エヴァの記憶だけ吹っ飛ばされた人がエヴァ世界に飛ばされた話 作:フィアネン
アンケートありがとうございました。
あのあと、結局シンジもこっちに来たいと言い出したから、マンションの二部屋使って贅沢な住居が完成した。保護者含めて全員が自室に合鍵を持っており、玄関を介してだが自由な移動をしていた。んでも俺が昨日の夕食で、
「こんなくらいならマンション二部屋じゃなくてさ、もっと大きい部屋とか一軒家に住みたいよなァ。」
なんて溢したから、ミサトがものすごい勢いで手配してくれてた。今日、俺らがNERVの実験から帰ってくるくらいには終わってるとも言ってるし、正直俺らはその手際のよさにドン引いてた。
少し寄り道をし、ボロボロになった都市を進んで俺ら4人は学校へ向かう。この荒廃の原因は間違いなく第9、10使徒のせいだろう。あの時はマジで形振り構ってられなかったってのもそうだが、俺らも完璧に対応しきれなかった。
ふと、足元から猫の鳴き声が聞こえる。
「あら、可愛い~。」
「うわ、ちっちゃいなーお前。」
「この感じ子猫かァ。どうしたもんかなぁ……」
「下手なことはしたくないものね。」
「つれていっちゃおーよ、ミサトも許してくれるわよ!」
「動物飼うのってすげー大変なんだからな…?」
そんな会話をしていると、ふとピアノの音が聞こえる。うっわ、この曲…
「どうしたのエイジ?そんな嫌そうな顔して。」
「この曲、ショパンの”別れの曲”だ。曲自体は美しいんだけど、如何せんタイトルがね…。」
「あっちから聴こえる。行ってみよう!」
「あ、ちょっとみんな!…ごめんね、猫ちゃん。待ってよー!」
曲が聴こえてくる方向へ全員で行くと、崩れた教会らしき場所にポツンとピアノが置いてあり、そこには銀髪の少年がピアノを弾いていた。へえ、これスタインウェイじゃん。弾き終わると、俺らに訊ねてくる。
「知ってる?この曲。」
「え?」
「さっき街歩いてるときに聞いたんだ。何て曲か知ってる?」
「エイジ君はさっき、”別れの曲”って言ってたけど…。」
「ふーん。…その制服、第一中学校のだね?連れてって。」
「はァ?何言ってんのよアンタ。」
「道に迷った。こんなところに来るはずじゃなかったのに。」
「転校生か?」
「まぁね。君らこそなんでこんなとこにいんの?道に迷ったとか?」
「いいえ、ただの寄り道よ。」
俺らが行こうとすると、また背後から猫の鳴き声が。アスカについてきてしまったようだ。
「あら、ついてきちゃったのね。ごめんね、私ら、あなたの面倒を見てやれないの。」
アスカも変わったよなァ…そんなこと思いながら横の銀髪を見ると、凄く冷たい目をしていた。あれ、この目をどっかで見た気が…
俺らがまた去ろうとしても、猫は未だについてくる。俺らが困った顔をしていると、彼は猫を持ち上げる。そして首を絞め、首の骨を折って殺した。
「ちょっとアンタ、何やってんの!?」
「もう死んだよ。」
言うのと共に亡骸を投げ捨てる。この感じ…
「ちょっと…!」
「シンジ、抑えろ。…何故殺した?殺さない手もあったはずだ。」
「君ら、ついてこられて困ってたんだろ?それにこの猫、ほっといてもどうせ死んだよ?」
ナチュラルに繰り出されるその言葉に俺らは絶句した。
「親もいないし食べ物もない。こんなとこ、僕と君ら以外に誰も来るはずもない。飢えて苦しんで徐々に死ぬんだよ?だから今殺してやった方がいいんだよ。」
「それは随分独善的な考え方だな。生き死にを決めるのはお前じゃない。…お前は一体何者だ?」
「僕は渚カヲル。
「俺の名前を…!」
「みんな知ってるさ。碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー。みんな、エヴァに関わっているからね。」
「初めて会うっつーのに別れの曲たァ随分なご挨拶だな。」
「本当に知らなかったんだよ。それじゃあさ、僕を学校につれてってよ。」
「渚カヲルです、よろしく。」
(なんか、不気味なやっちゃな~。)
(本当に人間かよあれ?)
ひでぇ言われようだが、正直俺も同意したい。猫を殺す前にしていたあの目、間違いなく見覚えがある何だ…?なかなか思い出せない。
昼休み、俺らは弁当を食いながら渚君の話をしていた。
「あのバカ二人が不気味だとか人間かよつってたけどさ、正直俺同意しそうだわ。」
「ええ、あっの冷たい目、イヤな感じだわ。」
「なんだか、昔の私を見てるみたいで嫌。」
「ああ、そういうことか。どっかで見覚えがあると思ったら…そういう。」
「みんなボロカスに言うね…。」
「君らこそ随分な言い様じゃないか。」
「「「「「わあっ!!!!」」」」
「全く気付かなかった…?」
「脅かさないでよね…。」
「びっくりしたぁ…。」
「やだ怖い。」
「怖い?僕と同じ君にそういうこと言われるとはねぇ、綾波レイ。」
「もう同じじゃないわ。昔ならよく似ていたかもしれない。でも、今は違うわ。」
「…君がリリンに惹かれるとは思ってなかったよ。じゃあね。」
「何だったワケ?アイツ。」
「レイが渚君と同じ…使徒?アイツがか?」
「ええ、そんなことってあるのかな…?」
「確かめる方法はいくらでもあるさ。んでも、暫くはどうせNERVに配属されないから、された後に確かめたい。今潰しても得がないからね。これじゃただの殺人犯になっちまうよ。」
「殺す前提で話すとかおっかないわねぇ。」
「使徒は敵だ。サード起こそうとして人類が消されたらたまったもんじゃない。」
放課後、久々に俺も含めてのプラグテストを行った。結果は…何故か一番相性の良いはずの参号機でさえ39.75で打ち止めになってしまう。嫌われてんのかな、参号機に。相変わらず弐号機は俺を拒否するし、ほーんとどうしようもねぇ。
「久々のプラグテストなのに何でこう奮わないのかなァ……。」
「何、まだシンクロ率5割行ってないの?エイジ、あんた真面目にやってる?」
「真面目にやってこれだ、悪いかよ?毎回体を明け渡すレベルで受け入れてんのにさァ、もしかしたらエヴァからの第一印象がよくなかったのかもなァ。」
「それって、使徒に乗っ取られた上から更に乗っ取ったからじゃない?ほら、コントロールジャックをぶっつけでやったって聞いたし。」
「ありうるわね。私だってある程度シンクロできるのに、エイジだけできないのっておかしいじゃない?」
「「「いや、[レイ/綾波]は特殊すぎるから!」」」
こんなしょうもない会話をしてると、突然警報が鳴る。
[総員、第一種先頭配置!対空迎撃戦用意!]
「使徒!?まだ来るの!?」
「対空ってことは空から来るのか。俺はアークに行く、各員プラグ内で待機!」
「「「了解!」」」
俺だけが反対側のアークへ、他パイロットたちはケイジへと走る。
「状況報告!」
[現在、目標は衛星軌道上に停滞中。映像で確認、最大望遠にします!]
「何だこりゃ、鳥か?」
鳥…トリ…出し得覚醒技のオーラを飛ばしてきそう。でもそれじゃあ金ピカじゃないとダメか。にしても、あんな位置に居られても射程があるのなんて陽電子砲しか思いつかない。でもそこを狙って当て返しの狙撃なんてされたらたまったもんじゃない。どうする…?
[衛星軌道から離れませんね。ここから一定距離を保っています。]
[降下接近の機会をうかがってるのかしら。それとも、その必要なくここを破壊できるのか…。]
「恐らく後者でしょうね。どうせ航空攻撃は効きませんし、最初は敵に見つからないように狙撃してみますか。MAGIに、敵のポイントから完全に死角になる狙撃ポイントを探らせてください。武装は陽電子砲。秘蔵の虎の子は確実に届きませんね。いや、”アレ"を使えばもしくは…。」
[エイジ君、"アレ"はまだ使ってはいけないわ。"アレ"は最終手段よ。]
[ちょっと、さっきから言ってる"アレ"って何よ?]
「槍ですよ。ロンギヌスの槍。アレにはアンチATフィールドがある。その気になれば、一撃で使徒を粉砕できますよ。でもこれは本当に最終手段です。いいですね?」
[わかったわ。]
「零号機がスナイプ担当。弐号機がバックアップに回ってくれ。」
[了解!]
[ええ~?あたしがバックアップ~?]
「アスカが一番瞬発力があるんだよ!!敵の当て返しが来たとき、レイごと回避できるのはアスカが一番なんだ!頼む、毎回毎回ゴネないでちったぁ俺を信用してくれ!」
[わ、悪かったわよ。]
「失礼。というわけで、配置はこんなもんだ。MAGIによる狙撃ポイントの割り出しは終わりましたか?」
[今送ったわ。頑張ってね。]
「ありがとうございます。エヴァ発進、300秒後に作戦開始。カウントスタート。」
また雨だ。ほんと、雨ってのは不吉な予感がする。クロッシングによって投影された零号機の視界から、そんな感覚をもつ。
「カウント、3、2、1、作戦開始。最大出力で照準。」
[了解!出力最大でセット!地球の自転及び動誤差修正0.05、薬室内圧力最大!全て発射位置!]
「了解。…発射。」
銃口より閃光が放たれる。それは雲を、空を突き破り、敵の使徒へと向かう。しかし、陽電子は敵のATフィールドによって阻止される。無理もない、この距離に天候だ。減衰しきっているのだろう。
「退避!」
退避しようと動いた瞬間、敵の謎の光に零号機が晒される。
[何!?]
[危ない!!!]
咄嗟に弐号機が零号機を庇い、今度は弐号機が敵の光に包まれる。
「[アスカ!!!]」
[敵の指向性兵器!?]
[いいえ、熱エネルギー反応無し!]
[心理グラフが乱れていきます!精神汚染が始まりました!]
「マズい!弐号機のコントロールジャック開始!ぶっつけでもやってみるぞ!」
[了解!アスカと弐号機のシンクロ…!?ダメです、コントロールを受け付けません!]
「何だって!?それならクロッシングだ!アスカの負担を減らさねぇと!」
[エイジ君!敵は精神攻撃をしてきているわ!二人そろって戻れなくなる!]
「一気に持ってかれるよりマシだ!それに撤退しても次はレイが巻き添え食らう!レイ、槍を使え!俺らが時間を稼ぐ!」
[わかったわ!死なないでね!]
「もとよりそのつも…り…だ!こいつァたしかにキツいな…!」
[光線の分析終わった!?]
[可視波長のエネルギー波です!ATフィールドに近いものですが詳細は不明!]
[アスカとエイジ君は!?]
[これは…!エイジ君がアスカをなんとか持たせてます!精神汚染、βで維持!依然危険な状態です!]
[いやああああ!!!あたしの中に入ってこないで!!!]
「アスカ!しっかりしろ!アスカ!!!」
えェい、こんな時くらい俺を受け入れやがれ、弐号機ィ!!!!!!!!
突如として、モノクロの世界が眼前に広がる。これは…?
{アスカちゃん―私の可愛い娘―}
{あなたは特別よ。特別に作られた、特別な子なのよ。だからママの期待を裏切らないで―}
な―!?
{因果なモノだな。提唱した本人が実験台となり、精神崩壊とは―}
{しかし、あんな小さな子を残して自殺とは残酷な―}
やめろ―
{みんなで相談して、私があなたを引き取ることになったから。}
こんな、こんな残酷な現実が―
{好き嫌いしてるとあそこのお姉さんに笑われますよ?}
{毎日あの様子なんです。人形を娘さんだと思って話しかけています。}
わざわざ解説をして追撃をしないでくれ―
必死に目を逸らそうとしても、魂に直接見せられているから回避のしようがない。直視を強要されている。
{今の彼女にとってはあの人形の方が―}
{高い金で精子を買って無理矢理子供を作っても、心の穴は埋められなかったワケだ。}
もう、こんなビジョンを見せないでくれよ―
[ママ!]
アスカの母親がこちらを向く。そして、その両手をアスカの首に―
「いい加減にしやがれェえええええええええ!!!!!!!!!!!!」
突如、弐号機が顎部の拘束具を引き千切り、咆哮をあげる。
[に、弐号機のコントロールがアーク…いえ、エイジ君に強制移行!アスカとのシンクロがカットされました!]
[どういう事!?]
[弐号機、シンクロ率203%!敵の可視光を遮断するほどの強力なATフィールドが展開されています!計測不能!]
弐号機はその装甲の下に隠した2対の双眼を光らせ、計測すらできない規模のATフィールドを展開し、我が子を守る。だが、それは母親のみの力ではなく、恋人の力も合わさったものであった。付近に放置されていた陽電子砲を掴み、敵に照準する。最早MAGIの誤差修正など関係なく、まるで成層圏にいる悪意を感じ取るかのようにその銃口を向ける。銃口の先にはATフィールドによる三角形、八角形の枠が交互に5枚、その先端部周囲を3つの正方形が等間隔に円運動をしている。
弐度目の咆哮と共に、弐号機はチャージも何もされていない陽電子砲のトリガーを引き、エネルギー体を射出する。それは人間からしたら目視すら困難なスピードで敵に襲い掛かる。しかし―
[ダメです!敵のATフィールドは破壊しましたが、本体に届いていません!]
[零号機、投擲体勢!目標確認、誤差修正よし!カウントスタート!]
[10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0!]
零号機は助走をつけ、二又から直槍へと変化したロンギヌスの槍を敵に向けて投擲する。成層圏まで届いたソレは、一瞬はATフィールドによって防がれるが、槍自身のアンチATフィールドによってそれをかき消す。使徒は槍に貫かれ、消滅した。
[目標、消失!]
[弐号機、活動停止!機体回収は2番ケイジへ!]
[ロンギヌスの槍は!?]
[第一宇宙速度を突破。現在、月軌道に移行しています。]
[回収は、不可能というわけだな。]
どこだ、ここ―
体を認識できないけど、俺がここにいるって認識ができる。これは…これが、俺自身の魂ってことか―
向こうで泣き声と、それをあやす声が聴こえる―
[ママ…ママ…会いたかったよぉ…!]
[アスカ、今までよく頑張ったわね。]
これは、アスカと、母親の魂…!
[あなたは?]
え、俺を認識しているのか?―
[当然よ。ここは私の中ですもの。]
ああ、なるほど。弐号機に意識だけ取り込まれたのか。しかもアスカまで巻き添えにして。―
[いいじゃない、エイジ。もう、辛いことを忘れて、ここで生きよ?]
アスカ…?―
[あなたも一緒に居ましょう?]
キョウコさん?何を…
[あなた、アスカのボーイフレンドでしょ?なら、もう拒むことはないわ。さあ、こちらへいらっしゃい?]
…申し訳ありませんが、俺はここに留まる気は無いですよ。
[え?どうしてなの?]
[エイジ、もう私…]
アスカ!お前はそんな弱かァ無いだろ!いつものように強がって見せろよ!
[私、もう疲れたわ。だから、もう―何!?]
[これは…アスカが、無理矢理引っ張られていくの!?]
な!?無理矢理は絶対ダメだ!アスカが壊される!!
やめろ!!!!!
[……え?止まった…の?]
[一体、何が…?]
「アスカ。こっちへ帰ろう。みんなが待ってる。」
[みんなって…?]
「知ってるだろ?シンジ。レイ。ミサト。赤木博士。伊吹二尉。洞木さん。んで俺だ。他にも大勢いるだろ?アスカだけ引き籠るなんて許さねェからな?」
「エイジ…!ごめん、私、弱気になって…!」
「いいですか?キョウコさん。」
―ええ。影嶋エイジさん、アスカを…お願いします。
「わかりました。さ、帰ろうぜ、アスカ。」
「うん。」
手を繋いで、弐号機から帰還する―
「はっ!?ごぼっ、ごぼっ……な、何とか帰ってこれた…じ、状況報告お願いします…。」
[エイジ君!?意識が戻ったんかい!?]
「日向さんですか?ええ、何とか戻ってこれましたよ…。ちなみに、戦闘開始から何時間経ってますか…?」
[戦闘開始から既に50時間経過している。ついさっき、一回目のサルベージが失敗してしまったところなんだが―]
「アスカは無事でしょう?俺にはわかりますよ。」
[そ、そうなんだ。ついさっき、プラグ内にアスカが戻ってきたんだよ。]
「それまでの間、俺はどうなってました?」
[それが…生命活動はしていたんだが、意識だけが無かったんだ。救出しようにも、アークがそれを拒んで…サルベージが始まる数分前くらいから、何かを呟いてはいたんだけど―]
なるほど…。本当に魂だけが
「何か…食い
病院じゃあ俺は寝て、点滴受けてるだけだった。アスカは適当な検査を受けて、すぐ帰れたっつーのに不平等だなァ。え?衰弱してる状態は危険?…ごもっともでございます。
数日後、退院にはアスカが迎えに来てくれた。あーあ、これじゃあまたレイに何かされるわね。最早受け入れるしかないんかなァ。
にしても、家に着くまで目を閉じてろとかどういうことだ?まさか、俺の言ったことを真に受けて―
アスカの手を取り、コケないように慎重に車から降り、少し歩くとアスカが声をかける。
「もう開けていいわよ。」
目を開けると、そこにゃそこそこ大きめの一軒家があった。しかもここ芦ノ湖の夜景がいいってポイントに近かったはず。
「へぇ、ミサトも粋なところ選ぶじゃん。」
「帰りましょう?私たちの家に。」
「そーだな。」
「「ただいま。」」
夕食も終え、自分の部屋と言われたとこに行く。結局、レイには泣きつかれただけだった。まァ、あんなんじゃあシステムに囚われてるようにしか見えなかったろうしね。あ、この夜景好きだ。いいなァ、これ。
ふとドアをノックする音。
「開いてるよ。」
「え?開かないんだけど。」
「えェ?どうなってんだ?」
ドアに行き、こちらから開ける。
「アスカ、いった―」
突然飛び付かれ、何も喋れなくなった。っておいおいおい、
「エイジ…ありがとう。あたしを守ってくれて。」
「当然だろ?キョウコさんも認めてくれた男だからな。」
「でも、手は出してくれないんでしょ?」
「そらそうだよ。だいたい何もないだろ?」
「いいわよ…なくたって。」
「随分強引な手を使ってくるんだなァ、アスカ。」
「イヤ?」
「俺は苦手だ。」
「そう。」
「拗ねるなよ。これなら幾らでも付き合ってやるからさ。」
もう一度ディープキス。舌が絡み合うこの感覚はとても不思議な感じがした。
ううん…なんか、胸あたりが苦し―
目を覚ますと、アスカが安心し切った顔で寝ている。まァ、昨日のアレあったしね…うん?何だこの腕?後ろを振り返ると、レイが何も着ずに俺の後ろで寝ていた。これまたすっっっっっっっっっっっごく可愛い寝顔でさ。
え?
何だこの状況?
てか俺の上着はどこいったのさ?いや下は履いてるからいいけどさ。
「何だこの状態……」
ハーレムって本当に男子の憧れなのか?俺には2人いるだけでこんな気ィ使ってんのに?
これから寿命まで生きていけるのか?俺。てかこれR-15で本当にいいの?大丈夫?
弐号機の攻撃はヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の覚醒初号機のオマージュです。
補完計画発動も、使徒騒ぎの後のごたごたもない本当の大団円endを読みたいですか?
-
はい
-
いいえ