もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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2つ考えてたんですが、こっちの方が面白くなりそうだったのでもう1つはボツにしました。


あの子が再び

今日はお兄ちゃんの誕生日……正確に言うのなら、『織斑一夏』が誕生した日なんだけど、お兄ちゃんは昔の記憶が無いし、私もあの女もお兄ちゃんの本当の誕生日は知らないので、誕生日と言う呼び方も間違えでは無いのかも知れない。

何時のように外を軽く走ろうと思って部屋を出ようとしたが、お兄ちゃんのベッドが気になったので覗きこんだ。何時もならお兄ちゃんは私よりも早く起きて、私よりも先に走っているのだが、今日はベッドの中に気配があるのでまだ寝てるのだろう。

 

「お兄ちゃんも疲れてるし、今日は休むのかな?」

 

 

いくら疲れていても私より先に起きているのに、今日は寝ているので不思議には思ったが、寝ているお兄ちゃんを起こす勇気は無いので、特に気にせず外に出て行った。

戻ってきた時に、まさかあんな事になってるとは思いもせずに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっふっふ、今日は一夏君の誕生日だし、サプライズを仕掛けるわよ」

 

 

何時もより早く起きた私は、一夏君が寝ているのを確認してベッドに忍び込む計画を実行しようとした。文化祭の疲れがまだ抜け気って無いのか、一夏君はまだベッドで寝ているのだ。これはチャンスね……

本当なら抜け駆けは怒られるのだけど、こればっかりは誰にも譲れない、譲りたく無い。

 

「それじゃあ、おじゃましま~す」

 

 

一夏君のベッドに忍び込むためにシーツを捲り、私は一夏君が寝ているベッドの中に入っていく……この前は私のベッドに一夏君が居たから緊張したけど、一夏君のベッドに忍び込むのは慣れてきたわね。

 

「う~ん、一夏君の匂いがする」

 

 

セリフだけ聞くと、なんだか変態っぽいけど、充満した一夏君の匂いは私たちにとって滅多に体感出来るものでは無いのだ。

恥ずかしがり屋なのは分かってるけど、この部屋には事情を知ってる人しか居ないんだから、もう少し一夏君からもスキンシップとってほしいんだけどな~……まあ、とったらとったで、私たちが平等を迫るから、一夏君も迂闊に出来ないのかも知れないわね……

 

「あれ?一夏君が居るはずなのに、やけに広いわね……」

 

 

確かに一夏君は居るはずなのに、ベッドの空き面積がやけに広い……私には気配を掴む事は出来ないけど、一夏君限定で近距離なら掴む事が出来るようになったのだ!……他の娘たちも一夏君だけなら気配を掴む事が出来るんだけど。

 

「もしかして身代わりに自分の服でも着させてるのかな?」

 

 

気配を掴むと言っても私たちのレベルでは一夏君が本気で逃げたら捕まえられないだろうし、一夏君は気配を偽るのも得意だから、須佐乃男や碧さんでも滅多に一夏君の居場所を察知する事は出来ないのだ。

 

「ん?……何か小さいものがあるわね」

 

 

一夏君の寝巻きの中に、何か小さなものが入っている。やっぱり一夏君はこう言った事を察知しれ事前に対抗策を練ってたのね……抜け目が無いのは一夏君らしいけど、こう言う日にくらいは素直に祝わせてほしかったわよ。

えーっと……それで一夏君の寝巻きの中に入ってるものっていったい何なんだろう……なんだか妙に柔らかいのよね……

私は恐怖心と好奇心の狭間で揺れたが、人間、好奇心に勝るものは無いのか、恐怖心はあっさりと影を潜めて行った。

 

「さ~て、一夏君は何を身代わりにしたのかしら?」

 

 

本物の一夏君を探すのは後にして、今はこの身代わりの正体を探っちゃいましょっと。

 

「しかし、本当に妙な触感ね……まるで人の肌みたい」

 

 

ゆっくりと持ち上げ、一夏君の寝巻きの中からそれを取り出した。

そこに居たのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に戻ってきたら、何だか中が騒がしかった。この声は楯無さんと虚さんと簪だ……相変わらず本音な寝ているのだろうか……お兄ちゃんと須佐乃男の声がしないのも気になるけど、外であれこれ考えるより、中に入って状況を確かめる事にしよう。

 

「何騒いでるの。外まで……声が……」

 

 

部屋の中に入って文句を言ってやろうと思ってたが、途中でその文句は私の口から発せられる事は無くなった。驚きを超えた絶句……つまり声を出せる状況では無くなったのだ。

 

「楯無さん、これって……」

 

「前にもあったのよね……」

 

「とりあえず須佐乃男を捜さなきゃ」

 

「着せる服がありませんからね……」

 

「こんな事をするのはアイツとあの人だけよ……」

 

 

せっかく色々計画してきたのに、これじゃあ台無しじゃない……私は何処に居るのか分からない大天災と、すぐ傍に居るであろう元凶に文句を言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が食堂でゆっくりとしていたら、マドカさんと簪様がもの凄い形相で迫ってきた。いったい何があったと言うのでしょうか……

 

「居た!」

 

「良し、部屋まで走るよ!」

 

「ちょっ、ちょっ、何ですかいったい!?」

 

 

飲みかけの牛乳を飲み干す時間もくれないまま、私はマドカさんと簪様に腕を引っ張られて部屋まで全力疾走をさせられました。千冬様にバレたら怒られますよ、これ……

 

「それで、事情説明はしてくれるんですよね?」

 

「これを見れば一発だと思うよ」

 

「何ですかいったい……あれ、一夏様が小さい」

 

 

夏休み前に一回だけあった事ですが、恐らく今回も束様の好奇心からでしょうね。一夏様の身体が縮むなんて超常現象、束様の仕業じゃなきゃ説明出来ませんもの。

 

「それで、私が呼ばれた理由は何でしょう?」

 

「須佐乃男って、何でも具現化出来るんでしょ?この一夏君のお洋服、出してくれないかな~って」

 

「この前は古着でしたもんね」

 

「それに、此処にはこの一夏君サイズの服が無いから」

 

「分かりました。それで、どんな服を出しましょうか?」

 

 

楯無さまは他の皆様と話し合い、相当本気で服を選んでいる様子でした……正直私が引くぐらいの本気具合です。

 

「この一夏君に似合う、可愛い服をお願い」

 

「可愛いですか……やってみますが、失敗しても責任はとれませんからね」

 

「失敗って?」

 

「雑念が入ると余計なものまで具現化してしまうんですよ」

 

「例えば?」

 

「そうですね~……この前試しにコスプレに挑戦しようとして、何故かスク水にタヌキ耳でした」

 

「いったい何を考えてたんですか……」

 

「テレビで丁度タヌキが出てるCMが流れまして……」

 

「そっか……それじゃあ、私たちは黙ってるよ」

 

 

簪様が全員に黙るよう指示して、私は小さな一夏様に似合う服を想像します……一夏様って、小さい時は女の子のような顔立ちしてるんですよね~……なんかコスプレでもしたら似合いそう……あれ?私今、ものすっごく集中してなきゃいけなかったんじゃ……

 

「しまったーー!」

 

「如何したの?……って!」

 

「一夏君、可愛い~!」

 

「確かに……しかし、何故猫耳に尻尾まで?」

 

「お兄ちゃんが猫になった!?」

 

「スミマセン、つい猫になった一夏様を想像してしまって……」

 

 

服は女の子の可愛い感じになったのですが、余計な付属物まで具現化してしまいました……

 

「うにゅ~……あれ、刀奈おねえちゃんに虚おねえちゃん?」

 

「一夏君、起きたの?」

 

「うん……」

 

 

一夏様は眠そうに目をこすり、周りを確認しました。

 

「うわ~大きいへやだね~」

 

「一夏の部屋だよ」

 

「僕の?」

 

「うん」

 

「そうなんだ~……簪おねえちゃんもいっしょなの?」

 

「そうだよ。後、本音と須佐乃男もね」

 

「そっか。……あれ?このおねえちゃんは?」

 

 

一夏様がマドカさんを見て首を傾げます。首と一緒に猫耳まで揺れるので、私たちはついつい口元が緩んでしまいます。

 

「私は織斑マドカ」

 

「織斑?……僕といっしょのみょうじだね!」

 

「そ、そうね……」

 

「?」

 

 

急にマドカさんがそっぽ向いたため、一夏様は更に首を傾げました。これは……破壊力が高すぎです!

 

「ねえねえ刀奈おねえちゃん」

 

「ん?如何したのかな、一夏君」

 

「本音おねえちゃんがまだねてるよ~?」

 

 

普段の一夏様からでは考えられないほどの甘えた声、そしてまったく恥ずかしがった様子も無く楯無様に抱きついています……あのポジション、代わってもらえないでしょうか……

 

「困ったわね~。何時もなら一夏君が起こしてるのに……」

 

「僕?分かった、がんばるよ!」

 

 

一夏様は楯無様から離れ、本音様を起こすために本音様のベッドに向かいました。が……

 

「うんしょ……うんしょっと」

 

「「「「「かっ、可愛い……」」」」」

 

 

ベッドによじ登ろうと頑張ってる一夏様を見て、私たちは声を揃えて見守ります。

 

「本音おねえちゃん、朝だよ、おきてー!」

 

「うにゅ~……後30分」

 

「長いよ~!それじゃああそべないよ~」

 

「一夏、今日は学校だから、どの道そんなに遊べないよ?」

 

「そうなの?」

 

「会長権限で休みに……」

 

「賛成したいですが……さすがに駄目です」

 

「駄目なの?」

 

 

潤んだ瞳で虚様を見る一夏様……一夏様は虚様を悶え死させるおつもりなのでしょうか、直接見られた訳じゃない私たちまで身悶えてしまいますよ。

 

「一夏さん、勉強は大事なんですよ?」

 

「僕、べんきょうできないよ?」

 

「大丈夫です。一夏さんは賢い方ですから」

 

「本当?」

 

「ええ」

 

 

優しく、包み込むように一夏様を抱きしめる虚様……何だかお母様みたいですね。

 

「じゃあ、僕もがんばる!」

 

「いい子ですね、一夏さんは」

 

「えへへ~」

 

「///」

 

「虚ちゃんばっかズルイわよ!」

 

「そうだよ!私だって一夏を抱きしめたい!!」

 

「何で刀奈おねえちゃんも簪おねえちゃんもおこってるの?」

 

 

一夏様は何で楯無様と簪様が怒ってるのか分からないようで、更に大きく首を傾げました。その結果……

 

「何かあたるー」

 

「「!?」」

 

「それはおっぱいですね」

 

「やわらかーい!」

 

「そうですね……ふふ」

 

「「「ズルイ(です)!」」」

 

 

普段の一夏様なら、顔を真っ赤にして逃げ出すであろうこの状況でも、今の一夏様は無邪気に感想を言っています……これなら普段出来ないような事でも出来そうですね。

 

「ねえねえ、何がズルイの~?」

 

「うふふ、普段の一夏さんならこんな事出来ませんからね」

 

「ふだんの僕?」

 

「ええ。何時も通りの一夏さんならこんなに胸を押し付けたら逃げちゃいますから」

 

「こんなにやわらかくってきもちいいのに?」

 

「そうですよ」

 

「へんなの~」

 

 

普段の一夏様みたくひねくれた愛情表現しか出来ない大人になると思うと、この一夏様を大事にしたいと思いますよ、本当に……

 

「ほえ~?皆何騒いでるの~?」

 

「あっ、本音おねえちゃん!」

 

「ほえ!?ちっちゃいおりむ~だ!」

 

「おはよ~!」

 

 

一夏様が虚様から離れ、本音様に飛びつこうとしました。

しかし……

 

「ふぎゃ!?」

 

「一夏君!?」

 

 

身長が足りず、顔からベッドの端に打ち付けてしましました。

 

「ちょっと、大丈夫!?」

 

「痛いけど……ないたらおねえちゃんたちがしんぱいしちゃうからへいき」

 

「もう!」

 

「うにゃ!?」

 

 

一夏様の強がりに感動した楯無様が一夏様を思い切り抱きしめました。小さい一夏様の高さ的に、抱きしめたらおっぱい直撃では……

 

「刀奈おねえちゃんのもふわふわ~」

 

「そう?虚ちゃんより大きいのよ」

 

「でも、おっきくてもちいさくてもきもちいいよ?」

 

「一夏君にはどっちも同じか」

 

 

普段から大きさを気にしてない一夏様だけあって、小さくなってもその考えは変わってないようです。……いや、元々の考えがこうなのかもしれませんね。

 

「それよりも、一夏、顔平気なの?」

 

「うん!」

 

「そっか……一夏は強い子だね」

 

「だってみんなにしんぱいさせてくないんだもん!」

 

「可愛い事言っちゃって!」

 

「うわ!ちょっと刀奈おねえちゃん、今簪おねえちゃんとはなしてるんだよ?」

 

「でも、あまりにも一夏君が可愛いから!」

 

「かわいいって、僕はおとこだよ!」

 

「一夏様、今の一夏様が言っても説得力が無いんですよ」

 

「どういうこと~?」

 

 

一夏様に姿見を見せ、今の一夏様の姿を確認させました。

 

「あれ~?なんで僕、こんなかっこうしてるの~?」

 

「須佐乃男がミスった結果よ」

 

「須佐乃男おねえちゃんが?」

 

「スミマセン……つい、見たくなってしまいまして」

 

「でも、こんな一夏さんもありですね」

 

「お兄ちゃんはカッコいいけど、ちっちゃいお兄ちゃんは可愛いね」

 

「僕、妹いないよ~?」

 

「そんなの気にしないの!」

 

「うわ!」

 

 

今度はマドカさんに抱きしめられ、一夏様の顔がマドカさんの胸に埋もれる……さすが千冬様と血が繋がってるだけあって、マドカさんの胸はそれなりに大きいのです。

 

「えへへ~、まさかお兄ちゃんをグリグリする日が来るとは思って無かったよ」

 

「マドマド、ズルイ~!」

 

「私もちっちゃい一夏をグリグリしたい!」

 

「目がまわるよ~!」

 

 

マドカさんにグリグリされた一夏様は、少しふらふらしてます。こんな可愛らしい子が、あんな男らしくなるなんて……束様、記憶以外も弄ったんじゃないですか?

 

「うにゅ~……」

 

 

フラフラとマドカさんから逃げ出す一夏様。しかし視界が悪いので、真っ直ぐ歩く事が出来ずに転びそうになってしまいました。

 

「危ない!」

 

「ふにゅ~……」

 

 

簪様が間一髪で一夏様を抱きとめ、何とか床に激突という事態は回避されましたが……

 

「今度は簪おねえちゃんのおっぱい~」

 

「如何かな?」

 

「やわらかくてなんだかねむくなってきた……」

 

 

安心出来るのでしょうか、一夏様は眠たそうに目をこすり始めました。このまま寝かせてあげたいのは山々なのですが、これから授業もありますし、何より簪様の胸で寝かせる訳には行かないのです!

 

「駄目ですよ、一夏様。皆さんはこれから授業ですし、一夏様の授業があるんですから」

 

「僕も?でもあいえすって女の人にしかつかえないんだよね?」

 

「一夏様は男性で唯一ISが使えるんですよ」

 

「そうなの~?」

 

「そうなんですよ」

 

「ねえねえ簪おねえちゃん、それってすごいの?」

 

「そうだね、一夏以外は動かせないんだから、凄いよ」

 

「えへへ~」

 

 

さっき気付きましたが、如何やらあの猫耳と猫尻尾は一夏様の感情に連結してるようで、耳はピクピクと、尻尾はブンブンと動いています……触りたい!

 

「ねえねえかんちゃん、私にもちっちゃいおりむ~抱かせて~!」

 

「こんどは本音おねえちゃんなの?」

 

「そうだよ~、さあちっちゃいおりむ~!私のおっぱいに飛び込むが良い!」

 

「本音、それはちょっと卑猥じゃない?」

 

「皆とそんなに変わらないよ~?」

 

「私たちはそこまで直接的に言ってないよ」

 

「静かに!」

 

 

虚様が言い争っている楯無様たちを止め、立ったまま寝そうになっている一夏様を抱きとめました。簪様から離れ、何処に行けば良いのか迷ってる間に眠くなってしまったのでしょう。

 

「寝ちゃった?」

 

「だいじょうぶだよ……」

 

「ちっちゃいおりむ~には、この時間は辛いよね~?」

 

「うん……」

 

「本音、良く分かったね?」

 

「だって~私もキツイもん!」

 

「貴女はもう十分起きれる歳でしょうが。それ以前に自分で起きなきゃいけない歳なんだから、少しはしっかりしなさい!」

 

「は~い……」

 

「虚おねえちゃん、おこっちゃダメだよ……おこったらダメ……」

 

「一夏さん……」

 

 

半分寝ながらも、何とか本音様を守ろうとする一夏様に、私たち全員が思わず泣きそうになりました。一夏様が優しいのは、小さい時から一緒なのですね。

 

「おりむ~、助かったよ~!」

 

「本音!」

 

 

もう少しで眠れそうだった一夏様を、本音様が思いっきり抱きついて耳元でお礼を言ったため、飛び上がってしまいました。

 

「ねてないよ!」

 

 

一夏様の言い訳に、これまた全員が笑みをこぼしてしまいました。可愛いな~。

 

「よしよ~し、一夏君は良い子だね~」

 

「えへへ~」

 

 

嬉しそうに笑い、尻尾をブンブンと振っている一夏様を見てると、普段と比べてなんか物足りないと思う反面、これはこれで良いなと思ってしまいます。

 

「とりあえずご飯は~?」

 

「食堂に一夏を連れて行く訳にも行かないよね」

 

「そうなると此処で作るしか……」

 

「普段はお兄ちゃんが作ってくれてるから、キッチンの何処に何があるか知らないんですけど……」

 

「そもそも食材はあるの?」

 

「僕、わかるよ~」

 

「えっ、一夏様、本当に分かるんですか?」

 

「うん!」

 

 

一夏様はパタパタと走っていき、キッチンの何処に何があるかを説明し始めました。所々舌足らずな感じがしましたが、一夏様の言った通りの場所に言ったものがあったので、小さくてもやはり一夏様なんだな~っと思いました。

 

「一夏君のおかげで、何処に何があるのかは分かったけど……」

 

「誰が作る?」

 

「普通なら上手い人が作るんだろうけど……」

 

「この中で一番上手いのってお兄ちゃんなんですよね?」

 

「おりむ~の次に上手いのって誰だっけ~?」

 

「「「「………」」」」

 

「ほえ~?」

 

 

マドカさん以外の目が本音様に突き刺さる……一夏様と比べると数段落ちるのですが、本音様の料理の腕は高校生レベルでは無いのです。

 

「じゃ本音、任せた」

 

「一夏さんは危ないのでこっちに行きましょうね」

 

「さあ一夏、向こうで遊びながら待ってようね」

 

「お兄ちゃんと遊ぶのって久しぶりだね」

 

「ちょっと~、誰か手伝ってよ~」

 

 

朝食作りを押し付けられた本音様が文句を言いますが、今は皆さん小さな一夏様に夢中でそれ所では無い様子……このまま一夏様を教室に連れて行ったら大変な事になりそうですが、元凶が居るので特に問題は無いですかね……




前にザルバ様からご提案があったショタ化猫耳猫尻尾を組み込みました。
ショタ化によって漢字変換してない所があって、少し読みにくいかもしれませんがご容赦ください
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