『T-04-i13』は植物型の生命体と人型の生命体で一組のアブノーマリティーです。植物型の生命体を『T-04-i13』、人型生命体を『T-04-i13-1』とします。
『T-04-i13』の先端には柘榴の実のような物体が存在しています。その物体には裂け目があり、裂け目の中にはいくつもの果実が詰まっています。果実は『T-04-i13-1』に食されることを望んでおり、収容室には歓喜や落胆の声がよく響きます。
『T-04-i13』には、人を魅了して飲み込み、果実に変換する性質が存在します。果実は感情があるかのようなふるまいをしますが、意識はありません。
『T-04-i13-1』はただそこに存在するだけの生命体です。行動するのは食事を行うときだけで、それ以外の行動を起こすことはめったにありません。また、『T-04-i13-1』とコミュニケーションをとることは不可能です。
果実となった職員を解剖した結果、別の物質に変換されていることが判明しました。おそらく『T-04-i13』内で食用に加工されたものだと考えられます。果実となった職員を救出することは不可能です。
『魅惑の果実』
危険度クラス HE
ダメージタイプ B(3-4)
E-BOX数 18
作業結果の範囲
良い 16-18
普通 9-15
悪い 0-8
◇管理方法
1、作業中にパニックになった職員は、『T-04-i13』に飲み込まれて果実となった。
2、作業結果悪いでも同様に、『T-04-i13』に飲み込まれて果実になった。
3、自制3未満の職員も、同様に『T-04-i13』に飲み込まれて果実となった。
◇作業結果
本能
1 低い
2 低い
3 低い
4 低い
5 低い
洞察
1 普通
2 普通
3 普通
4 普通
5 普通
愛着
1 最低
2 最低
3 最低
4 最低
5 最低
抑圧
1 低い
2 低い
3 普通
4 普通
5 普通
◇脱走情報
非脱走アブノーマリティー
◇ギフト
幸福(手1)
愛着+4
枯れた植物の木の根のような手袋型のギフト。
かの存在を近くで感じられ、幸福感を得ることができる。
◇E.G.O.
・武器 幸福(槍)
クラス WAW
ダメージタイプ B(10-12)
攻撃速度 高速
射程距離 普通
枯れた植物の根のような形の槍。
この槍で頭をさせば、柘榴の実のようにきれいにはじける。
・防具 幸福
クラス HE
R 1.0
W 1.3
B 0.5
P 1.5
胸部分に柘榴のような装飾の入った全体的に黒い防具。
この防具を身にまとうことで、自分が果実になったかのような幸福感に浸ることができる。
余談
ロボトミーの植物にろくな奴はいない!
……というわけで、ロボトミー特有の糞植物にして初のHEアブノーマリティーです。
ここで、既プレイの方はお気づきになったかもしれません。あれ、HEって、情報の一日目で出てきたっけ? 情報の三日目からじゃないかって。
はい、実はこれには理由があるのです。実はこの小説は、私が個人的に楽しむように作っているTRPG風Lobotomy Corporationのゲーム、それのテストプレイの施設をもとに作っているのです。
せっかくなので、作ったアブノーマリティーの設定や物語を書こうと思って書き始めたのが、この小説だったりします。
テストプレイは弟の協力のもと行っているのですが、基本的にこの小説でのアブノーマリティーの収容の順番は弟がテストプレイで選択したとおりであり、今回の『魅惑の果実』は最初に複数制作したアブノーマリティーの一つだったのです。
そこで、せっかくテストプレイだからと言って、早めにHEを出したいなって思い入れていました。事前にHEがいることは伝えていましたが、二日目から選択に出てきていたのでHEとは思わず収容してしまったようです。正直申し訳なかった。
最初は三つ目の即死条件が60秒以上の作業で即死だったのですが、ゲームシステム上どうしても自制が3なければ即死してしまうので、『魅惑の果実』の性質的にもこっちのほうがあっていると思い自制3未満で即死に変更しています。
そんな条件だったため、職員が全く育っておらず、作業した瞬間即死してしばらく放置されていました。悲しい……
クリフォト暴走がついてもカウンターなしのため完全放置で、ある程度育ってからもう一度って感じでした。
ちなみにそんな感じの適当加減だったため、この後に追加したアブノーマリティーの中にWAWをいれたりして、予想よりはるかに早くWAWを収容するなどとんでもない地獄絵図になりました。その分職員の育成は早くなりましたが……
ちなみに、このアブノーマリティーも結構気に入っていたアブノーマリティーの一体だったりします。気に入ってるやつばっかりだなって思うかもしれませんが、そればっかり収容されるので仕方がありません。
この『魅惑の果実』は昔考えた敵キャラの一体だったと思います。昔の設定を引っ張り出して再利用した感じなので、『幸せな金魚鉢』と同じような感じですね。
もともとは隣の人型が本体だったのですが、アブノーマリティー的には植物のほうが本体っぽいなって思い、変更しました。
ちなみに、本編の糞植物どもに倣って、この小説で出てくる植物は総じて糞です。