赤井家の最強怪物   作:主義

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赤井家の三男

 

●真純 蘭 園子side

 

「世良ちゃんって兄弟いるの?」

「いるよ。上に二人、下に一人かな.」

ボクは昔の事を思い出していた。そう言えば、優星にはもう10年近く会ってないな。会いたいけどどこにいるか全く分からない。

「世良ちゃんの兄弟って一体どんな人なの?」

蘭ちゃんがこちらを見ながら聞いてきた。

 

「そんなにボクの兄弟に興味があるのかい?」

 

「うん。だって世良ちゃんの兄弟だよ。一体どんな人なんだろう。ねぇ園子」

 

「そうね。凄いビックな人だったりしてね」

 

蘭ちゃんと園子君が興味深いそうな顔をしながら話し合っている。そんなに凄い人なんて居ないけどな。期待されても……

「別にそんなに凄い人たちじゃないよ。だって一人仕事で殉職しちゃって

 

二人目は棋士として活動をしていて三人目は…….」

 

「どうしたの?世良ちゃん」

 

「いや、何でもないよ。三人目は行方不明かな…..」

 

                      「「え~~~」」

ママが探してくれるように色々な組織に頼んで捜索してもらったんだけど結果は見つからなかった。10年前に親戚の家に預けられたところまででまるで居ない人のように足跡がまったく残っていない。普通、人間は生きていれば色々な人と関わっていたりするけどまるで生きていないかのように。それを聞いたママが珍しく激怒をしていたからよく憶えているな。

まあ、ママが激怒する気持ちも分からなくもないけどね。

優星は私たち家族の宝だから。

 

 

●秀一とコナン 工藤家

 

 

「ボウヤは憶えてるか?」

 

「何が?」

 

「三年前ぐらいに起きた。一人の男を巡って国同士が戦争を起こしそうになった話を」

 

「ああ、憶えているよ。あれほど強烈な事件忘れろという方が難しいよ。世界の歴史をいくら遡っても一人の人間を巡って戦争が起こるなんてことはなかったからね。確かあれは最終的に国際連盟がその人物へはもう一生、不干渉にすることにして事態を収拾することに成功したんだったかな」

 

「よく知ってるなボウヤ。ボウヤが言ったことはほぼ正しい。その人物は科学者で一国ぐらいなら余裕で滅ぼせることの出来る兵器を作ってしまったから狙われた。だけどさっきボウヤが言ったように国際連盟が決めたことによって全ては終わった………………..」

 

「どうしたの?赤井さん」

 

「いや、何でもない。じゃあなボウヤ」

 

●秀吉

 

明日は大事な対局が控えているからなるべく早く今日は寝ようかな。目覚ましをセットして寝ようとした瞬間に電話が掛かってきた。

 

Purupuru

 

出ないのも悪いし急用かもしれないから出ることにした。

「はい。羽田です」

 

「…………」

 

「誰だい?」

 

「……優星」

 

「何でその名を知っている!!!」

 

「.....それは…私たちが彼と同じ職場に勤めているからですよ」

 

「優星の友人…..」

 

「長電話をしたくないので単刀直入に言います。明日の午後7時にそちらに着くパリ発東京行きに優星がそちらに行く」

 

プツッ

 

「言うことだけ言って切るとか自分勝手だな」

だけどこれが本当だったら..うちの人たちはとんで喜びそうだな。だって全員が血眼に探したけど足取り一つ掴むことが出来なかったから。だけどこれが嘘の確率もあるけど…優星の名前を知っているなんて本当に心の許した友でも無い限りあり得ない。

でも、本当だったとしてもこれをどう知らせるかな。明日の午後7時の便で来るなんて言ったら秀吉は何で知っているんだって言って質問攻めに会うことは確実だしな。知らせない方が僕としては幸せかもしれない。

得はあっても損はないからな。

 

だけど見つかったら殺されるかもしれないな。

それより良くこっちに来れるな。

 

優星を世界各国のスパイや組織が血眼になって探している。それなのにこっちに来るということはなんかあるのか。危機を冒してでも日本に来なくちゃ行けない何かがあるのかもしれない。

 

 

●ホテルの部屋

 

ある少女がベッドに横たわりながら考え事をしていた。

あいつは一体、どこにいる。探しても探しても消息すら分からない。死んでいるなんてことはないとは思うがもしもの確率もある。そしたら私は殺した奴を確実に確実に確実に殺す。

 

「はぁ~いつになったら私の愛しのmy angel、早く帰って来てくれないか。私は何でもするから…..」

こんなところを息子や娘が見たらいつもと違いすぎてドン引きをするかもしれないな。 

だけど真純も今日は遅くなる見たいなことを言ってたから大丈夫だとは思うがな。

 

 

念には念を入れておくべきだからなるべくこういう仕草が見せないようにするか。

でも、やっぱり優星は特別。一緒にいる時間が一番短かったからかもしれないけど…それでも特別。

あの子にはまだ親の愛情が必要な時期だった。

 

 

私は嫌だったんだ。あの子が海外に行くのが嫌だった。だけど仕方なかった。

私たちと行動を一緒にすればいづれあの組織との接点を持つ確率もあった。

それはどうしても避けたかった。

本当は子供たち全員、あの組織から避けたかったけど秀一と秀吉、真純はもう日本暮らしが長くなっていたし真純は私から離れなかったし他の二人はもう大人になってそれぞれがそれぞれの道を歩んでいたからな。

だが優星はまだ4歳だったから危険な目にあわせないためにも外国の知人に預けた。

 

だけどその知人も優星が6歳の時に他界してしまったと聞いている。

それからの所在に関しては不明と言われた。

言われた時はふざけんな!と思ってしまった。

それから8年が経ち、今に至る。

 

早く会いたいな…….

 

 

 

 

 

 

 

 

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