もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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最近朝晩が寒いです……


保健室でのお説教

 一夏君の戦いに目を奪われていたら、オープンチャネルで呼びかけられた。

 

『2人とも気を失ってしまったので、運ぶの手伝ってもらえませんか?』

 

「気を失ってるって、怪我とかは大丈夫なの?」

 

 

 あれだけの衝撃を受けたのなら、それなりにダメージはあるだろうし、怪我をしててもおかしくは無いだろうと思ったのだが、一夏君は首を横に振った。

 

『怪我しないように加減してましたし、見た感じは大丈夫そうですね』

 

「あの動きの中で、そんな加減まで出来るんだ……」

 

 

 一見遊んでいるようにも見えた一夏君の動きだったが、あれは相当な実力と自信が無ければ出来ない動きだった。

 

『別に俺が運んでも良いんですが、色々と問題がありそうなのでお願いします』

 

「そうね。女の子を運ぶのはちょっとね……」

 

「別に織斑君なら平気だと思いますが?」

 

 

 一夏君の発言には、私や他の彼女の気持ちを考慮した結果が含まれているので、事情を知らない山田先生はそんな暢気な事を言っていた。

 

『セシリアは兎も角、篠ノ乃は触っただけで結婚とか言い出しそうなので……』

 

「まぁ古風な人だからね」

 

 

 一夏君の考えすぎだと笑う事が、何となく出来ないような感じが篠ノ乃さんからはするのだ。

 だから一夏君に保健室まで運ばせるのはある意味危険なのかもしれないからね。

 

「それじゃあ今すぐ担架を用意するから、暫く待っててね」

 

『了解です』

 

 

 通信を切って急いで担架の準備をする。

 

「それにしても織斑君が粛清するって聞いた時は焦りましたが、ちゃんと加減してくれて安心しました~」

 

「さすがに殺しはしないと思ってたけど、怪我の1つや2つは覚悟してたんだけどね」

 

「織斑君も何だかんだで優しいですからね~」

 

「む!」

 

「はい?」

 

 

 山田先生が一夏君の事を分かっているように話してるのが、何となく気に入らない……つい表情にその事が出てしまって、山田先生に不審がられてしまった。

 

「何でも無いです。それよりも急ぎましょう」

 

「はぁ……」

 

 

 誤魔化せたか如何かは微妙だったが、とりあえず追撃は無かったので一安心出来た。まだ他の彼女にも話してないのに、先に山田先生にバレたら大変な展開になりそうだったからちょっとドキドキしたんだよね。

 

「今度一夏君と手合わせしようかな」

 

「えっ、ナターシャ先生は死にたいんですか?」

 

「何でそうなるのよ……」

 

 

 一夏君と対戦=死って考えすぎと言うか一夏君に失礼だと思うんだけど……誰彼構わず本気を出すような子じゃ無いんだけど! ……一夏君に気持ちを受け入れてもらったからか、一夏君贔屓が強まったような気がするわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身体中に痛みが走って、私は目を覚ました。まず目に飛び込んできたのは、一面の白だった。

 

「ここは……?」

 

 

 見覚えの無い天井、ベッドの周りを囲む白いカーテン、何時もと違うベッド……そうか、此処は保健室か。

 

「私は一夏と戦って……!?」

 

 

 慌てて自分の脚を確認する……ちゃんとあると言う事は、私はまだ生きているらしい。

 

「死ぬかと思ったな……」

 

 

 急に視界が真っ暗になったかと思えば、次の瞬間には眩しいばかりの光に覆われ、気がついたら保健室のベッドに横になっていたのだ。

 

「あれが、一夏の実力……実際に体験すると凄まじいものだと良く分かった」

 

 

 映像越しで一夏の戦闘は見た事あったが、実際に体験するとまた違った感じに思える。アイツは……一夏は戦いの中でも何処か楽しもうと言う気概が感じられるのだ。

 

「それはつまり、まだ全然本気では無いと言う事なんだろうがな……」

 

 

 本気を出す必要が無い。私とセシリアの2人を纏めて相手にしているのに、そんな事を思われているのは、悔しいが仕方ないとも思える事だ。

 一夏が本気になっていたら、少なくとも私はこの場には居なかっただろうし学園史上始まって以来の大事件になっていただろう……それだけの可能性を一夏は秘めているのだから。

 

「そう言えば、誰が私を此処まで運んでくれたんだ?」

 

 

 もし一夏ならば、責任と取ってもらわねば……具体的には結婚してもらうとか。雪子おばさんが聞いたら喜びそうだな。

 

「う、う~ん……」

 

「セシリアか」

 

 

 隣のベッドから少し苦しそうな声が聞こえた。私同様に一夏にやられたセシリアが寝返りを打つ際に息を漏らしたのだろう。

 

「コイツも候補生のくせに一夏に歯が立たなかったんだろうな……」

 

 

 実際には見てないが、その光景が容易に想像出来る。一瞬で接近され、気付いた時にはシールドエネルギーがゼロになっているのだ。

 

「生身でも恐ろしい存在がISを纏ってるんだ。鬼に金棒ってレベルの問題では無いのだからな」

 

 

 一夏を怒らせた私たちが悪いのだろうが、此処までする必要はあったのだろうか? 

 

「全身が傷だらけに……?」

 

 

 自分で言ってから疑問に思い、私は確認出来る範囲を余す所無く確認したが、何処にも傷は無かった。一夏め、遊んでいても傷を残すヘマはしないんだな……嬉しい反面ちょっと残念だ。

 女に傷を負わせたとなれば、これはもう責任を取ってもらうしかないからな。その事を分かってて残さないようにしたんだろうが、あの動きの中で良くそんな事が出来るよな……

 

「あれだけ怒っていてもそう言った心配りが出来るんだな、一夏は……」

 

 

 千冬さんや姉さんが夢中になる訳だな。ただ乱雑な男に惹かれるような女性ではないし、そもそもそんなヤツなら性根を叩き直してるだろうしな。

 

「おい、セシリア! そろそろ起きろ! 暇でしょうがないだろうが!」

 

「ん……何事ですか?」

 

 

 若干寝ぼけ眼なセシリアを見て、ちょっと面白いと思ったのは内緒だ。

 

「私たちは一夏に負けたんだな」

 

「そのようですわね……しかも遊び感覚の一夏さんに」

 

「お前は如何やってやられたんだ?」

 

「一夏さんが目の前に来たと思った次の瞬間にはやられてました」

 

「そうか……」

 

「そう言う箒さんは如何やってやられたんですの?」

 

「私は……そのまあ、何と言うか……」

 

 

 自分が修めている武芸の技で、しかも実家が教えている技を見る事も出来ずにやられたなど、恥ずかしくて言える訳が無いだろうが……

 

「もしかして箒さんの得意技でやられたとかですの?」

 

「何故分かった!?」

 

「え……冗談のつもりだったのですが……」

 

「し、しまった!!」

 

 

 うっかりと口を滑らせてしまったではないか……単純な冗談に驚いて簡単なミスをしてしまった……

 

「仕方ないだろ! 神速とでも言うスピードだったんだ!」

 

「なら、何でその技だと分かるんですの?」

 

「衝撃と残身で大体分かる」

 

 

 見えたのは一瞬だったが、あの構えと残身は間違い無く篠ノ乃流剣術だった。

 

「それほどの実力を有していながら、箒さんは力に振り回されるんですね」

 

「喧嘩売ってるのか!」

 

「大体箒さんが一夏さんを怒らせるような事をしたからこうなったんでしょうが!」

 

「お前が先だろ! 私は率先して一夏を怒らせようとはしてない!」

 

 

 傷は無くともそれなりにダメージは蓄積してるので、叫ぶ度に身体が悲鳴を上げている。つまり全身が痛いのだ。

 

「くおぉ……」

 

「いたたたた……」

 

 

 セシリアも同じ状況のようで、ベッドに倒れこんで顔を隠している。きっと激痛で涙が出てるのだろうな。私も似たような状況だから容易に想像出来る。

 

「と、ところで私たちは誰に運ばれて保健室に?」

 

「そんな事知るわけ無いだろ。私はお前より先に気を失ってたんだから」

 

「使えませんわね……」

 

「何だと!」

 

「使えないと申したのですわ!」

 

 

 売り言葉に買い言葉で再びヒートアップする私たち……だがすぐにその熱は収まる事になるのだ。

 

「ぐわ!」

 

「ひぐぅ!?」

 

 

 さっきも体験したように、叫ぶ分だけ全身に激痛が走るのだ。私も学習しないと言われるのだが、セシリアも大概なようだった。

 

「此処は休戦と行きましょう」

 

「そうだな。それが互いの為だ」

 

 

 これ以上激痛を味わいたく無いので、セシリアとは一時休戦する事にした。もしかしたらこの痛みも一夏の狙いだったのかも知れないな……もしそうなら本当に凄い男だと言わざるを得ないな。痛みの元だけ植えつけておいて、私たちが激怒や興奮する度に激痛が全身に走るようにしたんだから。

 

「今何時だ?」

 

「えっと……もうすぐお昼休みですわね」

 

「何!? そんなに長い間気を失っていたのか」

 

「それだけ衝撃が強かったって事ですわね……生きてるだけマシだと思えるくらいでしたもの」

 

「だが、あれで本気じゃ無いんだからな。一種の化け物だな」

 

「一夏さんはそれだけ人じゃ無いんですわね」

 

 

 突如現れた妹とやらも言っていたが、一夏は人外の力を持っているらしいからな。家の姉さんや千冬さんとは比べ物にならないくらいの力だとか……そんな力を持ってると言うのに、一夏はその力に振り回される事無く制御している……如何やったら膨大な力を制御出来るのだろうか。

 

「そんな人では無い一夏さんに負けたからって、恥ずかしい事では無いのですわね」

 

「最初から勝機など無かったのだから、仕方ないだろ」

 

 

 本人に聞かれたら殺されかねない事を平気で言えるのも、今此処に一夏が居ないからだろうな……もし聞かれてたら如何なる事やら。

 

「やっぱり一夏さんは怪物とかそう言った類なのですかね?」

 

「超人とかそっちじゃないか?」

 

 

 聞かれて無い事を良い事に、私たちはあれやこれやと一夏の事で盛り上がった。

 

「随分と楽しそうじゃないか」

 

「「!?」」

 

 

 保健室のベッドとは、カーテンで仕切られていて周りに誰か居ても気付き難い構造になってはいるが、さすがにずっとその場に居たのなら気づけない事は無かっただろう……だが、声を掛けられるまで私は……私たちは傍に誰かが居る事なんて全く気付かなかったのだ。

 

「人の事をあれやこれやと楽しそうに……そんなに面白いか?」

 

「あ……あ……」

 

「一夏さん……今は授業中なのでは?」

 

 

 この世の終わりとも思えるこの状況に、困惑中の私は言葉を忘れた。その点セシリアはまだ希望があるのだろう、ちゃんと言葉を発している。

 

「それくらい後で静寂かマドカに内容を聞けば如何とでもなる。気絶させてしまった手前、目が覚めるまでは傍に居た方が良いと言われたからな」

 

「誰に?」

 

「山田先生とナターシャ先生に」

 

「何故その2人が一夏さんにそんな事を?」

 

「何故って、その2人が担架を使ってお前らを運んだからだ」

 

 

 さっきから疑問に思っていた1つがこれで解消された。私たちは担架に乗せられるほど重症だったのか……

 

「それから一応言っておくが、俺は人間だからな」

 

「分かってる」

 

「知ってますわ」

 

「そうだよな……いや、分かってるならそれで良い」

 

 

 人外だとか言われ続けてる一夏だが、意外と気にしてるんだな……そう言ったところは人間らしい感じがする。

 

「さてと、目が覚めたのなら説教タイムだ」

 

「何故だ!?」

 

「あれは、夢では無かった!?」

 

「ほう、意識があったのか」

 

「いったい何の話だ?」

 

 

 セシリアだけは分かってるようだが、私にも分かるように話してほしいものだ。

 

「本来ならお前たちは消されてたかもしれないんだ。此処に居られるだけで感謝してもらいたいんだがな。だがお前たちは好き放題言ってくれたようだからな、たっぷりと説教が必要だよな?」

 

「あ、あれはほら、何て言いましょうか……」

 

「そ、そうだぞ一夏。あれはその……なぁ?」

 

「聞かれても分からないぞ? あれはいったい何だと言うんだ? ん?」

 

 

 ゆっくりと近づいてくる一夏が、私には死神かそれに等しい何かに見えてきた……冥府の御使いかも知れん。

 その後授業終了のチャイムが鳴るまで、一夏は止まる事を知らないかのように怒り続けた。私とセシリアは抵抗の手段なく怒られるがままだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 保健室は織斑君に任せると決めて、私とナターシャ先生で座学と普通授業とを担当する事にしました。織斑君が居るとついつい頼ってしまったり、織斑君が何とかしてくれるだろうと責任を放棄してしまったりしちゃうのでそうしたのですが、その結果は失敗だったかもしれません……だってまともに授業を聞いてくれる生徒が減っただけでは無く、不真面目になった生徒が大勢になってしまったのですから……

 

「まぁまぁ、元気だしなよ」

 

「ナターシャ先生には分からないんですよ、この気持ちが!」

 

 

 私より生徒たちと親密な関係を築けているナターシャ先生は、それなりにまともな授業が出来たようで浮かれていますが、私は何時も以上に酷い結果に終わったので何時も以上にへこんでいるんです……

 

「やっぱり一夏君が居ると居ないとじゃ違うのね~」

 

「織斑君が纏めてくれてるから私でも此処までやって来れたんです! それが居ないだけでああも酷い結果になるなんて……私は教師失格です!」

 

「そこまで言わなくても良いんじゃないかな?」

 

「だってナターシャ先生も見ましたよね? あんな悲惨なクラス、他の何処を探してもありませんよ……」

 

 

 授業中だと言うのに私語はするわ、立ち歩くわ、挙句の果てには教室から出て行く始末、これは学級崩壊と言えるレベルかもしれませんよ……

 

「出て行った子はトイレに行っただけでしょ?」

 

「断りも無く出て行くのは、私が舐められてる証拠です! うわ~ん、千冬さんが居てくれれば何とかなるのに~! 織斑君が座っててくれればそれなりに抑制になってたのに~!」

 

「そんな泣かないでよ……ほら、一夏君の作ってくれたお弁当でも食べて元気だしなよ」

 

 

 ナターシャ先生が私の鞄からお弁当箱を取り出して、それで気を引こうとしていますが、そんな事でつられるほど簡単では……

 

「美味しそう……」

 

 

 如何やら私は結構単純に出来ているようだったと自覚した瞬間でした……改めて織斑君が作ってくれた料理を見て感動してしまったのです。自分でお弁当箱に詰めてきたのにも関わらず……

 

「織斑先生ですら最近は食べる事が出来ない一夏君の料理だよ~」

 

「返してください! それは私のお弁当です!」

 

「そうムキにならないの。ほら、返すから」

 

 

 ナターシャ先生から手渡されて、私は形見でも取り返したような気持ちになってお弁当箱を抱きしめました。これから食べるのに何をしてるんだろう……

 

「大体さ~一夏君が保健室に残るんじゃなくってさ~、私と山田先生で交互に見張ってれば良かったのかもしれないね」

 

「もっと早くにその意見を言ってくださいよ!」

 

「いや、今何となくそんな事を思っただけなんだけどね」

 

「何となくでも私の気持ちはまったく違ったかもしれないんですよ!」

 

 

 織斑君が居ればそれなりにまともな授業を出来ただろうし、学級崩壊を招いてしまったと絶望する事も無かったかもしれないのに……ナターシャ先生を恨みがましく見ていると、職員室のドアがゆっくりと開けられた……ノックをして入室の許可を取ったと言う事は教師ではない。そして昼休みに職員室に来る物好きなど滅多に居ないでしょうから、恐らくは織斑君でしょう。

 

「失礼します、山田先生とナターシャ先生は……」

 

「ほらやっぱり」

 

「ん?」

 

 

 自分の予想が当たって、つい声に出して喜んでしまった。そんな私を不思議そうに見ていたナターシャ先生でしたが、すぐに興味が織斑君に行ったようで特に追求はされませんでした。

 

「一夏君、こっちこっち!」

 

「別に楽しい会話をしに来た訳では無いんですが……」

 

「細かい事は気にしないの」

 

「はぁ……」

 

 

 何だかナターシャ先生のテンションが一気に高くなったような気が……前から織斑君と一緒に居ると嬉しそうだとは思っていましたが、今日は特にテンションが高いですね……何かあったのでしょうか?

 

「とりあえず篠ノ乃とセシリアは意識を取り戻しました。身体的にも問題は無く、明日には普通に生活出来るくらいには回復すると思います」

 

「そっか、一夏君もしっかり加減してたんだね」

 

「ボコボコにしても気分は晴れませんからね。精神的に追い込んでみました」

 

「そっちの方がボコボコだよ」

 

「そうですかね?」

 

「あの~織斑君?」

 

「何ですか?」

 

 

 さっきから気になってた事を意を決して織斑君に聞く事にしました。

 

「その血、何処か怪我したんですか?」

 

「血? ……あぁこれですか。さっきの模擬戦で何処か切ったようでして、まぁ乾いてるので気にする必要は無いですよ。後で洗いますし」

 

「そう言う問題では無くてですね……手当てはしっかりとしたんですか?」

 

「模擬戦終わってすぐに須佐乃男にされましたよ……大げさに騒がれるのも嫌だったんで大人しくしてましたが、かすり傷ですよ、こんなの」

 

 

 織斑君は特に気にしてないようですが、織斑君が怪我をすれば結構な人が心配するんですよ? その事を忘れては無いですよね?

 

「一夏君って人の怪我には大げさに反応するのに、自分のだと無頓着なんだね」

 

「人のは痛そうに見えるんですよ。でも自分のだと痛くないから放って置くんでしょうね」

 

「もう少し自分を大事にしなよ?」

 

「善処します」

 

 

 自分を疎かにしてまで他人を気遣えるのは素晴らしい事だとは思いますが、せめて怪我はしっかりと治療してほしいですよ……

 織斑君に軽く注意をしながら、織斑君の作った料理を美味しく頂いて昼休みは終わりました。午後からは織斑君も授業に参加してくれるので、これ以上へこまずに済みそうです。




戦闘シーンがあるのと無いのとで、結構かかる時間が違いました……よっぽど苦手なんだな……
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