自分たちが一番すごいと言うことを証明しよう
「おいジョシュア、何してる?」
「あぁ、マイケルか。今パンドラを折檻してるんだ」
俺がパンドラに正座をさせていると、なにか用があったのかマイケルが話しかけてきた。
「マイケルさん、助けてくださいぃぃぃ!」
「またか、今度は何をした」
「ストーブで“ショコラ”を乾かそうとしたんだ」
「あんなことになると思わないじゃ無いですかぁ!」
「だから渡したときに、溶けるから暑い場所に置くなってちゃんと伝えたじゃないか!」
「そんなの冗談だと思うじゃないですかぁ!」
パンドラは涙目になりながら訴えかけてくるが、無視する。そもそもこの職場では、そんなことはないと考えていれば足元を掬われるだけだ。気を抜いてはいけない。
『情報部門にて試練が発生しました、エージェントの皆様は至急鎮圧に向かってください』
「……!? ほら、試練が発生したから行きましょう! 早くしないと大変なことになりますよ!」
「……はぁ、わかったわかった。それじゃあ今すぐ行くぞ」
「よし、うやむやに出来ました!」
「それは言わない方が良いと思うんだけどね」
パンドラの言動にあきれながら、マイケルも俺に付いてきて目標のいる廊下まで向かう。黎明とは言え早めに対処した方が良いだろう。
「……あれが、今回の試練か」
「何ですかあれ、かわいいじゃ無いですか!」
そこにいたのは、二頭身の可愛らしい小人であった。手にはステッキを持ち、頭には手作り感のある冠をかぶっていた。
そんな見た目にだまされたのか、パンドラは無警戒に小人に近づいていく。
「まてパンドラ! そんな見た目でも試練だぞ!」
「そんな事言っても、可哀想じゃ無いですか!」
俺の言葉には聞く耳を持たず、パンドラは小人を抱き上げる。ナニカ洗脳されているのかもしれない。
「……ジョシュア、あれどうする?」
「どうするもこうするも、とりあえず引きはがすしか……!?」
どうやって引きはがすか決めあぐねていると、突然試練が黄色く光り始めた。そしてしばらくすると輝きは収まり、元の様に戻っていた。
「くそっ!!」
「あぅ」
俺はパンドラの横腹を蹴って引きはがすと、マイケルと合流しに来たリッチとルビー、シロと一緒に試練に総攻撃を仕掛ける。小さい見た目なのに以外とタフで驚いた。
「くそっ、なんてこった」
「ひどい、いきなり何するんですか!?」
パンドラがわめいているが、そんな事はどうでも良い。こいつは自分勝手な行動で皆を危険にさらしたんだ……
「……パンドラ、ちょっとこい」
「えっいきな…… もしかして、怒ってます?」
「あぁ、カンカンにな」
「えっ」
パンドラの顔が青ざめる。こいつには異常が無いかを確認するために『T-09-i97』*1に沈めたまま説教をすることにする。
そして俺は、のぼせるまでパンドラに説教をすることになった。
……ちなみにだが、そのあとエネルギーが減っていることに気がついた管理人が、絶叫したという。
力のないものに 志は不要であった
次回のアブノーマリティーの情報は?
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管理番号と台詞の一文
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上記に加えてアブノーマリティーの姿
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さらに加えて第一印象など