もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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PCの調子がイマイチなんですよね・・・


休憩時間

「やっぱり威力を落とさずに反動を減らすのは難しいかな」

 

「反動は耐えられるレベルですが、一回の戦闘で使いすぎると腕が痛くなりそうです」

 

「なるほど、それで伸びる方は如何かな?」

 

「発想は面白かったですが、実際に使うとそうでもないですね。途中からは接近してから使いましたし」

 

「それじゃあ伸びる必要は無いかな」

 

「無限に伸びるのではなく、元の長さの2倍くらいまでで十分ですかね」

 

「それじゃあ伸びるために使っていたエネルギーを反動緩和のためのエネルギーに当てるとしよう」

 

「後は雷の軌道ですかね」

 

「それはプログラムをいじるしかないね。いっくんの動きについていけるとなると、相当複雑なプログラムになるね」

 

「完全に俺の動きに合わすのではなく、一回か二回くらい軌道を変えられれば十分ですよ。波の動きとかは要らないですから」

 

「ええー!その動きを作るつもりだったのに!!」

 

「遊びは要りませんから真剣に作ってください」

 

「いっくんがそう言うなら」

 

 

何でしょう。

この口を挟んではいけない感じは。

束様と一夏様の話し合いは私の想像を遥かに上回る真剣さでした。

普段なら絶対にふざけるはずなのに、今の束様にはその感じが一切ありません。

一夏様もさっきまでのだらけ具合からは想像出来ないくらい真面目で真剣です。

データを見て問題点を束様に言い、そして改善策を二人で模索しています。

一夏様の真剣な姿は見たことありましたが、束様もこんなに真剣になれるんですね、知りませんでした。

 

「それじゃあまた暫く束さんはお空でかくれんぼするから、いっくんは出てって」

 

「空中に居る必要はあるんですか?」

 

「お空なら気付かない阿呆共に蹴られる心配も無いしさ」

 

「阿呆共って、篠ノ乃や千冬姉もそのステルスを破れないんですよ?」

 

「ちーちゃんと箒ちゃんなら蹴られても平気だもん!」

 

「あっ、そうですか・・・」

 

 

急に真面目な空気を壊して、束様が空に飛んでいきました。

一夏様も普段のやる気無い感じに戻っています。

 

「それじゃあ須佐乃男、食堂にでも行くか」

 

「そうですね、千冬様や山田先生の方も午前の部は終わってるようですし」

 

「そうすると食堂には人が多いな」

 

「でしょうね」

 

 

一夏様は何か考えるように腕を組みました。

さっきとは違った真剣さですね。

 

「悪い須佐乃男、食堂には一人で行ってくれ」

 

「ええ!一夏様は如何するんですか?」

 

「チョッと考えなきゃいけない事が出来たから静かな場所を探してテキトーに昼食は済ます」

 

「テキトーって、しっかり栄養を摂らないと駄目ですよ」

 

「それは気をつけるから心配するな」

 

「本当ですか?」

 

「千冬姉と違って生野菜だって食えるんだから平気だって」

 

 

それは平気なのでしょうか?

千冬様は生野菜を食べれない代わりにサプリメントを飲んでるようですが、あれは完全に酒対策になってきてますね。

 

「一夏様、私もご一緒しても・・・」

 

「駄目だ」

 

「せめて最後まで言ってからにしてくださいよ」

 

 

一夏様の返答は思った通りだったが、反応速度は予想以上だった。

 

「それじゃあな」

 

「え、あ、チョッと!」

 

 

一夏様はもの凄いスピードで姿を晦ましました。

気配も私の能力で探知出来ませんし、これは諦めるしかないようです。

 

「やれやれですね」

 

 

一夏様の口癖になりつつある言葉を使ってため息を吐く。

此処にいてもしょうがないので、私は一人で食堂に向かう事にした。

食堂に行けば誰か居るでしょうしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?須佐乃男、一人なの?」

 

「一夏は?」

 

「一夏様なら何か考える事があるようで消えました」

 

 

食堂に着いた私を迎えてくれたのは楯無様や簪様と言った一夏様の彼女たちでした。

まあ、私もその一人なんですけどね。

 

「おりむ~の考え事は長いからね~」

 

「それだけ真剣に考える事があると言う事なんでしょうね」

 

「お姉ちゃんも見習えば?」

 

「それって私が真剣に考える事が無いって言いたいの!?」

 

「お嬢様は考える前に行動しますからね」

 

「確かにそうですね~」

 

「虚ちゃんや須佐乃男まで!?」

 

 

楯無様の計画は何時も突拍子も無い感じですし、少し考えてからでもいい気がします。

虚様は私とは別の考えがあるのかもしれませんが、少なくとも同じ意見なようだった。

 

「おりむ~が居ないならおしゃべりしても平気だね~」

 

「でも、あんまり行儀が悪いと虚ちゃんに怒られるわよ?」

 

「虚さんも食事中のおしゃべりに厳しいからね」

 

「口に物を入れてなければ怒りませんよ」

 

「一夏様はお箸を持ったままでも嫌な顔しますしね」

 

 

これは一夏様に刷り込まれた恐怖心からなのだが、普段はそこまで厳しくなくてもいい気がするんですけどね。

 

「一夏君に聞きたい事があったんだけどな~」

 

「何です?」

 

「さっき一夏君が事務員から受け取ってた荷物は何なのかな~って」

 

「それなら多分食材だと思いますよ」

 

「虚ちゃん、知ってるの?」

 

「ええ、一夏さんは朝食と夕食は部屋で済ませたいようでしたし、食材を注文したと言ってましたしね」

 

「やった~!おりむ~の料理~!!」

 

 

本音様が大声で喜んだために、周りの女子たちが反応してしまった。

 

「何、織斑君のご飯が食べれるの?」

 

「何処何処、本音!何処で織斑君のご飯が食べれるの!?」

 

「教えて!」

 

「あわわ~」

 

 

本音様に群がる女子生徒たち。

それはまるで砂糖の塊に群がる蟻のように見えました。

 

「布仏さん!一夏さんのお料理を食べれるって本当ですの!?」

 

「一夏の手料理を食べられるなら、僕は何だってするよ!」

 

「一夏の料理など、幼馴染の私ですら食べた事無いんだぞ!」

 

「兄上の料理か、食べてみたいな」

 

「一夏はあんまり大勢に食べてほしがらないのよね」

 

 

専用機持ちの方々もその群れに加わっていました。

ラウラさんと鈴さんは他の3人よりは必死では無いですが、群れに加わってる以上同じ穴の狢なのでしょう。

 

「何の騒ぎだ!」

 

「皆さん、少し五月蝿いですよ」

 

「休める時に休まないと後が辛いわよ」

 

 

騒ぎを聞きつけた教師三人集が現れた。

千冬様一人でも平気なような気がするのですが・・・

 

「織斑君のご飯が食べられるって本音が!」

 

「だから情報を貰おうと!」

 

「織斑君の実力を知るチャンスなんです!」

 

 

ああ、千冬様にそんな事言ったら・・・

 

「織斑は滅多に近しい人間以外に食べさせないぞ。だから諦めるんだな」

 

 

あれ?意外と冷静ですね。

今までの経験から、千冬様が暴走するかもと思っていたのですが、如何やら平気みたいですね。

一夏様が居ない今、千冬様の暴走を止められる人間が居ないので心配だったのですが、杞憂で済みそうで安心しました。

 

「それでしたら私たちは平気ですわね!」

 

「そうだね!何て言ったって一夏とは仲良いからね!」

 

「私は一夏の幼馴染だからな!」

 

「多分アンタらは無理でしょうね」

 

「兄上に付き纏ってるだけだからな。特に箒!」

 

「な、何でラウラにそんな事言われなければいけないんだ!」

 

「確かに箒さんの付き纏いは迷惑がられてますわね」

 

「うん、箒は迷惑がってる一夏の事考えてるの?」

 

「お前たちだって一夏に付き纏ってるだろうが!」

 

「やかましいぞ!」

 

 

千冬様の鉄拳が3人の頭に振り下ろされた。

あれは痛いですよ~・・・

 

「貴様ら3人の行動の迷惑さに大差は無い!織斑が居るから連携訓練を選んだんだろうが、結果を見る限り散々なようだな」

 

「「「そ、それは・・・」」」

 

「如何した?何か言いたい事があるのか」

 

「教官!私は兄上の指導が受けたくて連携訓練を選びました!」

 

「アタシは自分の弱点が協調性だって分かってますから」

 

「ボーデヴィッヒは兎も角、凰は自分の弱点から選んだそうだ。さあ、お前たちは何で初日に連携訓練を選んだんだ」

 

 

千冬様に尋問されて徐々に泣きそうになっていく3人。

答えても答えられなくても怒られるのが決まってると分かってるからだろう。

 

「答えられないか?それなら午後は私が直接指導してやろう」

 

「わ、私は!」

 

「ん?何だ、オルコット」

 

「私は自分の連携力がどれくらいかを知りたくて連携訓練を選びました!」

 

「ほう、それなら織斑が居なくても初日に連携訓練を選んだか?」

 

「そ、それは・・・」

 

 

言葉に詰まったセシリアさんに、千冬様の拳が振り下ろされた。

さっきよりは弱めにしてあるが、あれでも痛そうです。

 

「さて、デュノアと篠ノ乃は如何してだ?」

 

「ぼ、僕は一夏と戦ってみたくて・・・」

 

「開始時点では織斑と戦うか決まってなかったはずだが?そうですよね、ナターシャ先生」

 

「え、ええ。ペア決めの後にメニューが決まりましたのでその理由で連携訓練を選ぶってのは無いですかね」

 

「さて、何か言う事はあるか?」

 

「あ、ありません・・・」

 

 

セシリアさんに引き続きシャルさんにも千冬様の拳が降り下ろされた。

セシリアさん以上に動機が不純だったので威力もそれに準じた感じのようで、シャルさんは意識を失ってしまった。

 

「山田先生、デュノアを保健室に」

 

「は、はい!」

 

 

自分で運ぼうとしないのは、さすが千冬様だと言いたい。

一夏様曰く、千冬様は究極の不精らしいので・・・

 

「須佐乃男、今何かおかしな事を考えなかったか?」

 

「いいえ、何もおかしい事は考えてませんよ」

 

 

千冬様の勘の鋭さを忘れていた。

私は平然と嘯くが、千冬様は何処か納得していないもよう・・・

 

「本当に思って無いんだな」

 

「ええ、私は一夏様は何処に居るのかを考えてました」

 

「そうか」

 

 

これ以上追求しようにも証拠が無いため、千冬様は諦めてくれたようだ。

正直千冬様に追求されればぼろを出しかねないですかれね。

 

「さて、待たせたな篠ノ乃」

 

「べ、別に待ってなど居ませんよ」

 

「そうか?他の2人に理由を聞いておいてお前だけ聞かないのは不公平だからな」

 

「そ、そんな事は無いのでは?」

 

「教師が差別をしたら嫌だろ?」

 

「こ、事と次第によると思いますよ」

 

 

箒さんは必死に逃げようとしてるが、それは無理だと思う。

何故なら千冬様は某魔王様並に逃がしてはくれないのだから!

 

「さて篠ノ乃、お前は如何して初日に連携訓練を選んだ。お前ならまずは私が担当する近接戦闘訓練が妥当だと思うのだが?」

 

「わ、私だって何時も近接戦ばかりじゃ成長出来ませんので」

 

「ほう、だがその理由なら山田先生の遠距離戦闘訓練の方が妥当だと思うのだが?近接でも遠距離でもなく連携を選んだ明確な理由を聞きたいな」

 

 

笑顔だが目が笑っていない。

あれは普段千冬様にカミナリを落とす前の一夏様がしている目ですね。

 

「射撃は私には不向きだと思いまして・・・」

 

「なら結局は近接戦闘になるではないか。連携訓練でも前衛を担当するんだから私の指導でも同じでは無いのか?」

 

「一夏が居るから選びました!」

 

「正直者には褒美をやらねばな!」

 

 

観念して正直に理由を言った箒さんに2人以上の威力で拳が振り下ろされた。

衝撃で箒さんが少し縮んだように見えた・・・

 

「さて、他の生徒もあんまり騒ぐとコイツらのようになるので静かにしろ!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「よし、では諸君!休憩中はしっかり休むようにな」

 

 

騒ぎを鎮めて満足したのか、千冬様は食堂から出て行った。

山田先生はシャルさんと箒さんを保健室に連れて行こうと頑張ってるけど、結局無理だったのでその場に寝かせていった。

これは誰が起こすのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかあそこまでの騒ぎになるなんて・・・」

 

「それだけ一夏さんの料理と言うものは魅力的なのでしょうね」

 

「作ってもらえる私たちだって嬉しいもんね」

 

「おりむ~の料理は美味しいもんね~」

 

 

騒ぎが収まったので、食事を再開した4人がしみじみとそう言った。

一夏様の料理を食べられる日はそれだけで幸せな一日となる。

それは私も同感です!

 

「一夏君のご飯が美味しく食べられるように、午後の訓練も頑張りましょう」

 

「そうですね、一夏さんの料理は普通に食べても美味しいですが、頑張った後に食べるとまた格別ですからね」

 

「それで一夏に褒めてもらえれば言う事無いね」

 

「頭撫でてもらえるかな~」

 

「一夏様に頼んでみては?」

 

 

私も会話に加わってその後は皆で一夏様に如何やって撫でてもらうかを話し合った。

さっき間近で見てましたが、ラウラさんを抱き上げていたので全員でそれをやってもらえばと提案したのだった。

だってあれは羨ましいですよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「午後の訓練メニュー、全然考えてなかったな」

 

 

俺は屋上で一人そうつぶやき悩んだ。

さっきの訓練で全員の大体の実力は把握した。

訓練機の数にも制限があるし、ペア同士で戦わせるのも時間が掛かる。

それに一組は訓練機同士だしな・・・

 

「ナターシャさんにも手伝ってもらえば、それも何とかなるんだが」

 

 

黒雷のデータは暫く必要ないし、俺も少しは訓練に参加したい。

近接戦ばっかでは良くないからな・・・

 

「束さんの進捗状況も気になるが、とりあえずは午後のメニューを考えなくては」

 

 

購買で買ったサラダサンドを手に取り口に運ぶ。

須佐乃男に言われたので昼食はしっかりと摂らないとバレるからな。

食事に集中するために一旦考え事を止める。

厳さんが居ないんだから気にする必要は無いのだが、如何しても食事中は別の事をする気になれないのだ。

よし、さっさと食べてしまおうか。

俺は残りのサンドを頬張り食事を終わらせた。

 

「ん?誰か来る」

 

 

屋上へと続く階段に何者かの気配がある。

誰の気配かを判別するために、意識を集中させる。

これは・・・千冬姉か?

 

「一夏、此処だろ?」

 

「当たりだ、それで何か用なんだろ」

 

「ああ、午後は如何するのかと思ってな」

 

「まさにそれを考えてたんだ」

 

 

腐っても姉だな。

俺の考えなどお見通しって訳か。

 

「今回は連絡を怠ったのは真耶だからな!」

 

「別にそれはもう良いって」

 

「何だ、真耶にはカミナリを落とさないのか?」

 

「あの人が抜けてるのは何時もの事だし、それにあの人だけの責任って訳でもないだろ」

 

「確かに、榊原先生がお見合いを知っていればもっと早くに連絡しなければと思っただろうな」

 

「なあ、あの先生ってそこまで男運が無いのか?」

 

 

噂では好きになる男は周りからやめとけと言われるくらいの駄目なヤツらしいが、そんな事本当にあるのだろうか。

 

「一回だけ見たことがあるが、あれは酷かったぞ」

 

「千冬姉がそう言うって事は相当なんだろうな」

 

「何だそれは?」

 

「別に、深い意味は無い」

 

 

首を傾げる千冬姉をよそに、俺は榊原先生の見る目の無さに呆れた。

せめて千冬姉がそう思わない男性を見つけてくださいよ。

 

「さて、それで午後は如何するんだ?」

 

「専用機持ちは良いんだが、訓練機の数を考えると如何するか決まらんのだ」

 

「コッチで使う予定は無いからソッチに回すか?」

 

「何機あるんだ?」

 

「打鉄が二機だ」

 

「そうか、それなら行けるか」

 

 

専用機持ちは全員後衛だしな。

打鉄があれば如何にかなる。

後はナターシャさんに了解を取れば午後のメニューは決まったな。

 

「チョッと待っててくれ」

 

 

俺は携帯を取り出しナターシャさんに電話を掛ける。

万が一の時のために教師2人の電話番号は知っているのだ。

 

「もしもしナターシャさん?午後のメニューなんですが」

 

「決まったの?」

 

「ええ、近接訓練の方で確保してある打鉄が借りれるそうなので後はナターシャさんが了解してくれればOKですかね」

 

「そうなの?それで、どんな訓練なの」

 

「ええ、訓練内容ですが・・・」

 

 

俺が説明すると、ナターシャさんは少し考えて・・・

 

「良いよ!私も少しくらい手伝わなきゃだしね!」

 

「良かった。それじゃあ午後のメニューはこれで行きますね」

 

「は~い、よろしくね」

 

 

電話を切り、俺は千冬姉に打鉄を借りる事を伝えた。

千冬姉は如何して俺がナターシャさんの電話番号を知ってるのかと聞いてきたが、貴女が暴走した時の尻拭いが必要になった時のために向こうから聞いてきたんですよ、山田先生と一緒に。

 

「そう言えば一夏、不届き物3人には天誅を下しておいたからな」

 

「不届き物3人?誰だ」

 

「オルコット、デュノア、篠ノ乃の3人だ。あいつらの連携訓練を選んだ理由が不純だったのでな」

 

「大方俺が担当するからってか?」

 

「ああ、別の理由で誤魔化そうとしてたが私には無理だと観念したよ」

 

「千冬姉に対して誤魔化そうとしてもあの3人には難しいだろうさ。俺や須佐乃男だって偶に諦めるんだから」

 

「そうだ一夏、布仏妹が言ってたが料理するらしいな」

 

「それが?」

 

 

急な話題変更だったが、大方の言いたい事は分かる。

 

「お姉ちゃんにも作ってくれないか?」

 

「今度な」

 

「何故だ!?」

 

「千冬姉の分まで準備してないからな」

 

 

3日分の食材はあるが、人数分しか買ってない。

千冬姉の分を作ろうにも足りないのだ。

 

「なら、今度は絶対作ってくれるんだな!?」

 

「実家で良いならな」

 

「分かった!時間を作って帰るとしよう!!」

 

「前日に言わないと準備出来ないからな」

 

「ああ!」

 

 

何処か満足そうな千冬姉と共に屋上から移動する。

午後のメニューも決まったし、後はどれだけ他のメンバーが耐えられるかだ。




次回は訓練内容の発表とその訓練の話です。
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