もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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山田先生の授業で問題が……


千冬の企み

 織斑君に怒られて風に当たっていたのですが、如何も織斑先生と一緒だとなぜか余計な事で言い争ってしまう。せっかく復帰出来たのに、これじゃあままたあの牢屋生活に逆戻りしてしまいますよ……

 

「それじゃあ授業を始めます」

 

 

 織斑先生が横に座りながらの授業は、普段よりも引き締まった感じで進められるので良いですね。こう言ったところは尊敬出来るのですが……

 

「せんせー分かりにくいで~す」

 

「山田先生は言葉が堅いよ~」

 

「そ、そんな事言われましても、こう教えろと政府から通達が……」

 

「織斑君はもっと分かりやすかったですよ?」

 

「分かりにくい言葉もちゃんと説明してくれたし、堅苦しい説明ばっかだと理解出来ないですよ~」

 

「だ、だってこう言う風に教えないと駄目だって言われてるんですよ!」

 

 

 政府のお偉いさんから指導を受けて、こう言う風に教えれば必ず理解出来ると言われた教え方なんですよ。

 

「やっぱりヤマヤは駄目だね」

 

「これじゃあまた座学最下位だね」

 

「貴様ら、黙って聞いてれば言いたい放題、覚悟は出来てるんだろうな?」

 

「お、織斑先生……でも、織斑君の教え方の方が山田先生より分かりやすいのは確かなんですよ!」

 

「それに、山田先生は質問にはっきりと答えてくれませんけど、織斑君は一人一人に丁寧に答えてくれますし」

 

「当たり前だ! 一夏は私の弟だからな!」

 

 

 えっ、此処でその発言なんですか? 普通私のフォローとかしてくれる場面ですよね? それが何で織斑君の自慢になるんですか!

 

「大体、山田先生と織斑兄で、どれだけの差があると言うんだ」

 

「これを見れば分かると思いますよ?」

 

「ん? 何だこれは?」

 

 

 相川さんから何かの紙束を受け取った織斑先生。気になったので私も一緒に覗く事にした。

 

「山田先生が居なかった間に織斑君が答えてくれた質問が書かれてます。授業後も質問を受け付けてくれたので、沢山教えてもらいました」

 

「ついでにこれが織斑君が授業で教えてくれた内容です」

 

 

 更に夜竹さんがノートを見せてくれて、私と織斑先生は驚愕した。

 織斑君が担当した二日分はしっかりとノートに書き込まれており、しかも分かりやすく注釈まで書いてあるのに対し、その前……つまり私が担当した授業の内容はあまり書かれていない。

 

「如何して私の授業ではノートを取ってないんです?」

 

「だってやまちゃんは教科書をそのまま言ってるだけだし、説明も大して無いからノートに書いても後で見たら訳分からない結果にしかならないから」

 

「そんな事無いですよ! だってちゃんと言われた通りに教えてるんですから……」

 

「ある程度知識のある教師に教えるのと、学生に教えるとでは別問題ですよ」

 

「ふむ…確かに織斑兄の教え方の方が分かりやすいし自分が何処が分かってないのかはっきりと分かるな」

 

「織斑先生まで!?」

 

「織斑兄」

 

「何ですか?」

 

 

 見ていたノートと質問帳を生徒に返した織斑先生が、織斑君に話しかけてました。いったい何を言うのでしょうか……

 

「お前、誰に教え方を教わった?」

 

「誰にも、自分で分かりやすく砕いて教えてるだけですから」

 

「それで、あんな風に生徒から慕われてるのか?」

 

「慕われてるか如何かは知りませんが、質問しにくる人は多いですね」

 

「なるほど……」

 

 

 何かを納得したように小さく頷いた織斑先生は、織斑君の両肩に手を置いて、迫るようにして――

 

「将来は教師になれ!」

 

 

――と言ってました。

 

「嫌ですよ、面倒です」

 

「これほど出来るヤツを、みすみす逃がす訳無いだろ」

 

「自分の仕事は自分でしてください。ただでさえ生徒会に書類を丸投げしてるんですから」

 

「まぁそう言うな。お前がこのまま授業を担当してくれればこのクラスの座学の成績も上がるだろ?」

 

「成績を上げるのは貴女たちの仕事であって俺のではありません」

 

 

 織斑君にはっきりと言われ、織斑先生も私もたじろぐ……確かに成績を上げるのは私たち教師の仕事ですが、それを生徒である織斑君に言われるとは思って無かったのだ。

 

「大体貴女たちがいない間の授業だって、本来ならナターシャ先生が代わりにするはずだったんです。でもあまりにも苦手そうだったので俺が代わりにやったってだけです。貴女たちは給料が出るかもしれませんが、俺のは完全に無償なんですからね。その事をちゃんと分かってます?」

 

「金の問題じゃ無いだろ!」

 

「何処かの誰かさんが無駄遣いばかりする所為でお金が無いんですがねぇ」

 

「こ、困ったヤツだな!」

 

「ええまったく、何処かの駄ウサギに投資してるようですしね」

 

「駄ウサギ?」

 

 

 織斑君のセリフに、聞き覚えの無い単語があったので思わずつぶやいてしまった。ウサギに投資って何なんでしょうか?

 

「貴女たちは何を企んでるんですか? また世界の情勢を変えかねない事でもしてるんじゃないでしょうね?」

 

「そ、それは無いぞ? そもそも私の事では無いだろ?」

 

「あぁ、そうでしたね。何処かの誰かの話でしたね」

 

 

 怖い……今の織斑君からは、何だか逆らえないようなオーラが出ているような感じがします。酔っ払った時の千冬さん以上に逆らえない、逆らったらいけないような、そんなオーラが……

 

「無駄話は終わりにして、さっさと授業を再開したら如何です?」

 

「そ、そうだな……山田先生、続きをお願いします」

 

「え? あぁはい! それでは授業を再開します」

 

 

 このままの流れで織斑君が教えるのだとばかり思っていたのですが、如何やら織斑君にはその気は無いようで、私がそのまま授業を再開しました。

 

「ちょっとは工夫しなよ~」

 

「政府の言いなりじゃ生徒は育たないよ~」

 

 

 時々野次が飛んできましたが、その度に織斑先生がその野次った生徒を睨みつけ、そしてその織斑先生を織斑君が睨むと言う構図が確立されてしまいました……こんな怖い中で授業なんて上手く行く訳無いですよ……

 

「そ、それじゃあこの時間は此処までと言う事で……お疲れ様でした!」

 

 

 これ以上この場に止まる事が出来なくなった私は、少し早いが授業を終わりにして教室から逃げ出しました。

 織斑先生に見られてるだけでも緊張するんですから、生徒から野次られ織斑君には力の差を見せられたら、私がまともに授業を出来る訳無いんですからね……

 

「おい真耶! ちょっと待て!」

 

「お、織斑先生……」

 

 

 逃げ出した私を追いかけて来たのか、私のすぐ後ろに織斑先生が立っていました。息が切れている私とは違い、涼しい顔をしているのはさすがと言う事でしょうか。

 

「次の授業は一夏にやらせようと思うのだが」

 

「織斑君が引き受けてくれますかね?」

 

「ナターシャを使えば上手く行くんじゃないかと思ってる」

 

「ナターシャ先生をですか?」

 

 

 千冬さんは悪い顔をしていました。この顔が出るって事は相当な悪知恵を働かせて相手を貶めるつもりなんでしょうね……ナターシャ先生も織斑君も可哀想に。

 

「如何もナターシャは一夏に気があるようだからな。それを利用して一夏に授業をさせようと思う。もちろん私たちも参加するんだからな」

 

「織斑君の授業にですか? それで自信が無くなったら如何するんですか?」

 

「一から自信を取り戻すんだな」

 

「そんな無責任な!?」

 

「大体お前があんな教え方をしてるのが悪いんだろ」

 

「だって千冬さんだって言われましたよね!? 政府方針に従って授業を展開するようにって」

 

「確かに言われた。だが一夏の教え方でも十分に政府方針には従ってるんだぞ?」

 

 

 確かにさっきの夜竹さんのノートに書かれてた項目は、政府が教えるようにと言ってきた内容でした。しかも私が計画していた内容よりも分かりやすく、事細かに説明されてたのを見て、私は驚いたんだった。

 

「だったら如何して私たちにこう教えろと指導したんですか?」

 

「しらん。政府の考えてる事など私には分からない。何て言ったって一夏が誘拐された事を私に黙ってた連中だからな」

 

「まだ言ってるんですか?」

 

「アイツらがキチンと私に教えてくれてたら、一夏と更識姉妹、布仏姉妹は出会わずに済んだんだぞ!」

 

 

 付き合ってる事をまだ認めたくないんですね……そんなんだから一夏君に愛想尽かされるんですよ。

 

「おい、今心の中で『一夏君』と呼んだだろ」

 

「読心術!? い、いえ呼んでませんよ?」

 

「私に誤魔化しが効くと思ってたのか?」

 

「……すみませんでした」

 

 

 織斑先生の前で織斑君の事を名前で呼ぶのは、たとえ心の中だったとしても止めておこう。

 

「それにしても、何でナターシャ先生の想いを利用するんですか? 織斑君に頼むなら普通に頼めば良いのではないでしょうか?」

 

「甘いな。一夏が私のお願いなど聞いてくれる訳無いだろうが!」

 

「それって威張って言える事じゃ無いですよね」

 

「昔は優しくて可愛かったのに……」

 

 

 本気で泣きそうになった織斑先生を宥め、私たちはナターシャ先生の居る職員室に向かいました。確かにナターシャ先生は織斑君に好意があるようでしたが、その想いを利用するのは何だか嫌な気分です。

 

「真~耶」

 

「は、はい!?」

 

「私の考えた作戦は気に入らないか?」

 

「そ、そんな事無いですよ!?」

 

「そうか。ならば良いんだが」

 

 

 相変わらずの鋭さ、私が少しでも反感を持つとこうやって威圧してくるんですよね。まぁ逆らえない私も私なんですが……

 

「織斑君に授業させるには、如何やってナターシャ先生を使うんですか?」

 

「うむ。まずはナターシャに次の時間を任せると言う」

 

「次も座学ですけど?」

 

「だから良いんだ。そして一人で出来ないのなら誰かを頼っても良いと言うんだ」

 

「そうなると私か織斑先生に頼むのでは?」

 

「私たちはナターシャを評価すると言う名目を作っておけば大丈夫だ」

 

 

 大丈夫なのだろうか……別に私たちに評価されたからって給料が変わる訳でも無いんだから、特に気にせずに授業を進められそうですが……

 

「そうしておけばナターシャは一夏を頼るに違い無い!」

 

「確かに……私たちに頼れたとしても、織斑君を頼りそうな気もしますがね」

 

 

 織斑君の頼り甲斐と言ったら並の高校生を遥に越えていますし、大人の男性だってあそこまで頼り甲斐のある人はそうそう居ませんし。

 

「それで私たちは一夏の授業を見る事が出来るのだ!」

 

「でもそれだと、ナターシャ先生を評価する事が出来ないんじゃ……」

 

「そんなの、共同作業として評価すれば問題無いだろ」

 

「そうでしょうか……織斑君にはあっさり見破られそうですが」

 

 

 一抹の不安を感じつつ、私は織斑先生の計画に従ったのでした……だって逆らえ無いんですもの。

 

「えぇ!? 私の授業を織斑先生と山田先生が評価するんですか!?」

 

「ああ。一人でやっても構わないし、誰かを頼っても構わない。その場合はその相手も含めた評価になるから」

 

「誰かって、誰を頼れば良いんですか!? 先生たちは他の仕事があるんでしょうし、他に頼れる人に心当たりは……」

 

「ん? 如何かしたのか?」

 

「い、いえ! 心当たりがあったので頼んでみます」

 

「そうか、楽しみにしてるぞ」

 

 

 織斑先生の口車に、まんまと乗せられたナターシャ先生は、電話をする為に廊下に出ました。そこには私がスタンバイしていて、ナターシャ先生の会話を盗み聞きする事になっています。

 

「もしもし一夏君? うんそうなの……だっていきなり何だよ!」

 

 

 随分と親しげに話しているナターシャ先生を見て、随分と織斑君と打ち解けてるようで羨ましいと感じました。

 

「それでさ……うん、そうなんだけどね……だって一夏君なら出来るでしょ? だからお願い!」

 

 

 電話越しに拝み倒しても効果は無いのでは……そんな事を思いつつナターシャ先生の会話を聞いていると、向こう側に誰かが居るのに気がつきました。あれは……千冬さん!?

 

「(えっ? 何で千冬さんが居るんですか! 貴女は職員室で待機……あれ? 何だか震えてるような……駄目ですからね!)」

 

 

 織斑君と親しげに話しているナターシャ先生を見て、怒りに震えてるのだと確信した私は、慌てて千冬さんにメールを送りました。

 

「本当! じゃあお願いね。うん……それじゃあ後でね」

 

 

 電話を終えたナターシャ先生は職員室に戻る為に回れ右をしかかって、何かに気付いたようにその場で止まりました。それもそのはず、千冬さんがもの凄いオーラで威嚇してるんですもの……

 

「あれ? ナターシャ先生じゃないですか」

 

「あっ、山田先生」

 

「如何かしたんですか?」

 

「いえ……ちょっと寒気が」

 

 

 私がナターシャ先生の気を引いている間に、千冬さんには職員室に戻ってもらいました。バレたら台無しなんですから、少しは自重してほしかったんですがね……

 

「それにしても、急に授業を押し付けるような形になってしまってすみません」

 

「いえ、手伝ってもらえる相手も見つかりましたし」

 

「そうなんですか? それは楽しみです」

 

「きっと頼りっきりになっちゃうと思いますけどね」

 

「それだと評価が下がっちゃいますよ?」

 

「協力してもらった評価で出されるようなので大丈夫ですよ」

 

 

 そう言えばそんな事を言うって千冬さんが言ってたような気が……本当に信じたんですね、千冬さんの出任せを。

 

「それじゃあ私は準備がありますからこれで」

 

「あっ、私も織斑先生に報告しなきゃ!」

 

 

 職員室に戻って行くナターシャ先生を見て、私は全身から力が抜けるような錯覚に襲われました。

 

「まさか千冬さんが出てくるとは……」

 

 

 自分から織斑君に協力させるように仕向けたクセに、親しげに話しているナターシャ先生に嫉妬するとは……なんとも千冬さんらしい。

 

「それにしても随分と親しげでしたね……まさか本当に付き合ってるのでしょうか?」

 

 

 昨日から何となく親しげな感じが増していましたが、さすがに教師と生徒が……

 

「あれ? そう言えば榊原先生の恋人は織斑君の友人だったような……そうなるとナターシャ先生が織斑君と付き合っていても問題は……でもでも織斑君は既に何人も恋人が居るはずですし……更識さんや布仏さんたちは納得して織斑君と付き合ってると聞いた事がありますから、もしかしたらナターシャ先生も仲間入りしたとか……いやいや、そんな事無いですよね~」

 

 

 誰も居ないので声に出して自分の考えを否定するあたり、私は相当こんがらがっているのでしょうね。

 

「おい真耶、何をボソボソと言ってるんだ?」

 

「ち、千冬さん!」

 

「ナターシャのヤツ、やはり一夏に気があるんだな。あんなにも親しげに話しやがって!」

 

「何であそこに居たんですか! バレたら終わりだったんですよ?」

 

「ああスマンな、つい我慢出来なくなって」

 

 

 千冬さんの気持ちも分からなくは無いですが、少しは自重する事を覚えてもらいたいです。ただ声に出して言えない私にも問題はあるのですがね……

 

「それじゃあ教室に行くぞ」

 

「始まってからの方がよりポイと思いますよ?」

 

「そうか? 私としてはどんな打ち合わせをしてるのかも気になるのだが」

 

「そんな所まで見ようとすれば織斑君にすぐバレますよ!」

 

「そ、そうだな……一夏の勘の良さを侮っては駄目だな」

 

 

 何だかんだ言って、自分も楽しんでいるのに気付いてちょっとへこみました。結局私と千冬さんは同じ穴の狢なのだと……

 

「やっぱり気になる!」

 

「我慢ですよ! 此処で焦ったら全てが台無しです」

 

「だが!」

 

「千冬さん! 一瞬の迷いで全てを台無しにするんですか?」

 

「うぅ……真耶の言う通りだな。此処は我慢しよう」

 

 

 今の私なら千冬さんにだって対抗出来るんだと気付いた。同列に立っている時には簡単に言う事を聞いてくれるんだとも気付いたし、此処まで千冬さんを可愛いと思った事も無かったかもですね。

 

「一夏の授業か……もし私が学生だったら一夏が教師なのか?」

 

「何の妄想ですか……って! それってこの前見た……もが」

 

「余計な事は言うな。死にたいのか?」

 

 

 急に口を押さえられたかと思ったら、目の前に死神が立っていました。鎌も無ければ羽も生えてませんが、それは間違いなく死神でした。

 一生懸命に首を振って死にたくないとアピールして、漸く解放されたのですが、その後にも念押しをされました。

 

「もし余計な事を話したら……もう分かるな?」

 

「は、はい! 私は余計な事は何も話しません!」

 

「なら、良いだろう」

 

 

 そう言って千冬さんは鬼気を収めてくれましたが、私は立っている事が出来なくなり、その場にへたり込みました。し、失禁するかと思った~……

 

「さて真耶よ。そろそろ教室に向かうぞ」

 

「はい……」

 

 

 フラフラと立ち上がり、千冬さんの言い成りのようにその背中についていく私……さっきまで優位に立てているつもりだったのに、それは勘違いだったんだな~……

 

「ん? 何だか死にそうな顔をしてるが、何かあったのか?」

 

「い、いえ! 何もありませんよ」

 

「そうか? 何だか急に顔色が悪くなって座り込んだからビックリしたぞ」

 

 

 如何やら千冬さんにあの時の記憶は無いらしい……つまりそれほど激怒してたって事なんでしょうが、織斑君も激怒した時の記憶が無いようですし、さすがは姉弟って事なんでしょうか?

 

「さてと、一夏がどんな授業をするのか楽しみだ」

 

「そうですね……」

 

 

 訂正します。私と織斑先生は同じ穴の狢では無かったようです。この人は私の居る世界には止まらない人でした……私なんかよりも遥な高みに居る存在、ISでも妄想でも……

 私は自分の中だけなのにそんな事を思いながら教室の扉を開けました。そこで私は自分のして来た事が授業なんかでは無かったと思い知らされるのでした……




次回一夏の実力を真耶が目の当たりにします……
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