだ?〕
「それは、この専用機ですわ……わたくしは代表候補生ですので国から専用機を与えられているのです」
〔そうなんだ、じゃあ次に布仏さんに聞くけど試験の時は何の機体を使ったの?〕
「ふぇっ?うーんとね……私は学園で用意された
〔そっか……つまり普通の入学者は元々用意されている機体を使ってオルコットさんは専用機を使って試験を受けたんだ……それなら首席になるのは当然だと思うけどな〕
「はぁっ!?何でですか!!」
武昭の言葉を聞いたオルコットは軽く詰め寄った。
〔だって入学試験は皆が同じ問題を受験して合否を決めるもの そんな中で専用機が使えたら他の人達から数歩先行ってる様な物だと俺は思うけどね……〕
「そう考えると……オルコットさんの首席って……」
「けど代表候補生なら当然だと思うんだけど……」
武昭の言葉にクラスメイト達が各々に話し始めた。
〔それに……オルコットさんは代表候補生って言うけど……他にも候補生の人はいるんだよね?〕
「え、えぇ……2年生にサラ・ウェルキンと言うお方がおります」
〔その先輩はオルコットさんみたく自分の事を自慢したりしてるのかな?〕
「いえ、その様な事は……してませんわ……ですが、わたくしは……」
〔確かにオルコットさんは代表候補生で専用機も持ってるかもしれない……けど、この教室にいるって事は俺達と同じ1人の生徒なんだから……まぁ、これで俺の聞きたい事は終わったよ〕
武昭が席に座ると千冬が口を開いた。
「まぁ、村雨が話の中で言っていたが例え専用機を持っていようが私からすれば皆同じ様な物だ……だからこそ、私達教師達はお前たち生徒に、ちゃんとISの正しい使い方を教えなければならない、それを、ちゃんと覚えておけ、分かったか?」
『はいっ!』
「そうか、それならば良いだろう……だがクラス代表は決めなければならないから……よし織斑とオルコットで模擬戦を行い
「あぁ!俺は構わないぜ!千冬姉!!ヘブッ!「織斑先生だ、いい加減覚えるんだ」分かりました……織斑先生……」
「はい、こちらも構いませんわ……まぁ、わたくしが勝つ事は決まっていますけど……」
2人が納得した事で授業は再開された。