もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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そして彼女は伝説へ……


最強に反抗する候補生

 織斑先生の授業を終えれば今日の授業は終了なんだけど、これがかなりキツイ……普通の女子に持たせるにはかなり重い錘を持たされ、それを持ったまま校舎周りを五周しなくてはいけないのだ。

 

「動けない……」

 

「頑張って本音、後一周だから……」

 

「一周なのが羨ましいですわ……」

 

「僕たちは後二周も残ってるんだから……」

 

「それはお前たち二人が教官に歯向かったからだろ……」

 

 

 私たちよりも過酷なのが専用機持ちの五人だ。そしてデュノアさんとオルコットさんは織斑先生に楯突いてもう一周追加された為に、更に死にそうになっている。

 

「静寂も大変そうだね……」

 

「私は四人のように国家代表候補生や企業代表じゃないし、マドカさんのように織斑家のDNAを持ってないからね……」

 

「カスミンなんてもう死にそうだよ……」

 

「私、出来ればこう言う事したく無い……」

 

 

 香澄は死にそうになりながらも足を止める事無く走り続けている。止まったら恐怖の制裁が待っているので、止まるに止まれないんだけどね……

 

「ペースが落ちてるぞ! 残り一周くらい気合で何とかしろ!」

 

「姉さん……気合で何とか出来るのはお兄ちゃんと姉さんだけだって……」

 

「学校では織斑先生だ! それと篠ノ乃姉も出来るだろ」

 

「そう言えば箒さんの姿が見当たらないような……」

 

「アイツなら既に終わらせて向こうに居るぞ」

 

「「「「えぇ!?」」」」

 

「さすが体力馬鹿の箒だね……」

 

 

 デュノアさんが余計な事を言った事で、もう一周増やされた。

 

「何でですか!?」

 

「あれくらいは普通だ。お前たちが遅いんだからな!」

 

「基準がおかしいですよ!」

 

「もう一周追加だ!」

 

「もう嫌だ! こんな事やって強くなれるなんて思ってるんですか!」

 

 

 織斑先生相手にデュノアさんがキレた……錘を投げ捨ててISを展開して織斑先生に襲い掛かる……でも誰一人織斑先生の心配はしてなかった。むしろ心配なのはデュノアさんの方……

織斑先生が懐から何か棒状のものを取り出した……と思った次の瞬間にはデュノアさんの専用機、ラファールから煙が上がっていたのだ。

 

「生身の私相手にその程度じゃ、フランスの実力もたかが知れてると言う事だな」

 

「この化け物教師……」

 

「ほう、まだ口答えする気力が残ってるのか。感心するぞデュノア。お前には特別に私が直接指導してやる。放課後に武道場に来る事だ。来なくても良いぞ、地の果てまで追い掛け回してから引き摺ってくるから」

 

「……分かりました……」

 

「それとそこで立ち止まってるヤツ! もう一周追加されたく無いのならさっさと走れ!」

 

 

 ついつい見入ってしまってたので足が止まっていた。織斑先生にどやされた私たちは慌てて残り半周を走り始めた。

 

「シャルロットさんの事は忘れないでさしあげましょう……」

 

「そうだな……アイツは勇敢に戦ったんだ……」

 

「シャルルンは特攻を仕掛けたんだね~……」

 

「無駄死にだったがな……」

 

 

 完全にデュノアさんを故人として扱ってるけど、一応生きてるわよ……

 デュノアさんの暴挙を見ている間休めていたので、私たちは何とか完走する事が出来たのだった。

 

「終わったー!」

 

「お疲れ、本音」

 

「マドマドもね~! それにしてもマドマドは小さいのに凄いね~」

 

「何が?」

 

「だってあんまり疲れてるようじゃないし……やっぱり織斑のDNAって凄いんだね~」

 

 

 本音とマドカさんがしゃべってるのを、私と香澄は地べたに寝転びながら聞いている。立っていられるだけ本音も凄いと思うんだけど……

 

「私だって疲れてるよ。でも、二人みたいにそこまでなるようでも無いかな」

 

「二人は私より軟弱だ~」

 

「企業代表と同列にしないでよ……」

 

「私たちは一IS学園生徒なんだから……」

 

「セッシー! 後半周だよ~!」

 

 

 人の話を無視して、本音はオルコットさんの応援をしていた……よくあんな大声出せるわよね……本音も実は体力馬鹿なんじゃないのかしら……

 

「そう言えば、ラウラは何処に行った?」

 

「ボーデヴィッヒさん? ……そう言えば居ないわね」

 

 

 一緒に走っていたはずのボーデヴィッヒさんの姿が無く、私たちは辺りを見渡した。

 

「居ないね……」

 

「何処行ったんだろうね~」

 

 

 ボーデヴィッヒさんは代表候補生であり軍人でもあるからこれくらいの運動では堪えなかったのだろうか……それとも自分で更なるトレーニングをしてるのかしら?

 

「疲れましたわ……」

 

「セッシー、ラウラウ見なかった?」

 

「ラウラさん? それでしたらシャルロットさんの死骸の傍に居ましたけど……」

 

 

 死骸って、彼女は生きてるでしょうが……でも、何でボーデヴィッヒさんはシャルロットさんの傍に行ってるんだろう……

 

「如何やらシャルロットさんの機体に刺さってるボールペンをマジマジと見ていましたけど」

 

「ボールペン? それってさっき姉さんが投げたやつ?」

 

「織斑先生はボールペンを投げてたんだね~。私まったく見えなかったよ~」

 

 

 本音は笑いながら言っているが、私と香澄は笑っていられなかった。私たちはそもそも織斑先生が何かを投げた事自体見えなかったのだから……

 

「しかしボールペン一本でISを沈めるなんて……さすがはブリュンヒルデ、織斑千冬と言う事でしょうか?」

 

「そのブリュンヒルデ様も、お兄ちゃんには頭が上がらないようだけどね」

 

「おりむ~に仕事丸投げしてるからね~」

 

 

 そう言えば一夏君が忙しい理由の何割かは織斑先生が原因なんだっけ……世界中の憧れの女性が弟に頭が上がらないなんて知られたら如何なるんだろう……

 

「よし! 終わった連中はもう帰って良いぞ! その代わりちゃんと錘は自分で片付ける事だな!」

 

「せんせー! 片付けるって何処にですかー?」

 

「それは格納庫にあったものだ。戻すならそこだろうな」

 

 

 本音が質問すると織斑先生は曖昧な返事をしてきた。如何やら無断拝借して来たようだ……

 

「お前らー! 少しは気合を見せろ! あと一周も無いだろうが!」

 

「そんな…こと…言われ…ましても……」

 

「無理…ですって……」

 

 

 清香やさゆかたちが残り半周になっているので、私たちはそれが終わるまで待つ事にした。どうせ片付けに行くんだから、一緒に行った方が後で怨まれる心配も無いと思ったからだ。

 

「お、終わった……」

 

「もう無理、動けない……」

 

「片付けはしっかりしておくように! 私はこれから不良生徒を更生させなきゃいけないのでな! 布仏妹、織斑妹、織斑兄に伝えておいてくれ。完成したら机の上に置いておいてくれと」

 

「分かりました~!」

 

 

 完成? また何か一夏君に任せてるのだろうか……それにしても清香もさゆかも、それに他の人も凄い汗ね……

 

「大丈夫~?」

 

「……駄目」

 

「本音は良いわよね、これくらいじゃ疲れないんでしょ……」

 

「私だって疲れてるよ~?」

 

 

 確かに本音も走ってる時は死にそうだったわね……でも、私たちみたいに寝転がる事にはなってなかった……そう考えると疲れてないのだろうか……

 

「本音、早く姉さんの伝言をお兄ちゃんに伝えないとまた忘れるよ」

 

「伝言? 不良生徒を更生させるってやつ?」

 

「そっちじゃないでしょ! やっぱり本音は伝達能力が無いんだよ」

 

「ほえ~……おりむ~への伝言ってなんだっけ~?」

 

「……完成したら織斑先生の机に置いておいてくれってやつでしょ」

 

「そうだ! さっすがキヨキヨ!」

 

「変な愛称で呼ぶのは止めて欲しいんだけど……」

 

「えー! 可愛いじゃんか~!」

 

 

 本音のセンスは人とはズレているのだから、本音が可愛いと思ったからと言って、全員がそう捉えてくれるとは限らないんだけどね……

 

「それじゃあ錘を元あった場所に戻そうか」

 

「そうだね……マドカさん、案内してくれる?」

 

「分かった、それじゃあこっち……やっぱり重い……」

 

 

 改めて思うと、よくこんなものを背負って走ったわよね……絶対明日筋肉痛になるわよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 駄姉から頼まれていた仕事も一段落つき、俺は部屋で何もせずにボーっとしていた。刀奈の看病は須佐乃男と美紀が代わりにやってくれてるし、小テストの問題も後は文章を書けば終わりだし、こんな時間があるのは珍しいなと自分でも思っているのだ。

 

「昨日の絶対安静は御免だが、こう言った時間があるのは良いな」

 

 

 ゆっくりと出来る時間と言うのは、人間には必要だったのかもしれない……そう考えると今までの生活はもの凄く大変だったんだと改めて実感した。

 

「一夏様、お昼は如何しますか?」

 

「昼? あぁ、もうそんな時間か。それじゃあ用意するから須佐乃男は引き続き美紀と一緒に刀奈の看病を頼む」

 

「分かりました。……それでその、小テストはどの程度の難しさなんでしょうか?」

 

 

 範囲全体を教えると言っても、応用問題とかがあるので丸暗記すれば良いと言う問題では無いからな。須佐乃男が気にするのも分からなくはない。

 

「普通に理解出来てれば出来ない問題じゃ無いと思うが……そこが期待出来ないんだよな、お前の場合は……」

 

 

 須佐乃男もだが、本音や美紀も恐らくテスト前に泣き付いて来るだろう。それから相川さんや夜竹さん、谷本さん辺りも同じだろうし、日下部さんも同様に理解してないんだろうな……

 

「ウチのクラスって理解力が格段低いのか?」

 

「そんな事無いと思いますけど……一夏様や静寂さんはちゃんと理解してますし、セシリアさんやラウラさんもそれなりに高い順位ですし」

 

「その貯金を食い尽くしても尚足りないくらいのマイナス要素があるんだよな……」

 

「マイナス要素って……さすがに酷いですよ」

 

「他人事のように言ってるが、そのマイナス要素にはお前も入ってるんだぞ?」

 

「……分かってますよ」

 

 

 その他にも本音やマドカもマイナス要素だ……この部屋に三人もマイナス要素が居るってのは不安しか無いのだが……

 

「こりゃテスト前になったら美紀や日下部さんも泊まり込んでもらってテスト勉強した方が良いかも知れないな……」

 

「そこまで酷いんですか!? 私たちの成績は……」

 

「自覚してないようなら言っておくが、普通にしてたら留年……最悪退学もありえる成績だからな?」

 

 

 一夜漬けタイプだと、それが終わると頭の中に何も残って無いので先々で不安になる。そうならない為にもこつこつと勉強してもらった方が、後々で楽になるのだ。

 

「泊り込みは良いとしても、何処で寝るんですか? 美紀さんや香澄さんのベッドは無いですよ?」

 

「誰かと一緒で良いだろ。女子二人ならこの部屋のベッドで寝れるだろ?」

 

「この部屋の住人のベッドを貸して一人が一夏様と寝ると言うのは駄目ですか?」

 

「成績優秀者なら構わないが、お前たちは駄目だぞ?」

 

 

 この部屋で成績優秀者となると、簪、刀奈、虚の三人だな。碧は試験を受けないので今回は無しだろうし……って!

 

「美紀を碧と一緒に寝かせれば、後は日下部さんだけじゃないか」

 

「気付いてしまいましたか……ですが日下部さんを誰のベッドで寝かすんですか? 彼女は基本的に人見知りですよ?」

 

「須佐乃男か本音で良いだろ。それなりに付き合いあるだろ?」

 

 

 俺が作業してたりしてる時に遊び歩いてるんだから、それなりに友好関係はあるだろうし、日下部さんも安心出来ると思う。

 

「一夏様と一緒のベッド作戦……失敗」

 

「くだらない事考えてないでさっさと看病してろ。検査結果が出るまでは大人しくさせとくんだな」

 

「分かってますけど、一夏様」

 

「何だ?」

 

「この学園って何と戦ってるんですか?」

 

 

 恐らく須佐乃男はこの学園に血液検査の装置がある事に驚いてるのだろう。正直俺も驚いたんだが……

 

「世界中から注目されてる学園だからな。念の為ってやつじゃないのか?」

 

「そうですかね……何か違う気がするんですが」

 

「そんな事考えても答えは出ないだろ。知ってるとすれば駄姉だろうが、教えてくれるとは思えないしな」

 

「一夏様が学長に聞くと言うのは如何でしょうか?」

 

「嫌だ面倒くさい」

 

 

 そもそも使えるものを使ったんだから、何でそれがあったのかはこの際如何でも良いのだ。

 

「……随分と大勢来たな」

 

「授業は午前で終わりですからね。虚様や簪様も一緒に戻ってきたのでは?」

 

「いや……違う」

 

 

 虚や簪の気配は無い。代わりにクラスメイト二人の気配が近づいて来ている。

 

「そう言えばノートを見せてもらう約束だったな。悪い須佐乃男、ちょっと鍋を見ていてくれ」

 

「それは良いですけど……いったい誰が来たんですか?」

 

 

 俺以外の相手の気配を察知するのは苦手なようで、須佐乃男の頭の上には疑問符が浮かんでいた。

 

「静寂と日下部さんだな」

 

「静寂さんは分かりますが、何故香澄さんも?」

 

「本音が連れて来たんだろ。アイツはそんな事をしょっちゅうしてるんだろうし」

 

 

 基本的に誰とでもすぐ仲良くなれるタイプだからな、本音は……ある意味羨ましいが、だからと言って本音のようになりたい訳でも無いのだがな。

 

「それじゃあ頼むな。くれぐれも噴きこぼさないようにな」

 

「大丈夫ですよ! いざとなれば一夏様に念話で指示を頼みますから」

 

「……自力で如何にかしようとは思わないんだな」

 

 

 須佐乃男の他力本願っぷりに呆れながらも、俺は廊下に向かう。小テストが置いてある以上、マドカや本音もこの部屋には入れられないのだ。

 

「わ!? おりむ~、ビックリしたよ~!」

 

「悪いな。それで、何でこんなに大勢でやって来たんだ?」

 

「お兄ちゃん、私と本音はこの部屋で生活してるんだけど?」

 

「それはそうだが、何時もは寄り付かないじゃないか」

 

 

 そこら中で遊び呆けてるのか、何時も帰ってくるのは最終下校時間を過ぎてからだ。

 

「ご飯を食べに来たんだよ~!」

 

「まだ完成はしてないからな。それからとある事情で部屋には入れないぞ」

 

「事情って?」

 

「ああ、駄姉に頼まれた事があってな、それを如何にかしない限り部屋には入れられない」

 

「それじゃあ姉さんからの伝言ってその事なのかな」

 

「伝言?」

 

 

 何を伝えると言うのだ、あの駄姉は……

 

「終わったら姉さんの机の上に置いておいてくれってさ」

 

「……それじゃあもう少し経ったら終わるから、それまで廊下で待っててくれるか? それとも須佐乃男と一緒に調理するか?」

 

「ええ~! お昼、須佐乃男が作ってるの~!」

 

「いや、後は煮るだけだけだから須佐乃男に任せてるだけだ。本音も手伝ってやってくれ」

 

「それならオーケーだよ~!」

 

 

 現金なヤツだな……まぁ良いか。

 

「それで、静寂はノートを持ってきてくれたのか?」

 

「そうよ。一夏君なら必要無いでしょうけど、頼まれた以上ね」

 

「スマン、助かる」

 

 

 静寂からノートを受け取り、パラパラと捲って中身を確認する。

 

「よし、頭に入った。ありがとな」

 

「どういたしましてで良いのかしら? これくらいで済むのならマドカさんや須佐乃男のノートでも良かったんじゃない?」

 

「アイツらのノートは何が書いてあるのか理解するのが大変だからな。要点を纏められてないから見てもサッパリなんだ」

 

 

 字が汚いとかそう言った理由では無いから、少し時間を掛ければ理解出来るのだが、今はその時間すら惜しいのだ。

 

「あれ? 鷹月さんに、日下部さん?」

 

「更識さん、お邪魔してるわね」

 

「ううん、廊下だし私にそう言われても……」

 

「簪、ちょっと待っててくれ。すぐに終わらせてくるから」

 

「何を?」

 

「駄姉に頼まれた仕事だ。さすがに見せられるものじゃないから、とっとと終わらせて職員室に置いてくる」

 

 

 端的に説明を済ませて部屋に戻る。後でPCに打ち込むなりして問題を作るんだろうから、多少汚くても問題無いか。おれは走り書きで問題を作り終え、その紙を持って職員室に向かう為に廊下に出た。

 

「もう入って良いぞ。静寂と日下部さんも…っと、名前で呼ぶんだったな。香澄も食べていけよ、今日のは人数増えても問題無いだろうし」

 

 

 さっきから香澄に睨まれていたので、何かと思っていたら名前で呼ぶと言う約束をしてたんだったな……色々とあって忘れてたが、これからは気をつけよう。

 

「それで一夏、今日のお昼って?」

 

「そろそろ匂ってくるんじゃないか?」

 

「匂って? ……カレーだ!」

 

「時間無かったから市販のルウを使ったが、味は問題ない筈だぞ。それじゃあ俺は職員室に行ってるから、腹減ってるなら先に食べてても良いぞ」

 

 

 ご飯は炊いてあるし、予め少し多めに作っておいたので人数分は楽勝にあるだろうしな。

 

「それにしても、何で皆あんなに疲れてるんだ? 駄姉が言うには基礎体力をつけるとか言ってたような気がするんだが……あんなに疲れるまで運動したら基礎体力どころじゃ無いと思うんだがな……」

 

 

 駄姉の事だから基準を間違えて設定してるかしたんだろうけど、それでもあそこまで疲れるほどになるのだろうか……

 

「後で聞いてみるか」

 

 

 どうせこの問題を机に置いたら部屋に戻るんだし、そこで聞けば解決する事だ。

 

「失礼します」

 

「あれ? 織斑君、如何かしたのですか?」

 

「これ、織斑先生に頼まれていたものです」

 

「もう出来たんですか? やっぱり織斑君は早いですね」

 

 

 山田先生に駄姉の机に置いておくように頼んで、俺は職員室から退出した。何人かが驚いた顔をしていたのは、恐らく俺が動けるようになったのを知らなかっただろうな……きっとそうに違い無い。




如何なったかはいずれやると思います
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