お気に入り本当にありがとうございます。
今回の話を入れるか入れないかすごく悩みました。
読んでいただいている方には申し訳ありませんが今回も駄文&文字数少ない+急展開とご都合主義など…ヘイトのオンパレードになっていることでしょう。胸糞展開かもしれません。
ですが、明音を成長させるために自分なりの知恵を搾って考えました。
紗夜視点での物語の補足と考えていただきたいと思っております。
今回も私の妄想にどうかお付き合いくださいまし…。
side 紗夜
『キスしたい』
妹からそう告げられた時、私はどうすればよかったのだろうか。
本気にせず、茶化せば良かったのか?
果たしてそんなことが出来ただろうか?
リビングのドア付近には明音の入学祝いの為に買ってきた少し高いお肉や食材が無防備に置かれている。
私を悩ませる当の本人。明音は部屋へと戻ってしまった。
明音は何を思っていたのだろう。
考えれば考えるほど頭のなかはグチャクチャになっていく。
いくら考えても妹とキスしたことに変わりはないことくらい分かっているのに。
色々考えていると、昔のことを思い出す。
まだ父と母がいた頃の記憶。
もう10年以上も昔の話。
両親は事故にあい、父は即死、母はまだお腹の中にいた明音を産んでそのまま亡くなってしまった。
何故私たちを置いて父と母は逝ってしまったのだろうか。
あぁ、これも明音は事実を知らないのだ。
明音が両親だと思っているのは叔父と叔母。
だから明音には朝早くから仕事で夜遅くまで働いていると言い聞かせているのである。
明音のことでここまで悩むとは思ってもみなかった。
今思えば昔から手のかからない素直でいい子だった。
だからなのか…あの子なら大丈夫と放置することが多々あり、それがあの子を壊してしまった原因なのかもしれない。
いや、まだ壊れた訳では無い。
まだどうにかなるはずだ。
そう言い聞かせ、重たい腰を上げた。
「晩御飯、どうしようかしら…」
そう思いながら無防備に置かれた食材たちをキッチンへ持っていく。
キッチンへ向かうとスマホが震えていることに気がついた。
表示画面には日菜の文字。
「もしもし」
『もしもし、お姉ちゃん。明音ちゃんは?』
何か核心を突かれたような気分だった。
しかし日菜は何も知らないはず。
「今自分の部屋よ。直接明音に連絡入れればいいのに」
『出なかったんだ。だから心配になって…』
「そう…」
淡白な返しになってしまったが何をどう説明すればいいのか分からないのが現実である。
『用件なんだけど、明日朝早いから事務所に泊まるね』
「そういうことは早く言いなさい」
日菜は私の言葉に何かを感じたのだろう。深刻そうな声を発した。
『ごめんねお姉ちゃん……。何かあったら私に行ってくれてもいいんだからね?私だって家族なんだから…』
家族なんだから…
日菜にとってこの言葉がどれほど重いのか私は知っている。
両親が亡くなってから、泣き虫だった日菜は一切泣かなくなった。
『私がお姉ちゃん達を幸せにしてあげる』
ずっとそう言っていた。
そして中学を卒業してからは姉である私ではなく、妹の日菜が私たちの家計を支えてくれている。
さして興味もなかったアイドルという職業に日菜は就いた。
1番働くのに手っ取り早いっていう簡単な理由だけでだ。
そんな日菜にこれ以上負担をかけたくない。
だから私は
「大丈夫よ。それよりあなたも体に気をつけて」
心配をかけまいと必死に取り繕った。
その後は少しだけたわいもない話をして電話を切る。
日菜と通話をしている最中、私は決心をした。だからこそ再びスマホの中の電話帳を開き、ある人物の名前をタップする。
「もしもし。いきなり申し訳ありません。頼みがあるのですが…」
数分後に電話を切り、身支度を整える。
全てはあの子の為ーーー。
長女である私がーーー。
せっかくの決心を無駄にしないためにも少し早歩きでリビングを出て明音の部屋に向かうのだった。
読んでいただきありがとうございました。
紗夜視点どうでしたか?
もうそろそろ第1章、と言うより前座?プロローグ?が終わります。
第2章からはシリアスよりは女の子のキャピキャピ感を前面に出していきたいと思います。
後、登場人物も増やす予定です。
ガルパ編とでも言っておきましょうか。
それではまた会いましょう。