もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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気が付いたら半年も毎日投稿してた……しかも190話目


束の心配と興味

全身を覆っていた汚れもきれいさっぱり無くなり、僕は外に出してもらうためにボタンを押した。外に出るって言っても、僕は裸のままだし、身体を拭くタオルだって持ってない……一夏が拭いてくれるって事なのかな……それだと僕の胸とか秘部とかを触られちゃう訳だから、これはもう結婚するしかないよね!

 

「鍵は開けた、扉の前にタオルと着替えを置いておくから終わったら声を掛けろ」

 

「分かった」

 

 

何だ、結局自分でやらなきゃいけないのか……ちょっと残念だな。

 

「でも一夏」

 

「何だ?」

 

「一夏が目を逸らしてる間に僕が逃げるかもしれないよ」

 

 

こう言えば僕の心証が悪くなるだろうけど、一夏が僕の全身を拭いてくれるかもしれないしね。そうすれば僕の身体は一夏のものになる訳で……他のヤツらよりも前進した事になるんだ。楽しみだな~、アイツらの悔しそうな顔を見るの。

 

「逃げれるのなら逃げれば良いだろ」

 

「……あれ?」

 

 

僕の想像と違う……ここで一夏は恥ずかしながらも僕の言う通り僕の身体を前進くまなくタオルで蹂躙するはずだったのに……何でそんなに余裕そうな声で言うの?

 

「まぁ、逃げたら一切の容赦無く痛めつけるがな」

 

「裸の僕を!?」

 

「……服を着ないで逃げるのか、お前は」

 

「だって今の僕は全裸だからさ」

 

「なら、出口の方を向いて待ってるだけだ」

 

 

その手があったか!……僕はひょっとして自分の首を絞めただけで、一夏に好意を持ってもらう作戦は失敗したんじゃないだろうか……あれだけ彼女が居る一夏だが、他の女子からしたら難攻不落なんだよね、箒だってセシリアだって頑張ってアピールしてるけど、まったくそのアピールに靡かないんだもん、一夏って。

 

「分かったよ、自分で拭けば良いんでしょ!」

 

「最初からそう言ってるだろうが……」

 

「せっかく女の子の裸を見られるチャンスなのに、一夏ってばもったいない事をしたね」

 

 

これはただの僕の負け惜しみの言葉だ……だって一夏は見ようと思えば何時でも見られるような状況だし、万が一彼女以外の裸を見ても、興奮する事は無いだろう……何故だか言い切れるだけの自信が僕にはあるのだ。

 

「露出狂なのか?」

 

「誰が?」

 

「誰って、お前」

 

「そんな訳無いでしょ!」

 

「だよな……」

 

「僕の裸はそんなに安く無いんだから!!」

 

「……金次第で見せるのか」

 

「ち、違っ!」

 

「さっさと着替えて独居房に戻れ」

 

 

完全に誤解されてしまった……今の発言、まるで僕がお金で脱ぐビッチみたいな印象を与えてしまったんじゃないだろうか。僕は誰彼構わず見せるような女じゃ無いのに……一夏にしか見せたいと思った事無いんだよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにやら騒がしいような気がするが、この場所は少し離れたところの声すら聞き取り辛いように作られているのだ。

 

「真耶、一夏たちの声は聞こえるか?」

 

「はっきりとは聞き取れませんね」

 

「まぁ、真耶だからな……」

 

「それって如何言う意味ですか!?」

 

 

お前が山田真耶だからって意味だ……お前が山田真耶じゃ無かったらもう少し有能だったかもしれないが、所詮お前は山田真耶なのだから。特徴と言えば、その無駄にデカイ胸くらいじゃないか。

 

「そんなにデカクても大して役には立たないがな」

 

「何の話ですか!」

 

「その脂肪の塊の話だ!」

 

「私だって好きで大きくなった訳じゃ無いんですよ!」

 

「それ、凰の前で言ってやれば如何だ?」

 

「凰さんの?」

 

 

アイツは確か貧乳を気にしてたからな、最高の嫌味になるだろうな。そして暴走したところを私が一撃で沈める……最高の暇つぶしになるだろうな。

 

「布仏姉でも良いぞ」

 

「千冬さん、何か企んでるんですか?」

 

「そんな事は無い。お前は先輩を疑うのか?」

 

「むしろ疑われてないと思ってる千冬さんがおかしいんじゃ無いですか?」

 

 

真耶にそんな事を言われ、若干落ち込んだ……私は可愛がってた後輩にすら疑われる人間だったのか……

 

「あっ、声が近づいてきましたよ」

 

「デュノアの風呂が終わったのか」

 

 

私もあそこまで汚れてはないが、出れないかと何度も扉を蹴飛ばしたりしてたので汗で全身がベタベタする……シャワーだけでも浴びたい気分だ。

 

「さて、俺はそろそろ帰るぞ」

 

「待て一夏」

 

「……何だ?」

 

「私も風呂に行きたいぞ」

 

「あっ、私もです」

 

「見たところそんなに汚れてないようだが?」

 

「一夏、男と違って女はそう言うことで風呂に入る訳じゃないんだぞ」

 

 

一夏が私の全身をくまなく見てくれただと……それだけで私は興奮するし、快感を覚えるぞ!

 

「男だって別にそんな理由では入って無いが、着替えとか如何するんだよ」

 

「何、お前が洗ってくれればいいだけだ」

 

「……何処まで面倒を掛ければ気が済むんだ、アンタは」

 

「私のも洗ってくれると嬉しいんですが……」

 

「……ならまとめて入れ」

 

 

そう言って一夏は私と真耶の独居房の扉の鍵を開け、風呂場まで誘導してくれた。その顔はかなり疲れている感じだったが、私にはその顔は見慣れたものだったので特に気にしなかった……だって実家に居た時は大抵あの顔だったからだ。

 

「下着も頼むぞ」

 

「はいはい……」

 

「さすがに織斑君に下着を洗ってもらうのは……」

 

「気にするな、真耶。一夏は私の下着を買ってくるほど、私の下着に慣れてるからな!」

 

「ええ!?」

 

「……ろくに買い物も出来ないヤツの所為で、不本意ながら慣れてますね」

 

「一夏が買ってきてくれるから、私は自分で下着を買った事が無い!」

 

「威張って言う事なんですか?」

 

 

一夏からは呆れた視線を向けられ、真耶からはジト目で見られているこの状況……私は別におかしいと思って無かったのだが、やっぱり年頃の男が女性用の下着を買うのはおかしいのだろうか?

 

「兎に角、真耶も気にせずに一夏に洗ってもらえ。コイツは束の下着も洗ってた時があるから平気だろ」

 

「でも、私のサイズは見た事無いんじゃ……」

 

「何だ、自慢か?自慢なんだな!」

 

「ち、違いますよ……」

 

「さっさと入れ、この馬鹿共が!」

 

「「は、はい!」」

 

 

一夏の機嫌が急激に悪くなってきたので、私と真耶は大急ぎで服を脱いで風呂場に入った。そのすぐ後で鍵の閉まる音がしたので、ここも閉じ込められるように造られてるんだなと感じた……それにしても真耶のヤツ、またデカクなってないか?

 

「?……千冬さん、その手は」

 

「気にするな、計測してやろうと思ってなど無いからな」

 

「やっぱり!?」

 

 

真耶は慌てて自分の胸を隠そうとしたが、私の体勢は既に揉みしだく事が確定的なので真耶のどんくささでは止められるはずも無かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿呆共の騒がしい声を聞きながら、俺は洗濯機に服を入れ洗う事にした。さすがに千冬姉はスーツだったので洗えないが、山田先生は普段着だったのでそのまま洗う事にした。それにしても普通高校生男子に洗濯を頼むか?

 

「家事無能者だとは思ってたが、一向に成長してないんだな」

 

 

俺が実家に帰らなくなってから、そろそろ1ヶ月が経とうとしているのに、未だに洗濯すら出来ないんじゃないだろうな。もし洗濯が出来ないのなら、あの人の部屋は洗濯物の山で溢れてるんじゃ……って、前に洗濯機の使い方は教えたし、出来ない訳無いよな、うん。

 

「何だろう、自分で思っておいて、これが盛大なフリだと思ってしまった……」

 

 

此処から出たら、寮長室を見てみよう。この間入った時はじっくりと見てなかったから気付かなかっただけで、あの部屋は今もの凄い事になってるのかもしれないし……

 

「一夏、洗ったらしっかりと乾かしておいてくれよ?」

 

「分かってる」

 

 

さすがに濡れたままの下着を着けさせる訳にはいかないからな。前に束さんと一緒に乾いてない下着を着けて大騒ぎしてたよな……洗ったらすぐに着られる訳無いだろってツッコんだな、あの時は。

 

「揃いも揃って阿呆ばかりだったんだな、俺の周りは……」

 

 

庭掃除を頼めば掃除機を使おうとしたり、買い物を頼めばメモには無いものを大量に買ってきたり……良く生きてこれたな、あの2人。

 

「さて、この洗濯機は速いからもうすぐ洗い終わるな」

 

 

元々量が少ないのでそんなに時間はかからないし、手で洗っても良かったのだが、物が物だったからな……千冬姉のは兎も角山田先生のはさすがに手で洗えない。

 

「乾かすって言ってもな……」

 

 

乾燥機は無いし、ドライヤーだって此処には無い……仕方ない最終手段を取るとしよう。

 

「加減を間違えると消し炭になるがな……」

 

 

俺は束さんに作ってもらった武装から、火を出せる武器を取り出した乾かす事にした。絶対に使い方を間違えてるんだろうが、生憎俺は使えるものは何でも使う主義なので気にしないのだ。

 

「一夏、そろそろ出たいのだが」

 

「そこにボタンがあるだろ。それを押せば鍵を開ける」

 

「ボタン?……これか」

 

「ひゃ!?」

 

「おっと、これは真耶の乳首だったか」

 

「……ワザとだろ」

 

 

まったくあの変態は……一瞬女好きかと疑いたくなるくらい山田先生を弄ってるが、別にそんな事も無いんだよな……さっさと相手見つけて結婚してくれると俺も楽になるんだがな。

 

「じゃあコッチかな?」

 

「それも違います!!」

 

「……出るなら鍵開けるぞ」

 

 

何時までも山田先生を変態と同じ空間に閉じ込めておくのは心苦しいので助け舟を出す事にした。

 

「出ます!今すぐ出ますので織斑君、鍵を開けてください!!」

 

「分かりました。タオルと服は置いておくので終わったら声を掛けてください」

 

「何だ、つまらん……」

 

 

やっぱり遊んでたのか……顔を見なくても山田先生がげっそりとしてるのが簡単に想像出来るんだが……

 

「さすが一夏だ。しっかりと乾かされてるな!」

 

「本当ですね~。でも、乾燥機で乾かしたって感じじゃ無さそうですよ?」

 

「そうなのか?」

 

 

さすが山田先生、家事無能者とは違う。乾燥機で乾かしても、何か中途半端に濡れてる感じがするんだよな……結局乾燥機をかけた後に干したりする人もいるからな、俺みたいに。

 

「織斑君、如何やって乾かしたんですか?」

 

「これを使って乾かしました」

 

「それは?」

 

「束のヤツ、そんな便利機能までつけてたのか?」

 

 

武装の事を知らない山田先生は首を傾げ、千冬姉は武装の事を知ってるが故に首を傾げた。ISの武器を具現化する武装に、服を乾かす機能があるとは思わなかったのだろう。もちろん、そんな機能は無いんだが。

 

「火を出せる武器を出して、その火で乾かしたんだ」

 

「ほう」

 

「いやいや、そんな冷静に聞いてる場合ですか!」

 

「「ん?」」

 

 

山田先生が慌てたのを、声を揃えて俺と千冬姉が首を傾げながら見た。血は繋がって無くとも、長い間一緒に育ったのでこう言った細かな仕草は被る事が多いのだ。

 

「一歩間違えれば火事になってたかも知れないんですよ!」

 

「大丈夫ですよ」

 

「そうだな」

 

「……その自信は何処から来るんですかぁ~」

 

 

泣きそうな声で聞いてくる山田先生。何処と言われても、山田先生だって知ってるはずなんだがな……

 

「燃えたら燃えたで、水の出せる武器を出せば良いだけですから」

 

「更識姉の武装だな」

 

「燃えたら無くなっちゃうじゃないですかぁ~……」

 

「燃えなかったんですから、もう良いじゃないですか」

 

「そうだぞ真耶、過程は兎も角結果は大丈夫だったんだから気にするな」

 

「似てるんだか似てないんだか、はっきりしてくださ~い……」

 

 

ついに泣き出した山田先生だったが、まだ服を着てなかったために俺は振り向けなかった……千冬姉が泣き出した山田先生で遊ぼうとしてたのを気配で感じ、威嚇したら山田先生が更に泣いてしまった……泣くのは兎も角、さっさと服を着てくださいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしい……今日1日ちーちゃんの行動がまったく分からない。朝早くは衛星からの情報で知ってるけど、10時過ぎくらいからのちーちゃんの行動が衛星を使っても見えてこないのだ。

 

「ちーちゃんに何かあればこの束さんが分からないはず無いのに……」

 

 

まだ半日だから何かあったと決め付けるにはまだ早いが、ちーちゃんにもしもの事態が起きてるのだとしたら、むしろ遅過ぎなのかもしれない……とりあえずいっくんなら何か知ってるだろうから電話だ!

 

『はい?』

 

「いっくん!大変、大変なんだよ!!」

 

『何かあったんですか?』

 

「ちーちゃんが行方不明なんだよ!」

 

『千冬姉が?』

 

「だって衛星を使っても何処にもちーちゃんの姿が無いんだもん!」

 

『なるほど……あそこは宇宙規模の監視もすり抜けるのか』

 

「ほよ?」

 

 

いっくんのつぶやきに束さん自慢のウサ耳が左右に揺れた……実際は束さんが首を左右に傾げたからなのだが、そっちの表現の方が可愛いから束さんはそうやって解釈してるのだ。

 

『千冬姉は今反省のためにとある場所に閉じ込めてます』

 

「何処に居るのかな~?」

 

『心配しなくても、学園の敷地内ですよ』

 

「でも、その学園の全体を何往復も見たけど、何処にもちーちゃんの姿は無かったよ?」

 

『敷地内って言っても、如何やら異次元らしくって携帯も圏外ですし俺の特殊能力も半減する空間なんですよ。だからきっと衛星にも映らないでしょうね』

 

「そんな面白空間が存在するの、その学園は?」

 

『疑うのも仕方ないと思いますが、確かに存在してるんですよ』

 

「それで、ちーちゃんは何をやらかしたのかな~?」

 

 

ちーちゃんが怒られる相手なんていっくんしか居ない……むしろちーちゃんを怒れるのがいっくんしか居ないのだから、必然的にちーちゃんはいっくんに何かやらかしたんだろうと想像出来るのだ。

 

『変態行為を反省しなかったのでぶち込みました』

 

「でも、ちーちゃんが変態さんなのは今に始まった事じゃないよ~?」

 

『俺に対する事では無く、『指導』だと言って女子を痛めつけて悦んでたのでぶち込みました』

 

「なるほど~、ちーちゃんの変態さん度は此処最近で一気に伸びたね~」

 

『隠してたものが露見しただけだと思いますが……』

 

「ちーちゃんは世界一の変態さんだもんね~」

 

『貴女が言えた義理ですか……』

 

 

いっくんにとっては、ちーちゃんも束さんも肩を並べる変態さんだと言う評価なのだが、ちーちゃんの方が束さんよりも変態さんだぞ?

それをちーちゃんの前で言えばきっと――

 

「私よりお前の方が変態だろうが!」

 

 

――って言うんだろうな、きっとそうだろうと思う。

 

「兎に角、ちーちゃんは無事なんだね?」

 

『俺に捕まったって事を無事に判定するなら、特に危険な状態では無いですね』

 

「それが一番危険だよ~」

 

 

いっくんに捕まったって事は、何されるか分からないんだから……笑顔で迫ってくるいっくんがこの世の何よりも怖いよ……

 

『それじゃあこれで。あっ、そうだ』

 

「ん、何かな?」

 

『この武装、以外と面白いですね』

 

「でしょ~!」

 

『出すだけじゃなく入れる事も出来るなんて便利ですね』

 

「もうその機能も発揮されてるんだ~。さすがいっくん、武装の理解が早いね~」

 

『如何言う事です?』

 

「その武装もね~自立進化するように造ったから、いっくんの理解度によって出せる武装も増えるよ~」

 

『つまり最初はしまう事は出来なかったって事ですか?』

 

「うん、だってそれは本来『出す』武装だもん。『しまう』のは普通は出来ないよね~」

 

 

簡単に言ってるが、さすがの束さんもビックリだよ~。だってそれはしまう事なんて出来ないはずだったのに。

 

『じゃあその内銃火器も出せるんですね?』

 

「いっくんなら可能だろうね~」

 

『そうですか。今度銃火器用のものも造ってもらおうかと思ってましたが、手間が省けましたよ』

 

「良かったね~」

 

『ええ。では、また』

 

「ばいば~い」

 

 

いっくんとの通信を切り、束さんはこの前造った武装のデータを呼び出した。いっくんに上げたアレは、元々刀剣類を出す武装だったはずなのだが、いっくんから送られてくるデータでは、既に槍や斧まで出す事が出来るようだった。

 

「いっくんの成長にあの武装が束さんの想像を超える性能を発揮してる!?」

 

 

いっくんの能力なら、武装の性能を最大限発揮させられるだろうと思ってたけど、まさか限界を超える成長を見せてくれるなんて思ってもなかったな~。

 

「さすがいっくんだね~。いっくんとちーちゃんだけは束さんの予想を嬉しい方に裏切ってくれるよね」

 

 

計算では予測出来ない2人は一緒に居て退屈しないのだ。箒ちゃんはおっぱいの成長以外は計算出来てたし身内だからだけど、あの2人は束さんが計算で出した数値を遥かに超えてもっと凄い結果を出してくれるのだ。

 

「いっくんがISに乗れるのだって、束さんには分からなかったし」

 

 

未だに何で乗れるのかははっきりと分かってないが、それは仕方ない事だって最近は思い始めている。だっていっくんは束さんの想像の範囲に存在してない存在なのだから。

 

「ちーちゃんよりも面白い存在。だけど怒らせると大変な存在」

 

 

いっくんは束さんの弟みたいな存在だけど、家族とはまた違った存在なのだ。束さんが興味を持った人の中でも、いっくんは最大級の謎を秘めているのだ。

 

「ちーちゃんが執着するのが良く分かるよ~」

 

 

変態さんのちーちゃんとは違い、束さんの興味はその能力なのだ。決して性的な目でいっくんを見たりはしてないもんね~!

 

「束様、心の中とは言え、嘘はいけませんよ」

 

「く、クーちゃん!?」

 

 

心を読まれた!?

 

「束様だって一夏様を性的な目で見てるから、あのようなコレクションがあるんですよね?」

 

「……そう言えばクーちゃんも好きなんだっけ、いっくんの事」

 

「そ、そんな事はありませんよ///」

 

 

顔を真っ赤にして否定するクーちゃん……あまりにも可愛かったので思いっきり抱きしめてしまったが、クーちゃんまで恋に落とすとは、いっくんはさすがだな~と思ったのだった。




次回は変態共は出さない予定です
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