スマッシュブラザーズ ザ ストーリー   作:公平

20 / 27
ナワバリバトル

オネットにある大型モニター。そこにて

番組が始まった。

 

「アオリでーす」

 

「ホタルでーす」

 

黒い髪の元気そうなアイドルアオリと

大人しそうなホタルという白髪のアイドル二人が

テレビ越しに挨拶する

 

「2人揃ってシオカラーズです! イカよろしくー」

 

シオカラーズというアイドル2人は早速話を始める

 

「皆さんイカがお過ごし? 今日は特別な

ナワバリバトルだよ」

 

「何が特別なの?」

 

ホタルが問う。それにアオリが

嬉しそうに答えた

 

「今回はお客さんが来てるよ。

かの有名なマリオなどです!」

 

「など?」

 

「マリオのお連れさんと別の客人が揉めてね

そんで戦うことになったみたいだよ」

 

「あーね」

 

「そんで、ナワバリバトルで戦うことになったんだけど

みんな未経験者だから一緒にいたインクリング2人を

中心にチーム分けして戦うみたいなのね」

シオカラーズの2人はテレビで会話していた

アオリは元気そうに戦いの詳細を話した

 

「ステージはオネットでやるのは迷惑とのことで

オネットから離れたナワバリバトル用の

スペースを使います。障害物があちこいおいてあり

段差はあるものの初心者でもやりやすい地形だよ!」

 

ノリノリで進行するアオリ

 

「で、選手紹介!

女の子のイカちゃんがリーダーの方は

マリオ、ヨッシー、カービィとなってるよ!

マリオからはあのポンプという凶器は

明らかに反則なので一旦預かってまーす」

 

「まぁ、うちらにしたら凶器よね、あれ。

それぞれ武器違うわね。スプラシューターを

持ってるのがヨッシーとマリオ

イカちゃんが巨大ローラー型のアイテム

スプラローラー、でカービィは筆型のホクサイね」

 

解説するホタル。アオリが進行する

「で、相手チームは青い男の子のイカくん

メンバーはドンキー、ディーディー、デデデ

となってます」

 

「デデデとドンキーは巨体だから狙われそうね

ディーディーは身軽そうで厄介ね。

使ってる武器はイカくんがスプラチャージャー

ディーディーがスプラマニューバ

ドンキーがスプラブラスターで、

デデデがスプラスピナーと。

うーん、癖のある武器が多いな」

 

「ドンキーやディーディーはその武器が

使いやすいって話だよ

ちなみにインクリング以外は

みんな初心者だったので

事前に練習はしてるよ!」

 

「中でもマリオとヨッシーはペイントゲーム

の経験者だとか」

 

「なるほど! 期待できるね!

じゃあみんなCMの後試合だよ!

よろしくね!」

 

すると街頭テレビは二人の会話から

CMにうつった。オネットの住民の家のテレビの

多くはこれらが映っていた。

 

このテレビはマリオたちの仲間たちで

ベンチに座っていた人たちも見ていた

そのうちの一人のゼロスーツサムスが

女性のWiiFitトレーナーに話しかける。

 

「あれはなんだ?」

 

「あー、あれはシオカラーズですね

有名なアイドルですよ。

インクリングたちのナワバリバトルを

ああいう形で司会良くしてますよ」

 

「ナワバリバトル?」

 

疑問に思うサムスはWiiFitトレーナーに

聞く。

「ナワバリバトルはインクリングたちが

インクをフィールドにかけてナワバリを

とる陣取りゲームみたいなものです。

今マリオたちがするのもそれですよ」

 

「なるほど、ゲームで決着をつけると」

 

納得するサムス。集まったマリオの仲間たちは

観客席のベンチにいた。

 

一方準備室ではマリオチームのリーダー

イカガールが打ち合わせをしていた

 

「私がローラーで塗っていくから、

マリオとヨッシーは敵をお願い

カービィも」

 

マリオたちは頷く

 

「楽しみだねマリオ! ポンプは預けられたけど

僕は君と一緒にいるからね」

 

マリオの帽子のキャッピーがこう話す。

 

一方チームドンキーのリーダー、イカボーイも

打ち合わせをしてた

 

「ドンキーとデデデのブキは強力だが出は遅い

ディーディーと僕は敵を攻撃しつつ

塗っていく。特にイカガールは先に潰そう

ローラーは強力だ」

 

ドンキー達はうなづいた。

 

一方 シオカラーズの2人はスタジオで

飲み物を飲んで休んでた。

ホタルはアオリに聞いた。

 

「聞く話によるとカービィとデデデの食べ物泥棒は

どっちかと言うのをはっきりするため

このナワバリバトルをした訳だが

なぜテレビに?」

 

するとアオリは答える笑いながら答える

 

「ふふっ、ホタルちゃんはわかってないな

これは作戦だよ! 作戦」

 

「作戦?」

 

ホタルはアオリの言葉に疑問を持つ

 

「マリオが落書きで指名手配されてるのは

知ってるでしょ?

でも疑い始めてる人達がいて

警察に相談したらしいのよ

そんでテレビにマリオを映して

落書きをするマリオがその時間に

犯行すればマリオのアリバイが

取れるじゃん。

そして警察が調査する。

そういう作戦よ」

 

「なるほどー」

 

ホタルは納得する。するとホタルは

疑問に思い尋ねる

 

「でも、犯行する前にこのテレビに犯人が

気づいて犯行せず大人しくしてたら

どうするん?」

 

するとアオリはかたまる。

 

「あれ? どしたん? アオリちゃん

まさか? そこまで考えてなかったと?」

 

ホタルは尋ねる。するとアオリは何事も無かった

かのようにこう言う。

 

「あ、CMあけるよ! そろそろ準備しなきゃ」

 

「えっ! ちょっとまだ話が……」

 

そしてCMがあけた。そしてアオリが元気よく言う

 

「さーて、両チーム準備が出来たようで

これから試合が始まります

さぁ、ホタルちゃん一言!」

 

「えっ!」

 

アオリのフリに戸惑うホタル。

戸惑いながらも答えた。

「えーと、ドンキーの方はパワータイプで

すばやさには不利ですが頑張って。

マリオチームも!」

 

「では!スタート!

時間は3分です!」

 

アオリはスタートの掛け声をし掛け声とともに

両チームが動き始める。

試合が始まるとアオリは椅子に座ってジュースを飲んでた。

(こんなんで大丈夫か? マリオのアリバイの件

まぁ両チーム楽しんで戦えるからいいか!)

 

ホタルは心配になりつつもマリオチームと

ドンキーチームの戦いをみまもるのであった。

 

試合の方はまずイカガールがローラーを転がし

敵を避けながら色を塗っていった。

 

しかしそこに何かが襲う

それは二丁拳銃型のスプラマニューバを使う

ディーディーの姿だった

ローラーで色を塗るイカガールの邪魔をする

ディーディー。

しかし何者かの攻撃が

ディディーにあたる。

それはマリオのスプラシューターだった。

ディーディーはマリオに妨害され

攻撃を避けることに専念する。

その間イカガールはローラーで塗ることに

専念した。

 

だが邪魔はまだいた。大きなたまが

イカガールを襲うイカガールは避けながら

ローラーで進む。そのたまの正体は

ドンキーが出したスプラブラスターの弾だった。

それに対してシオカラーズのふたりが解説する。

 

「パワフルなドンキーならではのやり方だね

しかもあの武器を軽々と持つとは」

 

「ローラー使ってるイカガールはあれを華麗に

避けてるね。しかし、ナワバリバトルは

陣地取りゲーム。弾の当たった地面は相手の

陣地の色になる。ローラーでせっかく縫ったとこが

ドンキーのチームの色になりつつあるね」

 

そんな中イカガールはスプラローラーのインキが

きれ始めてることに気づく

 

(まずい補充しないと!)

イカガール直ぐに自分の陣地の色に行き

インキを補充しようとする。するとどこからが

弾が向かう。素早いスピードで遠くからきた弾を避ける

イカガール。その弾はイカボーイのスプラチャージャー

だった。

その近くにはスプラブラスターを持ったドンキーが

いる。インキの補充をしようとするイカガールだが

やむを得ず自分の陣地の色のインキに

イカの姿になり隠れる。

しかしイカボーイは容赦なく撃つ。

いつの間にかイカボーイの陣地の色に

周りは染って言った。

 

イカボーイは夢中でうち続けてた。その時

 

バシッ!

 

後ろから何者かがイカボーイの頭を叩いた。

 

「カ、カービィ! なぜこの高台に!」

 

カービィは風船のように体を膨らませ

空を飛びイカボーイに近づいたようだ。

これを見てたホタルはこういう。

 

「あれって反則じゃない?」

 

「いいんじゃない?

あの高台は飛べなくても行けるし

ジャッジくんも反応してないから

大丈夫だよ!」

 

「いいのかなぁ?」

 

シオカラーズは放送席で話していた。

カービィは筆型の武器ホクサイをふりまわして

イカボーイを襲うが、イカボーイは

イカの姿になり自分の陣地のインキに隠れ

逃げていった。

カービィはインキを吸い込もうとする。その時

 

「カービィ! さすがにそれやったら反則!」

 

ホタルが放送席から大声で指摘した。カービィは

吸い込むのをやめてイカボーイを追うのだった。

 

一方ディーディー1人に苦戦していた。

マリオとヨッシー。そしてそこに容赦なく

別の攻撃が降りかかった。

それは連射してるインキの弾だった。

マリオとヨッシーはその容赦無しの攻撃に歯が立たない

それを出してるのはデデデのスプラスピナーであった。

「大王! オイラにも当たってるぞ!」

 

指摘するディーディー。

 

「勝つには多少の犠牲はつきものだ!」

 

ヨッシーとマリオ、そしてディーディーは

良けれず容赦なく当たる。

「マリオ! 僕にかまわず逃げて!」

 

ヨッシーはマリオを逃がそうとする。

しかしマリオは逃げようとしなかった。

 

するとデデデの攻撃がやんだ

 

「な! 弾切れか! インキの補充しなければ!」

 

しかし、インキの補充に時間のかかる武器であるため

デデデは身動き出来なかった。

 

「いまだ! マリオ!」

 

マリオの帽子、キャッピーが言う。

 

マリオは急ぎデデデに向かい

スプラシューターの銃口を向け連射した。

 

「なにぃ!?」

 

デデデはインキまみれになった。

 

「くそっ! 体が動かん! ギブアップだ!」

 

デデデは諦めた。するとヨッシーやディーディー

もギブアップする。

 

「僕ももうダメだ。あとはマリオ任せるよ!」

 

ギブアップをした。よっしーの言葉に頷き

マリオは先へ行く。

 

一方イカガールはローラーで色を塗りまくっていた。

そこにドンキーがスプラブラスターを

持って追いかける。

その時、ドンキーの攻撃を邪魔しているものがいた。

 

それはマリオであった!

 

「マリオ! 大王やディーディーを倒したようだな

このような形で勝負することになるとは

やはり俺たちは戦う運命にあるようだな!」

ドンキーはスプラブラスターを

マリオに向けて攻撃。マリオは攻撃を避け

スプラシューターで攻撃する。

 

2人が争ってる間に残り1分が過ぎていった。

 

「さぁ、ラストスパートだよ!

どっちが勝つかな!」

 

「今のとこ有利なのはマリオチームね」

 

シオカラーズのふたりがこう話してる間に

カービィはイカボーイを探していた。

するとカービィはどこから来たか

分からない弾に襲われていった。

カービィは当たりを見返すがイカボーイは見当たらない

カービィは飛んで探そうとするが、飛ぶ前に

弾に狙われる。

 

するとそこにイカガールがローラーを持ったまま

駆けつける。

 

「カービィ! 見えない敵を追うより

色塗り優先して残り数秒だし!」

 

「わかった」

 

カービィとイカガールはどこから来てるか

分からないイカボーイの弾をよけつつ

色を塗ってくのであった!

 

そしてその間ドンキーとマリオは戦ってた

その間にシオカラーズが

カウントダウンを始めた。

 

「5」

 

「4」

 

「3」

 

「2」

 

「1」

 

「0」

 

「終了! さぁ時間になりました!

結果はただいま集計します!」

 

両チームは武器をしまい、結果を待つ。

そして結果発表になった。

 

「結果は……なんと引き分け!」

 

「ええっ!」

 

アオリが引き分けと言うと驚くホタル。

 

「よりによって引き分けか! これだと

カービィとデデデのいざこざ収まらないね」

 

「そうでも無いみたいだよ!」

 

「えっ!」

 

シオカラーズのふたりがこう話してる間。

デデデをドンキーとディーディーが

じーっと睨んでた。

 

「大王! なんてことしたんだ!

仲間に向かってなんてことを!」

 

ドンキーが大王に怒鳴る。

慌ててデデデが弁解する

「あれは作戦だ! ヨッシーとマリオを巻き込めて

良かったじゃないか!」

 

「よくなーい! デデデ!

見損なったぞ! カービィの言ってることを信じる!」

 

怒るディーディー

 

「しかし肝心な食べ物はもうないんだ」

 

カービィはその事を聞いてじーっとデデデを睨む

するとWiiFitトレーナーか話しかける。

 

「食べ物にお困りなのですか?

そしたら街の皆さんに声をかけて

集めてもらいますが」

 

するとデデデは少し考えて言う。

 

「いやいい、こちらで何とかする

そこまでしてもらうのは良くない」

 

「良くないだと! 村の食べ物盗んで」

 

カービィは怒る。そこでヨッシーが止める。

 

「カービィ、デデデも反省してるようだから

もういいでしょ」

 

カービィは納得行かない様子だった。

その一方ネスはポーラのテレパシーをキャッチする。

そしてその内容を仲間に伝えた。

 

それはニセマリオを発見したという情報であった


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。