もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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これを入れて後三回の予定……最後までお付き合いください。


死亡フラグ?

 マドカとスコールが戻って来たので、一気に此処を突破しよと思ったのだけど、やっぱり私たちだけじゃ厳しいな……

 

「一夏、もう限界かも」

 

「分かった。マドカとスコールも前線にて攻撃を開始、簪を除く候補生は下がれ」

 

 

 一夏の指示で私たちは一気に陣形を変える。他の候補生たちも頑張ってたけども、エイミィや鈴以外は多数で戦うやり方になれてなかった感じがしたもんね。

 

「行くわよ簪ちゃん。遅れないように」

 

「分かってる。お姉ちゃんこそヘマしないでよね」

 

 

 二,三年前の私ならこんな事は言えなかった。自分とお姉ちゃんを比べ、周りからの評価に押しつぶされそうになっていた私を変えてくれたのは一夏だ。一夏の為に戦うんだから、私は普段以上の力を出せるはず!

 

「かんちゃん、後ろから来てる!」

 

「分かってる!」

 

 

 本音からの指示が無くともセンサーで感知していた。だけどやっぱり声かけは大事だよね。特に相手が無人機だからなんだけど。

 

「更識関係者は凄いわね。一夏が鍛えたおかげかしら?」

 

「甘く見ないでよね。これでも国家代表に候補生、企業代表なんだから」

 

「でも、一夏には敵わないんだろ?」

 

「それは貴女たちも一緒。二人ががりでも生身の一夏に負けたんだから」

 

 

 一夏に勝てないのは私たちもスコールたちも変わらない。一夏に勝てる人間は恐らく存在しないんじゃないのかな?

 

「戦闘中に考え事か? 随分と気を抜いてるじゃねぇか!」

 

「これくらいなら問題無いでしょ。過信では無く実際問題としてシールド・エネルギーがまったく削られてないんだから」

 

「まぁ突貫工事で造った無人機なんてこんなものだよ。篠ノ乃束やお兄ちゃんが造れば違うんだろうけどさ」

 

「Mの言う通りだな。まったく歯ごたえが無いぜ」

 

「だから私はマドカだ!」

 

 

 オータムってもしかしてマドカをからかって遊んでるのかな? マドカが同じ反応を見せるたびに楽しそうに見えるんだけど……

 

「でも簪ちゃん。強くないのは分かるけども数が多すぎない? 捌いても終わりが見えないんだけど」

 

「そうですね。お嬢様の言うように数が多いのは厄介です」

 

 

 お姉ちゃんだけじゃなく虚さんも数の多さに嫌気がさしている。確かにもう結構捌いたはずなのに、まだまだ終わりが見えないや……

 

「どいてろ。私が終わらせる」

 

「織斑先生!? でもその暮桜には雪片が積んでないのでは……」

 

「今さっき一夏が積んでくれた。最低限の工具で最高の出来だ」

 

 

 やっぱ一夏って凄いんだな……織斑先生に雪片があればこの無人機たちはすぐに片付くだろうな。

 

「よし、駄姉を除く全員は一旦退避、エネルギー補給をするヤツは早めにしておけ」

 

「一夏様、私たちは如何します?」

 

「此処は駄姉に任せる。次の場所では俺たちがやれば良いだろう」

 

「分かりました。ではお茶でも如何です?」

 

「お前は何を具現化してるんだよ……」

 

 

 のんびりとし過ぎの須佐乃男に、一夏は呆れた声を出した。でもこんな場面で落ち着いていられるのは凄い事だと思うよ。

 

「だったら私たちだけでお茶にしましょう。お菓子もあるんでしょ?」

 

「もちろんです! こんな事もあろうかと、お菓子を具現化出来るように成長したのですからね!」

 

「……違う成長をしろよお前は」

 

「そういいながら一夏だって武装の中にしまってたお茶のセットを出してるじゃん」

 

「……休める時に休まないといけないからな」

 

 

 一夏が紅茶を淹れてくれたので、全員でその紅茶を飲みながら須佐乃男が具現化したお菓子を食べる。向こうでは織斑先生が敵と戦ってるのにこんなにのんびりしてて良いのかな?

 

「おい一夏! 私の分も取っておいてくれよな!」

 

「余所見してるとぶつかるぞ」

 

「こんなもの目を瞑ってでも出来るわ!」

 

「油断大敵、過信と慢心は隙を生むからな。集中して戦え」

 

 

 自分は緑茶を啜りながら、一夏は織斑先生と会話している。一夏には緑茶にお煎餅が似合うのは何でなんだろうな。

 

「やっぱり一夏君の淹れてくれた紅茶は疲れが取れるわね~」

 

「こればっかりはお嬢様に同意します」

 

「お前らは何時もこんな上手い紅茶を飲んでたのかよ。羨ましいぜ」

 

「どこかで執事の勉強でもしたのかしら?」

 

 

 スコールやオータムも一夏の淹れた紅茶に舌鼓を打ちながらお菓子を摘んでいる。まさかこの二人とティータイムをするとは思って無かったな。

 

「おりむ~おかわり~!」

 

「飲みすぎるとトイレに行きたくならない?」

 

「だいじょ~ぶ! カルカルだっておかわり欲しいんじゃないの?」

 

「私は本音みたいに気にしない人じゃないもん……」

 

「ほえ? 別におりむ~の前でおしっこする訳じゃないよ?」

 

 

 お菓子食べながらなんてことを言ってるんだ本音は……デリカシーが無いって一夏に怒られてるのに懲りないね。

 

「でも、さすがにこの場所でトイレを探すのは大変ですよ?」

 

「一夏君に聞けば大丈夫でしょ。さっき地図だしてたしさ」

 

「碧さんもナターシャ先生も気にし過ぎですよ。動いてれば汗として流れ出ますから」

 

「そうそう。おね~ちゃんの言う通り! てな訳でおりむ~、おかわり!」

 

 

 一夏におねだりした本音だったけども、既に一夏は準備していた。結局はお姉ちゃんや本音に甘いんだよね、一夏って……

 

「終わったぞ一夏!」

 

「ご苦労」

 

「で、私の分のお茶は?」

 

「何だ、飲むのか?」

 

「当たり前だ!」

 

 

 織斑先生をからかって遊んでるようにしか見えないけども、一夏は別に遊んでる訳では無いんだろうな。

 

「しかたないな……インスタントで良いよな?」

 

「私にもちゃんと淹れろ!」

 

「さすがにコーヒーメーカーは持ってきてねぇよ。だからインスタントコーヒーで我慢しろ」

 

「あ、あぁ……そういう事か。なら別にインスタントでかまわない」

 

 

 あっ、だから一夏は緑茶を飲んでたんだ……普段は自分で豆を引いてコーヒーを飲んでるけど、今は無いから。

 

「一夏の部屋にあるコーヒーメーカー、あれは束がくれたやつだろ?」

 

「意外と使えるからな。他のものは全然だったが、あれだけは感謝してる」

 

「私にも作ってくれないだろうか」

 

「アンタ清掃とか出来るのか? ちゃんと手入れしないとすぐ駄目になるぞ」

 

「オート清掃機能とか無いのか?」

 

「どんだけ不精なんだよアンタは……」

 

 

 一夏が呆れながら織斑先生にコーヒーを渡す。その間に一夏は暮桜のメンテナンスをするようだった。

 

「さて、織斑千冬の一服が終わったら先に進みましょう。何時までものんびりはしてられないわよ」

 

「そうね。それに早く帰ってのんびりした方が落ち着けるしね」

 

「お嬢様には更識の編成見直しと生徒会の仕事が待ってるので、のんびりは出来ませんけどね」

 

「早く一夏君に当主を譲りたいわ」

 

「あーその件だが」

 

 

 お姉ちゃんがこぼした愚痴に、一夏が反応した。

 

「何か問題あるの?」

 

「更識の当主って外様がなっても大丈夫なのか?」

 

「直系と結婚すれば問題ないし、外様でもあの件は大丈夫なのよ♪」

 

「結婚と言われても……俺は国籍も無いし日本の法律に当てはめるならまだ結婚出来る歳じゃないんだが……」

 

 

 一夏がまったくその通りな事を言ったので、私たちは固まってしまった。普段から一夏の言ってる事は正しいし的を射てるんだけども、簡単な事を見落としてた事に今更ながら私たち全員が気がついたのだ。

 

「それじゃあ……後二年は私が当主なの!?」

 

「その先もずっと当主でもかまわないんだが?」

 

「でもそれだと、一夏君争奪戦が勃発しちゃう」

 

「そうなると私たち全員敵だね」

 

「……せめて高校卒業するまでは待ってくれ」

 

 

 高校卒業って事は後二年半か。そうすれば一夏と結婚が出来るんだ。

 

「でも、直系って事は刀奈か簪とだよな? 先にどっちと結婚するんだ?」

 

「「そりゃ私でしょ」」

 

「楯無様とかんちゃんがハモった!?」

 

「意外なところで美紀さんでも良いのでは? 遠縁とはいえ美紀さんも更識縁者ですし」

 

「だが俺は美紀と付き合ってないぞ」

 

「そうだよ虚ちゃん! 美紀ちゃんは一夏君の秘書になるって決まってるんだから!」

 

「おい、既に俺を当主にするつもりだったのかよ」

 

「……てへ?」

 

 

 お姉ちゃんが可愛く舌を出して誤魔化したけども、一夏は誤魔化されてはくれなかった。まさか既に自分が当主になる事が決定してるとは思って無かったんだろうな。

 

「まぁ結婚云々は置いておくとして、とりあえずは再編しなくちゃ駄目だろ。中枢に大人を入れなかったのが原因だろうし」

 

「確かに……私もですがお嬢様も経験が浅いですからね。中枢に誰か一人大人を入れていれば今回のような事態にはならなかったのかも知れませんね」

 

「じゃあ碧さんを入閣させましょう。それなら大丈夫でしょ?」

 

「他にも数人入れたほうが良いだろ。簪だって忙しくなりそうだし、虚や本音だって卒業後は企業代表として忙しくなるんだから」

 

「此処で考えてても駄目ね。実際に家の人たちに聞いてみないとだし」

 

 

 お姉ちゃんたちは真剣に再編の話しをしてる傍で、私と本音は浮かれていた。

 

「おりむ~と結婚か~」

 

「本音、一夏が更識に婿養子に入ったら何て呼ぶの?」

 

「ほえ? そっか、おりむ~って呼べなくなっちゃうんだ」

 

「私たちは一夏って呼んでるから良いけど、本音は考えなきゃ駄目でしょ?」

 

「おりむ~が駄目だといっちーしか無いかな~? でも結婚するんだし、おりむ~が楯無様になるんならいっちーも駄目だよね?」

 

「そうだった……」

 

 

 一夏が当主を継いだら楯無の名前も一夏が継ぐ事になる。そうなると公の場で一夏って呼べなくなっちゃう……

 

「如何すれば良いんだろう?」

 

「私たちだけのときなら今のままでも良いんだろうけども、やっぱり公の場とか更識の儀式の時とかはマズイよね……一夏もそう言ったときはお姉ちゃんの事『楯無』って呼んでたし」

 

 

 前は学校でも楯無って呼んでたけど、最近は刀奈って呼んでるしね。もうそれで固定されちゃってるし、お姉ちゃんが一夏に当主を譲るのなら刀奈に戻るんだろうしね。

 

「今から別の呼び方を考えなきゃ……」

 

「ねぇかんちゃん」

 

「何か思いついたの?」

 

「結婚するんだし「あなた」ってのは駄目かな~?」

 

「………」

 

 

 悪く無い。むしろ最高に良いかもしれない! だって一夏の事を「あなた」って呼べば、私たちが一夏のお嫁さんだってすぐに分かる。別に公の場でもそう呼んでも問題ないだろうし、普段から呼んでても飽きないだろうしね。

 

「お前たち、何盛り上がってるんだよ……」

 

「ねぇねぇおりむ~」

 

「何だ?」

 

「『あなた』って呼び方は如何かな~?」

 

「何だいきなり……」

 

 

 本音が試しに呼んでみた結果、一夏はあまり反応しなかった。まだ結婚してないし仕方ないのかな?

 

「だっておりむ~が楯無様かかんちゃんと結婚して楯無を継いじゃったら、もう『おりむ~』とか『一夏君』とか呼べなくなっちゃうでしょ?」

 

「今から気にして如何する。少なくとも後二年半後だぞ」

 

「でも~今から慣れておかないと『おりむ~』って呼んじゃいそうなんだもん」

 

「別に良いだろ。俺だって刀奈って呼んでるんだし」

 

 

 一夏が結論は出たと言わんばかりに踵を返し戦闘準備を始める。しょうがないからこの問題はもう少し落ち着いてから話し合おう。

 

「簪ちゃん、簪ちゃん」

 

「如何したの?」

 

「『ダーリン』とかは?」

 

「それはさすがに……」

 

 

 恥ずかしいし何だか一夏のイメージではない。どちらかと言えば『旦那様』じゃないかな。

 

「貴様ら……」

 

「お、織斑先生……」

 

「まだ一夏は貴様らにはやらないからな!」

 

「お前も何言ってるんだ駄姉が!」

 

 

 一夏の拳骨が綺麗に入り、織斑先生は崩れ落ちた。今のは絶対に痛いだろうな……

 

「さっさとリーダーのところまで行くぞ。何時までもこんな場所に居たくないからな」

 

「でも一夏、アイツが何処にいるか分かるの?」

 

「恐らくはな。後二つ区画を抜けた場所に居るはずだ」

 

「アイツの気配が分かるのか?」

 

「いや、違う気配で何となくだがな」

 

 

 一夏の言ってる事が分からずに、スコールもオータムも首を傾げた。ちなみに私たちはもっとチンプンカンプンで互いに顔を見合わせては首を傾げるという行為を繰り返していた。

 

「駄姉が復活したら行くぞ。何時までものんびりしてる場合じゃねぇからな」

 

「でも一夏君、お茶淹れてくれたのは一夏君だよね? 美味しかったけども」

 

「本場イギリスでもあれほど美味しい紅茶には出会えませんわ」

 

「一夏って何でも出来るんだね」

 

「さすがは兄上です!」

 

 

 候補生たちも満足したようで、今更ながら一夏にお礼を言っている。でもまぁ、その気持ちは私たちも分かる。初めて飲んだ時はビックリしたもんな……

 

「う~ん……」

 

「さっさと起きろ!」

 

「一夏か……もう少し寝させろ。頭が痛いんだ……」

 

「それは俺が殴ったからだ! 二日酔い感を出すんじゃねぇ!」

 

 

 一夏が織斑先生を叩き起こして先に進む。仲が良いのか悪いのか……マドカが織斑先生を気にしてるけども、此処には血の繋がりがあるんだもんね。

 

「スコール」

 

「何かしら?」

 

「その実質的リーダーがISを使えるって話しは聞いた事あるか?」

 

「無いわ。それどころか小林ジークムント隆俊は男よ? ISを使える訳無い」

 

「俺の父親なんだろ? DNA配列が似ているその人なら使えてもおかしく無いと思わないのか?」

 

「じゃあまさか……」

 

 

 スコールが口を押さえたのを見て、一夏が小さく頷いた。

 

「奥の部屋に専用機用のコアの気配があるんだが、操縦者の気配が無い。って事は誰も乗ってないんだろう。その傍に一つ気配があるから、それがそのリーダーなんじゃないかって」

 

「だがよ一夏、亡国企業には専用機用のコアなんて余ってないぜ?」

 

「お前たちが知らないだけじゃないのか? 対立派閥のお前たちが知らなくてもおかしくは無いだろ」

 

「それは……そうだけどよ」

 

 

 一夏の推理にオータムは黙ってしまった。無理は無いだろうな。だって自分たちが知らない専用機が存在するって言われてるんだから……

 

「それから駄姉」

 

「何だ?」

 

「お前は戻って駄ウサギを確保しとけ」

 

「何故だ?」

 

「白騎士の気配がするんだよ。そのリーダーがいる場所から」

 

「何!? 分かった」

 

 

 織斑先生が暮桜を纏って猛スピードでこの場所から出て行ってしまった。でも白騎士って確かISを世界中に知らしめたあれだよね。何でこんな場所に?

 

「倉持技研か……」

 

「如何かしたの一夏君?」

 

「いや、噂でしか無いんだが、須佐乃男以外でも俺に専用機をって計画があったらしい」

 

「そういえば私の専用機製造がストップしたのも……」

 

「裏切り者は倉持技研、専用機のコアを持っててもおかしくは無いか……」

 

 

 一夏が少し考えるように腕組みをしたけども、すぐに解いて私たちの方に振り返った。

 

「あまり時間は無さそうだし、俺とスコールで先に突破して小林ジークムント隆俊と戦って捕まえる。刀奈たちは残り二画の無人機殲滅と帰路の確保を頼みたいんだが」

 

「それって同時進行するって事? さっさと終わらせる為に戦える二人が先に行って私たちが残りを殲滅するって……」

 

「リーダーに用があるのは俺とスコールだ。本当ならみんなで突っ込めれば一番なんだろうけどよ。あの機体は別格だ。無為に犠牲を出すのは得策では無い」

 

「犠牲って、一夏さんは私たちでは対抗出来ないと言うのですか?」

 

「そうは言わないが……相手の実力が測れない。恐らくは織斑千冬と同等かそれ以上、刀奈たちはそれに立ち向かって勝てる自信はあるか?」

 

「それは……」

 

 

 誰一人答えられない。だって私たちが束になっても織斑先生に勝てるビジョンが見えないのだから……

 

「俺は誰一人死んでほしく無い。だからあえて俺とスコールだけで突っ込んで終わらせる選択肢を選んだんだ」

 

「その方が犠牲は出ないでしょうし、確実だから?」

 

「そうだ。それに、結婚するんだろ? 死なれたら出来ないだろうが」

 

 

 一夏の言葉に私たちは一斉に照れる。まさか一夏も結婚を前向きに考えてくれてるとは思って無かったからだ。

 

「それじゃあ一つだけ約束」

 

「何だ?」

 

「絶対に無事に帰ってくる事。死亡フラグなんて許さないんだから」

 

「フラグってのが何だか分からないが、死なないように気をつけるさ。それに、誰が父親に殺されるかよ」

 

 

 一夏、それが死亡フラグって言うんだよ……でもまぁ、一夏ならフラグなんてへし折ってくれるだろうし、負ける未来なんて無いだろうから大丈夫だよね。

 

「行くぞ、スコール」

 

「了解よ! オータム、こっちは任せるからね」

 

「おう!」

 

 

 一夏とスコールが一点突破で先に進んでいったのを見送って、私たちは無人機の殲滅に入る。さっきマドカとスコールが機械を壊したようだから、此処に居るだけだよね。

 

「私たちはこれで最後だから、みんな行くわよ!」

 

 

 お姉ちゃんの号令に、私たちはそれぞれ反応を見せて敵に突っ込んでいく。一夏は絶対に帰って来てくれるんだから、私たちも怪我しないようにしなきゃね! 死亡フラグなんて私たちの前には無意味だって証明しなきゃいけないんだから!




このフラグは回収するのだろうか……
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