マサラタウンのきのみ屋さん(次話執筆中▷▶︎▷▶︎) 作:ソーマ=サン
作者はポケモンガチ勢ではありません。
種族値とかよくわからないです。各地方の位置関係もジョウト・カントー以外分からないです。(金銀版が全盛期だったから仕方ないね。)
『バンギラスが600族とかそんな感じだったような? まあ、かっこええから何でもええやん』程度のあやふやですので、ご了承ください。
また、『このポケモンはこんな技覚えない』『メガシンカするためにはメガストーンがいる』等あっても、『そっちの方がかっこええやん?』『そっちの方が特別感あってええやん』で済ますので、オリジナル設定に関してもご了承ください。初っ端からありますので。デンリュウとかデンリュウとかデンリュウとか。
また、日記調の作品ってスナック感覚で読めて私は好きです。
※ サブタイトル修正(詳細は11話(6/8 0時更新分)前書き参照)
○月✕日
今日から日記を書くことにする。
理由は特にない。が、敢えて挙げるなら、『変わったポケモンを拾ったから』だろうか。
そのポケモンは二足歩行を覚えた蚊のような姿で、俺のひと周りふた周りは大きい200と数十cm。体色は赤く、やけに筋肉質。
気を失った状態で、家の裏をケーシィのねんりきによって運ばれているところに
どこで拾ってきたのか、とケーシィに訊ねてみても、テレパシーで要領を得ないイメージが送られてくるのみ。結局小首を傾げてその話は終わり、とりあえず木陰で休ませて様子を見ることにした。
見た目からして暑苦しいが、『ほのお』という感じはしなかった。見たまんま『むし』。あと体躯に不釣り合いな羽が生えていたから『ひこう』? あるいはムキムキの筋肉達磨具合から『かくとう』の線も有り得そうではある。
明日オーキドのおっちゃんに聞いてみようと思う。
○月○日
一夜明けてオーキドのおっちゃんに聞いてみた。
返事は『分からない』。世界的なポケモンの権威であるオーキドのおっちゃんでも、まだ見ぬポケモンはいるらしい。おっちゃんは『これじゃからポケモンは奥深いんじゃ!』と楽しそうに笑っていた。衰え知らずの探究心。学者肌ここに極まれり、だな。
そんなこんなでおっちゃんの方でいろいろと調べてくれるらしく、『餅は餅屋』ということで俺も俺で普段の生活に戻ることに。
ちなみに、あの筋肉達磨は疲れているのか、今日も一日木陰で眠っていた。ケーシーのねんりきによって運んだままの体勢から全く動いてないように見えた。力尽きているのかと心配したが、しっかりと胸筋(?)が上下していたので問題はないだろう。
念の為、ケーシィに納屋に運んでもらって、風邪を引かないように敷き藁に押し込んでおいた。到底風邪を引くとは思えないが、まだ夜間は肌寒いからな。
○月△日
久方ぶりに山篭りからレッドが帰ってきていた。
相変わらず根性論的な特訓をしているからか、生傷が絶えないらしい。見兼ねたグリーンの姉ちゃんから傷の手当をされていた。
擦りむいた頬に絆創膏を貼ってもらっているところなんかは昔と変わらない。歴代最年少チャンピオンになったと言っても、グリーンの姉ちゃんにとっては『手のかかるもう1人の弟』という感じに変わりはなさそうだ。
そのレッドから、納屋できのみジュースを飲む際に『また変なポケモン拾ったな』なんて、敷き藁に埋もれて眠る赤い筋肉達磨を見て言われた。
前科があるだけにぐうの音も出なかった。が、『変な』呼ばわりされたからか、うちの長髪のデンリュウからは電気を流され、ベロベルトには舌で舐められ、ヨクバリスにはゲップを嗅がされ、悶絶していた。
特に最後のヨクバリスからの仕打ちは悲惨だった。あいつは名前に恥じず、業突く張りで何でも口にする。しっかり歯を磨いてやらないと口臭がやばいのに加え、如何にして高威力のゲップを出すかにこだわっているため、その
ただ、下手をしなくとも人が死にかけるレベルのそれを受けて悶絶する程度で済むあたり、レッドの野生児具合は相変わらず。イエローといい、幼馴染たちが本当に同じ人間なのか疑わしいものだ。
ちなみに今日も今日とて筋肉達磨は眠っていた。
○月□日
朝起きて裏庭に行けば、筋肉達磨も起き上がっていた。
ともかく、筋肉達磨は元気になったようで、俺と目が合うと見せ付けるようにポージングの向きをこちらに変えてきた。
褒めて欲しいのだろうか、と手を叩いてやると、全身の筋肉が膨張し、更にそのキレが増していた。俺の反応としては合っていたようである。
さて、このヘンテコポケモンは野生に還る様子もないし、ちょうど肉体改造に精通していそうな見た目であるため、近頃だらしない腹周りになっているヨクバリスのダイエット講師としてウチに置いておくことにした。
トレーニングは早速今日から。家の東側の木の実畑で、せっせと今朝収穫した木の実を種類ごとに瓶に分け、土に埋めて保存しているヨクバリスに声を掛け、共に筋肉達磨の元に。その段階では何かいい事があると思ったのか、ヨクバリスはルンルンと軽い足取りで俺についてきていたことをここに記しておく。
併せて、意思疎通をスムーズに行うための要員として、洗濯物を干し終わったケーシィも呼んで、ブートキャンプと相成った。何故か、俺とケーシィも一緒にトレーニングする羽目になったが。
とはいえ、この筋肉達磨──いや、『きんにくん』と命名しよう、たぶんオスだし。で、
実は中に人が入っているのでは、と思うぐらいには驚いた。
俺とケーシィは仕事があるからずっとトレーニングという訳には行かず、途中で抜けたのだが、ヨクバリスはみっちり扱かれたようである。
ちょくちょく様子を見に行っていたケーシィに聞いたところ、適度に休憩しながらしており、レッドのように気合いでどうの、というような類ではなかったらしい。
だが、普段きのみとゲップの研究しかしてこなかったヨクバリスにとっては、なかなかにハードだったらしく、食事時には生気のない眼差しで地面を這って納屋にやって来ていた。明日はゆっくり休むといい。
ちなみに、
別の世界があることは、そういうポケモンがいるらしいことから知っているが、個体数が少なく、それもまさか自宅で遭遇することになるとは、全く想定していなかったから、何とも反応ができなかった。
何にせよ、ヨクバリスの専属トレーナーであることに変わりはないし、気の赴くままにウチにいるといい。
日記調ならスラスラ書けそう(当社比)なので、続き書きますね。