もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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360話目です


忙しい人、退屈な人

 騒動が一段落し、漸くゆっくり出来ると思ったらアイツからまた電話が掛かってきた。

 

『もすもすちーちゃん? 今大丈夫だよね~?』

 

「駄目だ」

 

 

 そう言って通信を切ると、すぐにまた掛かってきた。

 

『酷いよちーちゃん! ちーちゃんが今暇してるのは束さんにお見通しなんだからね!』

 

「暇じゃない。私は漸く一息つけると思ってたんだ。それをお前に邪魔されてたまるか」

 

『邪魔なんてしないよ~。束さんはちーちゃんに有益な情報をもたらしてあげようとしてるんだからさ~』

 

 

 コイツの情報で、有益だった事などあっただろうか……確かにさっきのアメリカ軍の草案は宅に立つだろうが、その前に学園の情報をアメリカ側に流してるのでこれはカウント出来ない。そうなると何一つ無かったんじゃないだろうか……

 

「やはり忙しい」

 

 

 もう一度通信を切り、電源を落としてゆっくりする事にした。さすがのアイツも此処に乱入してくるような事はしないだろうしな……

 

「酷いよちーちゃへぶぅ!」

 

 

 鍵が掛かってるドアに思いっきり顔をぶつけたんだろう。だがホント神出鬼没なヤツだな。

 

「何で開かないの~? こうなったら爆破してでも……」

 

「鍵が掛かってるからに決まってるだろ、この馬鹿者が」

 

「ちーちゃん、開けてよ~」

 

「お前に関わるとろくな事にならないからな。さっさと帰れ」

 

「そんな事言って良いのかな~? せっかくいっくんの新作を持って来たのに」

 

「何ッ!」

 

 

 つい反射的に鍵を開けてしまったが、コイツがそんな用意周到な訳が無いとドアを開けてから気付いた……つまり気付くのが遅かったのだ。

 

「漸く開いたね~。それじゃあお邪魔するよ~。いや~、ここまで誰にも会わずに来るのが大変だったよ~。あっ、ちーちゃんお茶」

 

「帰れ……今すぐ帰れ!」

 

 

 くつろぎだした束に怒鳴るが、コイツがこんな事で帰る訳が無いのだ。無駄な労力を消費しないように、私はくつろいでいる束を持ち上げ窓から捨てる。

 

「え? ちょっとちーちゃん……何するつもりなのかな?」

 

「とっとと退場願おうか」

 

「待って待って! ほら、新作はちゃんとあるから。今回は無料だから!」

 

「……確認させてもらおうか」

 

 

 束から受け取ったDVDを再生機器にセットし、その中身を確かめる。

 

「今回は鬼畜眼鏡だよ~。束さんもクーちゃんもこの映像で何回絶頂したか」

 

「ふむ……」

 

 

 さっき来たクロエというやつは、私たちの同類だったのか。だから何となく似た感じがしてたのか……

 

「では用件を聞こうじゃないか」

 

 

 満足した私は、とりあえず束の話を聞く事にした。役に立たなかったら聞き流せば良いだけだし、良いものをもらったから今回だけは付き合う事にしよう。

 

「あ、よくよく考えたらいっくんも呼んだほうが良いかもね~。修学旅行の事についてだからね~」

 

「一夏? なら呼べば良いだろ」

 

「ほよ? ちーちゃんが呼べば良いんじゃない? 束さんは着の身着のままで来たから携帯持ってないんだよ~」

 

 

 着の身着のままでさっきの映像DVDを持ってるのか……まぁ良いか。

 

『何か用か?』

 

「束が修学旅行の件で情報提供をしたいと私の部屋に来ている。お前にも関係するかもしれない話だから今すぐ来てくれ」

 

『……ホントに役に立つんだろうな?』

 

「それは聞いてみないと分からん」

 

 

 電話してすぐ、一夏は寮長室にやって来た。部屋に入ってすぐ、一夏は顔を顰める……そういえば掃除してなかったな。

 

「やっほーいっくん! さっきはカッコよかったよ~」

 

「何でアンタはこのゴミ溜めでくつろげるんだよ」

 

「束さんの部屋も似たようなものだからね~」

 

「……少しは掃除しろよ」

 

 

 そういいながら一夏は簡易キッチンでお湯を沸かしお茶を淹れてくれた。さすが一夏だな、気がきく。

 

「それで、修学旅行に関する情報って何だ?」

 

「早速本題だね~。少しはおしゃべり……何でもないです」

 

 

 束がふざけようとしたが、一夏の鋭い視線にあっさりと諦めた。だがあの眼で見られると私も抵抗出来なくなるからな。

 

「えっとね、いっくんたちが使う旅館だけど、あそこは亡国企業御用達なんだよ。更識の名前を使ってるから気付かないかもだけどね」

 

「いや、薄々は感付いていた。更識で使った形跡は無かったからな」

 

「さすがいっくん。それじゃああの旅館の地下に何があるかも分かってるのかな~?」

 

「恐らくは武器なんだろうが、ISの可能性も捨てきれない。現場に行けば分かるんだがな」

 

 

 一夏は気配だけで相手の武装が何かまで分かる、私から見ても人外の力を持っている。だからその場に行けば武器の種類も分かるのだろうな。

 

「あの地下はね~亡国企業のIS開発に使われてるんだよ~。でも全然上手く行ってないみたいだけどね~」

 

「旅館の人間はそれを知ってるのか?」

 

「経営者は知ってるだろうけども、他の仲居は知らないと思うよ~。だってただ働いてるだけの人間が、その場所の裏まで知ってる訳ないしね~」

 

「上手くいけばその場所を潰せるのか……」

 

「いっくんとちーちゃんが行けば、大体の場所は潰せるでしょ~? それに、いっくんは束さん以上の研究に取り掛かるみたいだしね~」

 

 

 束が意味ありげに一夏に視線を向けると、一夏は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

 

「一夏、何をするつもりなんだ?」

 

「別に大した事じゃねぇよ。訓練機を待機状態に出来ないかどうか試すだけだ」

 

「訓練機を? そんな事が理論上でも可能なのか?」

 

 

 私は使うだけだから、理論的に説明されても分からないのだが、もし可能なら此方の戦力も大幅にアップするだろうな。

 

「理論上もなにも、そんな事研究すらされてないんだ。全部これからだ」

 

「ちなみに束さんはそんな事考えた事も無かったけどね~」

 

「貴女は専用機しか作って無いですからね」

 

 

 一夏は立ち上がり部屋から出て行こうとしたが、何かを思い出したように立ち止まった。

 

「どうかしたのか?」

 

「そういえば駄ウサギに今回の報酬を渡してなかったと思ってな」

 

「おっ! 報酬がもらえるんだ~。何かな何かな~……痛っ! 何するのいっくん!?」

 

「これが今回の報酬だ。アンタの思惑に使われたんだから、これくらいは覚悟の上だったんじゃないですかね」

 

「いっくんには戦闘データをプレゼントしてあげたじゃないか~!?」

 

「人の彼女を危険に晒した時点で、そんな事は関係無くなってるんだよ!」

 

 

 そういえば更識姉に銃口を向けられたとか言ってたな。普段冷静に怒る一夏が、随分と感情的になったとか……

 

「今後もし俺の彼女を危険に晒すようなことをするのなら、一切の容赦無くアンタを潰す」

 

「でもあれは、束さんの計画外の事だよ~? 情状酌量があっても良いんじゃないかな~?」

 

「裁判抜きで有罪判決、死刑確定だ」

 

「いっくんがそこまで他人を愛せるのが、束さんには不思議でならないよ~。いっくんもちゃんと人の子だって事だよね! ……あっ、ゴメンなさい」

 

 

 軽口を叩いた束だったが、一夏の容赦の無い視線に素直に謝った。まさかあの束が素で謝る日が来るとはな……正直思って無かったぞ。

 

「とりあえず亡国企業の事はこっちで調べとくから、駄姉はあの問題児三人を更生の道に進むようにしてくれ。京都にまで行ってあいつらの面倒など見たくないだろ?」

 

「そうだな。座敷牢を準備するのも楽じゃないしな」

 

「箒ちゃんなら何時でも引き取るよ~? その代わり研究の為の礎になってもらうけどね~」

 

「篠ノ乃神社の跡取りだろ? そんな事するとアンタが巫女にされるぞ」

 

「コスプレで着たけど、あんまり可愛くなかったから嫌だ~」

 

 

 束が巫女やってる神社など、胡散臭くて誰も近寄らないだろ。

 

「それじゃあいっくん、ちーちゃん、束さんは研究所に戻るね~。お茶ご馳走様~」

 

 

 束は逃げるように寮長室から出て行き、残された私と一夏は揃ってため息をこぼしたのだった。

 

「さて、それじゃあ俺も白椿製造に戻るか。アンタはしっかりと部屋を片付けて、それから洗濯物も溜まってるんだからいい加減洗濯したら如何だ?」

 

「後で真耶に手伝わせるから問題ない」

 

「いや、あるだろ……」

 

 

 真耶は私の雑用を引き受ける後輩なんだから、何処に問題があると言うんだ。アイツも花嫁修業になって良いじゃないか。

 

「兎に角、今度寮長室の鍵を失くしたら、この前言った事を実行するからな」

 

「この前? 何のことだ」

 

「寮長室を家賃制にすると言うことだ。実は学長には許可をもう取ってあって、後は俺の裁量で如何とでも出来るんだ」

 

「真面目に生活するので、どうか家賃だけは勘弁してください」

 

 

 貯金も一夏がしてくれていた分しか無いし、給料の大半は趣味と酒で消えていくのだ。その上家賃まで取られたら私は生活出来なくなってしまうのだ。

 

「ブリュンヒルデの土下座も、随分と安いものだな……さっきのアメリカ兵が見たら如何思うんだろうな」

 

「アイツが私の土下座を見るなどありえないからな」

 

 

 そもそも一夏以外に土下座などするつもりは無い。本当なら土下座などしたく無いのだが、一夏には逆らえ無いからな。

 

「いろいろと面倒なんだから、アンタの世話までしてられねぇからな。あまり山田先生にも迷惑かけないように」

 

 

 そう釘を刺して一夏も寮長室から去っていった。

 

「さて、それじゃあ束からもらった映像で楽しむとするか」

 

 

 何時もなら大枚を叩かなければ手に入らないものが、今回は無料で手に入ったのだ。軽く見ただけだが十分に楽しめるものになっていたからな。

 私は寮長室の鍵を掛け、カーテンを閉めて一人楽しむ事にした。真耶と交代の時間になってたのに気が付いたのは、三度目の絶頂を迎えた時だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕ご飯の時間になっても、一夏は部屋に戻ってこなかった。元々今日は私たちで準備しようとしてたからご飯自体は何とかなってるんだけども、やっぱり一夏が居ないと寂しく感じてしまうのだ。

 

「一夏様、今日も忙しそうですね」

 

「しょうがないよ。宿泊先に問題が見つかったんだし」

 

「しかも表には問題が無いから今更変えられないしね」

 

「お嬢様や私では如何しようも無い事ですし……一夏さんには申し訳ないと思いますが、一夏さんに頑張ってもらうしか無いですしね」

 

「お兄ちゃん、ちゃんとご飯食べてるかな……」

 

 

 さっき差し入れとしてお弁当を持っていたんだけど、一夏は集中してて私たちに気付いてる様子は無かったのだ。普段なら私たちが近付いただけで気配に気付く一夏が珍しいと思ったけども、それだけ重要な事をしてたんだろうと、私たちは勝手に思っている。

 

「碧さんやナターシャ先生も見張りや見回りで忙しそうだしね」

 

「この学校はどれだけ敵に狙われてるのよ」

 

「しょうがないですよ。お嬢様はロシア代表で暗部更識家の当主、簪お嬢様は日本代表候補生で更識家当主の妹、私と本音は企業代表で更識家の人間、狙われても仕方ない人間がこれだけ居るのに加え、更に一夏さんまで在籍してますからね。狙うなと言う方が無理だと思います」

 

 

 確かに更識家の人間はいろいろと狙われやすいし、一夏も世界中から注目を集める人だ。いろいろな国が注目したり、実力を調べる為に襲ってきても仕方ないのかもしれない。

 だけど亡国企業は完全にその意図で襲ってきてる訳では無い。目的も何も分からない相手に戦わなければいけないのは、結構精神的にも疲れるのだ。

 

「せめてあの問題児たちが更生してくれれば、お兄ちゃんの負担も減るんだろうけどね」

 

「そうですね……ところで、先ほどから本音様が大人しいのですが」

 

「そういえば……本音、起きてる?」

 

 

 軽く揺すってみると、そのまま本音は倒れていった。

 

「慣れない作業で疲れたんでしょうね」

 

「でも本音だって生徒会役員だよね? 普段お兄ちゃんに仕事任せてるから疲れるんだよ」

 

「それはね……本音だって分かってるでしょうけども、一夏君に任せた方が早く終わるのよ」

 

「お姉ちゃん、何焦ってるの?」

 

 

 急に本音の弁護を始めたお姉ちゃんに、私は訝しむような視線を向けた。私だって一夏に任せたほうが早いってのは分かってるけども、それでも自分の仕事なんだから自分でするべきだと思ってるのだ。

 

「そういえば楯無様、先ほど銃で撃たれたと聞きましたが、お怪我はありませんか?」

 

「うん大丈夫。一夏君が守ってくれたから」

 

 

 そんな事を言いながら、お姉ちゃんは顔を真っ赤にした。何かを思い出したんだろうけども、何でいきなり赤くなるんだろう。

 

「守ってくれたって、お兄ちゃん何処も怪我してなかったよ?」

 

「蹴りの風圧で弾丸を止めて、そのまま私に発砲した人に攻撃してたのよ」

 

「それでさっき一夏様から怒りの感情が流れてきたんですね」

 

「一夏が怒ったの?」

 

 

 普段注意とかで怒る事はあるけども、本気で怒るような事は滅多に無い。それこそ問題児三人が脱走したとかそんな事でもなければ。その一夏が本気で怒ったって事は、それだけお姉ちゃんの事を大事に思ってるんだろうな。

 

「みんなが襲われてもきっと一夏君は怒ってくれると思う。でも、それだけ愛されてるって分かっちゃったから恥ずかしいよね」

 

「ですが、お嬢様が羨ましいです。それだけ一夏さんに愛されてるんですから」

 

「たぶんみんなも同じくらい愛されてるわよ? でも、一夏君はそれを滅多に言ってくれないからね」

 

 

 一夏に愛してるなんて言われたら、私はきっと鼻血を噴出して倒れるだろうな。それくらいの破壊力はあるだろうし、妄想でも一夏はそんな事言ってくれないし……

 

「ちょっと一夏様の様子を見てきましょうか。あまり根を詰めても仕方ないですしね」

 

「でも、邪魔しちゃったら悪いし……それに、一夏の集中を途切れさせたら怒られるよ」

 

「そうなのよね……一夏君て集中しだすと周りが見えなくなるっぽいからね。滅多に本気で集中しないから、ホントに集中してる時が分からないんだけどね」

 

 

 一夏は普段、集中しながらも周りに目を向けられるだけの余裕を残している。だけど今日は私たちに気付かないくらい集中していたのだ。

 

「さっきの戦闘データを白椿製造に反映してるんじゃない?」

 

「さっき? お姉ちゃん、撃たれた以外でも襲われたの?」

 

「あれ? 無人機が攻め込んできた事知らないの?」

 

「何で今日はそんなに敵が攻め込んできたんだろうね。結局無人機はお兄ちゃんが全部倒しちゃったけど」

 

 

 私と本音は修学旅行先の事を調べてたので、無人機の事は軽くしか聞いてない。でも虚さんは何となく知ってるようだったから、恐らく一夏から聞いたんだろうな……あの二人は私たちの中でも特に落ち着いてる二人だから。

 

「白椿が完成すれば、一夏君も少し落ち着けるんじゃないかしらね」

 

「ですが、一夏様は新たな研究に取り組むんじゃなかったでしたっけ?」

 

「……あっ! そうだったわね」

 

「一夏が落ち着ける日は来るのかな……」

 

 

 このままじゃ週末デートは当分無理そうだ。私とお姉ちゃんと虚さんは二人っきりでデートしたけども、他の彼女たちはまだなのだ。このままだと年内のデートは難しいだろう。かといって年明けたら出来るなんて保障は何処にも無い。だって亡国企業問題が片付かなければ、一夏が週末に時間を作れる日なんて来ないんだから……

 

「修学旅行が終わればまた試験、その後で対抗戦だもんね」

 

「私たちはソロでもペアでも参加しなきゃいけないからね。一夏君と誰が組むのかも気になるわね」

 

「学年別ですので、私とお嬢様は不可能ですけど」

 

「そうなると候補は、私か簪か本音?」

 

「美紀やエイミィだって居るよ? それに専用機持ち同士がペアって良いのかな?」

 

 

 全員参加が義務付けられてるので、訓練機で参加する人の方が圧倒的に多い。そこに専用機同士のペアが当たったらさすがにフェアじゃなくなるだろうな。

 

「ペア参加の縛りは無いから、専用機持ち同士がペアでも問題ないわよ。私はサラちゃんと組もうかしら」

 

「お兄ちゃんとの相性を考えると、私か簪じゃない? 本音とエイミィは前衛だし」

 

「美紀も前衛だね。そうなるとマドカとの一騎打ちだね」

 

 

 一夏のペアを決める為に、今からマドカとバチバチの対決をする……訳では無く、決めるのはあくまでも一夏なのだ。私たちが争ったからといって必ず一夏とペアになれる訳では無いのだ。

 

「本音、そろそろ起きなさい。寝ながら食べるなんて行儀が悪い以前の問題ですよ」

 

「ご馳走様……」

 

「何時の間にか食べ終わってる!?」

 

 

 私たちが話してる間に、本音は夕ご飯を食べ終えていた。ずっと寝てたのに如何やって?

 

「私たちも食べましょう。一夏君のペアを決めるのはもっと後でも構わないのだから」

 

「そうですね。その前にまた試験がありますしね。今回は筆記と実技の二つですが」

 

 

 そうだった。年末の試験は実技もあるんだった……候補生として、さすがに静寂には負けられないわね……筆記でも結構差が無いからせめて実技だけでも……

 そんな事を思いながら私は、自分たちで作った夕ご飯を食べ終えるのだった。片付けもみんなでやったんだけど、やっぱり一夏の速さには遠く及ばなかったけど……




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