転生者である俺が特典で好き勝手やってみたwwwww 作:胡椒こしょこしょ
突然だが俺は転生者だ。
一度死んだと思ったら白い空間で目を覚まし、神様っぽいおっさんに異世界転生させたるでと言われて魔法少女リリカルなのはの世界に転生することになったんだ。
しかし、転生と言えば切っても切れない関係であるのが転生特典。
特典が良ければ生前の現実の世界とは違って最初からイージーモード出来るっていうんだからたまんねぇな。
そりゃ万能スマホとか使って無双したくもなるわ。
ただ俺はそんなスマホとかしょうもない特典を選ぶつもりはない。
男なら欲しい物は全部手に入れるつもりでいかねぇとな。
だから.....
『俺にニコポと最強の魔力をクレぇぇぇえええぇぇ!!!!!!』
俺はそう神に向かって叫んだ。
せっかく異世界転生するなら戦闘面だけでなく、恋愛面でもチート盛ろうぜ。
なのはとかフェイトとか作品の女キャラをニコポで落として、目指せエロゲみたいなハーレム生活!!
ニコポさえあればどんな相手であろうと落とすことが出来るんだ。
やろうと思えば百合の間に入ることも可能!
これ以上に手に入れるべき特典があるだろうか、いやない!
しかもあの世界は魔力ランクが高ければ大体万事OKだから最強の魔力さえ手に入れられれば俺TUEEEEE!!だって出来る。
クックックッ....俺は異世界で最強系転生者になってやるぞ.......。
そうして俺は新しい世界で第二の人生を送りだしたのだ。
新しい世界では幸先良く主人公である高町なのはを手中に収めることが出来た。
コイツは将来管理局の白い悪魔と言われるくらいの原作において最強格になる。
だからこそ今のうちに手中に収められて幸運だ。
今はなのはの家に住まわせてもらっているが、大体なのはは言うことを聞いてくれるから助かる。
そして今や一緒に寝てるのだ。
いやーやっぱニコポすごいわwwwww
女の子と一緒に寝るなんて前の世界じゃ考えられなかったからな。
これからはここに後何人か女の子が入ってくると思うと流石に気分が高揚するぜ!
...しばらく寝ていると急に強烈な尿意を感じた。
トイレ行きたいな...。
だが電気を消してしまっているので暗い。
そこを通るのをなんか嫌だ。
「もじもじしてどうしたの?....トイレ行きたいの?」
一緒のベッドに眠っているなのはが俺の様子を見て聞いてくる。
そうだ、一人で暗いところを通るのはアレだが二人なら行ける気がする。
赤信号みんなで渡ればなんとやらという奴だ。
俺は頷く。
するとなのはは愉快そうに笑いやがった。
「やっぱり....今日見たテレビ怖かったんだ。」
...は?
いやおばけなんか怖くないんだが?
あんなのただの子供騙しだろ?
それにおばけが出ても俺の最強魔力でボッコボコに出来んだよ。
そんな俺がなんでおばけなんか怖がる必要があるんだよ。
「えっ、だから一緒に寝ようって言い出したんだと思ってたんだけど。」
違うからぁ!
おばけが怖いからとかじゃなくて将来に対する事前の練習!
この後何人もの女性と寝ることになるんだから身近な人で慣れておこうってつもりでやってるから!
いやー慣れる為に主人公使うとか贅沢すぎでワロタwwww
だからお化けなんか怖かねぇんだよっ!!断じてっ!!!
「うんうん、怖くないね。分かったから一緒に行こう。」
なのははまるで子供を見るかのような微笑ましそうな目で笑う。
この野郎、馬鹿にしやがって...。
確かに今は年下だけど俺の方が前世加算すると上なんだよ。
主人公だからって調子に乗りやがって...。
いずれ本編が始まったら最強魔力を見せつけてやるからな....。
そう思いながらもなのはと手を繋ぎながらトイレへと向かった。
▲▲▲▲
私には前から一緒に暮らしている子が居る。
名前は北形正和君。
彼の両親が私の両親とかなり仲が良くて、外国で長期間仕事しなければいけなくなり私の家で預かっている。
私より年下ではあるものの、男の子でありお兄ちゃん以外の男の子とあまり話したことがない私は少し困惑していた。
ただお父さんが入院することになって、お兄ちゃんもお姉ちゃんもお母さんも忙しそうにして私にあまり構ってくれなくなった。
でも正和君は私にずっと話しかけてくれる。
私をずっと見ていてくれた。
そこから段々仲良くなっていくと少しずつ正和君への私の思いは変わっていった。
ちゃんと向き合ってみれば彼はとても可愛げのある男の子で、まるで弟が出来た気分だった。
事実最近は彼の世話をしたり、彼に頼まれて菓子を作ってみるなどが日々の日課になっている。
...それにしてもこの子はかなり我が強いので将来が心配になるのだが。
でも話せばちゃんと分かってくれるので良い子には違いない。
前にお母さんに相手をしてあげられなくてごめんねと言われたが不思議ともう私は当初のような寂しさは覚えていなかった。
お母さんたちが話せなくても私には正和君が居る。
私はもう昔の私とは違ってお姉ちゃんなのだ。
めそめそしている所なんて見せられないもん!
だから私はお母さんに笑ってこう言った。
「大丈夫!私、お姉ちゃんだもん!」
そう言うとお母さんは嬉しそうな顔で微笑んだ。
今日は夜、心霊特番がやっていた。
私も正直怖いものは苦手だが、隣で怯えている正和君が見ていて面白くてあまり怖いとは思わなかった。
目を見開いてフリーズしていたのは、今でも思い出し笑いしてしまいそうになる。
その後、彼は必死に怖いとか思ってないからなと弁明していた。
そしてその日の夜にベッドで寝ているとドアが開く。
見ると正和君がそこには居た。
「どうしたの?」
私が聞くと正和君は仏頂面で口を開く。
「一緒に寝ろ。」
ぶっきらぼうに言う正和君。
その態度は強がっていることが丸わかりで、彼が心霊特番が怖くて一人じゃ眠れないことが手に取るように私には分かった。
「いいよ。...おいで。」
そう言って手を広げるとその中に入ってくる。
彼を抱きしめると安心できるように頭を撫でた。
正和君は私にしがみついている。
なんていうか他の家族ではなく、私を頼ってきてくれたことが嬉しかった。
しばらく撫でていると腕の中でもじもじとしだす。
どうしたのだろうか?
足を内股にしてもじもじとしだす。
もしかしてトイレに行きたいのだろうか?
「もじもじしてどうしたの?....トイレ行きたいの?」
私がそう言うと暫くしてゆっくりと頷く。
その様子があまりにも可愛いし、可笑しくて笑う。
「やっぱり....今日見たテレビ怖かったんだ。」
「は?怖くないしあんなの。
勝手に決めつけんのやめてくれない?」
私の言葉を不快そうにジト目を向ける。
だが事実、私と一緒に寝てるのは事実だし、今のこの状況が彼が怖いと思っていることへの証明だ。
「えっ、だから一緒に寝ようって言い出したんだと思ってたんだけど。」
すると彼は必死にかぶりを振るう。
「違うから!俺は怖いから寝てたんじゃなくて.....」
「うんうん、怖くないね。分かったから一緒に行こう。」
必死に否定する彼を見ているとこれ以上突っ込むのは可哀想に思えてくる。
だから私はベッドから出ると手を差し出す。
すると正和君は拗ねたのかむくれると私の手に手を伸ばし繋いだ。
そして二人で一緒にトイレへと向かう。
お姉ちゃんと私も昔はこんな感じだったのかなぁ?
そう思いながらもトイレで彼を待ち、出てきた彼にキチンと手を洗わせて一緒にベッドで寝るのだった。
長い事小説を書いていなかったのでリハビリのつもりで書きました。
そして以前に毎度読みにくいという指摘を頂いていたので行間を開けてみたのですが、どうでしょうか?
以前の方が良ければコメントで仰っていただけたら幸いです。
勘違いのタグはありますが、勘違いしているのは主人公です。
本当は特典なんか持っていないのに持っていると思っているし、なのはと仲良くなったのもニコポのおかげだと思ってます。
悲しい人ですね。