自由なものたちが飛び回っていた
「シロ、今日は少し小食だな?」
「そうか? こいつはいつもこんなもんだろ」
今日もシロとリッチと一緒に食事をしていると、シロの食事が少しだけ少なくなっていることに気がついた。リッチのやつは興味が無いのか気付いていなかったが、食べているサンドイッチがいつもより少なかった。それに、心なしか少し元気がなさそうな気がする。
「シロ、何かあったら俺に言えよ?」
俺が心配していると、シロは俺の顔をじっと見つめてきた。なんというか、そんなにじっと見られていると落ち着かない。
今更目をそらすのも悪い気がしてしばらく見つめあっていると、横から大きなため息が聞こえてきた。
「はぁ、そうやっていちゃいちゃするなら、よそでやってくれ」
「はぁ!? そんなわけ無いだろうが!」
リッチの煽りに思わず反論すると、周りからも笑い声が聞こえてきた。
「……てめぇ」
「なんだ、自覚はあるんだろ?」
「あるわけ無いだろ!」
『情報部門にて、試練が発生しました。エージェントの皆様は至急鎮圧に向かってください』
言い争いをしている最中に、今日の試練が来てしまった。俺たちは急いで立ち上がると、E.G.O.を持って試練の鎮圧に向かった。
「ちっ、今回はメインルームか」
「文句を言っても仕方が無い、行くぞ」
情報のメインルームに待っていたのは、氷で出来たツバメのような鳥であった。しかも一匹では無い、何体ものツバメが飛び回り、職員たちを突き、攻撃していた。
「非戦闘員を守れ! 無事なものは負傷者の回収を!」
「気をつけろ、こいつら眼を狙ってくるぞ!」
「了解!」
相手がどこを狙ってくるかわかっているなら対処は簡単だ。俺の目を狙ってくるツバメに幸福を叩きつける。すると見た目通り、ツバメは簡単に砕け散った。
「こいつらは当たればどうとでもなる! 落ち着いて対処しろ!」
「言われなくてもわかっている」
俺が幸福を振り回している間にも、逃げ遅れたオフィサーたちがどんどん傷ついていく。シロもショコラで的確に撃っていくが、いかんせん数が多い。シロに迫るツバメたちを追い払いながら攻撃していく。
「みんな、待たせたわね!」
相手の数に押されていると、ルビーが他の仲間たちを集めてきてくれた。そして全員でツバメを攻撃することで、数だけが取り柄であったツバメたちはどんどん数を減らしていき、ついに全滅させることが出来た。
「ふぅ、なんとかなったわね」
「気をつけろよルビー、念のため残党を探すぞ! 後から来た奴らは負傷者の手当をしてやってくれ!」
幸い、ツバメの被害に遭った奴らの中に死者はいなかった。しかし、小さくすばしっこい上に、数で攻めてきた奴らに何度も攻撃を受けて、重傷になってしまったやつも何人かいた。
命があるだけ儲けものだが、彼らが職場に復帰するのはもう少しかかるかもしれない。
見上げても何もいない
何も始まらない
次回のアブノーマリティーの情報は?
-
管理番号と台詞の一文
-
上記に加えてアブノーマリティーの姿
-
さらに加えて第一印象など