ついに我々は新たなるステージへと進んでいく
「ジョシュア、今作業が終わったところか?」
「あぁ、何か用か?」
「いや、ちょうど見かけたからな」
『T-04-i57』*1への作業が終わり収容室から退出すると、たまたまリッチに出会った。何か用事かと思ったが、どうやらそうでもないらしい。
「そうか、それならいい時間だし久々に飯でも……」
『記録部門にて試練が発生しました。エージェントの皆様は、至急鎮圧に向かってください』
「どうやら休む時間はなさそうだな」
「……はぁ、仕方がないな」
ようやく一息つけると思った矢先にこれだ、さすがに気が滅入るがこれから来るのは深夜の試練である。そうも言ってられない。
「よし、それじゃあ一緒に行くぞ」
「そうだな」
リッチと一緒に記録部門のメインルームに向かう。早くいって少しでも被害を減らさなければ。
「ついたぞ!」
「気を抜くなよ!」
記録部門のメインルームにたどり着くと、そこには幻想的な風景が広がっていた。
雪の結晶の舞うこの部屋の中央には、巨大な筒が鎮座していた。
先のとがったその筒の下方には、一対の羽のようなものがある。そしてそのそこからは白い蒸気が噴き出してきて、それがまた地に落ちた氷の結晶を巻き上げて再び宙から舞ってくる。
それは、氷でできたロケットだった。
氷のロケット、青空の深夜は水蒸気を噴出しながらその場にとどまっている。
「とにかく攻撃するぞ!」
リッチとともに青空の深夜に攻撃を加える。しかし青空の深夜は何もせず、ただそこにあるだけだった。
「これは灰塵の深夜みたいに別のところに移動しそうだな」
「わかった、気を付ける!」
青空の深夜に攻撃を加えていると、しばらくしてエンジン部分がうなり声を上げ始めた。
「何か来そうだな、急いで離脱するぞ!」
「了解した!」
ロケットが水蒸気をものすごい勢いで噴出し始め、宙に吹き始めるとともにメインルームから離脱する。
やつが飛び始めると同時に、何か見たくないものが見えた気がした。
「……まじかよ」
「どうしたジョシュア?」
「今さっき、青空の夕暮れが見えた気がした」
「……つまり、さっきので出てきたのか?」
「わからない、見間違えであることを祈ろう」
『残念だが、君が見たものは現実だ。いま廊下にて青空の夕暮れが二体移動を開始している』
さすがに嘘であってほしいと思っていたが、それも管理人の言葉で淡く砕かれてしまった。
「まじかよ……」
『君たちには引き続き青空の深夜の鎮圧に向かってほしい。やつは今懲戒部門にいる』
「くそっ、地味に遠いな!」
仕方がないので全力で懲戒部門に向かっていく。時間をかければかけるほどこちらの不利だ。さすがにゲームのようにいったいも倒さなければ深夜鎮圧時に同時に消えるなんてことはないだろう。
「ジョシュア、そろそろ決めるぞ!」
「もちろんだ!」
決戦は情報部門のメインルームだった。
俺の“墓標”とリッチの『超新星』が、ひび割れた青空の深夜に突き刺さる。するとようやく青空の深夜が砕け散り、氷の雨となって俺たちに降り注いだ。
「よし、これであとは青空の夕暮れたちを鎮圧するだけだな」
『あぁ、そうだな…… なっ、まずい!?』
「おい、どうした!?」
管理人の切羽詰まった声が聞こえる。それと同時に施設内にそよ風が運ばれてくる。
『どういうことだ? 『O-01-i40』*2の特殊能力が発生したと同時に、『O-01-i41』*3、『O-01-i42』*4、『O-01-i43』*5まで能力を発生させ始めたぞ!』
「なに!?」
それと同時に風はどんどん強くなり、暖かさと冷たさの入り混じった不思議な風となり、それらがこのメインルームの中央に集まると、巨大な人型をとった。
Emergency! Emergency! Emergency!
Risk Level ALEPH
それは命を廻るもの
彼女に命は育まれ
彼女がその死を受け入れる
そのすべては廻り
決して同じことはない
それこそが貴き命なのだ
O-01-i44 『貴き初凪の季姫』
ならばこの夢の先に
我々はどこを目指していけばいいのだろう
二週目の展開はどれがいいですか?(詳しくは活動報告をお読みください)
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これまでのような感じで幻想体変えて二週目
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まだ出ていない幻想体の紹介だけ
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アンケートで次回の幻想体を決める