もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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久しぶりに原作ヒロインズが登場します。


学園、部屋までの道程

「一夏君、まだ怒ってる?」

 

 

先週、一夏君が学園から戻ってくるなり怒られた。

普段の優しい感じの説教ではなく、その時は本気の説教だった。

確かに勝手に一夏君の予定を織斑先生に教えたのはいけなかったけど、まさかあそこまで怒られるとは思ってなかった。

 

「別に怒ってませんよ。刀奈さんだって十分反省してますよね?」

 

「うん・・・もうあんなに怒られるのは嫌だし、何より一夏君に嫌われたくない!」

 

「別に嫌いはしませんが・・・それに俺、そんなに怒りましたっけ?」

 

「怒ったよ!何時もの雰囲気じゃなかったし・・・」

 

「はあ・・・そんなに強く怒った記憶は無いんですけどねぇ。」

 

「十分怖かったよ!」

 

 

一夏君が如何思っていようが、私はすっごく怖かった。

怒られるのもだが、これで一夏君が私を嫌いになったり、離れていったりしたら如何しようと悩んだりもした。

でも今は、優しい一夏君に戻ってるようだ。

 

「まあ勝手に千冬姉に予定を教えたのは良く思いませんでしたが、それだけ俺と一緒に居たかったって事だと虚さんから聞きましたし。」

 

「言わないでって言ったのに!虚ちゃんめ・・・」

 

「まあまあ、虚さんも悪気があって俺に教えた訳では無いですし怒らないであげてください。」

 

「何か納得出来ないのよね・・・でも、それで一夏君が許してくれた訳だし、今回は虚ちゃんを許しましょ!」

 

「もし次があるのなら、ちゃんと相談してくださいよ?」

 

「は~い!」

 

 

一夏君の予定はすべて把握しているが、次からは相談する事にしよう。

もしまた怒られたら立ち直れないかもしれないし・・・

 

「それで刀奈さん、もう準備は出来てます?」

 

「準備?・・・あっ!」

 

「忘れてますね・・・合同訓練は明日からですよ?3日間のようですし着替えとか必要なモノは持っていかないと・・・」

 

「急いで準備してくる!」

 

「その前にこの仕事を終わらしてからにしてくださいよ!」

 

「だって!!」

 

「・・・まあ仕方ないですね。これは処理しておきますから、さっさと準備を終わらせてきてください。恐らく本音も忘れてるでしょうから教えてきてください。」

 

「分かった~!」

 

 

一夏君に結局は甘やかされ、私は明日からの合同訓練のための準備をしに自室に戻った。

電話で確認したが、一夏君の予想通り本音も忘れていたようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりか・・・」

 

 

ここ数日手伝っていなかったので、仕事部屋には書類の山が出来ていた。

それももうこれで終わりだと思うと一気に疲れが襲ってくる。

やっぱりこまめに手伝って終わらせた方が楽だな・・・

 

「一夏さん?」

 

「何ですか、虚さん。」

 

「ゴメンなさいね、今日は私が居なかったから一夏さんに押し付ける形になってしまって。」

 

「大丈夫ですよ。それにここ数日、俺が手伝ってなかったんですからお相子です。」

 

「ですが・・・」

 

「気にしないでください。刀奈さんとは何でも無いんですから。」

 

「でもお嬢様が気まずいと・・・」

 

「それはもう解決しました。」

 

「良かった・・・?お嬢様は何処に行ったんですか?」

 

「明日からの合同訓練の事を忘れていて、準備してなかったので部屋に戻しました。」

 

「ああ・・・お嬢様はまったく・・・」

 

「まあ、それだけ俺の事で頭がいっぱいだったんでしょう。」

 

 

言ってて少し恥ずかしいが、実際その通りだったのだろう。

あの刀奈さんの安堵した表情を見ればそう思わざるを得ない。

 

「一夏さんは準備してあるんですか?」

 

「俺は簡単に終わるんでこの後しますよ。男の荷物なんて、そう多く無いですし。」

 

「そうですか・・・」

 

 

食材は明日の朝学園に届く手筈だし、事務の人にも連絡してある。

料金は既に払ってあるのでそれも問題は無い。

昼食は兎も角、朝食と夕食くらいは部屋で採りたい。

食堂で食べればきっとあのメンバーも一緒になるだろう。

そうすると如何しても我慢出来なくなってしまう。

 

「一夏さん?」

 

「ん?ああ、スミマセン何です?」

 

「いえ、急に考え込んだようでしたので・・・」

 

「大した事では無いですよ。3日間の食材は送ってもらったので少し献立を考えてたんですよ。まあ朝食と夕食だけですけどね。」

 

「一夏さんが作るんですか?」

 

「そのつもりですけど・・・」

 

「じゃあ私が手伝っても良いですか?」

 

「虚さんが?まあ良いですけど・・・」

 

 

あまり時間が取れないので練習を見てあげれてないが、虚さんは一人で練習しているようだ。

その成果を見せたいのだろう。

 

「それじゃあ約束ですよ!」

 

「はあ・・・あっ虚さん、この後時間ありますか?」

 

「この後ですか?まあ平気ですけど・・・」

 

「それじゃあ厨房に来てください。どれだけ成長したのか確認したいですし。」

 

「分かりました。ビックリしないでくださいね!」

 

「凄い自信ですね、楽しみです。」

 

 

虚さんを疑う訳では無いが、一応確認しておきたい。

初めて会った時よりかは格段に料理の腕は良くなっているが、それでも心配はしてしまうのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ~ん!」

 

「おね~ちゃん、何か良いことでもあったの~?」

 

「本音!?何でもないのよ。」

 

「でも~今鼻歌・・・」

 

「な・ん・で・も・な・い・の!」

 

「怖いよ~。」

 

 

廊下を歩いていたらおね~ちゃんが嬉しそうにしていたので声を掛けたら笑顔で迫られた。

絶対何かあったのだろうが、これ以上詮索して怒られるのはいやだ~!

 

「ところで、本音は準備したの?」

 

「うん!さっき楯無様から電話が来たから思い出したの~!」

 

「・・・そんな事だと思いましたよ。」

 

「ほえ~?」

 

 

おね~ちゃんがいきなりガックリとしてしまった。

何があったんだろう?

 

「でも何で合同訓練なんてするんだろうね~?」

 

「さあ?学園の決定ですし、私には何とも・・・」

 

「おりむ~も知らないのかな~?」

 

「知らないでしょうね。一夏さんも詳しい日程はこの前学園に行った時に知ったと言ってましたし・・・」

 

「気になるね~。」

 

「そうね・・・去年は無かったしね。何で今年だけこのような事を行うのでしょうね?」

 

「う~ん・・・」

 

 

考えたけど分からなかった。

おね~ちゃんも分からない事が私に分かるはずもないのだ!

 

「あっ!私はこの後予定があるから、また後で!」

 

「うん、それじゃ~ね!」

 

 

おね~ちゃんは何か思い出したように走って行った。

後をつけようとも思ったが、バレて怒られるのはいやだったので諦めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん・・・」

 

「如何ですか?」

 

「確かに上達はしてますけど、まだまだですかね。」

 

「そうですか・・・でも、上達はしてるんですよね!」

 

「それはまあ。この前よりも上達してますよ。」

 

「良かった。」

 

 

一夏さんに食べてもらったのは卵焼き。

旅行の時は黒炭にしてしまったが、今回は上手く行った。

それでも一夏さんのに比べたら全然駄目で、所々焦げている。

 

「この調子でしっかりと練習すれば、虚さんも調理を担当出来る日が来るかもしれませんね、頑張ってください。」

 

「はい!」

 

 

旅行やピクニックなどに出かける時、お弁当の担当はほぼ一夏さんだ。

お嬢様や本音が担当する時もあるけど、それでも一夏さんが作る方が良いって言って結局は一夏さんも作っている。

簪お嬢様も作ろうとは思ってるようだが、簪お嬢様は自分に自信が持てないのか遠慮してしまっている事が多い。

私と比べれば十分上手に作れるのに・・・

それに、碧さんや須佐乃男も料理出来る部類なので、結局は私が一番下手なのだ。

須佐乃男なんて、すぐに上達していって羨ましいほどだ。

やっぱり一夏さんの専用機だけあって、その手際は一夏さんの手際を真似しているようだし、実際かなり手際が良い。

間近で見ていたのはそれだけで勉強になるのだろうか?

 

「虚さん?如何かしましたか?」

 

「いえ・・・少し須佐乃男に嫉妬を・・・」

 

「嫉妬?須佐乃男に?」

 

「ええ。須佐乃男は、始めこそ私と変らなかったのに、今では簪お嬢様と良い勝負。それなのに私は未だに卵焼きすら満足に作れない・・・」

 

「アイツは俺の調理を間近で見ていましたからね。頭でイメージしてそれを手で再現してるんでしょう。それが出来るのはアイツがISだからですし、焦ってもしょうがないですよ。」

 

「それはそうですけど・・・」

 

「明日から学園で練習に付き合いますから、そんなに落ち込まないでくださいよ。」

 

 

一夏さんに慰められた私は、とりあえず復活して部屋に戻った。

明日からは学園で合同訓練、そして一夏さんの料理指導、どちらも大変そうだけどチョッと楽しみね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏~!久しぶりね!!」

 

「鈴か。遊んだ日以来だな。」

 

「昨日まで中国に居たからね。」

 

「ああ、そんな事言ってたな。」

 

 

学園に着いて荷物を置きに寮に入ったら鈴とバッタリ鉢合わせた。

相変わらず元気なヤツだな。

 

「アタシは先にアリーナに行ってるから、後で会いましょうね!」

 

「ああ、後で。」

 

 

それだけ言って鈴は走ってアリーナに向かっていった。

本当に元気なヤツ・・・

 

「一夏君は鈴ちゃんと仲良いのね~?」

 

「まあ、長い間悪友をやってますからね。」

 

「ふ~ん・・・それだけ?」

 

「何を疑ってるんですか?」

 

「べっつに~!」

 

「?」

 

 

刀奈さんが不機嫌になる理由が見当たらないんだが・・・

鈴とはただの悪友だ。

まあ告白はされたが・・・

 

「おりむ~!早く部屋に荷物置きに行こうよ~!」

 

「何で3日間なのにそんなに荷物が多いんだ?」

 

「色々あるんだよ~!」

 

「はあ・・・」

 

 

何が色々なのか気になったが、限りなく地雷な感じがしたので無視した。

 

「兄上!」

 

「ん?ラウラか。久しぶりだな、終業式以来か?」

 

「そうです!」

 

「ラウラはドイツに戻ってたんだっけか?」

 

「はい!私はドイツで部下と共に訓練をしてました!」

 

「そうか・・・なあラウラ。」

 

「何ですか、兄上!」

 

「元気なのは良い事だが、少し五月蝿いから抑えてくれないか?」

 

「スミマセン!」

 

「ハァ・・・」

 

 

相変わらず純粋なようだが、こうも懐かれる事をした覚えは無いんだがな・・・

 

「それでは兄上!私は先に行ってますので!」

 

「ああ、後でな・・・」

 

「はい!」

 

 

結局最後まで大声のラウラはキビキビとアリーナに歩いていった。

軍人だけあったその動きは正確だった。

何だか本当に妹みたいに思えてきたな・・・

姉があれだから余計にそう思う。

 

「おりむ~はラウラウにも好かれてるね~。」

 

「何であんなに懐いてるんだ?」

 

「それはおりむ~だからだよ~。」

 

「?」

 

 

意味は分からなかったが、他の皆は分かってるようだった。

俺だけ分からないのは、何か釈然としないんだが・・・

 

「一夏さん!」

 

「ん?ああ、セシリアか。あの件は助かったよ、ありがとう。」

 

「いえ!一夏さんのお役に立てたのなら光栄ですわ!」

 

「それで、あれ以降何か変った事はあったのか?」

 

「いいえ、犯人も見つかってませんわ。」

 

「そうか・・・」

 

 

そう簡単に捕まる訳ないか・・・

 

「一夏さんが心配する事ではありませんし、何か分かれば報告しますわ!」

 

「そうか、助かるよ。」

 

「いえ!では私はアリーナに向かいますわ!」

 

 

そう言ってセシリアもアリーナに向かって行った。

部屋まで遠いな・・・

 

「一夏、久しぶりだね!」

 

「シャルか・・・」

 

「あれ?何だか元気無いね。」

 

「まあ、これだけ人に捕まれば疲れると思うぞ・・・」

 

「?」

 

 

シャルは悪く無いんだろうが、こうも部屋が遠いとイライラしてくるんだが・・・

 

「何だか悪いようだから僕は行くね。」

 

「ああ、すまないな・・・」

 

 

シャルは空気を読んで長い時間絡む事はしなかった。

さすが優等生、空気を読むのもお手の物か・・・

 

「一夏さんはクラスメイトの方々に信頼されいるようですね?」

 

「如何なんでしょう・・・」

 

 

虚さんが言う信頼がどのようなものかは知らないが、正直あれだけ連続で声を掛けられると対応するのが面倒くさい。

さっさと荷物も置きたいし・・・

 

「一夏!」

 

「今度は篠ノ乃か・・・」

 

 

まあこの流れなら来ると思ってたが、本当に来るとは思わなかったぞ・・・

 

「まだ私の事は『篠ノ乃』なんだな・・・」

 

「ん?祭りの時に言ってた事か?」

 

 

確か名前で呼べとか言ってたか?

だが、長年篠ノ乃と呼んでるから、今更名前で呼べと言われても・・・

 

「絶対に名前で呼ばせるからな!」

 

「・・・考えとく。」

 

 

それだけ言って俺から移動する。

こうしないと長いからな・・・

 

「一夏の人気っぷりは凄いね・・・」

 

「俺はパンダか・・・」

 

「それに近い感じはありますね。なんて言ったって一夏様は唯一の男子生徒ですから。」

 

「そんなもんかね・・・それと須佐乃男。」

 

「何です?」

 

「自分の荷物くらい自分で持て!」

 

「一夏様の専用機の荷物は一夏様の荷物ですよ!」

 

「何だその原理・・・」

 

 

何時も須佐乃男は俺に荷物を持たせる。

まあ持ってしまう俺にも問題はあるのだろうが・・・

 

「や~ほ~、一夏君!」

 

「エイミィか、君も元気だな・・・」

 

「あれ~?お疲れモードだった?」

 

「これで部屋まで行く間に6人目だからな・・・」

 

「?・・・って生徒会長!?」

 

「あら?私を知ってるの?」

 

「楯無さんは広報誌に写真が載ってますからね。」

 

「ああ!薫子ちゃんね!」

 

「はじめまして!私アメリア=カルラって言います!イタリアの代表候補生です!」

 

「そうなんだ~、私は更識楯無よ。気軽に楯無様と呼びなさい!」

 

「何処が気楽なんですか・・・」

 

 

虚さんが呆れている。

確かに、様付け強要の何処が気楽なんだ・・・

 

「冗談よ!楯無先輩で良いわよ♪」

 

「はい!」

 

「私は布仏虚です。私も名前で良いですよ。」

 

「私は布仏本音だよ~!よろしくね~カルカル~!」

 

「カルカル!?」

 

「本音ったら・・・私は更識簪。私の事も簪で良い。」

 

 

自己紹介が終わり全員が俺を見る。

何だ・・・

 

「それで、一夏君とこの娘は如何言う関係なのかな~?」

 

「如何言うって、この前初めて会って仲良くなったんですよ。なっ?」

 

「はい!一夏君とは先週初めて話して仲良くなったんです!」

 

「それで、エイミィって?」

 

「アメリアの略称だそうだ。」

 

「簪や本音も気軽にそう呼んでね!」

 

「ええ~!私はカルカルが良いな~。」

 

「別にそれでも良いよ~!」

 

「私は普通にエイミィって呼ばせてもらうね。」

 

「うん!よろしく簪!」

 

 

さすがエイミィ、人見知りの簪とこうもあっさり仲良くなるとは・・・

 

「あっ!一夏君たちは荷物置きに行くんだよね?」

 

「そうだが・・・」

 

「それじゃあ足止めしちゃった?」

 

「さっきも言ったがエイミィだけが話しかけた訳じゃないんだし気にするな。」

 

 

そう言って俯いたエイミィの頭を撫でる。

何だかラウラとは違った感じの妹相手だな。

 

「一夏君!」

 

「何です?」

 

 

刀奈さんが大声で呼ぶ。

他のメンバーもコッチを見ているんだが・・・

 

「部屋でじっくり話し合いましょうか。」

 

「はあ・・・それじゃあエイミィ、後でアリーナで。」

 

「うん!それじゃあ先輩たち、簪と本音も後でね~!」

 

 

エイミィは走ってアリーナに向かった。

元気だな~・・・

その後は誰とも会わずに部屋に到着した。

やれやれ、部屋まで長かったな・・・

 

「それで?」

 

「何ですか、いきなり・・・」

 

 

部屋に着くなり全員が迫ってきた。

少し怖いぞ・・・

 

「本当にあの娘とは何にも無いの?」

 

「あの娘ってエイミィですか?何にも無いですよ。」

 

「じゃあ何であんなに一夏君が気を許してるの?」

 

「何でって・・・」

 

 

猫みたいに此方の壁をあっさり越えて来たからとしか言いようが無いんだが・・・

そこはかとなく刀奈さんと本音に近い雰囲気も相まって今の距離感になった。

 

「まあまあ皆様、一夏様がせっかく出来たお友達に気を許してしまうのは仕方ない事ですよ。なんて言ったって一夏様はお友達が少ない方ですし。」

 

「それはそうだが、お前が言うな!」

 

「確かに一夏は友達少ないよね。」

 

「彼女の方が多いんじゃない?」

 

「そんなこと・・・」

 

 

あれ?弾に数馬に鈴に・・・アドレスを知ってるのは後エイミィだけだな。

どの範囲から友達なのかは知らないが、アドレスを知っているのはこの4人。

蘭は友達の妹だから数えないとして、本当に彼女の方が多い!?

あっ、セシリアのも一応知ってるから5人か。

 

「お~い一夏君?」

 

「おりむ~如何したの~?」

 

「お姉ちゃんの冗談なんか気にしないで良いよ?」

 

「一夏さん?」

 

「もしかして冗談じゃなかったりして。」

 

「!?」

 

「え?何ですかその反応は・・・」

 

 

須佐乃男の一言が俺の胸に突き刺さる。

言った須佐乃男もまさかそんな事は無いと思ってたようで、俺の反応に驚いている。

 

「一夏?本当に冗談じゃないの?」

 

「ああ・・・少なくともアドレスを知ってるのは5人だ。」

 

「それは・・・」

 

「お姉ちゃん?」

 

「うんゴメン、これは素直に謝る・・・」

 

「謝られてもしょうがないんですが・・・」

 

 

事実を本人に言うのは止めよう。

これはとても堪えるな・・・

 

「一夏様、そんなにへこまないでください!」

 

「一夏君、ゴメンね?」

 

「一夏さん、お嬢様が申し訳ありませんでした。」

 

「一夏、お姉ちゃんが本当ゴメンね?」

 

「おりむ~元気だして~!」

 

 

慰められるとより堪えた。

でも、彼女たちの優しさは伝わってきた。

うん、もう少し頑張って友達を作ろう!




一夏に同情しそうになりましたが、彼女が6人も居るヤツに同情はいらないって思いました。
この一夏は十分リア充ですね。
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