もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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如何絡ませようかな……


京都へ出発

 修学旅行の準備といっても、それほど大掛かりな荷物になる訳では無い。着替えとかそういったものは出発前にトラックに乗せてナターシャ先生と碧さんが運んでくれるし、財布とか携帯はそれほどかさばらないし。だから前日に準備すれば十分間に合うのだ。

 

「ねぇねぇおりむ~、部屋割りとかはどうなってるの~?」

 

「さぁ? そういうのを考えるのは俺じゃないからな。知りたいなら駄姉に聞きに行ったらどうだ?」

 

「なんだ、一夏も知らないんだ」

 

 

 実は私も凄く気になってたのだけども、一夏も知らないんじゃ如何しようも無いね。臨海学校の時は一夏と織斑先生が一緒の部屋だったけども、今回もそうなのかな……もしそうだったら寂しいんだけど……

 

「多分俺は一人だろうな」

 

「そうなの? また織斑先生と一緒じゃないの?」

 

「駄姉は多分マドカとだろ。マドカと一緒に寝たがってたから」

 

「そうなの? 言ってくれれば寮長室に寝にいくのに」

 

「ゴミ屋敷で寝れるのか、お前は?」

 

 

 一夏が寮長室の掃除をしてなかったら、三日でゴミ屋敷になるといわれてるくらいだもんね。二人が寝れるスペースなんてあるのかな……

 

「荷物を学校でトラックに積んで、私たちは新幹線移動だもんね。荷物より先に着くんじゃない?」

 

「着いたら観光だから問題無いだろ。ホテルに戻るまでに荷物が届いてれば良いんだから」

 

「観光ってクラス単位で動くのかな~? 何も決めてないから分からないけど」

 

「問題児三人に感けてたからな。自由行動で集合場所と時間だけ守ってくれれば問題無いそうだぞ」

 

「そこは知ってるんだ」

 

 

 ホテルの部屋割りは知らないのにそこは分かるのはちょっとおかしく無いかな? でもそこら辺はクラス委員だから……あれ? 私何も聞いてないよ?

 

「ナターシャは京都観光したかったんじゃないのか?」

 

「私は下見で一回行ったから良いよ。それよりもトラックの運転なんて久しぶりだからそっちが心配なんだ」

 

「そっちが心配なの? あの三人の見張りとかじゃなくって」

 

「だってそれは一夏君や織斑先生が気配を掴んでくれてれば大丈夫でしょ? 小鳥遊先生だって気配察知得意なんだしさ」

 

「そうですけど……それでもナターシャ先生も見張りの順番があるんですから、しっかりとやってくださいよね」

 

 

 あの三人も一応京都には行けるんだ……まぁ一夏が粛清したおかげなんだろうけども、よくこの一日半で心証をひっくり返したな……よっぽど一夏に殺されかけたのが効いたんだろうな。

 

「ところでお姉ちゃんと虚さんは私たちがいない間如何するの? ふたりっきりでこの広い部屋で生活するの?」

 

「それしかないでしょ? 他に何か良い案があるの?」

 

「お嬢様と二人っきりですか……ミッチリと仕事をしてもらいましょうか」

 

「虚ちゃん……冗談に聞こえないんだけど?」

 

「もちろん本気ですから」

 

 

 虚さんの笑ってるのに目が笑ってない表情に、一夏以外の部屋に居た全員が恐怖する……一夏もだけど虚さんも怒らせてはいけないんだよね。

 

「荷物ってこんなもので良いのかな? 何か必要なモノを忘れたりしてないよね?」

 

「大丈夫ですよ。最悪私が具現化しますので」

 

「マドマドは旅行とかしなかったの?」

 

「うん……いろいろとあったからね」

 

 

 本音が盛大にマドカの地雷を踏みつけたけども、当の本人はまったく気付いていない。あの神経が羨ましいわね。

 

「そういえば一夏、あの三人も新幹線に乗っていくの?」

 

「見張りに駄姉と山田先生がつくがな」

 

「そっちじゃなくって雪乃たち」

 

「そっちか。花乃は碧が専用で使ってるからトラックで連れて行くつもりだったんだが、花乃も観光したいって言ったからアイツの分の切符も買った」

 

「さすが一夏様ですよね。対応が早いです」

 

 

 一夏がそういう対応が早いのは知ってたけども、これほど早いのはさすがに驚きだ。

 

「じゃあ今日はみんな夜更かししないでさっさと寝ましょうね。私と虚ちゃんは大丈夫だけども」

 

「みなさんが寝てるのに騒いだりするのは駄目ですからね」

 

「わ、分かってるわよ」

 

 

 虚さんに釘を刺されて焦るお姉ちゃんは、もしかして私たちを寝かせない計画でも練っていたのだろうか。もしそうならよっぽど私たちと一緒に行きたいんだろうなと思ったかもしれない。

 

「一夏様、誰かこの部屋に来ますよ」

 

「問題児三人だろ。駄姉に呼び出されて寮長室に行くから部屋の前を通過するとかじゃね?」

 

「そうなんでしょうか? ですが千冬様ならその三人を解放してそのまま外に居ますが」

 

「……確かにそうだな。じゃあ何の用だ?」

 

 

 一夏が気にしたのと同時に、扉をノックする音が聞こえた。

 

「は~い」

 

 

 お姉ちゃんが明るい返事で扉を開けると、そこには須佐乃男と一夏が言ったようにゴミ置き場で生活していた三人が立っていた。

 

「一夏さん、少しよろしいでしょうか?」

 

「何だ?」

 

 

 一夏が扉の傍まで行きセシリアに話すように促す。

 

「このたびは迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

 

「ゴメンね一夏。僕たちが校則を破ったり問題行動起こしたばっかりに一夏にまで迷惑をかけちゃって」

 

「……悪かった」

 

 

 それぞれ思う事があるんだろうけども、全員が申し訳無さそうに一夏に頭を下げた。多分織斑先生に謝って来いとか言われたんだろうな。

 

「監視がつくとはいえ修学旅行に行けるようになったんだからこれ以上問題行動は起こすなよな。京都にまで行ってホテルに閉じ込められるのは嫌だろ?」

 

 

 一夏の底冷えのするような笑みを見て、三人は震えながら首を縦に振っている。

 

「ならもう部屋に戻って良いぞ。風呂に入ってさっさと準備するんだな」

 

「それともう一つ、一夏さんは私とシャルロットさんの専用機の声が聞こえるのですよね?」

 

「まぁ一応」

 

 

 その事実は私たちは初耳だったので、かなり驚いた。一夏は訓練機の声しか聞こえないはずだったのに、何時の間に……

 

「それで聞きたいんだけど、専用機は僕たちの事を如何思ってるのかな?」

 

「とりあえず好かれては無い。セシリアはメンテナンスの期間が長くてブルー・ティアーズを気遣ってないし、シャルは自由を手に入れるためだけにラファールを動かしてるとバレてるからな」

 

 

 一夏が言うISの気持ちを聞いて、須佐乃男が頷いている。コアネットワークにアクセス出来なくでも、同じISとして気持ちは分かるんだろうな。

 

「それから篠ノ乃」

 

「な、何だ」

 

「俺にだけじゃなく今度訓練機たちにも謝るんだな。お前の事を嫌ってる訓練機が殆どだから、このままじゃお前は反省してもIS学園を退学になる可能性がある」

 

「ど、如何いう事だ!?」

 

「軒並み訓練機に嫌われているお前は、このままじゃ実習に参加したり実技試験を受けたりする事が出来なくなる。そうなるとお前がIS学園に在籍出来る資格を失うからな」

 

「今すぐ謝ってくる!」

 

「今は無理だ。みんな寝てるからな」

 

「そ、そうか……」

 

 

 篠ノ乃さんにとって、IS学園に居られなくなるというのはイコールで「篠ノ乃箒」で居られなくなる事らしい。本人の意思で生活出来るのはこの学園に在籍してるからで、もし退学にでもなれば篠ノ乃神社の跡取りとして、「篠ノ乃箒」では無い別の名前で神道系の学校に通わされるらしいのだ。

 

「修学旅行から帰って来て、最初の実習の時にでも謝るんだな」

 

「分かった」

 

「それじゃあもう部屋に戻って良いぞ。ルームメイトにも頭を下げておくんだな」

 

 

 一夏はそれだけ言うと興味が無くなったように視線を逸らした。それが合図だったのか三人ももう一度頭を下げてから扉を閉めた。

 

「おりむ~の脅しが相当効いてるんだろうね~」

 

「確かに。オルコットは兎も角デュノアと篠ノ乃があそこまで反省するなんて思わなかった」

 

「それだけ一夏君が頑張ったって事だよね」

 

 

 そういってお姉ちゃんは一夏に抱きつく。何時もなら怒るところだけど、明日から離れ離れになるから今日くらいは許してあげよう。

 

「俺は少しだけ死の恐怖を植えつけただけだ。それで反省しないならそれだけ鈍いって事だったんだろうけどな」

 

「ですが、一夏様なら何度も死の恐怖を与えてきたのでは?」

 

「それと比べ物にならないくらいの恐怖だったんだよきっと。須佐乃男だっておりむ~と一緒に二人と戦ったんだから分かるんじゃないの?」

 

「まぁビット二十機同時操作は怖かったですけどね」

 

 

 しかもその一機一機がかなりの威力を持った攻撃をしてきて、しかも偏向射撃で当たるまで追いかけてくるのだ。これはかなり怖かっただろうな。

 

「刀奈はいい加減離れろ」

 

「え~! もうちょっといいじゃない」

 

「何を考えてるのかは知らないけど、後で簪に怒られても知らないからな」

 

 

 この時は一夏が何を言ってるのかは分からなかった。だってあんな事を考えてるなんて誰も思わないじゃない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 荷物をトラックに積み込み、新幹線で移動して二時間弱、漸く修学旅行先の京都に到着した。

 

「これよりバス移動になる。行き先は同じだから好きなバスに乗り込め」

 

 

 駄姉がそういうと、俺の周りに人だかりが出来た。中心に居るのは何時ものメンバーで、その周りには静寂や香澄、エイミィや美紀たちが居る。

 

「な、何だお前ら」

 

「おりむ~の傍を確保する為にくっついて行動するのだ~」

 

「動き難い! 少し離れろ!」

 

 

 たかだかバス移動の場所取りでこんなにくっつかれたら動け無いっての……

 

「織斑兄、お前はこっちだ」

 

「あ? また何かあるんですか?」

 

「例の件で話がある。更識妹と四月一日もこっちに来い」

 

「せんせ~私は~?」

 

「布仏妹は大丈夫だ」

 

 

 例の件って事は亡国企業関連か……まぁ本音が来てもあまり意味は無いだろうし今回の判断は正しいだろうな。

 

「てなわけで離れろ。織斑先生の出席簿アタックを喰らいたいなら別だがな」

 

 

 この単語を出せば周りから人は居なくなってくれる。理不尽な暴力も偶には役に立つんだな。

 

「ではこちらの教員用のバスに乗り込め」

 

「何か情報があるのか?」

 

「さっき学園の見張りから連絡が来て、学園周りに居た亡国企業の連中が居なくなっているらしい」

 

「やはり狙いはこっちか……」

 

 

 亡国企業の情報を持っているマドカや、スコールが狙ってる俺がこっちに居るんだから、学園を狙う理由が減るのは当然か。アイツらは暮桜の存在を知らないしな。

 

「一夏が頑張ってくれたおかげで、カルラは専用機持ちになり、オルコットとデュノアも一応は戦力として計算出来る。だがやはりあれだけの人間が攻めてきたら厳しい戦いになる事は避けられないだろう」

 

「美紀や静寂、それに後からナターシャや碧も来るんだ。それほど厳しい戦いになるか?」

 

「戦力は整ってるのかも知れないが、実戦経験で言えば此方は圧倒的に不利だ。私や真耶はISが無いし、一夏だって周りを気にしながらでは本気で戦えないだろ?」

 

「まるで普段周りを気にしてないみたいな言い方だな」

 

 

 まぁあながち間違ってないんだが……

 

「一夏がスコールとオータムを抑えるにしても、亡国企業の戦力は強大だろう」

 

「待て。何で俺がその二人を同時に相手する事前提で話を進めてるんだ」

 

「アイツらの目的がお前だからだ。全体の指揮を取らせない為にも、あの二人はお前を狙ってくるだろう」

 

 

 まぁそうだろうな……アイツら、いやスコールの狙いは俺のようだしな。

 

「じゃあ俺が抜けるとして、誰が全体の指揮を取るんだ? マドカかラウラか?」

 

「確かにマドカは実戦経験があるし、ボーデヴィッヒはあの歳でドイツ軍の隊長を務めているが、今回は更識妹に任せる」

 

「わ、私ですか!?」

 

「もちろんサポートはつける。それが四月一日だ」

 

 

 なるほど……日本代表候補生の簪に経験を積ませるにはいい機会だし、サポートに美紀をつければ更識の結束は強まるだろう。だが駄姉がそんな事考えるか?

 

「一夏に鍛えられている貴様らなら、例え不利な状況でも壊滅という最悪の事態は避けられるだろう」

 

「負け前提で考えてるんじゃねぇよ!」

 

 

 いくら亡国企業との戦力差が測れないからといって、最初から負け前提で考えてたら勝てるものも勝てなくなる。

 

「大体ナターシャや碧だって実戦経験があるんだ。そうそう酷い結果にはならないと思うぞ」

 

「それに、攻めて来ない可能性だってあるんですよね? 学園周りに亡国企業の人たちが居なくなったのだって、単なる偶然なのかもしれませんし」

 

「簪、楽観的になるのは良いが、さすがに偶然では片付けられないだろ。タイミング的に考えてもこっちを襲ってくる可能性が高いのは事実だ」

 

 

 不安げになっている簪の頭を撫でる。最近俺の周りに頭を撫でてもらいたがるヤツが増えてるような気がするな……

 

「一夏様、観光の間も警戒を怠らないように注意しておきます」

 

「いや、それは俺と駄姉がするから、美紀は普通に修学旅行を楽しめ。美紀は臨海学校には行けなかったんだから、学校行事を楽しむ方が先決だ」

 

 

 気張っている美紀の頭も撫でて、緊張をほぐす。程よい緊張感は必要なのかもしれないが、あまり気張ってるといざという時に動け無い可能性があるしな。

 

「……あまり教師の前でいちゃつくな。独り身である私たちに対する嫌味か」

 

「何で私を見て言うんですか千冬さん……」

 

「何でって、お前に彼氏がいないからだ」

 

「千冬さんだっていないじゃないですか!」

 

 

 こっちはこっちで面倒な事になったな……まぁ独り身なのはどっちもだし、駄姉に関して言えば原因はいろいろ思いつくがな。

 

「私はいないんじゃなくって作らないだけだ! 彼氏の一人や二人、私ならすぐに作れる!」

 

「いや、強がり言ってねぇで現実を見ろよ……だれがアンタと付き合いたいなんて思う? 家事無能者で暴力的、挙句に酒を飲みまくって貯金を全て使い果たすような最悪物件であるアンタと」

 

 

 周りにこの駄姉の本性を知らない先生も居るので小声で言う。それくらいの考慮くらいならしてやる。

 

「一夏のような家事万能で私に対抗出来るくらいの強いヤツなら付き合えるだろ」

 

「織斑先生……そんな化け物みたいな男の人が一夏以外に居ると思ってるんですか?」

 

「おい簪……」

 

 

 自分の彼氏捕まえて化け物は言いすぎだろうが……

 

「……それは考えて無かった」

 

「嘘っ!?」

 

 

 簪も自分で言っていてありえないとは思ってたんだろうな……自分の相手なのに、架空の人物で満足してたのかよこの駄姉は……

 

「山田先生は? 一夏様以外に理想の男性とか居るんですか?」

 

「おい美紀? 何で山田先生の理想が俺って事前提で話しを進めるんだ?」

 

 

 てか亡国企業の話は何処に行った……

 

「そうですね……仕事が出来て尊敬出来る人とか良いですね」

 

「だからその駄姉をプレゼントしますって。一応仕事は出来ますし、山田先生はその駄姉を尊敬してるんですよね?」

 

「一夏、同姓婚は日本では出来ないよ?」

 

「どっか許されてる国に移住すればいいだろ。元世界最強と元日本代表候補生の二人なら何処の国でも歓迎してくれるだろ」

 

 

 そうなれば俺の周りから悩みの種が減るし、何より日本が平和になるだろうしな。

 

「私は真耶を嫁にもらうつもりは無い!」

 

「私だって千冬さんに嫁ぐつもりはありませんよ!」

 

 

 この二人は恐らく結婚は出来ないだろうな……駄姉はいろいろと問題があるし、山田先生はまず異性になれるところから始めなきゃいけないしな……後男に理想を抱きすぎている節も見受けられるし……

 

「到着したね」

 

「一夏様、先生二人は置いておいて観光に行きましょう」

 

「そうだな……この駄姉と無駄乳はバスの中で喧嘩してたいらしいしな」

 

「だから駄姉と呼ぶな!」

 

「無駄乳って言わないでください!」

 

 

 喧嘩しててもこの単語には反応するんだよな……だが他に呼びようがないだろうが。

 

「呼ばれたく無いならアンタらはもう少ししっかりしろ! 大体肝心の話はそこそこしか出来てないだろうが!」

 

 

 亡国企業に対する策を練るはずだったのに、途中から理想の相手の話になったり、喧嘩を始めたりと実にくだらない時間だった。

 

「おりむ~こっちこっち~!」

 

「一夏様、お話は終わりました?」

 

「ところで姉さんは何で山田先生とにらみ合ってるの?」

 

「纏めて聞くな。後で話してやるから」

 

 

 京都に来てもこの騒がしい時間は変わらないな……今のところ周りに亡国企業の連中の気配は無いし、知らない相手でも怪しい気配は存在しない。此処には攻めて来ないのか? それとも今日は様子見で本番は明日……あの場所の地下室にあるものを知られてると仮定してるのなら、今すぐにでも攻めてきてもおかしく無いのだがな……

 

「一夏君、難しい顔して如何したの?」

 

「一夏っちは何時もこんな顔じゃないのか?」

 

「さすがに一夏さんにも表情はあるでしょ」

 

「一夏君もせっかく来たんだし楽しもうよ」

 

 

 とりあえず俺の周りに守りたい人が増えたのも事実だしな……気負わないようにしながら、警戒を怠らないようにしないとな。

 

「ねぇ一夏、お姉ちゃんと連絡が取れないんだけど?」

 

「刀奈と? ……授業中じゃないのか?」

 

 

 さすがにあの計画を実行したとは思えないし、今の時間ならその可能性だってあるしな。俺は簪に説得力のない事をいい、自分で疑っていた。頼むから面倒事を起こさないでくれよな。




マドカが一夏側に居るから、アニメ通りには出来ないし……
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