マサラタウンのきのみ屋さん(次話執筆中▷▶︎▷▶︎) 作:ソーマ=サン
私との約束だゾ。
※ サブタイトル修正(詳細は11話(6/8 0時更新分)前書き参照)
2020/06/06 微修正
×月■日
昨日の今日、というか、先週から珍しい客が続いている気がする。今日はポケモン大好きクラブの記者が取材にいいですか、と急にやってきた。それなりの年齢のおじさんだったが、仕事の話をアポイントもなしに、とは如何なものかと。こちらが若いからと侮っているのか。
客商売というのもあって、ひとまず角を立てないよう昼休憩の時なら対応できると答えて、それまでは農園に併設するカフェで寛いでもらったが、次からしっかりアポイントを取ってもらうよう言っておいた。農園のホームページからでも、電話でも簡単にできるのだから。
取材の内容は、農園で働いているポケモンについてだった。『働く車』ならぬ『働くポケモン』で特集を組みたいのだそうだ。
初対面の悪印象から内心『ああ、そう』と酷く平坦な感想だったが、農園のPRになるのなら対応も
事務担当のケーシィ・ロトムから始まり、収穫担当のヨクバリス・ミネズミ、灌水担当のヌオー・ヤドキング、防除担当のデンリュウ・オーロット、土地改良担当のダグトリオ・ドリュウズ、運搬担当のローブシン・
何度か原稿の確認を挟んで、ひと月後に献本を送ってくれるとのこと。うちのポケモンたちは完成が楽しみなようである。
×月✧日
栽培するきのみの品種選定は、周年出荷ができるように組んでいる。だから年中収穫作業があるにはあるが、殆ど今の時期に集中している。冬場は選定が主となり、俺の作業負担が大きくなる代わりに、多くの
だからと言って、こうも頻繁に収穫体験やカフェ以外の客が来てもらっても困るのだが。
今日来たのは、先日の国際警察官だった。しかも開園した朝一に。
いやいや、待てよ、と。常識で物事を考えろよ、と。
まずアポイントとってから来い。急に来られても仕事がある。特に今は収穫時期で朝は非常に忙しい。だから帰れ。それに何か? 今日の作業に影響が出たらお前が損失分を補填してくれるのか。そういったことを横柄な態度が鼻につくのもあってオブラートに包んで言ってやった。
大人なら守るべきマナーを守ってから来い。
何が「ウチは国際警察ですよ?」だ。他者を尊重しないやつにそんな薄っぺらい脅迫をされたところで痛くも痒くもくない。そもそも、それなら地元警察に話を通すのが筋ってものだろう。田舎町だからと舐め腐っているのか。威張り散らすだけなら誰でもできる。
ここには2度と来るな。仮に来ても客を
しばき倒すぞ。
(酷く苛付いていたのか、乱雑な字体で殴り書きされている)
×月☆日
ポケモン大好きクラブの記者から原稿案がメールで送られてきた。別段可笑しなことも書かれていなかったし、問題ない旨の返事をした。
度々雑誌に載ることはあるが、ポケモン大好きクラブの雑誌では初となるため、来月号のクラブ誌に俺の農園のポケモンが紹介されることをイエローに連絡しておいた。
あと、
×月■日
×月◇日
×月◆日
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(暫くの間、日記が書かれていない。)
クリアは礼には礼を返す青年です。なので、無礼を働く者に対しては基本、塩対応。記者からのメールにも他人行儀な形で返信したことでしょう。
また、国際警察への対応から分かるように、自身が相対した場合において、権力に対しては無頓着。権力の大小よりも、相手の能力を重視しています。クリアにとって、今回の国際警察は、『身に余る権力を持て余した愚物』と扱き下ろした評価をしています。その態度に相当お冠だったのでしょう。
その他、『親しき仲にも礼儀あり』としており、記者がイエローの所属先の者だからという理由で大目に見ることはしていません。ダメなものはダメ、とはっきり言う性格で、今回のこともしっかり上に通してもらえるよう、イエローという伝を最大限に利用しました。
堅物、という訳ではなく、誠実な者には誠実な対応を返すので、今回は相手が悪かったということでした。
※ 次話は三人称で執筆予定なので、暫く時間が空くかと思われます。1週間程度お待ち頂ければ幸いです。