サポート課から始まるヒーロー道   作:鎧武 カチドキ

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十九話

編入試験当日

 

 

俺と人使は学校の校門前にバイクで到着する

俺は爆豪を迎えに行った時のサイドバッシャーで人使は専用に新たに造った赤と黒のツートンカラーの『ゲイツストライカー』に乗って来た

ゲイツストライカーはジェットストライカーを基礎とし中身をマシンフーディーニに寄せた可変機構を持つ普通二輪サイズまで縮小しつつ大きさ以外はジェットストライカー並みのスペックを合わせたジャジャ馬バイクに仕上がったがなんと人使はこいつを気に入り普通に乗りこなしてみせた

座席はサイズの問題で通常のバイクと同じだがそのお陰で普通に乗れると人使は言っていたが……今度は普通に人使専用のジェットストライカーを造るか?

人使専用のジェットストライカーを脳内で設計していると校舎から根津校長を先頭に相澤先生・パワーローダー先生・オールマイト先生にヒーロースーツを着た三人の上級生らしき生徒が出てきた

 

「うん‼️ちゃんと集合時間前に来てくれた様だね‼️」

 

「はぁ…とりあえず、試験内容を伝える。お前ら二人には今から三回実技試験を受けて貰う。本来なら筆記テストも受けて貰い実技テストも一回の積りだったがお前ら二人とも中間テストは全科目満点だから省略する。その代わりの処置だと思ってもらって構わない。今回は特に二人に対して制限を設ける積もりは無いが……出来るだけ施設を破壊する可能性の有る装備は使わない事だ。意味は解るな?」

 

相澤先生の問に二人揃って頷くと移動するが俺と人使はバイクが有る為先生達はバスで移動となったが上級生の内女子生徒が人使のバイクに興味深々と言った感じで近付いてきた

 

 

「凄いね凄いね‼️二人ともバイクに乗れるんだね‼️私も乗って良い‼️」

 

「ええっと…これは創が造ったアイテムで」

 

「アイテムなの⁉️凄い凄い‼️でも普通のバイクじゃ無いよね?オリジナル?公道で走ってるの観た事無いよ?」

 

「えっと……そっ創!?」

 

「今から戦う相手に教える程甘く無いんで…ホイ、予備のメット」

 

「え!?俺が乗せるのか!?」

 

 

女子生徒…恐らく雄英ビックスリーと呼ばれる学生の一人『波動ねじれ』先輩に絡まれてる人使に予備のメットを投げ渡し一足先にバスを追走する創と後ろに波動先輩を乗せて追い付いて来た人使はメットのマイク越しに言い合いに成り人使の後ろに乗る波動先輩は常にニコニコと上機嫌で居た

丁度人使との言い合いが創が昼飯を奢る形で綺麗に纏まったタイミングで波動先輩に声をかけてみた

 

 

「そう言えば先輩の名前って波動ねじれ先輩で合ってますか?」

 

『あ、自己紹介がまだだったね‼️私波動ねじれ‼️三年生だよ‼️よろしくね?』

 

「自分は影野創。サポート科所属ッス」

 

『普通科心操人使です。ってか創、良く一発でわかったな』

 

『本当だね~。何で何で?』

 

「確か去年の冬のインターンの時期…でしたか?リューキュウ事務所の取材記事に波動先輩の記事も書いてあったなと。……ヒーローネームの所に先輩名前書かれてましたよね?」

 

 

そう聞くとさっきまで人使の後ろで楽しそうにしていた波動先輩は人使の背中に隠れる様に縮こまった

 

 

『あっあの時はその~…初めての取材で…何時もよりテンションが上がっちゃって……ヒーローネームは何ですかって聞かれてそのまま…あぅぅ……』

 

 

そこまで言って波動先輩は人使に強く抱き付く事で隠れようとしていたが……そのせいで人使がビクンと跳ねた事を俺はサイドミラーでバッチリ観ていて少し笑ってしまった

 

 

しばらく走ってバスが高い壁に覆われた施設に入り俺達もその後に続いて入り先生達の前にバイクを停める

中を見渡すと市街地を模した作りで高層ビルやショップ何かがチラホラ見受けられた

 

 

「今から第一試験を行う。ルールは簡単だ制限時間内にに三年生二人とお前ら二人+残り一人で仮想敵の撃破数を競って貰う。ポイント制では有るがその際相手を拘束、無効化しても構わない」

 

「……初っぱなからビックスリーの二人とですか…」

 

「なんだ、知ってたのか?」

 

「休日に生徒が居る時点で何となく予想してましたし波動先輩が居たので」

 

「……その波動は何で心操にくっついてるんだ?」

 

 

相澤先生の指摘に他の先生や通形先輩と天喰先輩も気になってたのか今尚人使の背中にくっついてる…と言いか覆い被さる様に抱き付いてる波動先輩を指摘した

 

 

「あのねあのね‼️なんだか人使君にくっついてると落ち着くの‼️不思議だね~」

 

「…創…助けて…」

 

「……始まったら離れるだろ………多分」

 

 

そう言って目を反らした俺に驚愕の表情を向ける人使に心で謝りつつこの状況をスルーする事にした相澤先生

 

 

「……とりあえず組分けはそれで良いだろう。「え!?」五分後に始めるからそれぞれ作戦会議でもしてろ」

 

 

そう言って他の先生達と共に管理棟に入っていった相澤先生と通形先輩と既に歩きながら作戦会議してる天喰先輩を余所に予想外の事態にフリーズした人使は棒立ちに成り俺と波動先輩は軽く会議してサイドバッシャーの荷物入れから「SMRTBRIN」とロゴの入った五個のケースから一つ取り出し中からベルトを出して装着し左にカメラ右にライトをセットし最後に両サイドに黒いカバーと赤いラインのギリシア文字のΦマークの入ったガラケー「ファイズフォン」を取り出しケースを戻してケースと同じサイズの「ファイズブラスター」を取り出し、未だに固まったままの人使にファイズブラスターの角で殴って起こす

 

「起きろ‼️」ゴン‼️

 

「ヘブ!?イッテエエエ!?!?」

 

「うっわー…痛そーな音ー…」

 

「開始まで後二分だ、呆けるのも程々にしとけよ」

 

 

頭を抑えながらしゃがんだ人使と平然と殴った俺にドン引きした表情を見せる

 

 

「最終確認だ。基本二チームに別れて行動する。人使は波動先輩と共にゲイツストライカーで走り回れ。ゲイツストライカーの速度と人使の操縦力、先輩の個性が有ればここでも問題なく使える筈だ。後先輩にはこれも」

 

 

そう言って取り出したサングラスとインカムが一体化したアイテムを波動先輩に装着させる

 

 

「?これは?」

 

「『ザイアスペック』。通信機とデバイスを合わせた物と思って下さい。今回はこの施設のマップ上に衛星で追跡してるルミリオン・サンイーターの位置と仮想敵の出現位置が随時そのマップに出るから近い所から倒して下さい。通信はインカムを抑えて、マップのオンオフは眼鏡フレームの左端を指で押せば可能です」

 

「おお~‼️凄いハイテク‼️」

 

 

早速ザイアスペックを弄りながら楽しんでる波動先輩に苦笑するが……何かこの人…先輩って感じが全然無いな

 

 

「俺はルミリオンを、サンイーターは人使と波動先輩に任せます。最初は俺も共に行動しますがそれぞれターゲットを見付け次第確保か妨害を」

 

「わかった」「了解‼️」

 

『さーて‼️両チーム準備は良いかい‼️』

 

 

打合せ完了と同時に根津校長の声がスピーカーから流れ俺は気を引き締め人使はジクウドライバーを装着しゲイツウォッチを構えた

 

 

「うっし‼️三人仲良く暴れますか‼️」

 

『編入試験一回目……初め‼️』

 

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