【完結】誰も知らないアブノーマリティー   作:名無しの権兵衛

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さぁ 志を持って立ち上がろう

自分たちが一番すごいと言うことを証明しよう


Days-10-1 黄金の黎明『旗揚げ』

「おいジョシュア、何してる?」

 

「あぁ、マイケルか。今パンドラを折檻してるんだ」

 

俺がパンドラに正座をさせていると、なにか用があったのかマイケルが話しかけてきた。

 

「マイケルさん、助けてくださいぃぃぃ!」

 

「またか、今度は何をした」

 

「ストーブで“ショコラ”を乾かそうとしたんだ」

 

「あんなことになると思わないじゃ無いですかぁ!」

 

「だから渡したときに、溶けるから暑い場所に置くなってちゃんと伝えたじゃないか!」

 

「そんなの冗談だと思うじゃないですかぁ!」

 

パンドラは涙目になりながら訴えかけてくるが、無視する。そもそもこの職場では、そんなことはないと考えていれば足元を掬われるだけだ。気を抜いてはいけない。

 

『情報部門にて試練が発生しました、エージェントの皆様は至急鎮圧に向かってください』

 

「……!? ほら、試練が発生したから行きましょう! 早くしないと大変なことになりますよ!」

 

「……はぁ、わかったわかった。それじゃあ今すぐ行くぞ」

 

「よし、うやむやに出来ました!」

 

「それは言わない方が良いと思うんだけどね」

 

 パンドラの言動にあきれながら、マイケルも俺に付いてきて目標のいる廊下まで向かう。黎明とは言え早めに対処した方が良いだろう。

 

 

 

「……あれが、今回の試練か」

 

「何ですかあれ、かわいいじゃ無いですか!」

 

 そこにいたのは、二頭身の可愛らしい小人であった。手にはステッキを持ち、頭には手作り感のある冠をかぶっていた。

 

 そんな見た目にだまされたのか、パンドラは無警戒に小人に近づいていく。

 

「まてパンドラ! そんな見た目でも試練だぞ!」

 

「そんな事言っても、可哀想じゃ無いですか!」

 

 俺の言葉には聞く耳を持たず、パンドラは小人を抱き上げる。ナニカ洗脳されているのかもしれない。

 

「……ジョシュア、あれどうする?」

 

「どうするもこうするも、とりあえず引きはがすしか……!?」

 

 どうやって引きはがすか決めあぐねていると、突然試練が黄色く光り始めた。そしてしばらくすると輝きは収まり、元の様に戻っていた。

 

「くそっ!!」

 

「あぅ」

 

 俺はパンドラの横腹を蹴って引きはがすと、マイケルと合流しに来たリッチとルビー、シロと一緒に試練に総攻撃を仕掛ける。小さい見た目なのに以外とタフで驚いた。

 

「くそっ、なんてこった」

 

「ひどい、いきなり何するんですか!?」

 

 パンドラがわめいているが、そんな事はどうでも良い。こいつは自分勝手な行動で皆を危険にさらしたんだ……

 

「……パンドラ、ちょっとこい」

 

「えっいきな…… もしかして、怒ってます?」

 

「あぁ、カンカンにな」

 

「えっ」

 

 パンドラの顔が青ざめる。こいつには異常が無いかを確認するために『T-09-i97』*1に沈めたまま説教をすることにする。

 

 そして俺は、のぼせるまでパンドラに説教をすることになった。

 

 

 

……ちなみにだが、そのあとエネルギーが減っていることに気がついた管理人が、絶叫したという。

 

*1
『極楽への湯』




力のないものに 志は不要であった

次回のアブノーマリティーの情報は?

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  • 上記に加えてアブノーマリティーの姿
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