―雑草ちゃんと偽りの仮面―
―雑草ちゃんの出会い(前編)―
それは、見る人が見れば、とある女の子を思い起こさせる容姿をしていた。ふさふさの耳に、ふかふかの尻尾。鏡を初めて見た時の私はこう思った。この姿ってもしかして、【うたわれるもの】と言う作品の、【偽りの仮面】に出るキャラクターの特徴に似ているのでは。しかも、世界観も物凄く似ているし、ほぼ間違いないだろう。どうやら私は………。
・私「【ネコネ】と言うキャラクターに非常によく似ているようだ。(キリッ☆)」
しかし、私の名前はネコネではなく、別にちゃんとした名前がある。だから申し訳ないのだがそこで「ネコネなのか!?」と。驚いていらっしゃるお兄さんや、申し訳ないのだが別人なのだということは了承して欲しい。私はしがない村人の食べられる雑草好きの。【雑草ちゃん】とでも呼んで欲しい。
後は、今更になって申し訳ないが、私は神様転生した者です。転生特典は【愛らしくて可愛い、ネコネちゃんにそっくりの子になりたい】です。似ているのも当然だよね☆。お願いごとに反省もしていないし後悔もしていない。むしゃむしゃしてお願いした。今は反芻している。
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ダイナミックダイジェスト、神様転生。
・神様「のう、なにか転生するときに欲しいものはあるかの?一つくらいなら叶えてあげてもええんじゃよ」
・私「本当ですか!。なら、【偽りの仮面】と言う作品の、【ネコネ】というとっても可愛いキャラクターがいるのですが、『その子にそっくりの子』になりたいです。本人になるのはやめておきます!。」
・神様「うむ、そっくりくらいなら問題も無いし。良いじゃろう。良き人生を。さらばじゃ!。」
(終了、試合終了です!)
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(思い出し!、終了☆)
ああ、思い出せば思い出すほど、なんだかあっさりと転生してしまいましたね。しかし、どうしたものでしょうか、このお兄さんはウコンというらしいのだが。私は本編を実はあまり知らなかったりする。というよりも、【ハク】というキャラクターが重要だということしか今となっては覚えていないというのが正解なのだ。私が只の村娘であると説明しても半分くらい信用してもらえてないみたいだし。このお兄さん曰く。
・ウコン「せめて村の近くまで送らせてもらえないか、この近くにはギギリも出るんだろう?。一人で返すのは気が引けるんだ。」
とのことでしたし、断る理由もないのでご厚意に甘えてみることにしました。細かいことは気にしないで行くのが大切だと思う。うん。そうしよう。そう思って快諾の返事をした。するとなぜか安心したような顔をされた。不思議だ。良い人なのだろうか?、きっとそうなのだろう。そう思いつつ、お兄さんの、ウコンの一行に付いて行くことになった。
そうして一行についてしばらく歩いていると、表面の凍った川を見つけた。ここが山の中だからだろう、歩いてみると山の景色と言うのは綺麗で、白銀の雪景色は神秘的なものだった。木々や岩肌が時々見えることで、ここでしか見ることの出来ないと思う。独特の色のコントラストを見せてくれる。この光景を見れば自分がいつも村娘として雪の中を歩いているのも新鮮に感じるのだ。頭を使うことよりも私にはそういった事が似合っている気がする。
………、そうだ、頭を使うと言えば。思い出した!。ネコネは頭の良いキャラクターだった。そしてオシュトルと言うキャラクターの妹で、ハクは影武者をやったりするのだった。もしも間違いが無ければ、ウコンはオシュトルだったはず。もしもこの流れで行けば、確かハクと出合うはず。影武者に使えるとその場で思うはずだ。その時にこう考えられたらどうしよう。【ネコネの影武者に使えるのでは?】。無理!、絶対に無理☆。私みたいな雑草ちゃんには無理です。食べられる草には詳しいけどね(キリッ☆)。そう思いながら運命の村に辿り着いてしまうのだった。
(続くかも?)
読んでくれてありがとうです!。