●優星side
あの後は誰かに襲われることもなく平和の旅ができた。俺が眠らせた奴は日本に着いても起きることはなかった。予想以上に成分を強めすぎたかもしれない。次はもう少し薄めてみるか。そんなことを考えながら俺は東京の街を歩いている。
昨日はホテルに泊まり今日始発の電車で東京に来たはいいけどこれからどうするかなまずは機内で調べた観光スポットに行ってみるか。それ以外にも目的は一応、あるけどそっちは明日にでも探し始めればいいだろう。だと言っても日本で有名な探偵なんて俺知らないしな一体どうするか。無駄な時間の浪費をあまり好きではないから歩きながら考えてみるか。
東京ってのは人が密集しているな。色々な国を行ってきたけどまさかここまでとはな。噂には聞いていいたが予想以上だな。
俺は歩道を歩きながらそんなことを考えていた。
3時間後
面白いな~東京は色々とあって普段は買い物なんてあまりしないんだけど久しぶりに買い物を大量にしてしまったな。まあ、大量と言ってもそんな多くはないんだけどな。観光スポットもどこも魅力的な場所で見ていて飽きなかった。ここまで観光して飽きなかったのは初めてだ。いつも観光、観光とその国に行くまでは言うけど行ってから本当に観光に行くことは非常にまれでほとんどは予定していたこと以外のことをやってしまう。
あ、そう言えば俺は探偵を探しに来たんだったな。楽しすぎてすっかり忘れていたな。まあ、一日ぐらい予定が狂ったとしても大丈夫だろう。それぐらいの余裕は持ってるつもりだしな。
「少年探偵団~出発」
元気な掛け声が聞こえたのでそっちに自然に目が行ってしまった。小学生ぐらいか。この子たちに聞いた見るか。
俺は元気な掛け声をした男子の後ろにいる眼鏡を掛けた小さな少年に話しかけた。
「ねぇ君…」
「…….僕?」
その少年は少し動揺を見せながら言った。知らない人から話し掛けられたら動揺をするのは当たり前だしな。
「そう君だ。少し聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「別にいいけど..」
「この近くで有名な探偵がいるかい?」
「いるには.,..いるけど。それよりお兄さん何か困ったことでもあったの?」
「ちょっとね。人探しを……..」
「どうしたんだ?コナン」
「…ちょっとこの人が困っているみたいで.「「「だったら少年探偵団の出番だな(ですね)(ね)」」」
小さい少年が状況を説明しようとすると如何にも大きな少年が体付きと同じで大きな声で言った。
少年探偵団…….?
「……..君たちは何なんだい?」
「「「俺たちは少年探偵団だ(です)」」」
子供らしい大きな声で子供たちは言った。少年探偵団….. ベイカー街遊撃隊の事かな。それぐらいしか思いつかないし。
「でどんな難事件ですか?」
「殺人事件か….それとも誘拐事件か」
そんな事件を子供に頼む訳ないだろ。それだったら自分でどうにか出来るからいいがさすがに所在が分からない奴を探し出すのは無理だからな。
「違うよ。人探しだよ」
「ちぇ..人探しかよ。で..どんな人を探しているんだ?」
「…….人探しと言っても誰という特定が出来ている訳じゃないんだ。俺が探しているのは探偵だ。この日本では誰が有名なのか全く分からないからな」
「じゃあ、お兄さんは海外で暮らしてたの?」
眼鏡の少年がこっちを見ながら言った。なんか俺、この子苦手な気がする。なんか兄に似ているし全てを見透かしているようなその目が苦手。
「うん。そうだよ。世界各地を飛んでは居たけどここ最近はフランスに居たかな。少し仕事をしていてね」
「お兄さんって一体、何歳なの?見た感じは大人にも子供にも見える感じだけど」
「失礼な子供だな。俺は15歳だよ」
胸を張って俺はそう答えた。昔から年を上に見られることが多かったけどさすがに子供に間違えられるのは初めてだし子供から見ても大人のように見えているのかと思うと肩を落とさずにはいられない。
「「「「え~~~」」」」
「そんなに驚くなよ。悲しくなってくるじゃないか」
「すみません。でも、15歳でもう働いているなんてすごいですね!」
そばかすがある少年が僕の方を輝いた目で見ながら言った。まあ、この年で働いている人何て珍しいかもしれないな。
「まあ、色々と事情があったからな。って俺の話は良いんだよ!日本で有名な探偵って言ったら誰が思いつく?」
「やっぱり有名な探偵と言ったら「「「毛利小五郎」」」
茶髪の少女と眼鏡の少年以外の三人が円を作り同時に同じことを口にした。毛利小五郎…?その人物が日本で有名な探偵なのだろうか。
「その毛利小五郎ってのが日本で有名な探偵?」
「うん。今、日本で一番有名な探偵だと思うよ」
そうか。だとするとまずは、その探偵事務所を探し出して見るか。
「..ありがとう。その毛利小五郎の探偵事務所を探してみるよ」
そう言って俺がこの場を去ろうとすると
「毛利小五郎の探偵事務所なら知ってるよ!」
…………………知ってる….
「…………えええええええ、知ってるの?」
「うん。知ってる。この子が住んでいるお家だから」
眼鏡の子が住んでいるお家…….?とは一体どういうことだ。全く、今状況が読み込めないでいる。
「まあ、話は後でしましょう!まずは、探偵事務所に急ぎましょう!」
そばかすの少年が勢いよく拳を天に突き上げるとそれに賛同するかのように4人中、二人の子供が拳を天に突き上げた。
それから俺は子供たちに引っ張られながら着いて行くとそこにあったのは…………毛利小五郎探偵事務所。
「こんな早く見つかるなんて驚いたな….」
「外に居ても仕方ないから入っちまおうぜ!」
そして階段を上がりドアを開けるとそこは…たばこの匂いが充満してた。
「くさ!…」
ここまで臭い匂いが出るまでずっと吸っているのか。俺はその吸っている張本人が心配になった。
その張本人は以外に早く見つかった。デスクに足を乗せながらデスクの上にあるテレビに目を落としている中年過ぎのおじさんだ。あれがもしかして毛利小五郎か….本当に大丈夫なんだろうな。
急に心配になってきた。
「何だ。いつものガキンチョたちか…….一人増えてる!!お前は誰だ?」
その毛利小五郎らしく中年のおじさんは俺の方を指差しながら聞いてきた。
「あ…俺は優星と言います。人探しを依頼しに来ました」