もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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テストまで行かなかった……


想像の中の一夏

一夏君と一緒に夕飯の準備をしているんだけど、相変わらず手際が良いのよね~。どうやったらそこまで上手くなれるのかしら。

 

「如何かしましたか?」

 

 

一夏君をじっと見てたのがバレたのか、一夏君が不思議そうに私の顔を見てきた。こう言った何も含みの無い顔は本当に整っててカッコいいわよね~。まぁ、含みのある顔もカッコいいんだけど。

 

「一夏君の手際の良さに関心してたのよ」

 

「そうですか」

 

「あれ、それだけ?」

 

 

随分とあっさりと受け流されちゃって、私の方がビックリしてしまった……何回も言ってるから慣れちゃったのかな?

 

「それだけって、他に何て言えば良いんですか?」

 

「だって褒められたら照れるものでしょ?」

 

「そうなんですか?」

 

 

一夏君は何か企んでるような顔をした……これは私が何かされるんだろうな……少し身構えておこうっと。

 

「刀奈さんって綺麗ですよね」

 

「んな!?」

 

「……なるほど、確かに照れてますね」

 

 

もっと変化球で来ると思ってたのに、一夏君は剛速球で褒めてきた……これで照れなかったらおかしいでしょうが!

 

「さて、残りを作っちゃいましょうか。……刀奈さん?」

 

「え、何?」

 

「いや、残りを作っちゃいましょうよ」

 

「え、あ……そうね」

 

「大丈夫ですか?」

 

 

大丈夫な訳無いでしょうが!

一夏君に綺麗って言われたんだよ、これで平常心で居ろって言う方が如何かしてるよ。一夏君に褒められた、一夏君に褒められちゃった!

 

「ご機嫌ですね」

 

「そんな事ないよ~♪」

 

「じゃあ、さっさと作りましょうか」

 

「よ~し、お姉さんに任せなさい!」

 

「頼もしいですね」

 

 

一夏君に褒められた事によって、何時も以上に気合の入った私は、一夏君の手伝いだったのに、何時の間にか一夏君が私の手伝いみたいになってしまっていた……手伝い扱いみたいになってしまった一夏君だったが、それでも機嫌が悪くなる事無くしっかりと私の手伝いをしてくれた……なんかゴメンなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お兄ちゃんに渡されたテストは、今日やって来たものでも一番難しいと思えるものだった。これで8割も正解出来たら文句無しだよね。

 

「須佐乃男、如何だった?」

 

「一応出来たつもりですが……」

 

「本音は?」

 

「ほえ~……」

 

「あぁ……」

 

 

本音の頭の上から煙が見えるような……それくらい頭を使ったのだろう。普段から使ってない脳味噌が茹ってるのかな?

 

「それじゃあ採点終わったから返すね」

 

「「「ッ!」」」

 

 

さっきまで採点してた簪がそれぞれの答案をそれぞれに手渡してきた……まだ見てないけど、きっと大丈夫だよね。

 

「一斉に見せ合おう」

 

「分かりました」

 

「OKだよ~」

 

「「「せ~の!」」」

 

 

それぞれの答案をひっくり返し、点数を見せ合う。

 

「マドカさん、凄いですね!」

 

「マドマドは天才だよ~!」

 

「あ、ありがとう」

 

「須佐乃男も凄いね~」

 

「本音様だって凄いじゃないですか」

 

 

全員が8割を上回り、私にいたっては9割も上回っていた……これは夢なのだろうか。

 

「これなら明日のテストも大丈夫でしょうね」

 

「虚さんから見ても平気そうなの?」

 

「ええ。一夏さんの作ったテストは、本番のテストよりも難しく作られてますから」

 

「そうなの!?」

 

 

お兄ちゃん、イジワルしてたんだ……これは仕返しをしなきゃね。

 

「本番は選択肢がありますけど一夏さんのこれには一切選択肢がありませんので」

 

「あっ、そっか……」

 

 

そう言えば最初の方には選択肢が半分あったテストをやってたんだっけ……そうなると選択肢から分からないものはテキトーに選べば正解する可能性がある訳で、ひょっとすると満点も可能なのかもしれない。

 

「終わったか?」

 

「あっ、一夏。うん、終わった」

 

「どれどれ……」

 

 

お兄ちゃんは私たちの答案を見て1回だけ頷き、その後は何も言わずにキッチンに戻って行ってしまった……もう少し何かあっても良いんじゃ無いかな……例えば褒めてくれるとか頭撫でてくれるとか。

 

「一夏様、何も感じなかったのでしょうか」

 

「褒めてくれるかと思ったのに~」

 

 

須佐乃男や本音も私と同じ様な事を考えていたようで、何もしてくれなかったお兄ちゃんに対して、少なからず不満を感じてるようだった。

 

「本番でこれ以上の点を取れば褒めてくれますよ、きっと」

 

「そうだよ。これはあくまで模擬試験、本番は明日なんだよ?」

 

「そうですが……」

 

 

虚さんと簪の言い分はもっともだが、それでもこれだけ頑張ったんだから、何かしらのご褒美がほしいと思ってしまうのは仕方ない事でしょ?

 

「8割は正解したんだから、これで一夏のデザートを食べられるんだよ?」

 

「そうだった~!」

 

「一夏様のデザート……楽しみです!」

 

 

食べ物に釣られた2人とは違い、私はまだ気分が晴れなかった……お兄ちゃんのあの反応、まだ何かあるのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬だけキッチンから姿を消していた一夏君が戻ってきて、そのままさっきと変わらない態度で調理を再開する姿を見て、私は少し恐怖を感じた……何でかは分からないけど。

 

「一夏君、何かあったの?」

 

「別に何も」

 

「本当?」

 

 

一夏君は良く見れば少し難しい顔をしているようにも見える。やっぱり何かあっただろうな……でも、それを聞き出すのは難しそうだよ~。

 

「全員8割をクリアしたようですので、デザートを完成させます。夕飯の準備の残りを任せても良いですか?」

 

「殆ど終わってるじゃない」

 

 

残りと言ってもお皿に移すのと向こうに運ぶだけなのだ……一夏君の手際の良さで大体終わらせてるのに、残りをお願いってもうちょっと私を頼ってくれても良いのにな~。

 

「先に食べてて良いですから」

 

「一夏君は?」

 

「仕上げしてますから」

 

「皆一緒に食べようよ」

 

「でも、おなか空いてますよね?」

 

「いや……!!」

 

 

平気と続けようとしたらおなかが鳴ってしまった……なんでこんなタイミングで鳴るのよ!

 

「今日は沢山仕事しましたからね、おなかが減ってても不思議ではありません」

 

「うぅ~///」

 

「他の人も空いてるでしょうから、俺の事は気にせず食べてください」

 

「ふん!一夏君の分まで食べちゃうんだから!」

 

 

子供のようだが、少しくらい反撃しておかないと恥ずかしかったのだ。だが、この反撃は考え方によったらただの食いしん坊じゃない?

 

「食べられるのならどうぞ。元々俺は夜食べない方なので」

 

「本当に食べる訳じゃ無いのよ?」

 

 

否定しておかないと食いしん坊だと思われちゃうので慌てて否定したが、一夏君は人の悪い笑みを浮かべていた……つまり分かってて言ってたって事なのね。

 

「一夏君、酷い!」

 

「自分で言ったんでしょ。それに、俺は本当に食べられても良いから言ったんですが」

 

「女の子がそんなに食べられる訳無いじゃない!」

 

「本音や須佐乃男なら食べそうですが?」

 

「あの2人は特別よ!」

 

 

食後にお菓子をバクバク食べる2人と一緒にされたくないわよ!……私は精々1,2個くらいしか食べないもん。

 

「分かりましたよ」

 

「もう!」

 

 

一夏君は本当に分かってくれたのかどうか分からない答えをして仕上げに集中し始めてしまった。本当に食べないんだからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃんが夕飯を運んできて、一夏の事は気にしないで良いと言って食べ始めようと言った。多分一夏が言ったんだろうけど、一夏の事を蔑ろにしてまで空腹を満たすなんて私には出来ない……でも、良い匂いが鼻を通って私の胃を刺激してくる……おかな空いたな。

 

「お嬢様、一夏さんは本当に気にしなくて良いと言ったんですか?」

 

「本当よ。私だって一夏君を待つって言ったんだけど、気にしなくて良いって言って聞かないのよ」

 

「おなか空いた~!」

 

「一夏様がそう言ったのなら、気にしないで良いんじゃないですか?」

 

「お兄ちゃん、夜はあんまり食べないしね」

 

「うん、本人もそう言ってた」

 

「いっただっきま~す!」

 

「ちょっと本音!?」

 

「私も、いただきます!」

 

「須佐乃男まで!?」

 

 

一夏の作った料理の匂いに我慢出来なくなった2人が食べ始めてしまった……この誘惑に身を任せたらどれだけ楽になれるのだろうか……

 

「おいし~!」

 

「一夏様の料理は絶品ですね」

 

「私も我慢出来ない!」

 

「マドカまで……」

 

 

美味しそうに食べる2人を見て、マドカも我慢の限界が訪れてしまったようだ。

 

「ゴメン簪ちゃん、私も無理!」

 

「お姉ちゃん!?」

 

「お嬢様、何てはしたない……」

 

「だって美味しそうなんだもん!」

 

「それは分かるけど……」

 

「一夏さんを待とうって気持ちは無いんですか?」

 

「あったけど、もう我慢出来ないのよ!」

 

 

お姉ちゃんもついに我慢出来なくなってしまった……私だってかなり我慢してるのに、4人は美味しそうに一夏の作ったご飯を食べている……虚さん、ゴメンなさい。

 

「私も食べる!」

 

「簪お嬢様まで!」

 

「だって美味しそうなんだもん!」

 

「何の騒ぎです?」

 

「あっ、一夏さん」

 

 

私が食べ始めようとした丁度その時、一夏がキッチンから顔を覗かした。

 

「あれ、虚さんは食べないんですか?」

 

「私は一夏さんを待とうと……」

 

「遠慮しないで食べてください。俺はまだ時間掛かりますから」

 

「ですが!」

 

「刀奈さんに言った通り、俺の事は気にしないで良いですから」

 

 

一夏はそれだけいってまたキッチンに戻って行った……一夏って空腹と言うものを知ってるのだろうか……いっつも食べてない気がするんだよね。

 

「おね~ちゃんが食べないのなら私が食べる~!」

 

「誰も食べないとは言ってません!」

 

「虚ちゃんも食べちゃいなさいって」

 

「……そうします」

 

 

ついに虚さんも我慢出来無くなったようで食べ始めた。結局誰1人として一夏の料理の誘惑に勝てる人は居なかった……

 

「美味しいですね」

 

「一夏が作ったものだからね……でも、女として何でか悲しいよ」

 

「分かります、その気持ち……」

 

 

一夏に料理を教えてもらってる私と虚さんは、一夏の料理を食べて素直に喜べなかった……一生懸命練習してるんだけど、まったく一夏の背中は見えてこないのだから……てか、逆に遠ざかってる気がするんけど。

 

「おりむ~のご飯は美味しいから好き~!」

 

「本音様は気にせず食べるじゃないですか」

 

「何でも食べてる印象があるよね~」

 

「そんな事無いよ~。私だって気にしてるよ~」

 

 

既に食べ終わった3人は雑談に花を咲かせ始めた。さっきまでテストの事で頭がいっぱいだったのに、一夏の料理を食べたら忘れてしまったようだ……何だか不安になって来た。

 

「でも~、もうちょっと食べたかったな~」

 

「あれだけ食べて、まだ食べるんですか?」

 

「本音の胃袋はブラックホールなの?」

 

「今日はお菓子そんなに食べてないからね~」

 

「あっ、一夏君が足りなかったら自分の分も食べても良いって言ってたよ」

 

「本当!」

 

「うん。自分は要らないからって」

 

 

一夏なら言いそう……基本的に私たち相手の時の一夏は自分そっちのけで行動するから、食べ足りなかったら自分の分も私たちにくれてもおかしく無いのだ。

 

「なら、これもらお~っと!」

 

「ズルイですよ、本音様。私だってそれがほしいです!」

 

「なら、半分こだね」

 

「そうですね」

 

 

一夏のおかずを半分ずつに分けて、本音と須佐乃男が食べ始めた……確かに美味しかったけど、そこまでがっつかなくても良いんじゃ無いかな?

 

「じゃあ私はこれもらおっと」

 

「お姉ちゃんまで……」

 

 

更に一夏のおかずが減ってしまった……確かにそれも美味しかったけどさ。

 

「なら、私はこっちをもらおっと」

 

「マドカさんまで……」

 

「お兄ちゃん相手に遠慮してたらおなかいっぱいならないよ?」

 

「いっぱいになったらデザート食べれないよ?」

 

「大丈夫、それは別腹だから」

 

「おりむ~が作ったものならいくらでも食べられそうだよ~!」

 

「それはさすがに言いすぎですが、確かに沢山食べてしまいそうですよね」

 

 

既に半分こしたおかずも食べ終えた本音と須佐乃男が話しに入ってきた。

 

「でも、一夏の夕飯が無くなっちゃうよ……」

 

「おりむ~は食べないから大丈夫だってば!」

 

「でも、一夏さんだって一応は食べるんですよ」

 

「一応ですから。食べなくても問題はありませんよ」

 

「そうかな……」

 

 

一夏って何時も夜は食べないって言ってるけど、朝だってそれほど沢山食べてる訳では無いのだ。いったい一夏はエネルギーを何で補給してるのだろう……

 

「デザート出来たぞ……って結構食べてるな」

 

「おりむ~、デザートって何作ってくれたの?」

 

「一夏様、教えてください!」

 

「そんなに喰いつかなくても良いだろ……簡単なもので、今日はプリンを作った」

 

「やった!」

 

「お兄ちゃんもプリン、私大好き!」

 

「本当に一夏君は器用よね~」

 

 

一夏の手には、人数分のプリンを乗せたお盆が握られていた……冷やし固めたものではなく、今回は蒸固めたようだ。

 

「甘さが足りない人はこれをかけて食べてくれ」

 

「カラメル?」

 

「最初からかけても良いんだが、刀奈さんと虚さんがカラメルそんなに好きじゃ無いから」

 

「そっか、お姉ちゃんと虚さんて嫌いだったんだっけ」

 

「嫌いじゃないのよ、ただ偶に凄い甘いものがあるじゃない。あれが嫌なの」

 

「私もです」

 

「これはそんなに甘く作って無いので、良かったら食べてください」

 

「あれ?一夏、何処行くの」

 

 

一夏はプリンを置いただけでまた何処かに行こうとした……ご飯食べるんじゃないの?

 

「何処って、キッチン片付けないと」

 

「それくらいやるよ?」

 

「俺が使ったんだから俺が片付ける、これって変か?」

 

「いや、変じゃないけどさ……」

 

 

一夏だって食べたいだろうに……あれ?

 

「ねえ一夏、プリンが1個足りないけど?」

 

「そんな事は無いだろ。ちゃんと人数分作ったぞ?」

 

「だって6個しか無いよ?」

 

 

この部屋には7人居るんだから7個無きゃおかしい……まだ誰もプリンには手を伸ばしては無いので、誰かが隠れて食べちゃったって事も無いだろうし。

 

「最初から6個しか作って無いぞ?」

 

「だって7人居るんだよ?」

 

「俺の分は作って無い」

 

「如何して?」

 

 

一夏だって食べれば良いのに……

 

「卵が6個しか無かったんだ。だから6個しか作って無い」

 

「そんな……」

 

「一夏さん、私は良いので食べてください」

 

 

虚さんが一夏に譲ろうとしたが、一夏は笑顔で首を横に振った。

 

「遠慮しないでください。最初から皆のために作ったんですから、俺は無くて良いんです」

 

「一夏君、本当に良いの?」

 

「ええ」

 

 

一夏は再びキッチンに戻っていき、私たちは一夏に申し訳無い気持ちになりつつも、目の前の甘い誘惑は勝てなかった。

 

「美味しい……」

 

「おりむ~最高~!」

 

「カラメルもかけてみましょう」

 

「こっちも美味しい!」

 

「一夏って本当に器用だよね……」

 

「甘すぎないのが良いですね」

 

 

カラメルがそんなに好きじゃ無いお姉ちゃんも虚さんもまったく問題無く一夏の手作りプリンにこれまた一夏の手作りカラメルをかけて食べている……料理上手でこうやって気配りも出来て……一夏をお嫁にほしい人は世界中に沢山居るんだろうな。

 

「一夏って私たちより女子力高いよね……」

 

「「「「「………」」」」」

 

 

私のつぶやいた一言に、全員が固まってしまった……皆、自覚はあったけど認めたくなかったんだろうな。

 

「おりむ~が女の子だったら理想のお嫁さんだったんだろうな~」

 

「見た目が想像出来ないですよ……」

 

「マドカちゃんみたいな感じじゃない?」

 

「でも、中身はお兄ちゃんのままだからね。捻くれた性格ですよ?」

 

「それは男だからでしょ。女の子なら変わると思うけど」

 

「どんな性格なんでしょうか……」

 

「「「「「う~ん……」」」」」

 

 

全員で一夏が女だった場合の性格を考えたが、如何やっても今の一夏の性格しか当てはめられないのだった……

 

「難しいわね……」

 

「こうなったら全員で性格を考えて当てはめましょう」

 

「とりあえずは素直な子が良いな~」

 

「あと、甘えん坊が良いわね」

 

「素直で甘えん坊で料理上手で気配りが出来て……」

 

「見た目がマドカさんみたいで、胸もそれくらいで……」

 

 

何この完璧な感じは……全員が頭で当てはめた性格の一夏(女バージョン)を思い描いたのだろう……悔しそうにしてる人も居れば、何故か顔を赤らめてる人まで居る。

 

「お嫁に来いって感じね……」

 

「女尊男卑でもこんな女子ならモテモテだと思うよ~」

 

「想像なんですが、何でしょうこの敗北感……」

 

「虚さん、その気持ち分かります……」

 

「お兄ちゃんが可愛いですけど!」

 

「私の一夏様がこんなに可愛いなんて!」

 

「今度は何の話だよ!」

 

 

自分の身体を抱きしめながら一夏が怒鳴ってきた……多分今の話が聞こえていて怖気を感じたのだろう。

 

「一夏君!」

 

「な、何ですか……」

 

 

お姉ちゃんが凄い勢いで一夏に詰め寄り、さすがの一夏も後ずさった。

 

「私のお嫁さんになってください!」

 

「はい?」

 

「あっ、間違えた……私がお嫁さんになるんだ」

 

「だから何の話ですか……」

 

 

お姉ちゃんの勘違いのプロポーズが原因で、この後一夏に全員がプロポーズ紛いの事を言って一夏を困らせたのだった……でも、何時かは本当にお嫁さんにしてほしいな。




次回こそテストです……
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