今回は月ノ森女子学園回です。誰が登場するかは、見てのお楽しみです。モニカに関してはまだ勉強出来てないところがあるので、若干の差異があるかと思われます。それでも良い方は、是非見ていって下さい。
では、本編を開始します。
[羽沢家 夏の部屋]
「……よし、身なりは問題ないね!」
今日は月ノ森に視察に行く日。あそこすんごいお嬢様高校だからなぁ~……ラフな格好で行けないのがキツいかな。流石にスーツで行った方が良いかな?その方が仕事に来てるってみてくれで伝わると思うし。
因みに、どうして私が月ノ森に行くのかというと、今年から月ノ森の制服デザインを一新するからデザインをお願いしたいと月ノ森の校長から依頼されたんだよね。そう、今年からの制服、私のデザインなのです!フフン
だから、実際に着ている姿を見たり校長の意見を聞きに行ったりするんだ!他の会社ではあんまりやってないのかな?わかんないけど。
「さて、好評だと良いんだけどねぇ~!んじゃ、行きますか!」オー!!
[月ノ森女子学園]
「やって来たぁ!!」オォ!
やって来たぞォ!!何か変な人を見る目で見られてる気がするけど、気にしないよ!!…さて、校長室はどこかな?……あの子に聞いてみよっと!
「あの~」
「……何でしょうか」
わお、クールビューティー…すっげぇや。…って違う違う。
「校長室って、どこかな?」
「…どうして校長室に?」
「視察で来ていてね。まずは挨拶しないとと思って」
「……そうですか。…こちらです、ついてきて下さい」
おっ、案内してくれるみたいだね。よかった~!……あ、ついでだし聞いてみようかな?
「そうだ、名前…なんていうのかな?」
「……
「羽沢 夏だよ~、宜しくね」
「…………はい」
名前も聞いたことだし…さぁて、校長室にレッツゴー!!
[月ノ森女子学園 校長室]
瑠唯ちゃんがノックをする。動作1つ1つからわかるお嬢様感。同じ性別なのに、こうも違うんだねぇ。っと、中から声が聞こえてきたね。
「はい」
「八潮 瑠唯です。視察に来た人を連れてきました」
「瑠唯さんね、助かったわ。入ってきて」
「はい、失礼します」ギィィ
……中に入ってみたら、凄いね。校長室すっごい煌びやかじゃないの。……こんなとこで勉強したら、今頃どうなってたんだろうね。まぁ、私なら戸惑って勉強ところじゃないだろうけど。
「羽沢 夏さんですよね?話は社長さんから聞いてますよ」
「あれ?てっきり初耳って言われるかとばかり……」
「…社長さん、相変わらず信用されてないんですね」
「視察に行くように言われたの、昨日の夜だったもんで」
「……社長って、それで良いんでしたっけ?」
「ダメですね、はい」
こんな感じで話すのは、傍から見たら「何やってんだ」とか言われそうだけど、何回も視察に来ると自然とこうなってたんだよね~。オトモダチ!
因みに、結構な回数ここには視察に来てるんだ。え?じゃあどうしてまっすぐ校長室に行かなかったかって?…単に忘れてました、ハイ。回数はそこそこあるけど頻度は高くないから、学校の間取りとか覚えれないんだよね。それに、視察は他にも沢山あるし。
「……あっ、瑠唯さん、下がって良いですよ。気づかなくてごめんなさい」
「…いえ。……では」
そういって去っていく瑠唯ちゃん。悪いことしちゃったかな?
「今日はどんなスケジュールで視察するんです?」
「今日は……」
昼休み
[月ノ森女子学園 中庭]
「ふーすけ~!何か良い事あったの?」
「ふふん!実はね……」
昼になり、最近始動したと噂になりつつあるMorfinoicaの面々が中庭に集まり、昼食を摂っている。
「…………」
「…?るいさん?どうしたの?」
「……いえ、何でもないわ」
少し難しい顔をしていた瑠唯に、モニカ(Morfonicaの略称)の1人である
「……ちょっと聞きたいことがあるのだけど」
「何々~?るいるいから聞きたいなんて珍しいね~」
「るいさん?どうしたの?」
各々していたことを止め、瑠唯の方に注目する。そして、瑠唯が投げかけたある1つの問いは、一同を騒がせることになる。
「……羽沢 夏さんって、どんな人か知ってるかしら?」
『……え?』
エェェェェェェェェェ!?!?
月ノ森の他の生徒曰く、とんでもない叫び声が中庭から聞こえたと、後日有名になったとか何とか。
「えぇ!?まさかルイ、夏さん知らないの!?」
「いえ…聞いたことある気がするのだけど……思い出せなくて」
「るいるいなら知ってるはずだって思ってたから、驚いたよ~」
夏がどんな人物か知ってる読者であればわかると思うが、夏は常軌を逸した才能の数々を持っている。そこから考えると、全国で有名になっているのはすぐわかると思う。因みに、夏は世界でも注目されている。それ程の実力を持つ人の事を、よもや瑠唯程の人物が知らないのは、彼女らにとっては驚きに値するのだろう。
「あれ?ここの高校でも中庭でお昼とか食べるんだね」
「……え?この声って……」
「やっほ!」
『…夏さん!?』
噂をすれば何とやら。噂の張本人である夏がやってきた。自作に見える弁当を持っているのが見える。
「あ、瑠唯ちゃん、さっきはありがとね」
「いえ、お構いなく」
「えぇ~!?ルイ会ってたの!?ズルイって~!!」
瑠唯が質問の集中砲火を浴びている中、その中に混ざっていないましろのもとに、夏が来る。
「どうしたのかな?元気ないみたいだけど」
「……夏さん」
「よかったら話聞くよ?今なら私しか聞いてないから、話しやすいと思うしね!」
「…実は……」
ま「…ということで」
夏「なるほどねぇ……」
話を聞く限りだと、バンドを始めたはいいもののネットでは批判の声が多いらしく、どうしようか悩んでいる、との事だ。私らもそうだったっけ……って言うか、どんなバンドも最初はそうだとは思うんだけど……。寧ろデビューしてすぐに好印象を持たれる方が珍しいと思うけど。
「…ましろちゃん」
「……はい」
この前にもあったね。悩みを聞くっていう機会。今回はちょっと違うけど。……この言葉で良いかな…?
「評価されないって思い続けることも大事だよ」
「……え?」
わからないよね、最初は。これも私の持論だし、ここまでの考えに行き着く人ってほとんどいないからね。
「元々、皆は期待して見聞きするわけだし、勝手がわからないうちは評価なんてされないのがほんとんどだからね。何でもそうだよ?"初心者歓迎"ってうたっても実際は実力がある人に人は教えたくなるもんだしさ。それに、最初からそう思っておくと精神的に楽にもなるからね」
「……そうなんですか」
勿論、これが正解なんてことはない。あくまで1つの道を教えただけ。後はましろちゃんがどう考えるかにかかってくる。
「最初は辛いかもしれないけどね、何かがやりたい以上は避けられないんだよ」
「……」
「それに、私は応援してるからさ、ここで止めて欲しくないんだよね、正直」アハハ
「え?……本当ですか?」
「伸びしろを感じるからね、それに、音楽性も私の好みだからね~」
そう、何だかんだ言って、モニカの皆にはここで止めて欲しくないっていうのが本音。このバンドは化ける、絶対に。
「じゃ、そろそろ時間だから行くね!頑張ってね!」
残りのご飯を急いで食べ、視察の続きに行かないといけないね。ましろちゃん、頑張ってね!
「…………」
最初は評価されない……、それでも夏さんは私達のバンドに止めて欲しくないって言ってくれた…。
「…もっと頑張ろう」
これくらいで挫けたらダメだ。夏さんに見せる顔がない。それに、夏さんの期待を裏切ることになる。ファンとして、バンドマンとして、それだけはしたくない。だから、今こそ頑張らないと……
「……ありがとう、ございました」
「シロ~?どうしたの?もうすぐ授業始まるよ~?」
「あっ……今行くね!」
ということで、第16話が終わりました。
わかりにくかったかと思いますが、今回はましろ回です。どう絡ませようか悩んだ結果、こうなりました。少し物足りないとの声が多かったら、また改めてましろ回を製作しようと思います。
話は変わりますが、アンケートを締め切りました。次回からの2話は、今回のアンケートのキャラ回になります。今回が少し話の展開が上手くいかなかった分、次回で巻き返せればと思います。
次回『意外ですね』