「バチャアッ!!」
「ぶふうぅえっ!!」
ロアルドロスの水を食らった
「何か粘っこいぃ!」
すっごい疲れる!
粘液的な何かのようだ
「ナズナ!ブレス食らいすぎだ!」
止まった所に斬りかかる
「以外にコイツ速くない?!」
走り回るし
デカくて黄色いボコボコの襟巻きした
トカゲ、意外にも走るの速い!
ハンターの回避みたいに横に転がる
「コレうぜぇ!!」
水飛沫との戦い、襟巻きが水を含んで
いるのか攻撃の度に水が…
「ああ腹立つ!止まりなさいよぉ!!」
エミナは追いかけるが
「追わずに待っていれば
勝手に来るようです!」
貫通弾を撃つ
……………
ロアルドロス 討伐完了
「なんだかゲリョスに近かったですね」
「体力は無ぇのな」
「腐ったバナナみたい」
横たわる襟飾りがまるで…
突っつくエミナ
「ミハエル、ほとんど動いて無くない?」
振り返るナズナ
「はい、ガンナーだと的でした」
…驚きですね!
ナズナさんが自分以外を見ているとは!
成長してますね、レウスのソロも
イケるかもしれません
「ロアルドロスにはガンナーのが良い…?
のかな?」
「ナズナ、ガンナーやるの?」
「ううん、自信無い」
やっぱり弾丸代で苦労するしなぁ、
またあの苦労をするのは…
「ミハエル、そりゃお前のレベルだから
的って言える話だろ?」
……………
ギルドで報告していると
「アイツ信じらんない!」
「裏切った!」
「私らはどうでも良いってこと?!」
ケイシャのパーティーも
帰って来たようだが…
「あれぇ、ケイシャいないよ?」
「なんだろ、裏切り?」
「あー…メンドクセェ事に首突っ込むなよ?」
「他のパーティーの人間関係ですよ?」
静観する、派手な三人がぎゃあぎゃあ騒ぐ、
ランポスが3頭…
「私聞いてくる!」
「おいエミナ!」
そうだよ、
エミナはこういうの好きだったよ…
仕方ないのでテーブルで待つ
戻ってくると
「ケイシャがパーティー抜けたんだって!」
「え?!何で?!」
なんでもこの前の漁村、モガの村?
に好みの男が居たらしく、そこに住むと
言い出したそうだ
「そんな理由で?」
せっかく仲良くなれそうだったのに
「あー…女の友情ってやつか」
「女の友情?」
エミナは首をかしげる、ハルキに注目する
「あ、あー…なんだよ?」
まずい…
「女の友情って何?」
目をキラキラさせるエミナ
何となく嫌な空気なのを知っているナズナ
やっべぇ!地雷踏んだ!
「あー…」
頭をボリボリ掻くと
「例えばだ、お前ら二人が同じ男を好きに
なったらどうなるよ?」
「それは…」
エミナとケンカなんてしたくない、でも…
ミハエルをチラッと見る
エミナもミハエル好きだったら…
どうしたら…
「私は構わないけど?」
エミナはあっさりしている
「エミナ、ナズナさんに譲るんですか?」
「何かさ、良く分かんないのよ」
腕組みする
三人は納得する、まだ子供だから…
「私お母さん二人居るし」
ん?
んんん?!
「あぁ、そうでしたね」
「ミハエル!どう言うことだ!?」
「ふたり?…え?二人?」
エミナの父親には妻が二人居るらしい
一人はエミナの母親カンナ
もう一人はパティ
「なんて羨ましい…」
ハルキはなぜか大袈裟に感心して
「ミハエル、お前知ってたのか?」
「母様から聞いてました」
「お母さん同士でケンカにならないの?」
「ケンカ…?仕事の事ではケンカも
あるみたいだけどその他はなぁ…」
ジュースを飲むと
「何でお父さんがモテたのか全然
分かんない」
「何だ?イイ男なんだろ?」
よし、このまま…
「んーん、普通、
ってかボーッとしてるタイプ」
「まぁ取り敢えず話を戻しましょう」
バッカ!せっかく脱線したのに戻すな
ミハエル!!
「大体の場合、仲が良くても
ケンカになるんですよ」
「私がナズナとケンカになるの?」
首をかしげる、しかし家族がそれでは
実感無いだろう
「貴族間などは階級まで絡んで
ドロドロですし」
「独占欲っつってな?ケンカになんだよ」
疲れるぜ…ヘタな事言うもんじゃない
「後は抜け駆けですね」
ミハエル!話終わらせたろ!
「抜け駆けぇ?」
ポカンとするエミナ
ハルキを見る
「あー、…仲間の一人が男デキた途端に
仲間はずれになるんだ」
「そんな事で仲間はずれぇ?」
ナズナに向く
「え?わた、私は恋愛経験ないし…」
モジモジする、片思い程度ですよ、
その辺はエミナと変わらないですよ
元サ○コだよ?男なんて…
「まぁ好きなヤツができれば解るように
なるだろ」
あぁメンドクセェ…
「女性は嫉妬が強いんですよ、
仲間でも許せなくなる人がいますし、
自分が気に入らない女性が付き合いだすと
異常に嫉妬します」
いい加減にしろミハエル!!!
「と、とにかく女の友情は壊れやすいんだ」
ミハエルを睨むとキョトンとしている
こいつは…
「ナズナが誰かと付き合ったら…私怒るの?」
顔中に?が浮かぶ
「おい、ナズナどうした?」
「はっ!」
話を聞いてる内にミハエルとの
アレやコレを想像して真っ赤になっている
……………
「あー、疲れた…」
「女のその辺りの事まで知ってるんだ…」
先に小舟に戻って来たハルキとナズナ
「女は訳解んねぇ事で怒ったり
仲直りしたりで忙しいからな」
「書士隊ね?女もいたんだ?」
「やっぱりモテるヤツが居てよ、
取り合いでな、しかも会話が頭悪すぎる」
「それは女をバカにしてない?
男だって無神経な事言うよ?」
「例えばよ」
A「あの娘ミハエルに告られたんだって!」
B「何様のつもりよ!」
って昨日まで言ってたら
A「あの娘ミハエル振ったんだって!」
B「何様のつもりよ!」
とかな?
裏声と身振り手振りで説明するハルキ
「…うん、ハルキがキモいのは解った」
「そーゆートコだ!!」
「何をモメてるんです?」
「クーラードリンクあったよ?」
二人が帰って来た
「やっぱり第一陣と一緒にアイテムも来たか」
「これで砂漠もいけるね」
そういうトコって…どこ?
……………
「べちゃあっ!!」
「ぶえぇっ!」
砂漠で採取の途中、泥の中から何か
出てきた、様子見程度に戦う
変な頭…翼が無い…
しかも
「何だコイツ!速えぇ!」
もの凄い速度でダッシュする
泥をまともに被った、
しかも
「え!え!?ナニコレ!」
泥が体にくっ付き、団子に…
腕が出せない!
「どうしました?!ナズナさん!」
「何か取れない!」
「動くな!」
ハルキが走って来て
「とう!!」
「ゴスッ!!」
「きゃあああっ!!」
飛び蹴り!泥は取れたが吹っ飛ぶナズナ
「ハルキ!他にやり方あるでしょ!!
顔にケガでもしたらどうすんのよ!」
エミナが怒る
「そん時ゃ責任取ってやるよ!」
泥だらけのデカい何かに斬り掛かる
「…………え?」
固まるナズナ
何?今の?告白?え?そーゆーノリ的な
何か?え?責任?責任ってアレでしょ?
ハルキって私の事を?いや私も決して嫌い
じゃないけど心の準備的なものも必要だし
ミハエルの方がどちらかと言えば好きと言
うかでもハルキも最近気になって…
「ナズナさん!」
「ナズナ!どうしたの!」
「はっ!」
やっば!ボケッとしてた!
キャンプに戻る
「なんだろ?あのモンスター」
「ギルドで聞いてみましょう」
「ドスランポスみてぇな形で
あんなにデカイとはな」
「…ハルキ」
「ん…何だ?」
二人で少し離れて
「責任…って?」
小声で
「あ?ケガしてねぇだろ?」
怒!
「ケガしてたらどうしたの?」
どう責任取るの?
やっぱり付き合うとか?
こんな地味な女だけど結婚とか?
いやいやいやいやいや、話が飛躍しすぎ!
物事には順番というものがあるでしょま
ずは付き合うにしてもお母さんに挨拶な
り家の両親に会うなりそういえば家の両
親にはもう会ってるけどあんまり話してな
いし…
「あぁ…ホラよ」
回復薬を投げる…
「そーゆートコだよ!」
「な、何怒ってんだよ?!」
………………
「それはボルボロスと名付けられたぞ?」
ギルマス…また飲んでる
チックのパーティーも居ない、
これでは聞く事も出来ない…と
「クエストはありますけど?」
エリナとキャシーに勧められるが
「どうします?」
「私やってみたい!」
「せっかくだがよ、明日にしようぜ?」
「なぜです?」
「ほら…」
指差す
「コレギルドだぁ!」
「建物じゃないね!」
「船旅って飽きるなぁ!」
「おぉ!また到着か!」
登録で忙しくなるギルドガール
「ナズナ、挨拶だぜ?」
「うん!」
「ハルキ先輩?」
「あ?」
ハンターの集団の中に学者風の数人
「お久しぶりです!」
変な帽子にグルグルメガネのおかっぱ頭、
身長は私と変わらない
……え?アレ?この人男?女?
「おぉ、アジムじゃねぇか!」
名前でも分からないよ…
「調査に赴きまして、先行隊に合流します」
何だか育ちの良さそうな五人
「先行隊の調査結果に修正も発生している
ようです、慎重にお願いしますね?」
ミハエルはいつも通りニコッとすると
「あ…ああ…はい(はぁと)」
真っ赤でうつ向く
あ、女の子だ…
「お前が現場に来るのかよ…」
なぜか呆れる
「両親には反対されてますけど、調査隊こそ
私の夢ですから、では失礼します」
ギルマスに挨拶してからギルドを出て行く
「ハルキの後輩?」
「頭は良いんだけどな、現場向きじゃ
ねぇんだよな…なんでだ?」
不思議そうなハルキ
「あの娘の両親は知ってます、
偏屈で有名ですね」
「もうちょっとカワイイカッコしたら
イイのに…」
エミナは自分の髪を弄る
「ガードばっかり教わったんだろ?」
「…ハルキ」
げっ!やべぇ!!
「ガードって何?」
エミナが目をキラキラさせて
「それは男性に対する女性の警戒心と、
その節度の…」
「ミハエル!お前は一回黙れ!」
これ以上メンドクセェのはゴメンだ!!
え?聞きたい、それって何?
恋愛に関してはエミナ以下のナズナ