落日か、日の出か【完結】   作:ベルリン=モスクワ枢軸

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引き続き、発作的に書いてしまった。
それっぽい病名ないかな。
現在の犬養内閣、史実の岡田内閣のほぼパクリ、基本的には政友会の党員って設定。
(史実はまるで違う政党出身)


南進か、西進か、何処か

1936年秋内閣府会議室前廊下

犬養さんに

「慣れたかい?通信鉄道大臣」

やや、からかわれたように感じたが、

「漸く、慣れてきました」

「ふむ、頑張ってくれ、近衛はどうした?」「可笑しいですね、

電信いれといたんだけど、、、」

犬養さんから、

思い出したと話題を振られた。

「例の“国民ラヂオ”は、どうかね?」

「あれですか。

『安く、よく聞こえる、国民ラヂオ』

成功しそうですね、『ラヂオ様放送機』も、上手くいきそうですね。」

小走りする靴音が聞こえた。

「すいません、閣下、遅れて。」

「待ったぞ、奢って貰うからな。」

「止めてくださいよ、財布が寂しくなる。」

会議室

「えー、議題なんだがな、予算の話だ。

特に陸軍、海軍からの増額が要求されているな。

米内大臣、海軍側の主張を。」

「海軍は、1940年迄に、約60隻の軍艦の建造を願いたい。

具体的には、超弩級戦艦4隻、

戦艦6隻、重巡洋艦6、軽巡洋艦14隻、

駆逐艦、潜水艦合わせて30隻」

「超弩級戦艦とは?」

「全長約300米(メートル)の軍艦です。」

想わず、異議を出した。

「建造予定額と、基準排水量に差がありすぎると思いますが?米内閣下。」

「何かの間違いでは?」

「私の実家は、商船を建造する仕事もしてます、こんな軍艦維持するだけで、国庫の破綻に繋がる、認められません‼」

犬養さんに

「そのぐらいにしろ、妙川」

と、言われてしまった。

すると今度は、近衛さんが、

「時代遅れな大艦巨砲主義より、

航空戦力に注力したらどうです?」

暗に、妙川登の主張にしたらどうだ、と言っていた。

大きく響き渡る声で、米内大臣が、

「我が海軍の伝統を踏みにじるつもりか‼」

と、反論した。

犬養さんはどちらかと言うと、嘗ての民権派と同じ主張だから、反対的だった。

議論が一段落し、御前会議で決まることになった。

陸軍は、師団の再編と、説明し一応の決定はした。

※この後の御前会議では、超弩級戦艦は無くなり、新たに、正規空母6隻、戦艦2隻が加えられた。

衆議院、貴族院ともに、問題なく可決した。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

1936年11月執務室

「1936年11月かぁ、、、

後、1ヶ月で今年も終わりかぁ、、、」

何て呟いていたら、扉が乱暴に開かれ、

「アメリカが4つになり、内戦が起きました!」

「どこ情報だ」

「が、外務省と内閣府です。」

「他には。」

「フィリピンが独立しました。

陛下が臨時で召集をかけていらっしゃいます。」

「わかった、車の用意を。」

 

御前会議では、今後の対米方針を決定しようと、会議が始まった。

議論は白熱してやまない。

西岸国を支援せよ、、、

いや、合衆国だ、、、違う、連合国だ、、、

まあ一致していたのは、北部にあるサンディカリズムのアメリカは支援しない、といった程度だ。

会議中、珍しく沈黙していた妙川が、

一言。

「この際、アラスカ、ハワイを除く、

アメリカ領を奪取しましょうか。」

他の大臣は、呼吸器を急停止した。

誰かが、「今なんと、、、」と、繰り返していた。

妙川は続けた「形だけは、民主主義を貫く西岸国を支援しましょう。、、、恐らく、ドイツは、自国と同じ主義主張の連合国を支援します。一気に、奪取してしまいましょう、奪えるなら奪え、と言わんばかりに白人達は、アジア、アフリカを虐げているんです、同じことをするだけなんです、いったい、誰が我々を、非難するんですか?」

一気に言い終えたとき、始めて口を動かしたのは、近衛さんだった。

「国際的に非難されるんではないかね。」「いえ、その心配はないと思います。

何故なら、アメリカも、ヨーロッパも、

それどころではないし、アメリカの陸軍総数が圧倒的に足りないからです。

仮に民兵がいても、指揮系統が未熟。

国内の戦線以外に、海軍を派遣するのは、困難に近いからです。」

「更に、仮にアメリカを、仮想敵国とするなら、

ミッドウェー沖で、航空機の支援が得られるため、海戦も有利に進みます。」

犬養さんは、陛下に決定を仰ぐことにした。返答は、陸、海軍大臣からの賛同もあり、

アメリカ太平洋諸島侵攻を決定なされた。

直後、妙川が、会議にいた全ての人に、

「これは、私の独断専行にしておいて下さい、汚名を着るのは、私だけでいいですから、、、」

この後、妙川の提案で、西進と南進か、

北進か、東進か、会議は継続した。

妙川や、他の大臣は、東進、北進には反対的であった。

海軍大臣は、東進

陸軍大臣は、北進、等といった具合であったが、最終的には、資源地帯確保、強国が存在しない等の理由で、西進と南進で決定した。

 

今や、犬養内閣で彼の見方は、ほとんど変わってしまった。中には、得たいの知れない恐怖を感じた大臣もいたと言う。

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