【完結】誰も知らないアブノーマリティー   作:名無しの権兵衛

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T-09-i81 管理情報

 『T-09-i81』銀でできた勲章型のツールです。装備中は勇気が湧いてきます。

 

 アブノーマリティを鎮圧するたびに勇気が湧いてきます。

 

 『T-09-i81』を装備している職員は他の職員を決して攻撃してはいけません。

 

 また、『T-09-i81』を装備している職員がいる場合に多大な被害が出ないように気を付けてください。

 

 

 

 

 

『秩序の勲章』

 

 

【挿絵表示】

 

 

危険度クラス TETH

 

 

 

装着タイプ

 

 

 

 

 

 

 

◇管理情報

 

 

 

1(10秒)

 

 『T-09-i81』を装着した職員は、勇気が上昇した。

 

 

2(60秒)

 

 『T-09-i81』を装着している職員が鎮圧に成功するたびに、勇気が上昇した。

 

 

 

3(90秒)

 

 『T-09-i81』を装着した職員が他の職員を攻撃した場合、自殺性のパニックになった。

 

4(120秒)

 『T-09-i81』を装着中に職員が10名以上死亡した場合も、自殺性のパニックになった。

 

 

 

 

 余談(読み飛ばし化)

 

 これで最後のツールが収容されました!

 

 今回のツールは装着するだけで勇気が+20、その後一回鎮圧するごとに+10ずつされていきます。

 

 ただし、装着中にパニック中の職員に攻撃したり、元職員に攻撃をしたりするとすぐに自殺性のパニックになってしまいます。

 

 あとは死亡反応でパニックになりますが、そっちは処刑弾には反応しないのでちゃんとオフィサーを人道的避難をさせてあげてください。

 

 さて、それではこの物語もついにクライマックスとなります!

 

 それでは最後まで、まだまだお楽しみにしていてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、人の心から、人の想いから生まれた

 

 ただただ、人に食べてもらうために、それだけのために育てられてきた

 

 私の使命は、夢は、生きる意味は、誰かに食べてもらう、それだけ

 

 それだけだったのに……

 

 どうして、どうしてあなたと会ってしまったの?

 

 どうして、私に優しくするの?

 

 どうして、人のように扱うの?

 

 どうして、私に夢を見せるの?

 

 どうして、私を欲張りにしてしまうの?

 

 ……どうして、私に愛を教えたの?

 

 貴方と会うと、胸の奥から温かい気持ちが溢れてしまいそうなの

 

 貴方と会えないときでも、ずっとあなたのことを考えてしまうの

 

 貴方が私以外の女の人と話をしていると、胸が張り裂けそうなの

 

 ……どうして、どうして私に『食べられたい』以外の望みを抱かせてしまったの!?

 

 私は、私たちは変わらないはずなのに

 

 ただ自分の思い通りに、やりたいことをやるだけの、好き勝手な存在のはずなのに……

 

 

 

 

 

 今私は、収容室の前にいます

 

 ここの周りには、人っ子一人いない

 

 ……結局、私は変わらなかった

 

 自分の本能のままに動いてしまう、動かざるをえないのです

 

 貴方に変えられても、どうしようもない部分だけは変えられなかった

 

 扉に手をかけて、中に入る

 

 そこには、魅惑の機械が鎮座していた

 

 とても大きな調理機械の隣には、ホースでつながれた食材粉砕用の機械

 

 聞こえるのです

 

 私を呼ぶ声が

 

 私の心が

 

「何してんだよ、甘露」

 

「……ジョシュア様」

 

 食材粉砕用の機械の目の前まで行ったところで、背後から声がかかりました

 

 不審そうに、それでも私を気遣うような声色で

 

 振り返れば戸惑っている表情

 

 わかります、困惑、不安、心配

 

 そんな感情、私たちアブノーマリティには向けてはいけないって、ずっと言っていたのに

 

 ……でも、もう遅いですね

 

「ごめんなさい、ジョシュア様」

 

「おい」

 

「私、抗おうとしたんです、でも、ダメでした」

 

「おい、まて」

 

「そんな顔をしないでください、貴方は人間で、私はアブノーマリティです」

 

「違う、そうじゃない」

 

「別れは必ず来るものなんです、だから……」

 

「待て、待ってくれ……」

 

「さようなら」

 

 初恋の人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Emergency! Emergency! Emergency!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Risk Level ALEPH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

究極料理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ようやく この時が来た!

 

 あの忌まわしき8人のシェフ共が嫉妬に駆られて私を料理し そのまま食べずに廃棄され!

 

 意識があるまま腐り果てていったその時に! よくわからん研究に巻き込まれた!

 

 気が付けば体はただの機械になって 料理自体は人間のころよりもできるようになったが

 

 それだけじゃ それだけじゃダメだった

 

 機械の体じゃどれだけ料理を振る舞っても 客に本当の感動を与えることなんて出来ない

 

 ……やはり 人間でなければならなかった!

 

 料理を作るのは 人間でなければならなかった!

 

 だが私の体はすでにない

 

 それならどうするか?

 

 ……そうだ ここには未知の食材がいっぱいあるじゃないか!

 

 食材を吟味し 私に最も相応しいものを呼び寄せる

 

 自らを食べられたいと渇望する哀れな人型の怪物

 

 お前だ お前が相応しい

 

 お前は私の手で 最高の料理となり 最高の料理人となる!

 

 食材はそろった

 

 調理道具も完璧だ

 

 さぁ それじゃあ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お腹いっぱい召し上がれ』

 

 

 

 

 

F-01-i63『フレディのキラキラパーフェクトスペシャリテ』

 




Next F-01-i63『お腹いっぱい召し上がれ』


【挿絵表示】

設計部門後半Ⅱで一番収容したいアブノーマリティーは?

  • T-05-i08『フレディのWWR』
  • T-04-i51『恭順の供物』
  • T-02-i72『天下の不如帰』
  • T-09-i81『秩序の勲章』
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