サポート課から始まるヒーロー道   作:鎧武 カチドキ

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十五話

「おっ…オールマイトが…引退…?なっ…何の冗談だ……創…」

 

 

創の発言に事情の知らない人使は声を震わせながらも何とか声を出した……が先生達…特にオールマイトは何故それをと言った表情で驚愕していた

そしてオールマイトが作り笑みを浮かべた時

 

 

「…………やはり…君は……と言うより君達とご両親は知ってたんだね」

 

 

恐らく予想していたで在ろう根津校長は何時もの笑みを潜めて創を見詰めて居た

 

 

「こっ校長!?それは!?」

 

「いや、彼等はもう君の秘密をある程度知ってるよ…オールマイト君…体育祭の時、タイムマジーンとブレイキングマンモス…だったかな?あの二体は上空に突如現れた……それも上から転送して来たとしか言い様のない感じに…そして影野君の発言からある仮説が出来た……あの二機は宇宙衛星…若しくは近い高度にあの二機を格納出来る機材によって射出されて居たんじゃないかってね?有ってるかい?」

 

 

根津の推理に今度は創達四人が驚愕したが創は直ぐに笑みを浮かべて根津を真っ正面から見据えた

 

 

「流石です…ええ、確かに校長の予想通りです。実は衛星軌道上に父さん達が造り上げた人工衛星《アーク》と自分と明が作った姉妹機《ゼア》の二機が存在します。自分と両親が造ったアーマーはアークとゼアによって管理されてましてね。アークとゼアに登録された人物、若しくは自分か両親が許可した人物でなければアーマーは使えません。今登録してるのは自分の家族とミコル・ヒミコと両名の旦那さん、後仮で人使も登録してます」

 

 

「……はぁ!?なっ何で俺まで!?つうか何時の間に!?」

 

「…ハハ!!君も心操君から感じたのかな?ヒーローとしての使質を」

 

 

ええと返す創は鞄から両サイドにスライドが着いた白いアイテムを取り出しテンパってた人使に投げ渡す

 

 

「うお!?…これは?」

 

「ジクウドライバー、人使専用に造ってるアイテムの元に成ってるアイテムでさっき話してたHシリーズの一つだ。後…コイツとコイツもな」

 

 

赤色の懐中時計型のアイテムと砂時計型のアイテムを追加で投げ渡すとワタワタと何とか受け取る人使

 

「懐中時計型の方が《ゲイツウォッチ》で砂時計型の方が《リバイブウォッチ》だ。今開発してるアイテムとジクウドライバーは連動出来る機構にしてるからまずその二つを使いこなせるレベルまで人使を押し上げる」

 

「……何で俺なんかに…」

 

「人使には今のヒーローに無い向上心、そして」

「個性の向き不向きを理由に諦めなかったその心意気…でしょ?」

「…セリフ取らないで下さいよ……校長…まぁ、それに…競いたい相手も出来たんだろ?オールマイトの弟子である緑谷。彼奴はかなりの努力家だし色んなヒーローの知識も豊富に有る、今はオールマイトの戦い方を模範してるから体を壊す戦い方しか出来ない…緑多人数はオールマイトとは経験やスペックなんか色々と違うからな」

 

 

こればっかりは根津校長以外に知らなかったのか先生方の目がオールマイトに集まり、特に相澤先生はオールマイトを射殺さんレベルで睨んでる為オールマイトもダラダラと汗を流していた

 

 

「だが…それを補う為に色んなヒーロー達のスタイルを我流にアレンジすれば?そして緑谷は自分から首を突っ込んで行くタイプだと俺は体育祭の時に感じた。そう言ったタイプは早死にしやすいがその分生き残れば強く成りやすい」

 

 

そのタイプに覚えが有るのか根津校長はオールマイトを観たり他の先生の中にも俯いたしてる

 

 

「人使は御世辞にも複数人の相手を一気に出来る個性じゃないし力も速さも無い…だから、戦い方は先生から教われ、力と速さを補える物と訓練場所は俺が用意してやる…後は人使…お前次第だ。っと……話がそれましたね。すいません」

 

 

先生方に謝罪すると根津校長から

 

 

「いや、君達の話は大体わかったからね。僕としてもどう編入の話にもって行こうか困ってたのさ!!さて心操君、今の君には三つ道が有る。この話を無かった事にして今まで通り普通科で過ごすか、ここに居る先生達の元でヒーロー科の生徒達と共にヒーローを目指すか、影野君の力と先生の力を借りて更にキツイと思われる道に進むか」

 

 

根津校長は三つ人使に道を机に手をポムポムしながら提示した……正直そのポムポムのアクションで雰囲気が大分ホワ~とした物に成ってしまったが当人達は真面目に話していたのでそこはスルーした

 

 

「僕としては先生達だけでも十分ヒーローに成れる素質は有ると思うよ?でも君は影野君と言う心強い友に恵まれた。友達と共に今の自分の限界を超へて凄いヒーローに成る事が出来るかもしれない。でも、その内周囲…いや、君自身も影野君ありきの力だと思うかもしれない。それで自暴自棄に成るかもしれない……それでも君は「コイツを」…ん?」

 

 

根津校長の言葉を遮り人使はジクウドライバーと二つのウォッチを見詰めながら決意を込めた声で

 

 

「コイツを…俺がコイツを個性と共に上手く扱える様に成れば良いんですよね……周りからも…自分でも!!『俺が一番上手く扱えるから沢山の人を救う事が出来るんだ』って思って貰える様に特訓すれば良いんですよね……なら、俺は強く成る為にやります!!オールマイトの弟子で俺を…俺にこの個性を初めてヒーローに向いてると言ってくれた緑谷を…彼奴を支えて…共に前に進むヒーローに…ライバルに成ります!!」

 

 

人使の目に迷いは無く真っ直ぐに根津校長を見返していた

その覚悟を見届けた根津校長は嬉しそうに微笑み

 

「うん、ヤッパリ君達を推薦して良かったのさ!!……さて、影野君はヒーロー科に転入を希望するかい?」

 

「無論そのつもりです」

 

「フム……相澤先生とブラド先生。僕としてはヒーロー科の生徒達が職業体験期間の最終日辺りに編入試験を受けさせたいと思うんだけど…どうかな?」

 

「どうもこうも……校長がそう言い出したら聴かないじゃ無いですか…」

 

B組の担任のブラド先生は相澤先生の言葉に同意するように首を振りつつ嫌な顔をしていた

 

「確かに…だが、オールマイトが引退する事を踏まえると早めに編入試験を受けさせるのも手だ…特に夏の林間合宿…あれに間に合わせるにはその方が良いんだが」

 

「影野はポテンシャルは学内でも群を抜いているが無個性…心操は個性が発声タイプ…個性強化よりも先に応用をマスターした方が良いだろう」

 

 

ヒーロー科担任の二人の話合いに他の先生達も交ざり始め結論を出すには少し長引きそうな事を察した根津校長は午後から職員会議を行い二人には詳しく後日報告すると伝えて終了させた

 

 

人使視点~

 

「人使、これを観とけ」

 

 

そう言って創から渡された三角形のディスクを受け取る

 

 

「なんだこれ?」

 

「ジクウドライバーの使い方とその二つのウォッチの説明書みたいなもんだ。真ん中のスイッチを押せば壁をスクリーンにして投影出来る。後明日から暫くは放課後家とここの体育会で特訓するから気合い入れろよ?」

 

それだけ言って創はそれだけ言って一緒に居た奴等と共に校舎から出て行った

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