羽沢家の長女   作:Cross Alcanna

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どうも、Cross Alcannaです。

今回は、2人登場します。バンドの皆との邂逅が最初ではないので、悪しからず。設定集は、ある程度進んでから出そうと思います。そして今回か次回、オリキャラが新登場します。

では、本編を開始します。



【本編】孤高と秀才と氷輪と

翌日

 

 

[公園]

 

 

「ふんふふ~ん♪」

 

 

今日は何の予定もないから、何となくぶらついてるんだ!……じっとしてると、なんか落ち着かなくてね~!ということで、公園にいるわけだけど……

 

 

「……お?猫だ」

 

 

懐かしいなぁ~、中学生の頃ここに来て猫と戯れてたんだっけ!……そういえば、あの子は今も猫と遊んでるのかなぁ?…ん?視線を感じる。

 

 

「……」|д゚)ジー

 

 

……わお。なんか銀髪の子がこっち見てる~。……あれ?確か……『孤高の歌姫』じゃないかな?あの子。

 

 

「……おいで」チョイチョイ

 

 

「……」トテトテ

 

 

あら、可愛い。……あの子に雰囲気似てるなぁ。…ん?

 

 

「……ふふ、にゃーんちゃん♪」

 

 

「…………へ?」

 

 

……あれぇ!?今気付いたけど…『孤高の歌姫』だよね!?クールって聞いたんだけどぉ!?…………って、やっぱりあの子なのかな?

 

 

「……ねぇ?貴女、ゆきちゃんでしょ?」

 

 

「……やっと、思い出してくれたのね、夏姉さん」

 

 

「やっぱり!どこか雰囲気が似てるって思ったんだよねぇ~!」

 

 

湊 友希那(みなとゆきな)、愛称:ゆきちゃんは、私が猫と戯れてた時に会った猫好きの子だ。……まっさか『孤高の歌姫』だったとは思わないよね!

 

 

「……姉さん、どこに行っていたのかしら?」

 

 

「海外に出張行ってたよ~」

 

 

「……そう」

 

 

ゆきちゃん、無愛想に思えるでしょ?そうでもないんだよね、これが。…くるぞぉ!!

 

 

「……久々に、あれをやってくれないかしら?」

 

 

「可愛い奴め~!うりうり~」

 

 

「んっ……♪」

 

 

ゆきちゃんは私と会うと、必ず顎の下を撫でるようねだってくる。可愛い(可愛い)

 

……そういえば、バンド組んだって噂流れてたなぁ~。……聞いちゃう?聞いちゃおう!(即答)

 

 

「ゆきちゃんって、バンド組んだの?」

 

 

「……ええ、そうよ」

 

 

「大変だけど、頑張ってね!」

 

 

「…………聞かないの?」

 

 

「?」

 

 

……突然、トーンが1つ下がった感じかした。……あれ?地雷踏んだかな?っていうか、私何も言ってないんだけどネ。

 

 

「……私が、音楽始めた理由とか」

 

 

「言いたいなら別だけど、私から聞こうとは考えてないよ。……訳ありっぽいしね」

 

 

「……姉さんには、頭が上がらないわ」

 

 

「そんなことないと思うんだけどなぁ~」

 

 

あの時は、ゆきちゃんの悩みや愚痴を聞いてたなぁ。その時にゆきちゃんとの接し方はわかったからね!ゆきちゃん、不器用だからゆきちゃんから話すのを待つのが基本!これ大事!(小並感)

 

 

「……実は…」

 

 

ね?……さて、どんな事情かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……という訳なの」

 

 

「……そっかぁ」

 

 

わお、結構重かった。安易に聞かなくて正解だったね!……でも、私は専門外かなぁ、それ。……でも、何も言わないのもなぁ。

 

 

「ゆきちゃんは、後悔してない?」

 

 

「……ええ、後悔してるとは思ってないわ」

 

 

「……じゃあ、大丈夫だね!きっと出来る!」

 

 

「…………ふふっ」

 

 

あぁ~!ゆきちゃんに笑われた~!なっちゃん、泣いちゃうぞ!…でも、ゆきちゃん、元気になったみたい。

 

 

「ありがとう、姉さん。……少し、気が楽になったわ」

 

 

「なら良かった!」

 

 

ま、ゆきちゃんが元気になったなら、それで良し!終わり良ければ何とやら!

 

 

「……あら、もうこんな時間なのね。私はそろそろ帰るわね」

 

 

「そっか!じゃあね!ゆきちゃん!」

 

 

「ええ、それじゃ」タッタッ

 

 

ゆきちゃんが帰ってった。……どうしよう、いつの間にか猫もどこか行ったみたいだし。……暇だぁ(*´-`)

 

 

「……楽器の練習でも、しようかなぁ?」

 

 

楽器はうちにあるやつ使えばいっか!そうと決まれば、家にゴー!( =^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[CiRCLE 受付]

 

 

「さてと……あっ、先客いる」

 

 

仕方ない、少し座って待ってよっと。……ギターの弦の替えあったっけ?……確認確認!

 

 

「……あの、受付空きましたよ?」

 

 

「……あっ、ごめんね、わざわざ」

 

 

「いえ、お気になさらず」

 

 

さっき受付にいた子だね。……この子もギターかぁ。

 

 

「ところで……貴女はギターを弾くんですか?」

 

 

「ううん、今日はギターの練習をするんだ。いつもはキーボードだよ」

 

 

「……失礼ですが、演奏を聴かせてもらっても良いでしょうか?」

 

 

もしかして、下手だと思われてるのかなぁ……?それはそれでなんかやだなぁ。

 

 

「いいよ!ええと……」

 

 

氷川 紗夜(ひかわさよ)です」

 

 

……ん?氷川?…………まさか!?

 

 

「ねぇ紗夜ちゃん!貴女、お姉ちゃんいる!?」

 

 

「は、はい。いますけど……」

 

 

「その人って、氷川 楓じゃない!?」

 

 

「!!」

 

 

ビンゴ!!この反応は間違いない!!楓に会えるかも!!

 

 

「……知り合いですか?」

 

 

「知り合い……というより、同級生だよ」

 

 

「……まさか、羽沢 夏さんですか?」

 

 

「うん!そうだよ!」

 

 

「…………えぇ!?」

 

 

あっ、驚かれた。……そういえば、私達のバンドヤベェ人達の集まりだったね(私が筆頭だけど)。

 

……楓の影響で始めたのかな?確か楓もギターだったもんね!

 

 

「とりあえず、スタジオ行こっか、紗夜ちゃん!」

 

 

「は、はい!」

 

 

ガチガチだね~、可愛いなぁ。初バンドの時の私を見てるみたい!あ、しっかり受付は終わらせておいたよ!喋りながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[CiRCLE 2番スタジオ]

 

 

「……本当に演奏、聴いて良いんですか?」

 

 

「寧ろ人がいた方が指摘とかくれるからね!見た感じ紗夜ちゃんはギター担当っぽいし!」

 

 

「そうですか……」

 

 

そろそろ始めよっか!チューニングして……っと!よし!……紗夜ちゃんにボロクソに言われないようにしないと……緊張するぅ……(;^∀^)

 

 

「それじゃあ、この曲で行くよ~!『ベノム』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何……これ…」

 

 

凄い。それ以外言葉が出てこない。ギターの音もさることながら、歌声も透き通ってる。湊さん……以上かもしれないわ。

 

……やはり、お姉ちゃんの言ってた通りね。お姉ちゃんは「……紗夜、もし夏の音楽が聴ける機会があったら……聴いてみなさい。夏の音楽は……もはや神域に達しているわ」って言っていたけれど、本当だったわ。

 

 

「……これで、メインの楽器じゃない……?……成る程、それなら『音神』なんて呼ばれるのも無理ないわね」

 

 

『音神』。それは目の前の人、羽沢 夏のバンド時代の呼称。この人の音楽は、全ての演奏を凌駕し、全ての人を魅了すると言われた。私は当初、そんな人はいないと一蹴したけれど…本当だった。

 

 

「~♪どうかな?ブランクあったから、ちょっと自信ないんだけど……」

 

 

「いえ、完璧でした。改善点の探しようもないくらいに」

 

 

「良かった~!……あっ、紗夜ちゃん」

 

 

「は、はい?」

 

 

「良かったら教えてあげよっか?ギター」

 

 

「い、いいんですか!?」

 

 

願ってもない事だ。寧ろ、こっちからお願いしたい。ここまでの人に教授いてもらえる機会なんて、一生にあるかないかだろう。

 

 

「楓の妹だしね!私にも妹いるから!なんか面倒見てあげたくなるんだよね!」

 

 

「……妹さんが、いるのですか?」

 

 

「うん!羽沢 つぐみっていう子なんだ!」

 

 

「……羽沢さんのお姉さんなんですか!?」

 

 

「そだよ~!」

 

 

それは知らなかった。……って、羽沢さんと呼ぶと、どっちの事かわからなくなりそうですね。

 

 

「あの……」

 

 

「ん?どうしたの?」

 

 

「羽沢さ……つぐみさんと混同するので……その、夏さん……と、お呼びしても宜しいですか?」

 

 

「全然良いよ!寧ろウェルカム!」

 

 

……とても気さくな方ですね。姉さんとつるんでいるのが不思議です。

 

 

「そうだ!せっかくだし、今から練習しようか!」

 

 

「はい!」

 

 

……私は、この人と姉さんに近付いてみせます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで紗夜ちゃん」

 

 

「はい、何でしょう?」

 

 

「これから紗夜ちゃんの家に行ってもいいかな?」

 

 

「…………え?」

 




ということで、第3話が終わりました。

タイトルを変更しました。タイトルと今話の内容が一致しなかったので、お許し下さい。しばらくアンケートは貼っておいたままにしておきます。終わり方も少々雑になりましたが、すみませんでした。

次回『夢の世界へ』
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