【完結】誰も知らないアブノーマリティー   作:名無しの権兵衛

237 / 335
EX-Story-12 管理情報

 贖罪の日々は終わりです

 

 これからは、きっと前を向いていけるでしょう

 

 

 

 

 

『崩れ逝く海の旅人』

 

 

【挿絵表示】

 

 

危険度クラス WAW

 

ダメージタイプ B(5-8)

 

E-BOX数 26

 

良い 25-26

 

普通 21-24

 

悪い 0-20

 

 

 

◇管理方法

 

1、他のアブノーマリティが脱走するたびに、クリフォトカウンターが回復した。

 

2、作業結果が悪いで、クリフォトカウンターが回復した。

 

3、愛着作業を行うと、クリフォトカウンターが減少した。

 

4、職員が5名死亡するたびに、クリフォトカウンターが減少した。

 

5、脱走した『O-01-i75』は『崩海への扉』を出現させると、同じ部門にいる職員を魅了し、一定時間が経過すると『崩海への扉』へと導いた。

 

6、施設がセカンドトランペットになると、クリフォトカウンターが0になった。

 

7、収容室の前を『O-02-i71』が通り過ぎると、クリフォトカウンターが0になった。

 

8、『O-02-i71』と対峙した『O-01-i75』は、超越状態となり危険度が上昇した。

 

 

 

◇作業結果

 

本能

1 低い

2 低い

3 低い

4 低い

5 低い

 

洞察

1 低い

2 低い

3 低い

4 普通

5 普通

 

愛着

1 最低

2 最低

3 最低

4 最低

5 最低

 

抑圧

1 高い

2 高い

3 普通

4 普通

5 普通

 

 

 

◇脱走情報

 

クリフォトカウンター 5

 

R 0.6 耐性

 

W 1.0 普通

 

B 0.3 堅牢

 

P 1.5 弱点

 

 

 

◇ギフト

 

後悔の日々(頭1)

 

 勇気-5 慎重-5 正義+10

 

 きれいな花飾り。あの日の後悔は、決して忘れることはない。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

◇E.G.O.

 

 

・武器 後悔の日々(メイス)

 

クラス ALEPH

 

ダメージタイプ B(20-24)

 

攻撃速度 遅い

 

射程 近距離

 

*攻撃時に一定確率で使用者にBバリアを展開する。

 

 銀色に輝く鍵のような形のした杖。次こそは必ず助けると、誓った。

 

 

 

・防具 後悔の日々

 

クラス WAW

 

R 0.4

 

W 0.6

 

B 1.5

 

P 0.5

 

 彼の纏う布切れを模した防具。もう、逃げたりなんてしない。

 

 

 

 

 

 『目覚め』を生き残った青年の証言

 

 あんた、なんでわざわざ俺なんかに話を聞こうとするんだ?

 

 なに? 『巡礼者』の話……

 

 あんた、どこでそいつを知ったんだ?

 

 ……わかった、深くは聞かないさ。

 

 それで、あんたは『巡礼者』の話を聞きに来たんだな?

 

 あいつは、俺たち『大崩壊』に巻き込まれた人間の希望だった。

 

 『大崩壊』に巻き込まれて運よく生き残った連中は、『崩海』と呼ばれる地獄みたいなところに着の身着のままで放り出された。

 

 初めて会ったときは、そんな『崩海』で右も左もわからない俺が『支配者』に目を付けられて、逃げ惑っていた時だった。

 

 ……ありゃあ、本当に恐ろしかった。

 

 口からおぞましい粘液をまき散らし、手に持つ杖をやりのように突き刺して、まるで鬼神のような戦いぶりだった。

 

 もちろん『支配者』も黙ってはいなかったが…… 今は『巡礼者』の話だろ? そこは省かせてもらうぜ。

 

 とにかく『支配者』を下した『巡礼者』は、そこでようやく俺に向き合ったんだ。

 

 当時の俺は恐ろしくて恐ろしくて、その場から一歩も動けなかった。

 

 でもあいつは、恐れている俺を落ち着くまで近くで守ってくれていた。

 

 しばらくして大丈夫なのではないかと感じて、『巡礼者』とコミュニケーションを取ろうと考えた。

 

 そして奴は『扉』を出して、自らのねぐらに俺を招待したわけだ。

 

 あぁ、『扉』っていうのは、いうなればどこでもドア…… いや、この例えは通じないか。まぁ、遠くの場所をつなげて瞬間移動できるドアのことだ。奴はそれを出して自身以外を疑似的に瞬間移動できるんだ。

 

 そんでねぐらには俺以外にもそこそこの数の人間がいた。

 

 最初はびくびくしたもんだ、化け物の食料のストックにでもされてしまったのかって。

 

 しばらく過ごしてから、思い過しであることが分かった。

 

 奴は俺たちを死ぬ気で守るし、何度か実際に殺されるところまで行ったこともある。

 

 そのたびに奴の『卵』をもって必死に逃げ出したもんだ。

 

 おかげで、逃げ足だけは誰にも負けない自信がある。

 

 奴は俺たちと同じものを食べて、同じ時を過ごして、なんだかんだで家族のような間柄だった。

 

 ……あの時が来るまでは。

 

 奴は突然、『崩海』から姿を消した。

 

 それだけならまだしも、『支配者』も『蟹』も『宿借』も『海老』も、『崩海』における上位者が軒並み消えていってしまったせいで秩序はめちゃくちゃになってしまった。

 

 もちろん俺たちがいたねぐらも滅茶苦茶に荒らされ、俺だけしか生き残れなかった。

 

 ……あぁそうだよ、全員目の前で殺された。

 

 食われて、踏まれて、溶かされて、弄ばれて……

 

 俺は、見ていることしかできなかった!!

 

 まだ小さいガキもいたんだ、絶対守るって誓った年下の女の子も、混乱を収めようと必死に頑張っていた年長者のおっさんも、全員……

 

 結局あいつらがいなくなるまで、俺は一人で息をひそめて隠れていることしかできなかった。

 

 俺は、見捨てることしかできなかったんだよ……!!

 

 ……すまない、熱くなってしまった。

 

 なに、本当に全員死んでしまったのかって?

 

 あぁ、そこにいる全員の死体を集めてちゃんと墓も作った。

 

 ……なぁ、あんたに頼みがあるんだ。

 

 俺を『巡礼者』のところに連れて行ってほしい。

 

 あいつがなんで消えたのか、真実を知りたいんだ!

 

 これでも俺は4級フィクサーだ! 少なくとも足手まといにはならない!

 

 それに、ここだけの話だが、俺には『ロボトミーコーポレーション』の知識も『図書館』の知識もある。

 

 まぁ、俺の知っている情報も、あまりあてにはならないかもしれないが……

 

 少なくともアブノーマリティ、いや『幻想体』の知識も、対処法もある程度は分かっている。

 

 頼むよ『白い旋律』! そのためなら俺は、『図書館』だろうが、『動物園』だろうが、それこそ地獄だろうが何処へだって行ってやる……

 




さぁ、楽しい楽しいお遊びを始めましょうか

安全部門Ⅱで一番収容したいアブノーマリティーは?

  • F-01-i34『古い森の魔女』
  • T-05-i65『金塊の泉』
  • O-01-i75『崩れ逝く海の旅人』
  • T-09-i88『存在変換カプセル』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。