「ご苦労だったな、織斑、更識。」
ピットに戻ると織斑先生が迎えてくれた。
「システムの方はどうなりましたか?」
「ああ、あの侵入してきたISが機能停止したとたんに復旧した。」
「やはりあのISが原因ですか。」
「そうだろうな。しかし織斑、よく倒せたな。」
「簪が手伝ってくれたからですよ。俺一人では難しかったかもしれません。」
これは別に謙遜ではない。
事実あのISの反応速度は色々隠している俺にはチョッと厳しいレベルだったからな。
「(非常事態のときくらい、隠さなくてもいいと思うんですけど・・・。)」
カメラは死んでたみたいだが、見ている人が大勢いたかもしれない状況で第四世代の能力を見せる訳にはいかないだろ、誤魔化すって言ったって限度がある。
俺個人の能力で誤魔化せた結果に収まったのは間違いなく簪のおかげだ。
「(真面目ですね一夏様。でも、そんなところも素敵です!)」
須佐乃男とやり取りをしていると簪が落ち込んだ雰囲気で話しかけてきた。
「そんなことは無いよ・・・私はほとんど役に立たなかったし。」
「隙を作ってくれたのは間違いなく簪だ。その隙を突いて勝てたんだからあまり自分を卑下するな。」
俺は簪の頭を撫でながら話す。
「うん!ありがとう一夏。」
相変わらず撫でられるのが好きなんだな。
「おい、更識。その場所変われ!私だって一夏に撫でてもらいたいぞ!」
「落ち着け、千冬姉。山田先生が引いてるぞ・・・。」
「あ、あはははは・・・。」
一連のやり取りを黙って見ていた山田先生だったが、さすがにこの千冬姉の豹変振りには黙ってられなかったみたいだ。
そう言えば、さっきも豹変していたが作業に集中していたのだろう。
「山田先生!今見た事は前同様他言無用だ、いいな!もし誰かに話したのなら・・・」
「は、はい!もちろんです!誰にも話しません!」
やっぱり分かり易い力関係だな。
「千冬姉、あんまり脅すものじゃないだろ。こっちが普段の千冬姉なんだから気にする事も無いだろう?」
「だって、こんな事知られたら恥ずかしいだろうが!」
・・・千冬姉にも恥ずかしいという感情があったのか。
「(一夏様酷くないですか?さすがにそれくらいはあってもおかしくはないですよ。千冬様も一応は人間、それも女性ですからね。)」
お前も十分酷いと思うがな。
互いにツッコミを入れ、苦笑いをする。
「だったら少しは控えろよ。人前じゃなかったら殴ってるぞ。」
「ええ!!織斑君、織斑先生の事殴ってるんですか!?」
驚く所はそこか?
暴走してる千冬姉なんて、殴って止めるのが一番早いだろうが。
「(
そうかもな。
そもそも普通の人の前で暴走はしないだろうからな。
「しょっちゅうではないですけど、あまりに酷い時は殴って止めるのが一番楽ですからね。言葉で言っても聞かないですから。」
「そうなんですか?・・・なんだか意外ですね。」
「何がですか?」
正直、何が意外なんだかさっぱり分からない。
「だって私たちが知っている織斑先生はどんな事にも動じず、完璧にこなしてしまう人ですけど、本当の織斑先生は弟さんに逆らえない普通のお姉さんだったんですから。」
「おい真耶、久しぶりに組み手の稽古でもするか。そうだな・・・二時間でいいだろう。」
「ひっ、千冬さん何で怒ってるんですか?」
「私は身内ネタでからかわれるのが嫌いでな。」
「なら弄られるネタを提供するのやめればいいだろうが・・・。」
俺のツッコミに固まる千冬姉。
「だって一夏にしか甘えられないんだぞ!それを我慢しろと言うのかお前は!」
「なら甘えさせてくれる彼氏でも作ればいいだろうが。いつまでも俺が面倒を見るなんてゴメンだからな。」
「一夏以上にカッコいい奴などいるか!そもそも一夏以外に甘える気など無い!」
・・・無視してもいいよな?
「(おそらくは駄目でしょうね。こうなった千冬様を止められるのは一夏様以外いませんし・・・。)」
はぁ・・・今さっきまで束さんの悪戯に付き合ってたんだがな。
今度は千冬姉か・・・面倒くさいが仕方ない。
「あまりふざけたこと言ってると、今度の弁当は生野菜スペシャルにするぞ?」
「なっ、一夏は私に死ねと言うのか!」
「寧ろ野菜を採れば健康になるぞ。どうせ普段からちゃんと野菜採ってないんだろ?丁度良いじゃないか。」
「それは・・・そうだが、やっぱり嫌いなものは嫌いなんだ!一夏、勘弁してくれ!」
どれだけ嫌いなんだか・・・。
「じゃあ少しは相手を探す努力はしろ。まったく異常性癖は感心しないぞ。」
「唯一の家族を想って何が悪い!」
「千冬姉のは家族愛の範疇に納まってないだろうが!」
「だって・・・」
「だって何だよ?」
あまりに間が開いたので俺は続きを促す。
そうしたら・・・
「だって一夏があまりにも可愛く、そしてカッコよく成り過ぎなんだ!私だって悩んだ!弟にこんな感情を抱いてしまう自分はおかしいのではないかと悩んだ!だから束に相談した。」
何で束さんになんだよ・・・。
余計話がややこしくなるのが目に見えてるじゃないか。
「そうしたら、別におかしくないと言ってくれた。寧ろ一夏に惚れない方がおかしいとも言ってくれた。」
千冬姉の言い分に頭を抱える俺と、頷く簪。
「そうですよね!一夏に惚れない方がおかしいんですよ!」
「分かってくれるか、更識妹!」
「勘弁してくれ・・・」
この混沌とした空間をどう処理しろと言うんだ。
そんな事を考えてると・・・
「じゃあ私のこの気持ちもおかしくはないんですね!?」
第三者が現れた。
「山田先生・・・何を?」
唯一まともだと思っていた山田先生も暴走し始めた。
「私、織斑君と話すとドキドキしちゃうんです。最近は寝る前に織斑君のことを想ったり、何してるのか考えてしまうんですけど、これはおかしくはないんですね!?」
「いや・・・おかs」
「ええ、おかしくないですよ山田先生!」
「ああ、まったくおかしくない。」
俺の言葉は二人の言葉に遮られた。
「寧ろ一夏に惚れない女性の方がおかしいですよ。」
「一夏の魔力に逆らえる女は居ないだろうがな。」
「そうですよね!これが普通ですよね!」
暴走している三人をよそに、俺は部屋に戻ることにした。
さすがに彼女の簪と教師の山田先生を殴るわけにもいかないからな・・・。
「(千冬様も教師ですよ?)」
須佐乃男に突っ込まれるが・・・
アレは教師である前にただの残念な姉にすぎないからな。
俺は戦闘以上に疲れた気になりながらこっそりとピットから脱出した。
「おかえり~一夏君。」
部屋に戻った俺を迎えてくれたのは、俺以上に疲れている感じのする刀奈さんと、
「お帰りなさい、一夏さん。」
何時も通りに見えて、かなり疲れている虚さんだった。
「ただいま戻りました・・・お疲れですか?」
俺は自分の疲労を棚に上げ、二人に尋ねた。
「ええ、書類の山が大量にあったのよ・・・もう当分見たくないわね。」
「そうお思いなら、普段からちゃんと仕事してください。」
「そうするわ・・・あれ?一夏君、簪ちゃんは?」
「なにやら織斑先生と山田先生と話があるみたいだったので、先に帰らせてもらいました。」
本当は違うが、真実を言う訳にもいかないだろうからな。
万が一間違って部屋でも暴走されたらたまったもんじゃないからな。
「そうなんだ・・・でも一夏君も大変だったみたいね。」
「ええまあ・・・もうそちらにも情報が?」
「当たり前よ。なんて言ったって、私は生徒会長だもん!」
そういって胸を張る刀奈さんと、その言葉を聞いて呆れたようにため息を吐く虚さん。
「本音が教えてくれただけじゃないですか・・・。」
「う、虚ちゃん、ネタばらしが早いわよ。」
普段ぼんやりしているが、本音も布仏の人間だ。
情報収集くらいお手の物なのだろう。
「あれ?その本音は?」
てっきり部屋に戻ってきているものだと思っていたのだが。
「ただいま~。あ、おりむ~お帰り~。」
丁度戻ってきた。
「ああ、ただいま、そしてお帰り、本音。」
「うん。楯無様~分かりましたよ~。」
まだ何か調べていたのか。
俺は本音の報告はなんとなく見当が付いていた。
「それで、如何だったの、本音?」
「え~と、侵入してきたISに使われていたコアは~未登録の物だったらしいですよ~。」
やはりその事だったか。
犯人追跡の手がかりは使われていたコアくらいだからな。
「そう・・・でも良かった。一夏君と簪ちゃんが無事で。」
「当然ですよお嬢様。一夏さんと簪お嬢様が二人で戦ったのですから。」
「本当凄かったよ~。バビュっておりむ~が敵に突っ込んでいって一撃で倒しちゃったんだから~。」
「そうね。一夏君なら平気よね。」
何やら此処でも盛り上がり始めそうなので俺は風呂場に逃げ込んだ。
とっとと汗を流して寝てしまおう。
そう心に決めた。
無人ISが侵入してきた次の日、俺は実家に戻っていた。
色々あったせいでもう一ヶ月は戻ってこれてなかったからな・・・。
掃除をするために許可を取ろうと職員室に行ったら・・・
「本当なら昨日の件で聞きたいことが有るのだが、家の掃除も大事だからな。良いだろう。その代わり明日の放課後に話を聞くからそのつもりで。」
千冬姉に条件付きで許可をもらえた。
正直無理だと思ってたんだがな。
「(千冬様の家でもありますからね。自分で掃除出来ないのでしょうがなく認めたのでしょうね。)」
そんな須佐乃男の考えに俺は同意した。
とにかく掃除をしてしまおう。
俺は鍵穴に鍵を差し込んだと同時になにやら中に人の気配を感じた。
何だろう・・・凄い嫌な感じがする。
覚悟を決め、家の中に入った。
そこには・・・
「あっ、お帰り~いっくん。」
束さんが居た。
しかもかなりくつろいでいる。
「何やってるんですか!そもそもどうやって中に・・・ああ、鍵持ってるんでしたっけ。」
「うん、鍵持ってるよ。そして何をしているのかは、当然いっくんに会いにきたんだよ~。」
なんで今日俺がここに来るって分かったんだ?
「何時から居るんですか?」
「え~と・・・一週間前からかな~?」
そんなに居たのか。
世界的に有名な篠ノ乃束がこれまた世界的に有名な織斑千冬の家に居る。
こんな事がばれたら、世界中のIS関係者がこの家に来るだろう。
「よくバレませんでしたね。」
「ふっふっふ、束さんにかかればこんなの如何って事無いのだ~!」
俺はこの事を心の底から感謝した。
「でも束さん、食事は如何してたんですか?この家、今たいした食材はないはずですけど・・・。」
「束さんは一週間くらい食べなくても問題ないのだ~。」
はぁ、仕方ないか。
「問題なくても健康に悪いですよ。今から簡単なもの作るんで、それを食べてください。」
「本当?やったーいっくんの手料理だ~!」
「言っときますけど、そんな手の込んだものじゃないですよ?食材も途中で買ってきたモノしかないですし。」
俺は先に言い訳をして、調理に取り掛かった。
「ご馳走様!さっすがいっくん、ちょ~美味しかったよ。」
「お粗末様です。それじゃあ片付けますね。」
束さんが生活しておいてくれたおかげで家はそこまで汚れては居なかった。
さすがに束さんが来た一週間前は汚れていたらしいが、束さんが発明した全自動掃除機なるものを使って掃除をしておいてくれたらしい。
手間が省けたし、丁度束さんには聞きたい事もあったし一石二鳥だ。
「束さん、昨日IS学園に侵入した無人ISは束さんが作ったものですよね?」
俺は一応疑問の形で尋ねたが、ほぼ間違いないと思っている。
「そだよ~、いっくんと他の束さんお手製専用機を持ってる娘に経験を積んでもらおうと思ってたからね~。でも、結局いっくんが倒しちゃったからね~。」
「どこかで見てたんですか?」
「そうだよ~IS学園のシステムをちょちょいとやってハッキングしていたのだ~。」
あっさりと凄い事いってるぞ、この人。
「それにしても、箒ちゃんは相変わらずだね~。周りの事が見えていない、束さんそっくりだけどさすがに束さんも自分の安全位は考えてるよ~。」
「変わろうとはしているみたいですが、そう簡単に変われるものじゃないですしね・・・。世間や周りの影響でああ成っている訳ではなく、あれが地ですから・・・。」
「でも、いっくんが箒ちゃんにアドバイスするなんてね~。ひょっとして箒ちゃんの事好きなの~?」
からかおうとしている事を隠そうともしないで俺に聞いてくる束さん。
「そんなことないですよ。俺が箒にアドバイスしたのは、少しでも負担を減らしたかったからで、アイツのためでは無いですよ。」
随分とひどい事を言っている自覚はあるが、負担を減らしたいのは事実だからな。
「あはは~、さっすがいっくん。下手に嘘をつかずに堂々と本音を言ってのけちゃうなんて。でも箒ちゃんもあれだけ暴れれば少しは考えるよね~。」
・・・ちょっと待て。
「何時から監視してるんですか?」
「何時からって・・・最初から。」
マジか・・・気づかなかった。
「(ドンマイ♪)」
慰めになってないぞ・・・。
「でもあの金髪はむかついたな~。いっくん、何でぶっ殺さなかったの?」
「国際問題はもうこりごりですからね。」
「でもちーちゃんたちが色々やったみたいだから、これ以上は束さんもやらないよ~。」
・・・何か企んでたのかよ。
「無人機の事ですが、コア作る気無いんじゃなかったんですか?」
「他の奴には作りたくないけど、いっくんのためだもん。いくらでも作っちゃうよ~。」
勘弁してくれ、まったく。
俺が原因で学園全体に迷惑を掛けるなんて止めてもらいたい。
「でも、いっくんには必要ないかもね~。須佐乃男とも仲良くなってるみたいだし。」
「分かるんですか?」
「分かるよ~、だってそれ作ったの束さんだし。」
それもそうだな。
「(あの、一夏様。束様に聞きたいことが有るのですが。)」
ん?ああそうか、お前の声は俺にしか聞こえないのか。
「束さん。須佐乃男が聞きたい事があるみたいなんですが。」
「ほぇ?何かな。」
それで何が聞きたいんだ、須佐乃男?
「(ええ、私が人間の形になる夢を見たのは何故なのかを。)」
ああ、そんな夢を見たって言ってたな。
「束さん、ISが人間の形になるなんてありえるんですか?」
「何で?須佐乃男は人間の形になりたいのかな~?」
「いえ、そうではなくこの前そんな夢をみたらしいんですよ。」
「そうなんだ・・・それなら有り得るかもね!なんと言っても須佐乃男は束さんお手製の自立進化型ISだもんね。それくらい出来るようになるかもね~。」
随分と楽しそうな束さん。
また何か企んでるな。
「何をしてもいいですが、なるべく周りに迷惑掛けないようにしてくださいよ?事後処理をするのは大抵俺なんですから。」
「いっくんは真面目だね~。関係ない奴等なんてほっとけばいいのに。」
「そうもいかないでしょうが。」
随分と話していたらしい。
すでに時間は3時を過ぎていた。
「そろそろ俺は戻ります。束さんも何時までもこんなとこにいたらばれちゃいますよ。」
「いっくんに会えたから束さんも行くよ~。それじゃあまたね、いっくん。ちーちゃんによろしく~。」
それだけ言ってあっという間に居なくなった束さん。
・・・全自動掃除機、もらっとけば良かった。
俺はチョッと後悔しながらIS学園に戻ることにした。
「そう言えばもう少しで学年別個人トーナメントね。」
部屋に戻るなり刀奈さんに言われて、俺は面食らう。
「学年別個人トーナメントですか・・・また面倒くさそうな。」
どうやら来月にあるみたいだ。
正直クラス対抗戦でこりごりなんだが。
「参加は自由だし、一夏君が出なくても誰も文句言わないわよ。」
「そうですか・・・それはよかった。」
心の底から言ったセリフに刀奈さんは笑った。
「それなら当日、一夏さんに生徒会の手伝いをしてもらいたいのですが・・・。」
虚さんが申し訳なさそうに言ってきた。
「構いませんよ。普段から忙しそうですから、手伝える時は手伝います。」
「ありがと、一夏君。」
「じゃあおりむ~は出ないんだね~。」
「ああ、俺は出ない。」
本音に伝えた俺の言葉は、何故か女子たちの間で違った言葉になっていた。
どうやら本音が伝えて、伝言ゲームみたいに変わっていって広まったらしい。
「織斑一夏は個人トーナメントには出ない。」
「織斑一夏は個人トーナメントには出ないが、勝者に何か特典があるらしい。」
「織斑一夏は個人トーナメントには出ないが、勝者の言う事を一つ叶えてくれるらしい。」
「個人トーナメントで優勝すれば、織斑一夏と付き合えるらしい。」
まったく原型がない。
女子の思い込みは凄まじいな。
「本音、お前どうする気だ?」
「えへへ~、私かかんちゃんが優勝すれば問題ないかな~って思ってるよ~。」
確かにそれなら問題は無いだろう。
だが無駄にやる気になっている者が結構居るんだがな。
「(相変わらず人気ですね。)」
俺は動物園のパンダかよ。
この噂が流れたおかげで、トーナメント参加希望者は例年より多い。
「(一夏様が出て、自分で優勝する、って言う事も出来ますけど?)」
俺はもう出たくないんだが。
俺が出れば、また束さんがなにか仕出かす可能性があるからな。
万が一そうなっても、トーナメントに出てなければ万全の状態のお前で立ち向かえるからな。
「(そうですね。万全でなくても大丈夫でしょうけど、無駄に危険な事をする必要もないですしね。)」
もちろん何もなければそれが一番だ。
俺はそんな事を考えていたが、当日べつの問題で頭を悩ませることになるとはこの時は思っていなかった・・・。
簪が少し暴走しすぎな感じもしますが、戦闘後で興奮している状態で一夏の話題になったのでしょうがないかな?普段はもっと落ち着いてますし。
次回からはちゃんと元に戻ってます。
山田先生も暴走させましたが、べつにこれから如何する訳でもないので今回だけで。
次回はシャルとラウラまでいけると思います。
ではまた。
p.s.
コメントしてくださった方々には感謝申し上げます。
今回フラグだけ建った須佐乃男擬人化ですが、もう少し後になると思います。
期待してくださっている方々には申し訳ありませんが、もう少しお待ちください。